278 冷たい校舎村8
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[縄張りを守る黒い馬が、虚構の世界から消える。
ちゃんとしてる委員長だなぁ、って思ってたし、
実際どこにも澱みは見えなかったから凄いよね。
嘘は誰にもバレずに突き通すもの。
当然あなたのほうが正論だったし、耳が痛くてしょうがなかった。
くだらない理由で死を選んだことが明るみになったら、
その時はスッキリした顔をしてくれるんでしょうか。
やっぱり理解できないって頭を抱える?]
[原稿用紙を睨み続ける深緑色のフクロウが、虚構の世界から消える。
作家としてより、気安い友達だという印象のほうが強くて、
素直で可愛いなぁって思ってた。
何かを証明しようとしていた、その結果はどう?
嘘が真実になることもあるって、たぶんあなたが一番知ってたんじゃないかな。
わたしからのファンアートはどうか、本来の作者に届けてくれたらいいな。]
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— 朝 —
[>>4:628昨夜は、誠香ちゃんと2人で保健室で話をした。 女の子は2人だけになって、保健室は広いなぁって、そんなことを話して、 千夏ちゃんにメイクを教えてもらう話には、いいなぁって相槌を打った。
いつの間にやら眠って、目覚めた時には誠香ちゃんは既にどこかに行っていたっけ。
わたしは身支度を整え、家庭科室へ。 心乃ちゃんが先に帰ってしまいましたので。 今残っている人たちの胃袋はわたしが掴むよ! ……と、意気込んで朝食の準備をする。
昨日のおにぎりは全部平らげられていたか、それとも残っていたか。 残っている量が少なければ、それはわたしがいただいちゃいます。 多ければ……まぁ、また後で食べよう。]
(0) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[昨日はガスコンロを見て、気分が悪くなってしまったけど。 今日こそは温かい料理を! と意気込み。 鍋にお湯を入れて、火にかける——]
(1) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[ ——あ。]
(2) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[チャイムが鳴ったその瞬間、弾けるように全てを思い出す。]
(3) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[死ななきゃいけないな、と思った。]
(4) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[>>1:40>>1:41——オオカミ少年の話。
嘘ばっかり吐いて信用を失った少年は、 誰にも言うことを信じてもらえなくなって、そして死ぬ。
さて、この少年が村人たちに信じてもらうには、 どうすればよかったのでしょうか。
ひとりきりの部室で、夕陽に照らされながら、 その答えをずっと考え続けて、出した結論。]
(5) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[言葉ではなく行動で示さなければいけない。 少年は、今まで吐いた嘘の謝罪を残した上で、 村人たちが見える場所で自ら首を吊るべきだ。
自分の死と引き換えに、 真実が残る可能性があることに賭けて。 やってくるオオカミから村を守るために。]
(6) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[だから、どうしようもない嘘吐きのわたしが、 真実を証明するには、自分の命ぐらい捨てる覚悟が必要だ。
その結論に至って、 なんだ、じゃあ簡単じゃん、と笑ってしまった。
わたしにはもう何も残っていないし、 これから何を成すつもりもない。
いいや、無理なんだ。 今まで生きてしまってごめんなさい。]
(7) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[わたしは死んで、いなくなるから。 その代わりに、わたしが残したものは真実だったと、
……『いい思い出だった』と、証明が成されますように。]
(8) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[クラスメートのみんなをここに呼んだのは、 その証明が成されたことの確認のためだ。]
(9) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[嘘が真実になる瞬間を知っている。 ……その反対に、真実が嘘になる瞬間も知っている。
いずれにせよ、 嘘が赤い色として見えない世界では、葉野紫織は生きられない。
思い出深いこの校舎だけが、わたしにとっての真実。]
(10) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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……なぁんだ。
[全てを思い出して、肩を落とす。 どうして忘れていたのか。 いいや、思い出したくなかったのかもしれない。 実際、忘れたままみんなと過ごしたこの数日間は、 得体の知れない不気味さを含みつつも、楽しかった。
わたしの願い通り、完全再現とはいかないみたいで。 そこは口惜しいところではある。]
(11) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[けど、もう終わりだ。 十分に証明は済んだ。ありがとう。
今まで付き合ってくれたみんなに、さよならを。]
(12) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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— 校舎の変化 —
[昇降口に叩き付けられていた黒いインクは、 いつの間にか消失している。
この冷たい校舎からはもう帰ることができると、示すように。]
(13) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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[そして、既に元の校舎の階数よりも多くなったこの校舎に、 更に8階が積み上げられる。
その場所は——*]
(14) 2020/06/22(Mon) 00時頃
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— 保健室 —
[ふらりとそのまま保健室に戻ってきて、 誰もいなくなったその場所で、息を吐く。
