88 めざせリア充村3
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―― …ごめん …… ね 。
[酷いことをしている、とわかっていて。
眼を塞ごうとも耳を閉じようとも、
この「世界」はポプラの作った空間だ。
すべての情報は取り込まれて、ポプラを通じて外へと報告される。
内側から、脳、心が。削られている気がした。
だけど本当に痛いのは、自分より、もっと。]
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― 三年後…の二年と半年前・研究所 ―
[鳴り響いた鐘の音を合図に、 皆で掃除をした“あの日”から僅か半年後。
俺は、焼け焦げた亡骸を抱いて、 研究所の中庭で呆然と座り込んでいた。 その年最初の雪が舞う寒い日だった。
カラーンカラーン… “あの日”と同じ鐘の音が異常事態を報せている。
そりゃそうか。 なんたって、実験動物が職員を殺したんだから。]
(21) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[ミナカタ先生と最後にまともに話をしたのは、 “あの日”の夜…診察室を訪れた時。
あれ以来、 触れることもふたりで言葉交わすことも無かった。 俺が一方的に避けていたから。
そうだ、こうなる予感があったから。 こうならないようにと、避けていたから。
なのに…――、]
(22) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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― さらにその2時間前 ―
[実験室の厚い硝子が粉々に砕けて散った。
その日は、 投薬に代わって少し前から始められた、 脳に直接埋め込まれた小型の機材によって 効率的に潜在意識と能力の開放を図る実験の、 最終段階…最大値での実戦訓練の日だった。
限界まで引き摺り出された力は、 おもしろいくらいに的確に“的”を焼いていく。
知らない誰かの悲鳴が上がるのを、 開放された意識は喜んだ。研究員たちと一緒に。
壁を割り、硝子を砕き、稲妻は更に大きくなる。]
(24) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[そして研究員のひとりの身体を焼き殺し、 次の“的”を探して、視線を周囲へ滑らせる。
引き攣った悲鳴を上げて逃げる研究員たちを追い、 廊下を走り、階段を駆け下り、 中庭へと出た頃。
ポプラによって「実験体の暴走」が通達された。]
(25) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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……先生、
[呼び出されたのは、ミナカタだった。
先生と向き合った時、俺は何を考えただろう。 先生は、何を考えていたんだろう。
俺は、先生を“的”にするつもりなんて無かった。
なのに俺の腕は勝手に先生を指して、 雷を放とうと震えている。]
(26) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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……嫌だ…、………先生、何してんの、 逃げ、 ………ッ っ ぁ ア゛
[理性と殺意が混濁して、意識が飛びそうになる。 その隙に、先生は俺に掴みかかって、 頬を、あの温かい両手で包み込んでくれていた。
思い出と重なる、温もり。心地良さ。そうだ。
彼の手が与えてくれる心地良さに甘えて、 瞼を落として、暫し、その感覚に浸る。
意識がふわりと軽くなり、 思考が蕩ける独特な幸福感に、 先程までの判断力を少し削がれて。
帯電した 右手を、ミナカタの背へ、と 回して しまう。
これは、記憶か?現実か?]
(27) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[気付いた時には、 俺は、先生の亡骸を抱いて。 鐘の音を聞いていた。
瞬く事も忘れて、先生を見つめて。 乾いた目からは涙も出ない。
どうして、こんな事に。 どうして。 どうして。 先生…――**]
(28) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[空白の3年間を埋めるのは偽りの記録。
そのうちのひとつに、思考に酷いノイズが混ざる。
偽りの記憶だと分かっている。
だけど一瞬、自分が体を失くした時と重なって。
怖れていることと、怖れていたことと、重なって。]
―――― 、
[叫びに近い音を発しそうになるのを寸で堪えた。]
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― 現在・戦場を見下ろす崖の上 ―
[身を隠すでも無く、 ニュリクティの証である赤の上着をまとい、 崖の上から戦場を見下ろしている。
少し先に、豪雨に洗われている箇所があり、 また別の場所では、炎の獣が駆けている。 どこからか、優しく残酷な歌も聞こえるだろうか。
我が国は、仲間たちは健在なようで、 ひとまずはそれに安堵して口元に笑みを浮かべる。
俺が右手を天に掲げて緩く宙を掻き回すと、 そこに青白い光りの輪が出来る。 その光りからは細やかに無数の稲妻が派生し、 崖下へと向かって降り注いだ。
そしてそれらは、的確に、“的”を焼く。]
(36) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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[脅し程度に、前線の歩兵を一列落とし、 次の一列が進み出る前に、退散する事にする。 向き直り戦場に背を向けると、 拠点へと向かって駆け出した。
途中、 羽織っていた上着が風に揺れるのが視界に入り。]
これ……ヤニクみたいで、嫌だよなぁ…
[と。 今でも忘れる事は無い、 離別してしまったかつての“仲間”を思い出す。]
(40) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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― ニュリクティ・拠点 ―
戻った。
[戦線の後方に構えた拠点へと戻り、 眺めてきた戦況を本部に報告を済ませてから 気心知れた“魔法使い”ばかりの隊が使う建物へと。
