158 Anotherday for "wolves"
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[せんせいの持っていた燭台が床に落ちると
くすぶった臭いとそれから広がる炎。
きっとその時なら消せたんだろうけど]
地獄の炎に焼かれればいいんだ。
[興奮してたわたしはそう言い捨ててその場を後にしました。
それから家のベッドに潜り込んで窓から教会の方を
吹き上げるように燃える火を
眺めていました。]
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―3日目・酒場裏手― [>>345これからの話し合いの為、 その言葉に少しの間考えるように押し黙った。
ここで何を確かめて―――… そして何を決めてしまうつもりなのか。
先程のサイラスとの遣り取りもあって、 クラリッサの言葉に納得するよりも先に 不安に思う気持ちの方が増していった。
だから――――]
(0) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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……いやだよ。
[そう、はっきりと。 拒絶の言葉をクラリッサに返した。
クラリッサが夢の話をする前に、 彼女の言葉から、 3人の視線から逃げるように 目を逸らして、集会場の方を仰ぐ。]
……それに、もう。 …時間だ。
[それは間違いではなく、票を投じる刻は近い。
クラリッサ達に伝える声の響きが怯えるような、 不安を隠せないものになったのは 昨晩の叔父のことと、 出回っている従妹の話があるからだった。**]
(1) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 03時半頃
─昨夜─
[村には活気が溢れているようでした。
それは決して、いい意味のものではなく。
喧騒、木の燃える、『人々』の声。
小さな彼女は無事に復讐を果たしたようです。]
素敵な火柱。
とぉっても綺麗ね。ふふっ。
[地獄の業火に焼かれていくのは、可哀想な(やさしい)『死神』。
私はただ、鈴を転がしたように。
もしくは、しゃぼんが割れるように。
あるいは、泡沫の夢のように。
くすくすと、笑って見ていました*]
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―3日目・酒場裏手― [ひと、ひとりの無実がかかっていると。 こちらの拒絶にも屈せずクラリッサは、 >>3:347小屋を見たい理由を男に訴えてきただろうか。
叔父の無実を確かめるためと、 そしてクラリッサが見たという夢のことを。
もう一度拒絶の言葉を繰り返そうとして、止まる。 ドナルドの方を一瞥して、それからベネットへと。 彼らは、何かを口にしただろうか。
男の瞳は少し怯えたようにクラリッサの姿を映す…、]
(29) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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…ルパートの無実を証明して…、 …それで…?
それもメアリーを疑う理由にするのか……?
[男の中にある疑念、警戒、怯え…、 それはドナルドにだけではなく、 クラリッサにも向けられるようになっていた。**]
(31) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 06時半頃
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―回想・3日目・宿屋裏手― [警戒を隠そうとしない男の様子に クラリッサは、ドナルドは、何か言っただろうか。 名前を呼ばれると男の視線はベネットへと動き、 惑うように一度地面を見つめてから、 宿屋の中を案じるように視線を移した。]
…さっきまで人が来てたんだ。 メアリーに話を聞きたいって…、
…オーレリアのネックレスの話だよ。 マーゴットにメアリーがあげたものが、 それと同じものだって話が、村の中を回ってる。
[メアリーが疑われている、とベネットへと口にし 新たに訪ねてきた3人へと視線を戻す。 警戒の色が溶ける様子はない、 それでも口を開いたのは、 昨日親身に相談を聞いてくれたベネットがいるからだ。]
(52) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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メアリーは、ネックレスは拾ったって言ってた。 ―――…訊いたんだ。 こんな大ごとになるとは思わなかったって… こわがってさっきまで泣いてた。
[これで、メアリーへの疑惑は晴れてくれるだろうか。 不安げに3人を見てからもう一度宿屋を気にするように見て。 本人に話させた方がいいのかもしれなかったけれども、 先程までの従妹の様子を思い出すと、 会って訊けばいいと口にすることはできなかった。]
あのさ…、今日の投票のことなんだけど…、
(53) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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……いや、……なんでもない。
[言いかけて、言葉は続かず首を振る。 それを口にするのは『掟』に反する気がしたから。 人間との『共存』の為の一族の『掟』、
天秤を、水平に保つための。
それによって叔父は殺された。 どうすることもできないのかと。 揺らぎ、揺らぐのは渦中にいる従妹の姿を思ってのこと。]
(54) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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[もう一度、 クラリッサから小屋を調べたいとは訊かれただろうか。 訊かれたのなら小屋の方を仰いで、 少し考えた後「明日でいいなら…。」とぽつりと呟いた。
ドナルドと、クラリッサを見る瞳からは、 警戒と怯えの色は拭えていない。**]
(55) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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―朝― [昨晩、教会で火事があった。 夜、伝達の連絡は来たのだけれども、 寝ていないことも含めて体調が優れないと 消火活動は他の村の人達に頼むことにした。
顔色が本当によくなかったからか、 叔父の事もあったからか、 深く訊かれることはなく伝達に駆ける人を見送って。
宿屋の位置からも教会の方角が 闇の中。炎で仄赤く色付いているのがわかる。 まるでぽかりとそこだけ夕暮れの空になったようだ。 そんなことを考えながら早く鎮火されることを祈った。]
(56) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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―宿屋― [やはり簡単に寝付けるものではなくて。 浅い眠りと、覚醒とを繰り返していたからか、 未だぼんやりと頭の中に重さを感じている。
酒場に降りて、2階の方を見る。 従妹は――…まだ上で寝ていると、思っていた。]
………、……?
