158 Anotherday for "wolves"
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
[去り際。
ラディスお姉ちゃんの唇がいびつに弓を作った。
それはお世辞にも綺麗とは言えなくて。
何だかゾッとして見ていると]
[聞こえた]
[まるで この場に合わせて誰かが声を出して
吹き替えたみたいに。
何で、と浮かぶ疑問も
お兄さんの言葉を思い出すと
すぐに合点がいく。]
[聞いたことない、高く、耳につく声。]
ラディス…お姉ちゃ……ん?
─宿屋での、一時─
[歪な唇を見上げる姿。
そして少し考えたのでしょう、言葉の詰まる音を聞きました。
くすくすと、私から零れるのは耳障りな声。]
ええ。
やっとわかったかしら?
[誰、の問いの一つはこれで埋まったでしょう。
それなら、残すのは後一つ。
明日の朝になれば、それも埋まることです。
集会所へ向かう途中の、愛らしい彼女の行動が
ふっと脳裏に浮かびました。]
今夜はきっといい子守唄が聞こえるわ。
眠れなかったら、耳を澄ませていらっしゃい?
[囀る小鳥よりも、美しい遠吠えを。
ふうわりと微笑んで、私は宿屋を後にしました*]
─深い、夜─
[それは人々も、そして『人狼』でさえも寝静まる深い夜のこと。
私はそっと家を出ました。
夜風は少し肌寒く感じます。
はたはたと、スカートが風に揺れていました。
赤い、ラズベリー(死肉)色のスカートでした。
コンコン、と。
彼女の家の扉を叩きます。
目の見えぬ彼女は、どんな反応をしたでしょう。
宿屋で会った時のように、そっと手をとって見せました。
私だと理解してもらえたなら、家に上げてもらうのは
きっと容易かったのだと思います。]
[私はそっと彼女を抱きしめました。
悲しみを分かつようにして。
慰めを与えるようにして。
そしてゆっくりとその手を首へ回すと。
一気に力を篭めました。
私の指先は、駱駝色の毛に覆われ。
鋭く伸びた爪も、皮膚をツプリと刺していました。]
さようなら、可哀想な『犠牲者』さん。
あなたが死ぬ事で、きっと沢山の人が泣くでしょう。
沢山人が怒りに震える事でしょう。
そしてあなたは過去にされていくの。
あなたが、彼女をそうしたように。
だから私もそうしてあげる。
[自由に唄う声が、愛され護られている姿が。
これを人はきっと『嫉妬』と呼ぶのでしょう。
力を篭めると、細く脆い喉元は
簡単に『くの字』へと、曲がってしまいました。
その首元に、私は歪な口をあけて。
真っ赤なりんごでも齧るかのように。
シャクシャクと。
ちゅくちゅくと。
がりごりと。
ぺちゃぺちゃと。
音を立てて齧りついていました。]
[頭と胴体が皮一枚で繋がっただけの姿になるまで
若く愛らしい少女の味を堪能すると。
死肉に染まった服を纏い
うっとりとした恍惚の表情を浮かべ
ルージュを引いたような鮮やかな唇で
私は夜風に、こう、唄うのです**]
Amazing grace! how sweet the sound
(驚くほどの恵み、やさしい響き)
That saved a wretch like me
(あなたのような者でさえも、救われた)
I once was lost, but now am found
(かつてあなたが失い、それでも見出したもの)
Was blind, but now I see.
(視えなかったものが、今でも“視える”かしら?)
[歌い終わり、床に落ちた銀の首飾りを拾うと。
そっと、大切に。
事切れた彼女の、その手の中に握らせました。**]
おとうさん…――?
ねえ、どこ?
どこにいったの…?
そう。
そうなの。
[私の声は、どこか無機質に溢れました。]
日頃どんなに優しく接していても。
些細なことで殺されるのね。
ああ、怖い。
[その声は本音を語るのか、それとも騙るのか。
判らない音で、囁きました。]
“お前たちが生きる道なら。”
あなたはそう仰っていたけれど。
……残される方の気も、考えたことはある?
[きっとその言葉は、もう遅く。]
ねえ…。
お姉さ……。
ラディスお姉ちゃん。
ベネット。
[この頭の声は現実。
わたしが殺したことも現実。
“お姉さん”はラディスお姉ちゃん。
“お兄さん”はベネット。
全部、全部現実のできごと。]
わたし、どうしたらいいの…――?
