15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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『――やあああああっ!!』
[内臓で、妹が悲鳴をあげた]
『いやだ いやよ いや 置いていかないで』
『そのヴァイオリンは、セシルの一番大事なものでしょう?』
『水なんて、その子に持たせればいいじゃない』
『セシル』
『何か変よ、セシル』
『ねえ、わたしを見て!!』
『わたしを見てよ!!わたしの声を聞いてよ!ねえ!』
/*
これからRPでCOするつもりですが、先に赤には正直にお伝えしておきます。
恋矢撃たれました。お相手はマーゴ。
恋陣営だけ道連れが発生しますので、手数計算の時に頭の片隅に入れていただけると幸いです。
[シィラは城の上を旋回し、
焼蛍虫からヨナを護る。]
[己と同じ、朽ちたのに、朽ちきれない声をききながら。
己と同じ、反異形の子たちの声を拾おうと……。]
まただ。
何かが震えてる。
誰かが啼いている。
――お前は、誰だ?
ああ、それは、もし例えられるなら、
まだ習いたての幼子が弦を引いた音にも似てるかもしれない。
『セシル』
『声がするの、声がするのよ』
『外に行きましょうよ』
[手を伸ばす。内臓の中で手を伸ばす]
[――届くはずもない]
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[焔の虫に、竜が浮かぶ。 また、泉で聞いたのと同じ声がして。
その声に思わず、振り返った。]
(49) 2010/07/20(Tue) 07時半頃
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『あなたが居るべきはヒトの傍じゃない』
『忘れたの?』
『あなたが何を目的に育てられたのか』
『どうしてわたしが生まれたのか』
『忘れちゃったの…?』
[だから外に]
[異形の傍に]
[行こうと言っても、今この身体の支配権は妹には無い]
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
|
[何か別の声が聞こえたのは、気のせいだろうか。
焔は少しずつ、城に向かっている気がして…]
………っ、
[思い浮かぶのは、出会った幾人かの顔。 虫を追うように、城へと向かう]
(51) 2010/07/20(Tue) 07時半頃
|
/*
今ログを読み終えました。
セシルの報告、了解です。
『ああ…聞こえる、聞こえるのに…』
『セシル、本当に聞こえないの…?』
『わたしの声は』
『セシルにも、誰にも届いていないの…?』
『ねえ』
『聞こえてたら、返事を *して*』
[シィラは声を受けて、旋回を止める。
焼蛍虫の群れをある程度散らせて、そして、城に降りていく。
だけど、それはヨナの傍ではなく……。]
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
/*
そろそろタイムアップ
とりあえず、矢のことがあるので、マーゴは投票襲撃対象外に。
ちなみに決定者きました。
ではまた夕方に。
|
[聞こえる歌と、焔のほうへ。 辿り着いたは、やはり城。
どうやらまだ、城は無事なようだった。]
………
[そこで竜は考えた。 どうして自分は、ヒトのことなど気にしているのだろうか?]
(63) 2010/07/20(Tue) 16時頃
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[ゆらり、ゆらり、 何匹か、降りたのが見えて]
…!
[泉へ駆け、誰かに危険を知らせようと]
(78) 2010/07/20(Tue) 18時半頃
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[泉には、ヨナの他に見知らぬ男と歌姫がいた。 ヨナを庇うような形で、 スカーフを口に巻いた男。
彼は、ヒトとは少しだけ違う臭いだった]
…何をしている…! お前ら、死んでしまうぞ!
[加勢して、その爪で虫を斬る。
彼らは気付いただろうか。 酸素の薄いこの場で、それをものともせず動き回っていることに]
(82) 2010/07/20(Tue) 18時半頃
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…すまぬ。
[斬る度に。]
危害を加えるなら、お前達には死んでもらうしかないのだ…
[哀しげな声で呟いたのは、きっとヒトには聞こえない]
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大丈夫、なのか。
あんな状態で歌うなど、無茶を。
[視線を向けられ。 彼女の身を案ずる言葉が、口から。
と。 突然人影が、泉の中に飛び込んだのを見た]
(99) 2010/07/20(Tue) 20時頃
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[訝しげに見ていれば、 人影は這い上がってきた。
…エントランスで見た女。 少し距離を保ち、様子を見て。 すると、後から熊たちもやって来る]
………ヒトが多いな。
[火傷を冷やす人を見て。 …この鱗は、火を防ぐなどわけないのだ。
改めて、自分が違うものだと感じた]
(101) 2010/07/20(Tue) 20時頃
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[どうしてか。]
[初めて、少しだけ、
それがかなしくなった]
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[小さな笑みに、何かを隠して。 それが何かはわからないけれど]
…大丈夫そうなら、良い。
お前は、何故歌うのだ。 歌う事は命よりも大事なのか。
[彼女にもヒトとは違う臭いを感じながら。 今まで幾度も問われて来たであろうことを、竜もまた問う。]
(102) 2010/07/20(Tue) 20時頃
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『わたしも、あそこにいたかったなあ……』
[異形同士惹かれあうのか
単純に光が綺麗だからなのか
戦いの気配をどこかから感じ取り、妹は呟く]
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[歌うために生きている。 その答えすら歌のよう。]
…そうか。
[歌うのが好きなだけなのか、それともこの女に関わる異形の類によるものか。
どちらも正しい気がして。 あまり深く言及するのは、やめた]
(110) 2010/07/20(Tue) 20時半頃
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[どうしてヒトを気にする。
どうしてヒトを庇う。
ヒトを守り、異形を斬った。
自分にはまだわからない]
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…大丈夫なら、良い。
[最後に、一声かけて]
………
[その場で少し考え事をしているかのような。 声を掛ければ反応こそするだろうが]
(114) 2010/07/20(Tue) 21時頃
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