志乃とモニカも戻っていると聞いたが、 何処に居るのか、と視線をさまよわせて。
室内に、ひとりきりだと改めて知り、 適当な壁際の椅子に腰を下ろした。]
(47) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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[立ち寄った先で、同胞の兵たちから、 戦況はまだ五分五分だと聞いてきた。 そして敵陣の“魔法使い”は近距離戦では強いとも。 心当たりはいくつか。
その中にあった、 風を操る少女についての話。
それを思い返し、両手で顔を覆って深く溜息を吐いた。]
………リッキィ、
[掌の内側で、小さく彼女の名を呼んだ。**]
(48) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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ご苦労。いつも悪いな。
[志乃の声に顔を上げ、地図を眺める。(>>62) その顔にはどんな表情も浮かべずに。
淡々と地図に印された戦線と地形を確認する。]
(64) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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[俺が研究所を出たのは二年と三ヶ月前。
研究員の多くを殺害した危険な実験体として、 半ば隔離された状態で過ごした研究所での三ヶ月は 記憶の中に殆ど残っていない。
他の被験者に悪い影響を与えるからというのは、 研究所側のまっとうな判断だったと思う。
再会してからも、 志乃の顔や声は冷たいままだ。
もう“あの日”のようには戻れないのか、と 胸を痛める事も、もう無い。]
(65) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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― 二年と三ヶ月前・研究所 ―
[起床時間前、早朝。 俺はポプラに見送られて、研究所を出た。
問題を起こした実験体の処分も兼ねて、 研究所は俺を“外”へ売り渡すと決めたらしい。 行く先は聞かされていない。
「みんなになにか伝言はある?」と 問うてくれるポプラに、]
鐘が鳴ったら、 掃除でもすれば良いんじゃないかな?
[とだけ言い残して。*]
(66) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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― 戻って、現在・拠点内 ―
“不死身殺し”の名が欲しいと、 本部では皆が躍起になってたよ。 そのくせ怖いらしく。 大砲代わりに “炎の魔女”を連れて行きたいのだと。 …………モニカ、行くか?
[戦場の鬼神と謳われた英雄が 敵陣の若い“魔法使い”に討たれてから、 本部の野心家たちは、 ズリエルに成り代るのは自分だと 名誉欲と“魔法使い”への殺意を燃やしている。
そのための道具として 自国の飼う“魔法使い”を使うのも厭わず。
志乃の傍に居るモニカへと視線を向け、 彼女の意思を聞こうと。**]
(67) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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― 少し前の戦場にて ―
[兵器として軍に組み込まれる“魔法使い”は、 俺が従軍してからの二年と少しで 随分と増えたように思う。
その中でも、俺たちのように 過酷な実験の末に作られた“魔法使い”は 価値在る“兵器”として扱われている。
簡単に廃棄するのは惜しいだろう。 そんな本部の本音を読んだ上で、 査問にかけられるケイトを迎えに行った。(>>72)]
(79) 2013/06/27(Thu) 13時頃
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[彼女の特性や能力への理解度の説明や 俺が率いる隊についてと併せて、
万が一の事態が起こっても、 彼女と同等の力を持つ“魔法使い”なら それを止める事も、処分する事も難なく出来る。
「そんな“魔法使い”に心当たりがある。 そう。俺だ。」
そんな適当な説得を添えて。、 何とか、ケイトを手元に引き寄せる事が叶った。]
(80) 2013/06/27(Thu) 13時頃
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― 現在・拠点 ―
[モニカと併せて、 “不死身殺し”を狙う本軍の一部が要求したのは、 未だ此処へは戻っていない“迎撃の守護天使”。 いざとなれば攻撃にも乗り出せる 頑丈な防御壁として動ける彼女への要請は多い。
さて、どうしたものか、と。
ケイトが戻れば、報告を聞き、 モニカと共に行くかどうかと彼女にも意思確認。]
(81) 2013/06/27(Thu) 13時頃
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[帰還したケイトとナユタを迎え、 彼らに負傷が無い事を確かめて密かに安堵を。 表情は変わらないままではあったが。
それから改めて、志乃の持つ情報を共有し、 地図上で重要点を確認していく。 戦線と敵陣拠点の位置、 噂に聞く“魔法使い”たちの位置も。
“不死身”“英雄殺し”“風使い” 噂に聞く存在は三つか。]
……、モニカとケイトは、 “不死身殺し”の奇襲部隊へ参加を。 必ず生きて戻るように。 [他にも幾つかの策は動いている。 ナユタと志乃へも各自の任務をと告げた。**]
(95) 2013/06/27(Thu) 15時頃
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[地図を見下ろして奥歯を噛む。
言葉を呑むか否かと逡巡する間は沈黙。 その後、潜めた声で、 モニカとケイトに追加で頼み事を。
これは、個人的な頼みだと言い添えてから。]
もし、 目指す“不死身の魔法使い”が、 アイツだったら……――
―…殺さず、連れ帰って欲しい。
[おそらくは、皆そう思っているだろう。 口には出さずとも。]
(107) 2013/06/27(Thu) 17時半頃
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音……?