[苦しい胸中。
嘘をついてること。
殺したこと。
殺されたこと。
全てを受け止めるにはこの胸は小さすぎた。]
[幼い声がきこえます。
苦しみ、悲しむような音が届きました。
意地悪な笑みを浮かべることは、
今だけは出来ませんでした。
彼女の親は、無実の罪に。
命を『管理』されたのですから。]
[亡き命の標が林のように立ち並ぶ中。
私は天を仰ぎ見て、ぽつぽつと言葉を溢します。]
メアリー。
あなたは、お父さんを殺した『彼』が憎い?
[その人が、ルパートさんの奥さまの命をもなんて
私が知るところではなかったけれど。
きっと重ねて聞こえることでしょう。
あなたは、お母さんを殺した『彼』が憎い?
そんな風に。]
憎いなら、そうね。
殺してしまいましょう?
でも、もし殺すのなら最後。
彼の回りに誰も居なくなってから。
あなたの悲しみを、あなたの苦しみを、味わわせてあげるの。
[それは、甘い甘い悪魔の囁き。]
はじめに殺してしまったら、あなたと
『あなたのお兄さん』がきっと真っ先に疑われてしまうわ。
死にたくないでしょう?
殺されたくないでしょう?
だから、彼の回りの人を、殺すの。
例えば。
彼の旧くからのお友達、レオナルド。
彼と共に暮らす、アルカイド。
他にも親しい人はいたかしら?
[指折り、指折り、名を連ねていけば。
ふうわりと微笑んでおりました。]
ねえべネット。
あなたはどう思う?
[柔らかな声が、そう問いました*]
|
―昨晩―
[猫を抱いた腕は獣と二人きりのときより温かい。
宿屋に向かったらもうラディスラヴァは帰ったと言われ 投票をしろと言われて迷うこと無く名前を書き込み、 遅い時間だったのでラディスラヴァの家には行かずに帰った。 途中で猫が逃げ出すかと思ったがすんなり家の中にまで 持ち帰れてしまったので、そのまま部屋に下ろした。
こいつ村の中全てが自宅だと思っているのでは、 そんな風に感じながらも獣が二匹丸くなるのを眺めた。 明日は猫を連れて向かおうと思いつつ。]
(59) 2015/05/15(Fri) 16時半頃
|
|
―翌朝―
[獣がのしかかってきて起こされる。 普段ではあまりない行為に、驚くがその理由は直ぐに判った。]
血の、臭いだ。
[朝食も取らずに家を出ると、獣は迷うこと無く駆け抜けた。 鍵の開いたままの扉を潜り抜けると、 その臭いは一層濃くなっていて。]
マーゴ、と。サイラス……?
[>>7まるで眠っているようにいる少女と崩れ落ちている親友。 まさか二人共やられたのかと、肩に手をおいて声をかける。]
(60) 2015/05/15(Fri) 16時半頃
|
|
おいサイラス、生きているのか。
[返事があってもなくても生きているのを確認してから、 今一度マーゴットを見る。 ふいに、兄さんの時も急だったなと、関係ないことを思い出した。]
お前はまだここに居るか。 とりあえずスティーブンの所に行ってくる。 それでも、被ってろ。
[いつも羽織っている布をサイラスにそっとかけた。 他にも何か起きていないのか、確認するために これ以上信じられる者を喪わない為に。
なんとなく、思い浮かんだのは オーレリアの銀の薔薇のネックレスが目印になったのでは そんな突拍子もないことだった。]
(61) 2015/05/15(Fri) 16時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 16時半頃
マーゴ……?
マーゴ。
マーゴット。
聞こえたら返事を、
…………マー、ゴ……
( 「そんなに湿っぽくて」
( 「カビちゃいますよ」と、 )
( 言ってくれたなら、―― )
[問いかけてくる高い声。]
憎い…?
[繰り返す。
自分の気持ちを確認するように。
「あなたは、お父さんを殺した『彼』が憎い?」
声が歪んで ノイズ混じりに
だけど確かに感じて取れる。
「あなたは、お母さんを殺した『彼』が憎い?」]
わたしは…――
憎い…!
あの人が…、スティーブン先生が憎いよ。
[その答えを待っていたと
いわんばかりの肯定には
高圧さはなく柔らかく諭すような声。
だけどもわたしはひっかかりを覚えて
素直に相手にそれを返す。]
でも…。それじゃあ遅いよ。
…お父さんは何にも悪いことしてないのに。
本当は悪いことしたのわたしのせいなのに。
決まったことだからって
無理やり殺されたんだよ?
わたしもバレてなくても殺される。
お兄ちゃんも何もしてなくても殺される。
絶対にたすかるって誰にもわかんないよ…。
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る