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せめて結婚式挙げる前に助けてよっ
[これがツッコミというやつだ。自信満々でグロウを見上げて]
そっか、それで問題ないね。
なんだ、よかった。悪の組織に乗り込むところまで想像しちゃったよ。
[その想像が見抜かれているのには薄々感ずいているけれど]
最後じゃなくても、グロウさんはずっと笑わせてくれてるよ。
ふふ、とうきょうちょっとちゅうごく。
[可愛い、と思ったことは秘密にしておく。]
―生物学教室の前で―
[男の体は震え続ける。それは今も止むことがない。
いや、時折途絶えるように感じるが……体内のバランスが崩れているのか、間断的に、ぶり返してくる]
ウイルス……いや、まさか。
俺は意識もはっきりしていますし。
[けれど不安は襲いかかる。もし、自身が物言えぬ感染者となってしまったのならば]
そんなこと、ありえない、はず……。
[口ではそう呟きながらも。
血肉を求めて地を這う自身のイメージが、頭の中を強くよぎった]
―生物学教室の前で・了―
あはは、そうだな、そうしよう?
まず、悪い男と剣婚式をあげないで欲しいな
[ぐわんぐわん、と頭を揺らす為に伸ばした手
それで、そっと髪を撫でようと]
悪の組織の女に騙される前に、助けてくれ?
どうせなら、ロゼットと結婚式をあげれば問題ないな
[言った後、ちょっと恥ずかしくなって、咳こんだけれど]
ロゼットが笑ってくれたのなら、それでいい
努力した甲斐があったというものだよ
[可愛い、と思われているとは思っていない]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(10) 2011/12/03(Sat) 01時半頃 |
大丈夫です、挙げないって。
これは自信あるよ。
[グロウにだけわかるように微笑んで見せて
次いで聞こえた声に双眸を瞬く。]
……あたしと、?
[ゆっくりとその言葉を脳内で処理すれば、口元を覆う。けれど手は小さくて、赤くなる頬までは隠せず]
…………………うん。
問題ない、ね?
[疑問符がついたのは照れ隠し]
そうか、自信があるか
なら、安心して見ていられるな
[微笑んで見せる、彼女の様子
随分と穏やかで、心が和んだものだ
だが、彼女の頬が染まる事や、口元を隠す様子を見てしまい
なんだか私の方も照れくさくって、頬が紅くなる感じがした]
そうだ、な…――――
問題ない、大丈夫だろう
うん、決めた
ロゼット、君だけは、私が守る
ゾンビからでも、他の何からでも、ずっと
君が、困りさえしなければ
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(12) 2011/12/03(Sat) 02時頃 |
こ、……こ
[次の言葉が上手く出てこない。何度か「こ」と繰り返した後。]
困るわけ、ないよ!
[思わず大きな声が出かけて、口を再び覆い]
あたしもね、グロウさんを守りたい。
……ずっと一緒、でしょ?
絶対、お互いに置いてったりしちゃだめ、なんだから。
[周りに気付かれぬように彼の服の裾を掴んだ。
事故で家族を失って、一人その最中生き伸び取り残された。だからもう、失いたくはない。]
そう、か…――――
困らないか、よかった
[服の袖を、そっと掴まれて
本来なら、抱き寄せるくらいはする場面なのだろうけれど
周りの目もあって、そう言う行動は出来ずにいて
だけど、彼女と一緒にいようと、心から思えたから]
ああ、ずっと、一緒だ
助かる時も、死ぬ時も、一緒だ
置いていったりは、しない
一人にはしない、ロゼット
[私の袖を掴んだ、彼女の手に、そっと
自分の手を、重ねようとしてみた
何処か、触れていたいと感じたのだ]
うん、ずっとだよ。
約束したからね。
あたしも絶対グロウさんを一人にしない。
……したくないよ。
[泣きそうになって、僅かに俯く。
裾を掴む手に触れた彼の手は大きくて、温かい。]
――……グロウさん、あのね。
[彼を見上げる。今度は彼の視線がこちらに向いているこの瞬間に]
(だ い す き)
[声には出さずに、伝えて]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(16) 2011/12/03(Sat) 02時頃 |
ああ、約束した
一緒に帰って、デートするんだ
遊園地行って、映画見て食べ歩きするんだ
一人じゃ、出来ない事ばかりだからな
[彼女の唇の動きを、じっと見ていて
言葉が紡がれるそれは、私を照れさせるに十分だったから
こほん、と小さく咳払いをして]
ハザードランプ、5回だっけ
[愛してるのサイン、今度やってみようかなと思った]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(17) 2011/12/03(Sat) 02時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(22) 2011/12/03(Sat) 02時半頃 |
[素直に耳を貸す様子に]
大好きだよ、ロゼット
[そっと、彼女の耳元で囁いた]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[ローズマリーが耳を貸した (24) 2011/12/03(Sat) 02時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(28) 2011/12/03(Sat) 02時半頃 |
馬鹿、もう!
