人狼議事


231 自由帳の中で、僕たちは。

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ナナオ! 今日がお前の命日だ!


/* さー、冬休み前最後のHRはじめるぞー。

というわけで雑談もろもろ
どうぞご自由にお楽しみくださいメリークリマスマス!!!!!


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To:友田 千彰
From:入江 礼留

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おはよう!熱も下がったので送ってみましたぜ(両手を挙げる絵文字)

まだ咳は出るけど、誕生日までには治ってると思う!(マスクをした絵文字)
だかられーる君生誕18周年をちょー祝ってね(笑顔の絵文字)(ピースする絵文字)あっきゅんの誕生日祝いは皆でカラオケ行ったよな、楽しかった(マイクの絵文字)(音符の絵文字)

雪だるまなんてまだまだ子供ね〜( ・´ー・`)でも少年の心を忘れない男の人って素敵(ハートの絵文字)(青ざめた顔でそれを見ている絵文字)


あいつから聞いたんだけどさ、差し入れ買ってきてくれたのあきなんでしょ?
ありがとうな、すっごい助かったしメールも嬉しかった。
ほら、弱ってるとなんか心細くなるじゃん?だからそーいう時に友達から連絡くるのってなんかさー、いいよね。

なんちゃって。(舌を出して笑う絵文字)出来るだけ早く机を奪還しに戻るからな待ってろよ!!


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To:れーるくん
From:千彰
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やったじゃん、俺らの祈りが通じたね!(太陽×5)

(キラキラ)(クラッカー)(誕生日ケーキ)(クラッカー)(キラキラ)
ジェニファーせんせはさそった?(にやり顔)せんせがオッケーくれたならそっちを優先するんだよ(さむずあっぷ) 当日じゃなくても盛大にお祝いするからね(にやり顔)(爆弾)(マイク)(音符)

(雪だるま)(スコップ)(踊ってる人)(倒れてる人)
まだまだ子供心は忘れてないから…(キラキラ×3)


(腕で丸を作ってる男)(サムズアップ) 割り勘したけどね! ちゃんとゴミ片づけてる? いつでも心に平穏を。(ピース)

いや正直な話、礼留いないとやっぱ寂しかったからさ。 これから卒業して、それぞれ別んとこいって、気軽に差し入れもできない距離になっちゃうんだろうし。それまではそんくらいしたいじゃん。
湿っぽい話はあんまり向かない俺たちだけど、きっとみんなもそう思ってる…と、いいな。

まあ連絡だけならとれるしね!この先もね! 机ちゃんがおれに惚れて手遅れになる前に帰ってお〜いで(ハート)


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To:きーちくん
From:千彰
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結局へんじが冬休みになっちゃった!(手を合わせて謝るポーズ) 死にそうなくらい嬉しかったから、棺桶でいいんだよ。(ピース)
(握手)(握手)

いろいろ有難う。
教えてもらった本全部読んだよ。
おかげで色々、将来の展望が見えてきました。

好きな本、見つけてくれるって言ってたけど、
最初に選んでもらった本が、おれにとっての大事な本になりました。
だから、ありがとう。
本当に、ありがとう。

すきなもの、みつかったよ。

いえい!(ピース)


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To:友田 千彰
From:佐藤 喜一

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合格通知来た。友田も受かってたよな?

次は国立大だな。友田なら受かると思ってるよ。応援してる。


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To:きーちくん
From:千彰

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もっちろん(ピース)
きーちくんもおめでと!(クラッカー)


あ〜〜難関だ〜〜。
応援ありがと!糧にしてがんばる〜(気合の入った顔)

だめだったらなぐさめてね(ハート)


―冬の幻 

[おれが二十八の頃。
あいつは十七――高校二年の冬が始まりだった。

最初はただの教師と生徒だった。
おれは二階で明日の授業の準備や、今日の片付けをしていて
あいつは校庭の花壇をせっせと世話していた。

いつからか声をかけるようになった。

「熱心だな」とか
「何が咲くんだ」とか
「今日も寒いな」とか

校庭の運動部の喧騒が遠く。
そこには穏やかな時間だけがあって。
たった数秒の会話はやがて、数分になり、数十分になり。

欠かせないものになるのは必然だったんだろう。]


[おれはそんなに口の回るほうではなかったし
あいつもそこまでお喋りなタイプではなかった。
二人でいても無言の時間なんて幾らかあったし
それも含めて苦になることは全然なくて。

