122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/21(Wed) 01時頃
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[ようこそ、裏世界へ―Welcome to the Another world―]
(2) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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本当の虹《ラルク・アン・シェル》お姉様が居なくなった原因。
それが来るわ。
[そう告げた表情は、いつになく真面目だった。]
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[少女のなれの果てが、目の前から姿を消す。
それだけではない。 次の瞬間、世界の蠢きを感じ 気付けば地が、建物が、空が、灰色に染まっていた。
只一つ、その世界に存在する色は 空に浮かぶ、闇色の虹≪セブン・カウント≫ >>3:238それは紫、青と灯り、そして今
――――耽溺の藍《インドルジェンス・インディゴ》が灯った。]
(20) 2014/05/21(Wed) 01時半頃
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―――――ッ、 何事だ。
世界は、“どう”なった ……?
[男は動揺し、呟く。
その世界に何が待ち受けているかも知らず。]
[動揺した声が聴こえる]
セカイが力ある者以外を除いて全て反転した。
[非常に重要な事を省き過ぎた簡潔な説明だった]
………それは、貴女達二人の仕業か?
これ程までの事をするとは、………
てっきり、魔術皇帝《エンパイア・オブ・マジシャン》でも
別世界から連れて来たものかと思ったが。
[男は、返ってきた説明に続けて問う。]
私と黒《ノワール》お姉さまがセカイを反転させる理由が無い。
[護るべきセカイは未だ生まれていないのだから]
魔術皇帝《エンパイア・オブ・マジシャン》まで早々現れては困るが。
全てがこの地に集束していると考えれば。
生命の書《アカシック・レコード》と今の持ち主の力があれば…
セカイの場所を書き換える事も可能かも知れないが。
[まだ確認はしていないが、可能性としては高い筈と]
随分賑やかな場所になっているぞ。
[言葉は楽しげだが、声も表情も真面目なまま]
虹《ラルク・アン・シェル》おねえさまを奪ったものを、
黒《ノワール》お姉さまが見付けたようだから。
[それは酷く冷たく鋭い声だった**]
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/21(Wed) 02時半頃
――――……生命の書《アカシック・レコード》
[幾度となく聞いたその名を繰り返し]
今の持ち主は、それを使いこなしていると云う事か。
世界をも上書き出来る書。
そして俺達が欲している書。
………相手にすれば一筋縄ではいかないだろうが、さて
[そこで男は言葉を切り]
――――― …… Good Justice
[男は、守護者二人の“正義”を見守る。]
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………世界の裏側。
[>>48人形の言葉を拾い、洩らす。 守護者の一人の言葉と照らし合わせると]
――――……嗚呼、どうやら世界は“反転”してしまったらしい。
恐らく、生命の書《アカシック・レコード》を持つ者の手によって。
[男は灰色の情景を見回しながら、そう結論付けた。]
(55) 2014/05/21(Wed) 20時半頃
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[だが、お気付きだろうか。
世界を反転させる事で 男達は、表世界から裏世界へと隔離された。
では、元々“裏世界”に居た者は?
そう、つまり“世界の反転”が意味するは――――……]
(56) 2014/05/21(Wed) 20時半頃
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[裏世界に居た者が、表世界へ解き放たれたと云う事だ]
(57) 2014/05/21(Wed) 20時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/21(Wed) 20時半頃
――――聞こえているぞ、闇の巫女。
俺の助けが必要か?
今はまだ良いわ。
ただ、もしも分断する必要が出てきたら。
その時は頼むわね。
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――――……落ち付け、C。
世界の裏側とて、やるべき事は変わらない。 人の気配は減ったが、……強い、力を感じる。
[胸に手を当てて、目を閉じれば聞こえる。 力を持つ者達の鼓動が、気配が。]
こうなれば、此方から赴くよりも 罪人自ら来させた方が良いだろう。
――――――C、先程の処刑の観測情報はあるか?
[そう問いかける男の思考は、 既に“何か”に干渉されている。 だが、傍らの人形は、それを正す術を持たないだろう。]
(64) 2014/05/21(Wed) 21時頃
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――見つけたわ。
生命の書《アカシック・レコード》の持ち主。
待たせたわね。
“悪人”が生命の書《アカシック・レコード》を持っているわ。
あたしは虹《ラルク・アン・シェル》お姉様を殺したバカ犬を連れて行くわ。
彼の相手を任せたいの。
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[そう、傍らの人形は見ていただろう。
世界が反転する前、 男が少女をその手で裁くのを。
機関に属する精鋭“A”であり、 世界を楽園に導く女神“アヴァロン・イーリス”であり、 普通の学園に通う少女“アイリス”であった者を裁くのを。
そのデータを、灰色の世界に向けて 其処にいる者達に届くように発信させる。 ―――――後に続く“声”と共に。]
(75) 2014/05/21(Wed) 22時頃
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この世界に取り残された諸君!俺は正義だ!!
正義を持って、この世界を救う者!!
[男の声が、人形を介して世界に響く。]
――――― 今、セカイが危ない。
それは何故か?答えは一つ!!
世界は抱えすぎた。悪を、罪を、因果を!!
(76) 2014/05/21(Wed) 22時頃
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たった今処刑した少女は、名をアイリスと云う。
彼女は!俺達“正義”の邪魔をする“悪”であった!!!
[無抵抗な少女が処刑される様が 灰色を背景に鮮やかに再生される。]
渾沌と悲劇を引き連れし、災厄の因子≪カラミティ・エンブリオ≫!
この世界に滅びを齎す、宿命の少女 ≪ヒロイックエターナル≫!
そして俺達正義の邪魔をする者達!
――――これらは全て、裁かれるべき“悪”!!!
(77) 2014/05/21(Wed) 22時頃
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五芒星広場にて待つ!!
世界に蔓延る“悪”よ 恐れる事はない、貴様らの罪は
―――――……全て!俺の手で!!裁いてやろう!!!
[その言葉を最後に、世界に響く声と映像はぷつりと切れる。]
(78) 2014/05/21(Wed) 22時頃
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――――……C、
今からお前に命令を与えよう。
“闇色の神社へ行き、 生命の書《アカシック・レコード》を持つ悪人の相手をすること”
俺は、これから広場へ向かう。 何かあれば、通信を入れる事。 場合によっては、此方への帰還を命ずる。
[見下ろす視線は、道具と呼んでいた頃のそれではない。 それは何処か、―――≪l≫oveを知った者に似た眸。]
(82) 2014/05/21(Wed) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/21(Wed) 22時頃
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― 五芒星広場 ―
――――――…… ♪
[灰色の風が吹き抜ける。 闇で身に染めた男は、其処に居た。
微かに聞こえる鼻唄はそう、正義のテーマ-処刑執行ver-。]
(91) 2014/05/21(Wed) 22時半頃
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ジェフは、>>102 少女の姿を捉えて、鼻唄を止めた。
2014/05/21(Wed) 22時半頃
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女性≪レディ≫を待たせるくらいならば ……何年でも、何十年でも、私は待とう。
――――ミス・ウェーズリー
[>>105其処へ姿を現す少女。 喫茶店で会い、そして一度は助け、 先程“邪魔”をされた者でもある少女。
それでも男は、戯れか、一つ紳士ぶってみせ一礼を。]
(110) 2014/05/21(Wed) 22時半頃
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……さて、 ―――――君の罪を教えて貰おうか
(111) 2014/05/21(Wed) 22時半頃
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