もう!もう!
[顔を真っ赤にしながらぽこぽこと肩を叩く。
恥ずかしくて、嬉しくて、でも皆の前ではなんとか誤魔化すしかなくて]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[肩が、弱く叩かれている (30) 2011/12/03(Sat) 02時半頃 |
いて いて
いや、ごめんごめん
[だって、どうしても言葉で伝えたかったから
ぽこぽこと、肩を叩かれて
愛しさを感じるのは、きっと]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(33) 2011/12/03(Sat) 03時頃 |
好き。
……大好き。
[再びその手に触れて、涙を浮かべた双眸で見上げた**]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(35) 2011/12/03(Sat) 03時頃 |
私も、大好きだ、ロゼット
人の目さえなければ、抱きしめる所だよ
[見下ろす彼女の瞳は、潤んで見えて
触れたその手は、彼女の存在を確認させてくれる
彼女さえいれば、私には怖い者などないと、そう思えた]
―真実―
[10年前の治験で齎されたもの。それは、男の異常な体質だけではない。
男の体には、ある種のB細胞
それは、有害な新薬を排出する抗体を生み出す型。
そしてその劇薬は……おそらく、今回のウイルスに近似する要素を持っていたのだろう。
体は徐々に死滅しつつも、抗体はウイルスの侵攻を一部食い止め、現在の男の状態を保て続けている。
では、仮にバイアル
濃度が薄いため、効果がどこまで出るかは疑わしいのだが……。
おそらく、ウイルスに感染したとしても、体内で作成されるであろう抗体により、男のように一定程度、症状を緩和させることが可能かもしれない。
もっとも、所詮はウイルスに特効性があるわけではない、新薬向けの抗体。
今は保てている男の理性も、どこまで持つかは分からない
―真実・了―
「ぐる、る」
[かゆ うま
なんて往年の名作の名台詞を吐く余裕はない。
が、立ち上がった青年の目は先ほどとは少し違う。
いや、片目の色がやや赤味を帯びているか。
人の目では確認できないほどの。
けれど、ウィルス研究している者が見ればわかるような。
体の中がメキメキ鳴っているのがわかる。
頭の中も、何かが変わっていて。
立ち上がる姿は、どこかラリっているようで
けれどゾンビのような意思のなさは感じさせない]
……あ、「あぁ」……?
[頭の中で、別の声がリフレインする……]
[びきり、と鋭い頭痛がした。
何かが頭をよぎる。記憶の欠片がはらはらと零れ落ちてきて。
セシルを見た途端、口の中に先程の血の味がよみがえってきた。
どうしようもなく血肉の味を求めたくなった
肌がぶつぶつと鳥肌を立てる]
……「お前。」
[声色は同じなのに、声の様子は明らかに別人。
不死の記憶が、一気に巻き戻ったよう。
躊躇なく遺体を見るセシルの目が、記憶の彼方の研究者達の目とダブった]
[セシルをじっと見る目は僅かうつろ。
記憶が混濁した中で、かけた声も意味が意味として通っていたか、「ベネット」はわからない]
セシ「ナぁ」ル先「久しブリ?」輩……
「ハじメまシテ?」俺……
[声が二重に頭に響く。
赤味を帯びた目は僅かににごり色を示す。
ダブる声は以前よりセシルを知っているような*]
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