266 冷たい校舎村7
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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次は私の順番ね。この教室で、ほんとうにあったはなし。
ある女の子を無視すると決めたことがあるの。給食のとき、トイレ、移動教室、放課後も。 やがて、その子は教室の真ん中で、死んでしまいます。黒板には血糊でびっしり、恨み言が書かれているの。
それからは同じ教室で、今度は首を吊ったり、血塗れになったり、飛び降りたりする人が相次ぐそうよ…
(0) 2019/06/04(Tue) 23時頃
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12月下旬のある日。
君たちが高校最後の冬休みを迎える目前のことだった。
君たちの住む町は、白一色に染まった。
(#0) 2019/06/05(Wed) 00時頃
例年にない大雪だと朝のニュースが告げる。
昨日までの気象情報にそんな予報はなかったはずだ。
前触れもなくやってきた異常気象が、
今も君たちの家の窓を叩き、路を白く塗り替えていく。
奇妙なことに、気象警報は発令されていない。
休校の連絡も、君たちの元には届かない。
だから、若く優秀な君たちは、
今日も学校へ行くことに決めた。
(#1) 2019/06/05(Wed) 00時頃
君たちは、仲冬高校3年7組に所属する生徒だ。
修学旅行に文化祭、高校生活における大きなイベントも終え、
進学校の生徒たる君たちの周囲は、目下受験ムード一色だろう。
(#2) 2019/06/05(Wed) 00時頃
さて、学び舎に向かう道中のことだ。
聡い君たちであれば気付くこともあるかもしれない。
例えば、極端に人通りが少ないこと。
例えば、同じ学校の生徒がほとんど見当たらないこと。
例えば、同じ制服姿を見つけたと思えば顔見知りばかりであること。
……おっと、足を滑らせないよう気を付けて。
不思議に思ったところで、目的地はもうすぐそこだ。
君たちは、その校舎に足を踏み入れることに決める。
(#3) 2019/06/05(Wed) 00時頃
ようこそ、冷たい校舎へ。
(#4) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[できない人の気持ちが、よく分からない]
(1) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[どうして、皆はできないんだろう。
子供の頃は無邪気にそう思っていた。 できる俺が異常だと気付いたのは、 いつのことだっただろう]
(2) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[昔から、努力せずとも何でも器用に こなすことができた。 できるのが当然だった。
当たり前に中学校の期末テストでは 学年1位を取り続け、 当たり前に担任の教師の勧めで この進学校へ入学した。
進学校へ来れば、俺よりも頭の良い人間など 吐いて捨てるほどいるだろうと思っていた。
結果は、違った]
(3) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[俺は、できる側の人間だ。
進学校であるこの高校でも 学年1位は変わらない。
どんなに努力しても、 クラスの奴らは俺には敵わない。
だからこれからも 当たり前に一流大学へ通い、 当たり前に大企業に就職して、 当たり前に――……
なあ、だって俺はそれだけの才能がある。 そうだろう]
(4) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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―― 朝 / コンビニ前 ――
……しんど。
[鞄の中を漁る。 ぐしゃぐしゃに丸まった紙を広げると、 そこに踊る文字を感慨もなく目に捉えた。
――全国模試結果。4位。
日本には俺以上に頭の良い奴が3人いるのか、などと 馬鹿馬鹿しいことを考えながら、 その紙をビリビリに破って コンビニ前のごみ箱に放り込んだ。
全ての大学がA判定の模試結果など、 何の意味も為さない]
(5) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[息を吐けば、 真っ白な靄が虚空へと消えていった]
学校。行くのたるいな。
[学級委員長というのも損な役回りだ、と思う。 近頃、クラスの中で教科書やノートが 盗難される被害が相次いでいる。
クラス内にいじめがあるのか、などと 学校内で担任に質問攻めにされることには 心底うんざりしていた。
そんなこと知るかよ、と 内心で毒を吐きながら通学路で冬空を仰ぐ]*
(6) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 00時頃
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[キ ト --------------線の内側を、見つめていた。 リ リ ]
(7) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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「ねぇ、模試の結果。どうだった?」 「たいした事ないよー、やだ、見せたくないって」 「そんな事いって!みっちゃんが賢いの知ってるんだからね」 「あたし全然出来なかったんだあー、特に英語がムリ」
[惨めにならないための牽制。 目指さない学校までも目指す見栄。 点数化された自分を誤魔化す虚勢。 密やかなマウントをとりあう子供達。]
「俺やっぱ合格だめかもしれねえわ。Bだってよ」 「てめぇ俺の評価見てからいえよ!DだぞD!!」 「やっべえまた数学のハゲと親に嫌味言われる」 「馬鹿、親に模試なんか見せるのかよ」 「あーあ、委員長くらい頭よけりゃなー」
(8) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[あおい夏だった。 教室を、体に悪そうなエアコンの風が冷やしていった。 陽と影の強いコントラストが目を射て 明暗分かつ模試の結果が生徒の手元にひらひらり。 喜怒哀楽の混ざる進学校の真昼の教室。
あちらの机には女生徒の落書きが刻まれて こちらの椅子は少しがたがたと調子が悪い。 冷えてるはずの女子の首元に汗と髪がついて 一部の男子が一瞬女子の胸元に目をやった。
その光景をぼんやりと線の内側に収めて 切れないシャッターを切った。
隣の席に居た奴が口を開く。 「模試はどうだった」と。
それ、楽しい話題? 俺は笑って、手元の結果表を折りたたんだ。]
(9) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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こんなもんはな、こうだ!