[着替えて、顔を洗いに行こうとして。 >>16聞こえてきた力の強すぎない戸を叩く音。 切迫した音に訝しげに扉を開くと、 厚い前髪のカーテンの下からたくさんの雨を降らす 幼馴染の姿があった。]
(57) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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……ラーラ…? ……どうしたんだ。
[問うのと同時に彼女の声を聴こうと、 手のひらを差し出すのは迷いのない所作で。]
…レオ…ナルド、が…?
[男の手のひらに、痞えながらも震える指先が 紡いでいく言葉に男も手を震わせてから、 縋るような指先を軽く握ってから小さく頷きを返す。]
(58) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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――…ちょっと、待ってて。 ……行くから。
[2階を仰いだのはメアリーを置いていってしまって 大丈夫だろうかという心配があったから。 けれどもこのまま放っておくわけにもいかずに。
ラディスラヴァに少し待ってもらうよう告げてから 一度裏手の小屋へと向かう。
他の場所には触れず、 家畜の処理用の布袋を一枚だけ取って戻ると 泣きじゃくるラディスラヴァの手を引いた。**]
ラーラ、 …近くまで、案内してくれるか?
(59) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 18時半頃
[少女の呼びかけに応じて教会の十字架に細工をする。
根元への傷は牙や爪を使わず道具を使用した。
彼女の仇討ちは、
彼女の強い思いを受けての協力。
メアリーの事を、ルパートの事を、
グレッグの事を思うなら、
もう少し彼女と相談したほうがよかったのかもしれない。
それでも、強き思いを抱えたままでは苦しいだろう。
思いを抑えることの苦しさは身にしみていて
“味方”として協力は惜しむことなく、共犯の咎を負う。*]
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―朝・森の中― [罠がある、とは行くまでの間ラディスラヴァから 教えてもらうことになっただろうか。 足元に気をつけながら森の中を幼馴染の手を引いて歩く。
辿りついた森の中、 ゆらゆらと、風景の中で不自然な影。 逆さ吊りに揺れているレオナルドの変わり果てた姿に よろけそうになるのを、留まった。
抜けられそうで抜けられない、 少しずつ、死が近づいてくる時間は どれだけ辛かっただろうか、想像するに…]
……ひどい、ことを……。
[この罠を仕掛けたのは人間なのか、同胞なのか。 それすらもわからず、ひどく眩暈がする心地だ。]
(85) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[医師である男を呼びに行くか、少し悩んで。 何度も行ったり来たりをして、人を増やして、 誰かがまた罠を踏むことになってはいけない。]
ラーラ、 ごめん…手伝ってもらう。
俺、降ろすから… 一緒に、レオナルドを村まで運ぼう。
[死体を見つけた後で酷なことを頼むことになるが、 2人で運ぼう、と提案して。 足元に気をつけながら慎重に、 レオナルドを地面へと降ろした。]
(86) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[配達の品にあったインク――…彼へと、昨日届けていれば。 何かが、違っていれば彼は助かったのか。 これもオーレリアの時と同じで…、 きっと、何も変わらなかったのだろう。
そう思わないとやっていられない。
2人でレオナルドに手を合わせてから、 持ってきた布袋に詰めて村まで戻ることにした。]
(87) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[布袋を背負って、 それをラディスラヴァに隣から支えてもらって、 森から村への道を歩く。]
…ラーラ、 こうやって手を引いたのって何年ぶりだっけ?