あと、何人が残っているんだろう。 大丈夫、もう苦しい思いをしなくても帰れるから。
保健室の入り口近くの台に、 メモを置き、そこにペンを走らせる。]
(15) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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『昇降口が開いていたので、先に帰ります! みんなも早く戻ってきてね! 外で待ってるから! 紫織』
(16) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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[……これを確認して、みんな素直に帰ってくれますように。 最後の嘘。に、なればいいな。
書き置きだけを残して、そのままふらりと校舎を歩く。*]
(17) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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— 昇降口前 —
[黒いインクは全て綺麗さっぱり消えている。 ここを開ければ、元の世界へ出れるだろう。
……と、その脇に、 たくさんのマネキンのような、柔らかい人形が積み重なっている。>>3:879 これは消すことができないから、しょうがない。
そこから引っ張り出されたマネキンには、 既に毛布が被せられていた。]
まなちゃん、ごめんね。
[エンドロールの終わる映画館には、観客はいられない。 最後まで楽しんでくれたかなぁ。 くだらない話で、申し訳ないけれど。
昇降口前をそのまま通り過ぎて、ひたひたと歩く。*]
(19) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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― 2階:廊下 ―
[廊下の端。本来そこは行き止まりだけど、 その先には増設された歪んだ部室棟がある。
……その手前に、マネキンが転がっている。>>4:625 邪魔だなぁ、って思って蹴ったりはしないよ。別に。]
何を踏んだの?
[汚れた靴底が気になるけど、わたしはそれを察することもない。 帰って聞けば教えてくれるのかもしれないけど。 その約束は、果たせないね。 まあ、しょうがない。
委員長が他のみんなにしてあげたみたいに、 布をそっと被せてあげるべきなのかもしれないけど。
>>22誰かが来そうな気配がしたので、 気付かれる前にふらり、そこを立ち去る。*]
(30) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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— 1F:空き教室 —
[……見つけるのが大変だった。
>>4:650磨りガラスが白くなっていることになかなか気付かなくて、 少しの間、校舎を無駄に往復してしまった。
扉を開けようと手を掛けて、あ、これはやめたほうがいいな……と離れる。 マネキンを確認したかったけど、なんとなくわかる。 この中に誠香ちゃんがいることが。]
(48) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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……潰れそうな重みから、 助けられるのは、わたしじゃないや。
[ごめんね、と心の中で謝る。 誠香ちゃんが抱えているものを解決できるのは、外の人だけだ。 この校舎の中からは祈るしかできない。
嘘の重みってつらいよね、って、 気持ちを共有できた未来があったのかなぁ。
扉はそのまま開けずに、ここを離れた。 >>37きっとね、王子様が助けに来てくれるよ。*]
(49) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[わたしは卑怯者の嘘吐きだからさ、 ……きっと、真正面から正直に話すことはできない。
だから、ひっそりと隠れることにするよ。 この校舎が静かになるまで。]
(52) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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— 8階 —
[階段を登り切れば、そこに広がるのは真っ直ぐな廊下だ。 一直線に、廊下だけが伸びている。扉はどこにもない。
壁や天井には、紫色のインクが付着している。 この世界の主の名前を示す色だ。
窓の外の景色に目をやれば、 まるでビデオが上映されているかのように、 文化祭で3年8組が上演した劇が、そこに映し出されている。 窓を開ければ、音も声も聞こえてくるはずだ。]
(54) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[長い長い廊下の、壁側に。 A2サイズのフレームに収まった、CG作品が順番に掛けられている。
騒がしく飛んでいる、オレンジ色の金糸雀。 陽気な笑い声を上げながら転がっている、黄色い羊。 走ることなく、生きている姿が美しい空色の豹。 動物たちの群れをじっと見ている、白色の子鹿。 この星を抱いて微笑む、深い青色の牛。 規律に従って縄張りを守る、黒い馬。 原稿用紙を見下ろして目を閉じる、深緑色のフクロウ。 群がる魚から逃げるように海底へ潜る、濃い桃色の熱帯魚。 雪の上に寝転んではしゃぐ、赤い眼鏡をかけた水色の兎。 無表情なのにどこか優しい顔つきの、紺色の狼。]
(56) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[わたしの解釈で描いた世界、虚構の動物たち。 この世界からわたし以外の人間がいなくなるけど、 大丈夫、寂しくない。
この世界には、わたし以外の人間は居てはいけない。 居ればわたしは嘘を吐くし、収拾のつかなくなった嘘は歪んだ校舎を増やす。
だから、これで終わり。 さようなら、大好きなみんな。]
(58) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[てく、てく、てく……。
窓の外の上演を眺めながら、8階の長い廊下をただ歩いていく。 足音が冷たい音を立てて反響した。*]
(59) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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