重い肥料を運ぶのを手伝ったり。
雑草を引っこ抜いて尻餅をつくおれに笑ったり。
鼻の頭に土汚れをつけたあいつに笑ったり。
おれの食うものが体に悪いからって
たまに弁当を作ってきてくれたりするようなやつだった。

甘い卵焼き、タコの形のウィンナー。(
美味いと謂えば、嬉しそうに笑う顔があった。

おれが“声なき言葉”を教えたら、一生懸命に覚えて。
代わりにあいつは、おれに草花の事を話した。
おかげであいつは理科の成績だけやたらによくて。
おれは似合いもしない花言葉なんかに詳しくなった。]


[おれたちはお互いにわかっていた。
相手のことをどう思っているか。
そして、おれたちの関係性も。

だから謂えなかった。
だから、謂わなかった。

たとえその笑顔がどんなに愛しくても
おれはこの手を伸ばさなかった。
柔らかな髪に触れることもなければ
透き通る肌に触れることもない。

あいつも同じだった。
おれを名前で呼ぶことも無い。
連絡先もしらない。

でも、それだけで
おれたちは充分しあわせだった。]


[――いつからだろうか。
生徒たちのおれを見る目が少しずつ変化していったのは。
嫌われることはままあるが、そういったものとは違う。
好奇の眼差しがおれを撫で回すようになった。



  「三年の倉科りさと理科の淵ってデキてるらしいぜ。」



今でも覚えてる。
どこの誰だったか顔は覚えてないが
おれに聞こえるように放たれた、その囁きを。]


[あそこで掴みかかっていれば、どうなっていたんだろうな。
一瞬頭に血が昇って、拳を強く握ったことは覚えている。

それでもおれは、何も謂えなかった。

何も、謂わなかった。

今おれがキレて手を上げて何の得がある?
おれは職を失うだろうし、あいつにも迷惑しかかからない。
あいつには将来がある。
おれにはそれを守る義務がある。

大人だから。
教師だから。

言い訳ばかりを並べて、おれは。
認めることから逃げたんだ。]


[三年の卒業は程なくして訪れた。
あいつは最後の日も花壇を弄ってた。

いつもと同じような会話をした。
何もなかったかのように話してた。
けれど突然思いもよらない言葉があって。]

 「淵先生は何がすきですか?」

[わかってた。
その言葉は「おれがすきだ」と謂っていたことも。
その言葉は「おれにすきだ」と謂ってほしかったってことも。]


 
 
 「……甘いもん、辛いもん、かな。
  なんでそんなこときくんだ?」

  「小さなことでも、すきなものをすきっていえるのって
   しあわせだと、おもうから。」

 「じゃあ、お前は何がすきなんだ?」

  「わたしは、……お花かな。」
 
 


[会話をしたのはそれが最後だ。
卒業証書を抱えて、大きな瞳に涙をいっぱい浮かべて
あいつは高校を卒業した。

おれは校門を出ていくあいつを
見えなくなるまで、消えるまで
理科準備室から見ていた。

気付けばおれは、眉間に皺を刻んでいた。

もう、単純に笑うことなんて出来なかったし
でも、泣くことさえ許せなかった。

そして厄介ものを払うようにおれは転勤が決まり
男子校なら変な間違いも起こさないだろうと
この杏琵高校に赴任させられた。

今は―――*]


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To:友田 千彰
From:佐藤 喜一

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ありがとう。

もしだめだったら。友田の健闘を讃えつつ、来年度からもよろしくの会でも開こう。


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To:きーちくん
From:千彰

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だったら落ちても安心じゃん!
………ってゆー心のほけんをかけとくね。

受かってたら受かってたで、
祝勝会でもやりましょう。
心の支えでがんばります。


ラルフは、ナナオにありがとうもふもふ。

keito 2017/12/30(Sat) 01時頃


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To:きーちくん
From:千彰
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ふつつかものですが、
これからもよろしくおねがいします…。

(頭を下げる絵文字)


【人】 掃除夫 ラルフ

[卒業しない先生はまた次の生徒を受け持って、治った右手で結局またペンをとる。
卒業生も新たにこのノートを見つける入学生にもノートは自由だ。

Rの好きなものは可愛いもの。それも自由だ。
今日もノートの中、満開の桜の下で少年が微笑んで、足元に小さくRとつづられた。]

(168) keito 2017/12/30(Sat) 01時頃

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