[ぽつり、と零れたのは。 この場にそぐわない話題と小さな笑み。 幼馴染は答えを布袋を背負う手の甲にでも 声にしてくれただろうか、 それを少しこそばいと思いながら]
―――…楽しかった…よね、あの頃。 …毎日が楽しかった。 …ラーラは?…楽しかった?
[昔に浸りたくなったのはきっとこんな状況だからだ。 人間が、人狼が、身近な人が次々と死んでいく。 そして新たな一日に怯える、そんな日が続いているから。]
(88) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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……ラーラ、ひとつ訊きたいことがあるんだ。
[囁いた言葉に幼馴染は、どんな返事をくれたのか。 レオナルドは引き上げられ、村の墓地へと一時置かれた。
墓地で誰かと会う事があれば、 その時にスティーブンの死も知ることになる。*]
(89) 2015/05/17(Sun) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 22時半頃
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―回想・3日目・宿屋裏― [ドナルドの呟きに、彼の方を見る。 目があっても、目を逸らしはしなかった。 片目を失った彼と向き合ったのは、 彼が帰ってきてから初めてのことではなかろうか。]
……その2日の間に、 父親を失って、 一番仲の良かった友達も失ったんだ。
[そこでメアリーの様子が何も変わらなければ、 きっと男の方が従妹のことを追求していた。 敵討ち、と言葉にするドナルドにああ、と呟く。
多分そこが――…彼とは考えが違う部分なのか。]
(97) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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……多分。 ……ドナルドには、わからないよ。
[ぽつりと。目を伏せて言った。 大事な人の為に、皆が皆、つよくあれるわけではない。
メアリーの気付いた時には話はもう回っていた。 それをひとりひとりに説得して回れるほどの、 つよさが、きっと今の従妹にはない。]
(98) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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……きっと、わからないよ。
[裡の言葉を反芻するように繰り返す。 今の、男にわかったのは。 目の前の兄貴分だった男はきっと、 まだ従妹に疑いを持っているのだろうという事だけだ。
ベネットからの案じるような声掛けには、 >>67俯くようにして。 返事を返すことは、できなかった。*]
(99) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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―墓地― [ぽつぽつと、 ラディスラヴァといくつかの言葉を交わして。 日が、高くなっていく。 空を見上げてから戻ろうか、と彼女に呟いた。 もっと、泣きじゃくっていた幼馴染の傍に いてあげたい気持ちもあったけれども 昨日クラリッサに伝えていた言葉もあったから。 それが、 今日の投票に関わることかもしれなかったから。]
…ラーラ、 よかったらさ…。 …メアリーの傍にいてあげてよ…。
[誰かの、生きている人の傍にいると、 きっとそれだけで落ちつくから。 ひとりにしたくない幼馴染に、 ひとりにしたくない従妹の名前を告げて。 それから目を細めて幼馴染の前髪へと手を伸ばす。]
(131) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[―――――――――………、]
[ラディスラヴァに小さく笑って、墓地を後にした。*]
(132) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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─宿屋─
[泣きながら。
偽りの悲しみに泣きじゃくりながら。
私の裡側はただ、嗤っていました。
幼馴染みを目にしても、それは変わることなどありません。]
悲劇のヒロインぶるのも、板についてきたかしら。
[くすくす、くすくすと鈴は鳴ります。
そう、昨日の教会でも。]
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―本屋― [先日と同じように本屋の扉を叩いたのは、 ベネットが自宅に戻った少し後のことか。
昨日呼びかけられた時には返事をしなかったから、 少しだけ、 バツが悪そうに呼んでもらったベネットへと笑った。]
…今からクラリッサのところに行くつもりなんだ。
[小屋を見せる約束、と言葉を続ける。]
(142) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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…クラリッサは、 メアリーを疑うわけじゃないって言ってたし…、 ルパートの無実がわかるのはさ…、 …俺も嬉しいことだから。
…確認したらすぐわかることなら、 俺1人が付き添えばいいのかなって。
[次の投票までにゆっくりしているわけにもいかない。 だから、手短に済ませるつもりだから、 誘いにきたわけではないとベネットに告げて。 昨日の、クラリッサが告げた証言の相違には。 ベネットはどう感じただろうか。目を細めた。]
……相談じゃないんだけどさ、 ベネットにひとつだけ…頼みがあってきたんだ。
(143) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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