[志乃が示す方向(>>108)へと意識を傾け、 確かに、小さな音を聞いた。 それが何の音であるかは解らなかったが。
もしそれが危険を招く気配のある音なら、 志乃はそれも含め報告するはずだ。
そう判断し、肯く。]
危険を感じたら、すぐに退いてくれ。
(109) 2013/06/27(Thu) 17時半頃
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― 数ヶ月前・中立国 ―
[両国の最北端から繋がる中立国へは、 偽装した行商の身分証明を示せば 難なく入国する事が出来た。
街中の安い酒場で一人酒を飲んでいると、 さり気なく向かいに座る男がひとり。
顔馴染みの諜報機関の男だった。
言葉は交わさず、 革袋に詰めた金と、情報を交換する。 欲していた情報は無事に得られたようだ。]
もう一つ、頼みが。
[そう言って、支払いの袋の重みを増してやる。]
(129) 2013/06/27(Thu) 19時頃
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[小遣い稼ぎに密偵業をしている男から買ったのは、 敵国に属する“魔法使い”の中から探させた 個性的な能力を持つ少女についての情報と連絡方法。
追加で頼んだのは、 早速、その宛先へと秘密の手紙を届ける事。*]
(130) 2013/06/27(Thu) 19時頃
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[志乃から貰う新たな報告は、 ファニーでユーモラスなウサギについて。
彼女の話を聞いてその場ではひとつ肯くだけ。
確認を兼ねてウサギの面を拝みに行くのは、 ケイトとモニカを見送ってからだ。]
(153) 2013/06/27(Thu) 20時半頃
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― 拠点内・演習場 ―
[だだっ広い演習場の真ん中に横たわるウサギ。 志乃に案内されて見に来てみれば、 何の変哲もないただのウサギが在るだけで。
とは言え。]
これが……あのワルガキの悪戯なら、 用心するに越した事は無いな。
[少し懐かしい感覚がじわりと広がり、 淡々と落としたはずの声に あの頃のような柔さが混じる。
こんなものを遊びで寄越すとは思えず、 盗聴含めて何らかの諜報行為を疑うのは当然。 会話は、ウサギからは十分に距離を取った位置で。]
(158) 2013/06/27(Thu) 21時頃
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直接、本人に突き返してやりたいが…
[周りには誰も居ない。 それこそ内部の誰かに盗聴でもされていない限りは この会話を聞かれる事は無いだろう。
そう高を括って、 チアキが敵国に居る事を前提に話を。
そういうわけにもいかないので、 外に居た兵を呼びつけて ウサギを慎重に湖に沈めるようにと伝える。
その間、一切の会話を禁ずる旨と、 なるべく頑丈な鉄製の箱に入れて運び そのまま水へ放り込め、と。]
(161) 2013/06/27(Thu) 21時半頃
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それは困る。 志乃は、我が国秘匿の姫君らしいからな。
[あながち冗談でも無く。 控えめながら彼女の能力は役立つ。
単純な兵器以上の価値を持つ者として、 あるいは彼女の容貌も合わさってか、 上層部における“舞姫”の評価は高いのだ。
運ばれていくウサギを見送り、 志乃と共に演習場を後に。 その後は、再びそれぞれの任務に就く。*]
(168) 2013/06/27(Thu) 21時半頃
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― 拠点・司令室 ―
[地図を広げたままの部屋へと戻り、 モニカとケイトに向かわせたポイントを確かめ。
視線は地図に記された細やかな文字を追うが 頭ではまったく別の事を考えていた。
果てしなく遠くに感じる思い出、 そこに重なる直近の記憶や思考、 これから起こりえる出来事の予想図、
折り重なる思考は暗く沈む。]
(170) 2013/06/27(Thu) 22時頃
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