[そうして放り投げた飛行機は、 蒼い空の中をぐんぐん泳ぐわけはなく 情けなく窓の向こうへ流されていくだけ。
四角い窓枠の内側。 白い結果が流されていくのを、目に刻み付けた。]
(10) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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そういえばそろそろさ、文化祭の準備じゃん。 俺さ。お化け屋敷がいいと思うんだよねー 図面は引くからさ。 皆で客を怯えさせるやつ。
[多分それは、まだただの世間話。 いずれそうなる事も知らずに、 ふらりと青い教室を抜け出す。
窓枠の向こうにほうり捨てた模試の結果用紙は、 すでに切り取られて失せていた。*]
(11) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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―― 現在 ――
[家の薄い壁が軋む。
こんな吹雪体験した事あったっけ、と 俺は――養拓海は歯磨きをしながら考えた。
冷水にブラシを突っ込むと、 カンカンと手洗い場の縁を打って、ブラシ立てに歯ブラシを突っ込む。 口をすすぐついでに顔を洗って、雑にタオルをとった。
顔を拭いながら「親父ぃ」とかける声にいびきが返る。]
会社に遅れるぞ
[呼びかけたが、返るのはやはりいびきだ。 あきれ果ててそれ以上呼ぶのをやめる。]
(12) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[古い日付と、羊の絵が片隅に掘られた机の上に ラップをかけた朝食が並んでいた。
冷えている。 暖める気もいつもどおり起こらずに、 いつもどおりかっこんだ。
流しに洗っていない皿を水を張って置いておき 鞄を持って玄関を出る。 玄関を経由し、無駄に広いガレージを出て、野外に行き]
(13) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[「 」い景色を、目の当たりにした。]
(14) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[見知った町はいびきでもかくように雪に埋もれていた。
時折横殴りになる雪の中を見渡しても、 人の姿はひとつもない。
一瞬、その豪雪に見とれてから 「帰りて」という言葉が口をつく。
けれども、薄暗いガレージと玄関を振り返り 仕方ないな。と物分りのいい俺は歩き出した。 マフラーは完全防具を合言葉に、雪の道を歩きだす。]*
(15) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ 姉が僕の足元に跪いている。]
(16) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ 朝です。
行儀が悪いと知りながら、 僕は片手でトーストを食べ進める。
手元から漂うつんとした匂いのせいで、 バターを薄く伸ばしただけのトーストは、 ひどく味気ないけれど咀嚼を繰り返して。
姉が、食卓につく僕の足元に跪き、 僕の爪を彩るネイルエナメルを剥がしていく。
たっぷりと除光液を含ませたコットンで、 強く擦らないよう塗料を落としたら、 次は除光液をふき取り、水分を布に吸わせ、 ネイルオイルを爪の表裏から丁寧に塗布し、 ひと仕事終えたように、ほうと息を吐いた。 ]
(17) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ 先ほどまで、僕の左手の5本の爪は、 パール感の強いワインレッドやフューシャピンク、 ややピンクがかったゴールドラメに輝いていた。
名の知れたコスメブランドのクリスマスコフレで、 12月の頭に発売されたものだというそれは、 確かにクリスマスパーティーなどに似合いな、 華やかでゴージャスな色味ばかり。
顔のパーツを接写するとき以上に、 僕の手を撮ることに、姉は苦労するらしく、
第二関節から先だけを写りこませ、 敷き布や小物で空いたスペースを埋めたり、 マニキュアボトルを握りこむ角度や、 掌のどこまでを画面に収めるかに毎回苦心してる。 ]
(18) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ きっと昨夜も、撮影後の加工や、 キャプションや、ハッシュタグや、 そういう考え事をするのに夢中になって、 僕の爪の後始末を忘れてしまったのだ。
学校に行くまでに思い出してくれるといい。 と思いながら、昨夜の僕は眠りにつき、
神さまかお星さまかまったく別の何かに、 僕の願いは届き、姉は僕の足元に跪いている。
その赤くひび割れた指先で、 僕の白い手を、指を、慈しんでいる。 ]
(19) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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