人狼議事


207 愛しの貴方を逃がさない。

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[むかし。母は不治の病だと宣告された。

 手足が痺れ、満足に言葉が喋れなくなった。]


測量士 ティソは、メモを貼った。

2017/01/17(Tue) 00時半頃


[けれど。奇跡が起こった。

 あの方が母を選び、あの方が御手を伸ばし、あの方が触れて、あの方が祈って下さったから。



 母は病におかされる前の母に、戻った。]


[ありがとうございます。

 ありがとうございます。


 …――あぁ。かみさま。]



[ありがとうございます。]**

 


[カツ、カツ、と足音を鳴らしながら、
 歩きたばこすらをも忘れるように軽かった足取りは、
 徐々に早歩きになり目的地へと辿り着けば、


                   ―――――そこは。**]


【人】 測量士 ティソ

―早朝:某所にて―

[たまには、散歩も悪くない。
厨房と家にこもりきりの料理人にしては珍しく、
その日その時は、町の片隅の風景を楽しんでいた。

まぁ、別に、引きこもり体質ってわけじゃない。
何となく、そう、何となく、外に出る気がしないだけだ。
名前と不釣り合いの西洋人めいた風貌は、
この町では少々目立つ。

けれども、今は、人通りも少なく、視線が刺さることもない。
冬の澄んだ空気のおかげで、何となく気分も清々しいものだから、
鼻歌混じりに、コンクリートで舗装された道を歩いていく。

片手に、小さな紙袋を提げて。]

(16) 2017/01/17(Tue) 19時半頃

【人】 測量士 ティソ

[あぁ、そういえば、今日の気まぐれメニューを決めていなかった。
思案すること、数秒。そうだ、今日はポトフにしよう。
焼きたてのパンと、ポトフ。隣にはコーンスープでもつけようか。

そうやって、頭の中で温かな献立を並べていようとも、
冬の寒さは、容赦なく襲い掛かってくる。

両腕を両手でさすって、身震いを一つ。
さて、早く、自分の城へ――愛しの厨房へと、戻らなければ。**]

(19) 2017/01/17(Tue) 19時半頃




[この人を可愛くしたいから、まず、俺を覚えて貰わないと。]




気持ち長めに、待つぐらいがちょうど良いんですって。

焦らず、じっくり――…完成を楽しみに待つ時間は、良いものですよね。


[店長の手には常に手袋が嵌められていた。
 性別を隠すように。

 年齢を隠すように。]


[そして今は傷を隠すように………]


かみさま。かみさま。

あなたを想うとき、痛みがスーっと引いていくんです。


かみさま。かみさま。

  …――わたしの、わたしだけの、かみさま。


【人】 測量士 ティソ

―昼:レストラン《エルブダムール》―

[野菜たっぷりのポトフは、お昼時にも好評のようで。
けれども、少量――おおよそ一人分だけを鍋に残したまま、お昼時の表のホワイトボードから、日替わりメニューの名前は消えることとなった。

ウェイターが首を傾げるのが見えた。
けれども、何も言わない辺り、自分のことをよく分かってるな、と。そう思う。

日替わりの、気まぐれなメニュー。
それは、中身もメニューも勿論のこと、
全てが、シェフの気まぐれで出来ているのだから。

昼のかきいれ時を終えて、夜の下ごしらえも済ませたシェフは、店の前に『休憩中』の札をかけて、赤らみ始めた空へと消えていく。*]

(77) 2017/01/18(Wed) 12時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2017/01/18(Wed) 12時半頃


[よし。思った通りだ。あの人が追いかけてくれた。
笑みを隠して、今気がついたように振る舞おう。]


――ああ、そっすね。
じっくり待ってる時間は、じれったくなりますけど、完成したら嬉しくなりますよねぇ。


 
 
 
後悔、すんなよ……?

 
 


[鋭い犬歯があれば、どんなに良かっただろう。
時折、そう思うことがある。

幼いころの記憶もそうだ。
家を飛び出した先で見つけた、
白くて、赤い目をした、小さなウサギ。

何も警戒する様子などなく、自分の膝の上へ
ちょこんと乗った生き物を、
この上なく愛おしい、かわいらしい、と。
そう思った子供は、殆ど無意識のうちに、]


[ふわふわとした毛並みに、
並び揃った歯を突き立て、血を啜ったのだ。]


【人】 測量士 ティソ

―レストランへの帰り道―

[それは、暮れなずむ日の下。
とある場所からの、帰り道。

がり、と、マフラーの下、喉元を掻く。
白い肌に浮かぶ、無数の赤い蚯蚓腫れに、じわりと血が滲んだ。

それでも、奇妙な喉の渇きがおさまることもない。
ただ、引っ掻かれた痛みだけを訴える喉に、
苛立たしげなため息が漏れる。

あぁもう、ままならない。何もかも。]

(114) 2017/01/18(Wed) 23時半頃

【人】 測量士 ティソ

[じっと、手を見る。

片手の指先にこびりついた、赤。
舐めとったその味は、美味とは程遠いもの。**]

(115) 2017/01/18(Wed) 23時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2017/01/19(Thu) 00時半頃


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