人狼議事


239 ―星間の手紙―

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【人】 星間帆走 アンタレス

― 星間移動船 ―

[長い休暇を取った。

必ず探し出す>>5:-30なんて大見得を切ったけど、手がかりなんて何も無い。
だから、いったんエデンに戻ることにした。
あのひとがエデンを離れるまでの足跡を、追うことができるかも知れない。

彼女を愛している。
それは確固たる事実。
でも愛とは何なのか、などと考える。

笑顔を見たい。声を聴きたい。
温かな身体を抱きしめて、許されるならば深く結ばれたかった。

けれど、その全てが叶わなくなったとしても。
作られた声でも、その言葉を聴きたい。
血の通わない身体でも、傍に居て、その心に触れたい]

(4) roku 2018/04/29(Sun) 15時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[戦闘機乗り時代は、冷静だとか落ち着いているとか評されていて、自分でも周りの連中に比べればそうだと思っていたけれど。

我ながら案外情熱的だったんだな、なんて思う。
いや、冷静に落ち着いて考えた結果が、これだ。

彼女を二度と悲しませないこと。
もう二度と、寂しい思いをさせないこと。
それが、この単独長距離遠征作戦の最終目標だ*]

(5) roku 2018/04/29(Sun) 15時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[エデンに向かう船の中、携帯端末で『ルシフェル』を起動する。
届いていたのは、小さな『彼』からのメッセージ。>>5:-3

隕石を遠くまで抱えて運ぶ子供。
みんな、寝たまま起きない。
何が起こっているのかは、はっきりとはわからないけれど。

機内での発声は遠慮して、テキストメッセージを作成した]

(24) roku 2018/04/29(Sun) 19時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[会いたい人に会えないのは、寂しい。

人も、人でないものも。
船に乗って空を超えてでも、大切な相手に会いに行く。
傍にいなければせめて、電子の翼に言葉を託す。

どれだけ技術が進んでも、幾千の星々に住まうようになっても、繋がりを求める心は、変わらないのだ]

(25) roku 2018/04/29(Sun) 19時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[長い旅路。
直行便などありはしないから、幾度も幾度も乗り換える。
この会社の便は船中泊の寝心地が良いシートだな、とか、この宇宙港は使い勝手が良いな、とか、職業柄そんなことが気になったりしつつ。

彼女からのメッセージを受信したのは、そんな旅の途中。
強引さに呆れられてしまっただろうか、なんて不安にもなっていたから、その内容>>-90を確かめて――


隣席の客が、ぎょっとした顔でこちらを見ていた。
どうやら、ものすごい笑顔になっていたらしい。

こほん、とひとつ咳払い]

(32) roku 2018/04/29(Sun) 20時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[返信はしない。
代わりに、手荷物の中をそっと覗き込む。
もしも他にも懐かしい顔に出会えたらと、いくつか用意した土産物。

彼女のための小さな箱には、とっておきの贈り物]

(33) roku 2018/04/29(Sun) 20時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

― スペースコロニー『エデン』 ―

[懐かしい景色。
新天地に旅立っていったものも多いのか、記憶にある店のいくつかは、入口を閉め切っていた。
宇宙港から市街地へ出るバスの本数も、減っていた。

それでも、学校や、公園や、通りのかたちは思い出のまま]

……さて。

[どうやって探そう。
旅の荷物を持ったまま、道端に立っている。

病に倒れたというなら、付近の病院から当たるべきか。
と言っても、このあたりには複数の病院があるし、そもそも病に罹ったのがエデンを離れる前か後かもわからない。
部外者にそうそう患者の情報を教えるとも思えない。

シンプルに、当時のことを知っている人を探した方が良さそうだ。
皆で幾度も押しかけた、彼女のかつての住居へと向かう]

(34) roku 2018/04/29(Sun) 20時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[近所の人、を見かけたら訊いてみるつもりだったのだが。

彼女の住まいの玄関が、昔のまま綺麗に掃除されているのを見た途端、走り出していた。
新たに別の住人がいるのだろう、という考えは何故かそのとき浮かばなかった。

ドアの前に立ったとき、懐かしい香りをかいだ気がした。

震える手で、呼び鈴を鳴らして]

……リザ。

[愛しいその名を、呼んだ*]

(35) roku 2018/04/29(Sun) 20時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


虹彩認証ok...
指紋認証ok...
声紋認証ok...
顔認証ok...
あんたれすサマ、認証シマシタ。ろっくヲ解除シマス


[昔、訪ねてきたときと同じように。
自分《アンタレス》の姿を認めて、扉は開かれた。

セキュリティ設定はそのまま、ならば、そう、中にいるのは紛れもなく。

キッチンに立つ姿。
小首を傾げてこちらを見る癖。
あの頃のままに美しく手入れされた、両手。

温もりを失った、と彼女が称した白い身体を、迷い無く抱き締めた*]

(36) roku 2018/04/29(Sun) 20時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[彼女の頭部は少々直径が大きめで、身体をしっかりと抱きしめるには、いささか姿勢に工夫が必要だった。
そんなのは、これから慣れていけばいい。

重要なのは、自分の名を呼ぶ彼女の新しい声が、すぐ近くで聞こえること。
彼女の両手がしっかりと、自分を抱き返してくれていること]

うん、久しぶりだ、リザ。
貴女を置いて行って、すまなかった。

……後悔するのは、貴女を手放してしまったことだ。
もっと早く、こうしなかったことだ。

[抱きしめた腕に、更に力を込めてから。
彼女の顔を正面から見られるように、そっと腕を緩めた]

でも、まだ、遅くはない。
こうして、貴女の言葉をすぐに受け取ることができる。
俺の言葉を、すぐに伝えることができる。
これからは……
あ。

(67) roku 2018/04/30(Mon) 19時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[旅の荷物は、彼女の姿を見た瞬間に床へ投げ出してしまった。
どうにもしまらないなと思いながら、拾い上げた鞄から、小さな箱を取り出して開ける]

これを、受け取ってほしい。
指輪にしようと思ったんだが、サイズがわからないし、その、料理するのに邪魔かと思って。

[小さな留め金に少しばかり手こずりながら、彼女の首にかけたのは、小さな赤い宝石をあしらったペンダント]

リザ。
メールでも、音声メッセージでも言ったけど、やっぱりこうして直接伝えたかった。

[顔の中心、たったひとつの丸い『目』をまっすぐ見つめて]

貴女を愛してる。
これからは、ずっと傍にいる。

[そう告げると、もう一度、最愛のひとを抱き締めた*]

(68) roku 2018/04/30(Mon) 19時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[愛していると、傍にいたいと、同じ想いが言葉になって還ってくる。
星の距離を経ることもなく、すぐに、すぐ傍で。

目の前にある彼女の瞳、
腕の中にある彼女の体、
まっすぐこちらに向けられた、彼女の心。

ずっとずっと守りたい、たいせつなもの。
もう二度と、手放しはしない]

(108) roku 2018/05/01(Tue) 05時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[それから、たくさんの話をした。
リザの用意してくれた料理を食べながら。
自分の好物も、好みの味付けも覚えてくれていて、感激しながら頂いた。

食事を摂ることのできない、今の彼女の前で食べるのは、少し心苦しかった。
でも、そんなことにも、きっと慣れていかなければならないのだろう。

たくさんの話をした。
エデンで共に過ごした時間のこと、離ればなれになってからのこと。
テーブルの真ん中にあった、きらびやかなプリン>>44のこと。
懐かしい友人たちのこと。

そして、これからのこと]

(109) roku 2018/05/01(Tue) 05時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[彼女の今の雇い主と、そのひとへの恩義について聞いたなら。
御礼と、挨拶に伺わなければと言い出すのだ。

挨拶というのは、つまりいわゆる、

『リザさんを僕にください』

というやつだ*]

(110) roku 2018/05/01(Tue) 05時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[長距離輸送船の仕事は、彼女を待たせてしまう時間が長くなる。
いろいろと思い悩んだ末の、復帰だった。

軍からの打診があったのは、前線には出ない教官職という、都合の良いもの。
なんでも、訓練生がだいぶ増えるらしい。

よほど切迫した状況になれば、戦闘に駆り出されることもあり得るけれど。
もしそんな状況になれば、自分の手で彼女のいる場所を守りたいと願うだろうから*]

(111) roku 2018/05/01(Tue) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

― 昔の話 ―

[女性たちの華やいだ笑い声が、キッチンまで聞こえてくる。
皆でお茶会などしているうちに、化粧だとか、ファッションだとか、そんな話になってきたので、コーヒーのおかわりを淹れる口実で席を立ったのだ。

自分が話に加われないだけであって、皆が楽しげにしているのを見るのは良い気分だ。
クリスマスに頼まれた砂糖とミルクたっぷりの一杯を用意して、焼き菓子も少し補充しようか。
砂糖はもうすぐ使いきってしまいそうだな、と考えながら。

好きな人とかいたりするの、なんて言葉が聞こえて、思わず耳をそばだててしまう。
あの席には、リザもいるから。

彼女はとても魅力的で、言い寄る男のひとりやふたり、いやもっといても不思議は無い。
玉砕覚悟で打ち明けなければ何も始まらない、と思いながらも、今の友人関係を壊すことを自分は恐れている。

あの、とすぐ近くで彼女の声がして、危うくカップを取り落としそうになる。
頼まれて、砂糖のストックを高い棚から取り出しながら、それだけで幸せな気持ちになるのだから単純なものだ*]

(123) roku 2018/05/01(Tue) 21時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[初日からエースパイロットの首根っこつかんで怒鳴りつけたことで、一躍鬼教官の噂は広まった。
ちゃんと考えて動く奴には優しいんだ本当だ。

だがしばらくの後、訓練生たちの間にまた別の噂が流れ、混乱を来すことになる。
曰く、あの赤鬼が、デレッデレの顔で誰かに電話をしていたと]

ん?ああ、食堂が改装中だって話はしたね。
嬉しいけど、いいのか?
リザのお弁当が食べられるなんて、そりゃ嬉しいよ。
じゃあ、待ってる。近くまで来たら、また知らせてくれ。迎えに出るよ。

[左手には白く滑らかな金属の指輪、妻帯者であるらしいとは知れ渡っている。
奥さん相手にはあんな声出すんだ……と、雷を落とされたことのある教え子のひとりは、遠い目で語ったという]

(137) roku 2018/05/01(Tue) 23時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[輸送船で空賊に遭遇した後、宙域警備隊のパイロットと顔を合わせる機会があった。
空を、星を、人々を守る誇りに満ちた若者たちの顔を見て、誰にも傷ついて欲しくないという気持ちが強くなった。

誰も命を落とさぬように、無事に愛する人の元へ帰れるように。
自分の長所が冷静さであるならば、それを皆を守るために役立てたいと思った。

だから、命を粗末にする者には容赦しない。
大胆さも思い切りも必要だ、でも勇気と無謀を履き違えてはならない。
守りたいひとが居るのなら、自分を犠牲にしてはならない。
そのためには感情をコントロールして、規律を――]

……って言ったんだがな、俺は。

[新たな『訓練生』のメッセージ>>-277を受信して、頭を抱える。
空には、伸びやかな軌跡を残して舞う、銀色の訓練機ひとつ]

(138) roku 2018/05/01(Tue) 23時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[彼が帰着したなら、水槽の頭に拳骨のひとつもくれてやろう。
キャンディの贈り物のせいで、よりいっそう回りの良くなった口に、言い訳する暇も与えてやるものか]

――おかえり、ピスティオ。

[見上げるのは、どこまでも続く青い、青い空**]

(139) roku 2018/05/01(Tue) 23時頃

アンタレスは、リザを抱き締めた。

roku 2018/05/02(Wed) 00時頃


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