人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

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(憎い……)

[テストで一位を取った日、自分は家に帰ったら父親の機嫌が悪かったので地下室に閉じ込められて一晩中"腹いせ"をされたというのに、二位だった子は大層褒められて家族で楽しく外食に出かけたということを聞いた時]

(妬ましい……)

[好きになった人が出来て恋人になれたと思ったら、口の軽い妹が父親にワザとバラして、彼との仲を引き裂かれた上に、その後一週間も地下室から出してもらえずに、慰み者にされた時。]
   
(どうして私だけ……こんな目に遭うの……)

[堕胎をするために行った産婦人科の待合室で、幸せそうに大きなお腹を撫でる若い夫婦を見た時]

(不公平だわ。あんまりよ。こんな絶望的な人生ってないわ。みんな不幸になればいいのに。私よりも不幸になって地べたに這いつくばって涙を流して私の靴底を舐めればいいんだわ!)

[妬む少女は、人生の節々で他人の幸せと自分の不幸を比べた時に、狂っていった。]


[全てに絶望している少女の心の中に『いっそのこと殺してくれ』と願うほどの想いがあるのは事実
しかしそれ以上に、妬む少女は、恨みを募らせている。

自分よりも容姿が優れた者
自分よりも頭脳が優れた者
自分よりも身なりの良い者
自分よりも愛されている者

その全てが憎くて、妬ましくて、たまらない。
――本人でさえも気づかぬうちに、妬む心は彼女の中に深く深く根ざして巣食っていたのだ。]


(どうしたら他人は不幸になるのかしら?

私がこんなに不幸なんだもの、他人だって不幸になれるはずだわ。私は 親 切 に も 苦労を教えてあげてるのよ。そうよ!
なんにも不幸を味合わずに生きてきたら、後できっと苦労するに決まってるものね???

だから私は悪くないのよ。
私は悪くない。

私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない――)

[妬む少女は、自らの死を願う。
けれどそれ以上に、他人の不幸を心から願うのだ。
どうせ死ぬのなら、自分よりも他人を蹴落としてからのほうが溜飲が下がるというもの。そうすれば自分は『底辺』ではないのだから。

そう、例えば。
もしも、あの黒髪の身なりの良い女が、舌を失ってまともに話すこともできなくなったと知れば、手を叩いて喜ぶほどには。*]


自分も死霊として蘇られるならば
あの男、赦さない


[己の女体を弄ばれるよりは、余程良い。
未知のそれを為され、女子としての器官を悪戯に保存され、それでも生きねばならぬより。

余程、娘にとっては]**


【人】 許婚 ニコラス

[ノブを回してみたはいいが、どうやら中から施錠されているらしい。…あの男の仕業だろう。
困り果てて嘆息の息を漏らす。嗚呼、せっかくの美しい人形を床に放置しろと?────そう思えば、穏やかな性格の男には珍しく、やがて怒りも湧いてきたかもしれない。

だからこそ、彼女>>3が目を覚ますことに気づくのが少し遅れたのだ。]

「────ひっ?!」

……っ!?!!

[一度自分の身に起きたこととはいえ、すっかり忘れていた。
突然動き出し、涙を滲ませる"人形"を手から滑り落としてしまったのだ。…恐らくドサリ、と鈍い音が響いたに違いない。尤も、彼女が臀部から着地したのならそこまでの衝撃はなかっただろうが。

ああ、そうだ。すっかり忘れてしまっていた!

自分が何故あんな真似をしようとしていたのか。そう、この空間には「死」がないという可能性を考えてだったのに!]

(6) 2016/02/28(Sun) 10時半頃

【人】 許婚 ニコラス



嗚呼!申し訳ありません、マドモアゼル…!お怪我は……?

[それでも相手が動くものだと認識したのなら、しばしの沈黙の後彼女の前に手を出そうとしただろう。その表情はひどく残念そうに眉が下がり、口元は笑みを浮かべようとしながらそれができずにいたが。

彼女の喉から漏れ出した声は、文字通りただ漏れただけで、ただの音の並びにしかなっていない。────ああ、より一層醜くなってしまった。

それでもこうなれば彼女>>4はその醜さを意識し、声を出さなくなるのだろうか?それならば僥倖だが。と口元を押さえる姿を眺める。]


…ああ、そういえば服の乱れを正すのをすっかり忘れていました…!これでは抱き締めて嫌がられるのも当然ですね…

[彼女は差し出す手を取ってくれただろうか?取ったならば立ち上がらせてからシャツのボタンだけでも締めただろうし、取ってもらえないのなら、シャツのボタンを締めた後にその手をこちらから取って立ち上がらせようとしただろう。]**

(7) 2016/02/28(Sun) 10時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 10時半頃


[ 再び覆い被さったとき、彼女は何かを枕の下へ隠すように仕舞っていたが、何なのか訊ねることはしなかった。

壊れない玩具を手に入れた喜びと。
今度は自らの手で壊せるという喜びで。
胸をいっぱいに膨らませていたものだから。]

  ああ、言われるまでもなく
  お前の身体を作り替えてやるよ
  この身体は俺様のもんだからな

[ あなたの色に染めて()、などと言われればそう返事を。

ワンピースを脱ぎ去った彼女は美しくてごくりと喉を鳴らした。特に傷痕の残っていない首筋が綺麗で、必要以上にキツく吸い付いては鬱血痕を残した。
ペン先で傷つけられた分の上書きのつもりだった。紅く咲いた華を確認しては口許に三日月。

一度使った孔は程よく解れていてズリュ、と呑み込まれていった。血の気を取り戻したそこは先ほどより温かくて心地よい。一度放っていることもあって、律動は緩やかに開始した。]



  ああ、いいぜ
  よく許可を取れたな、良い子だ

[ 触れることにもキスをすることにも快く許可を出して頭をよしよしと撫でてやった。この玩具は特別なのだ。他の玩具ならば許せぬことでも大目にみてやれる。]

  あー、気持ち良いな

[ 余計な肉はないのにすべすべで柔らかな女の太腿に腰を包まれれば、その心地よさに僅か表情をゆるくして微笑んだ。それとより深く彼女の内側を味わえて気持ち良い。]

  ……遅い、
  んー、可愛いな

[ キスを所望された時はすぐに触れてこないものだから焦れったくなりこちらから重ねた。股を広げて誘えるのにその様子だけはやけに初心に見えて愛らしい。二度三度と唇の感触を味わい、可愛い可愛いと愛でる。隙間から舌を捻じ込めば、彼女の口腔から鉄の味が伝わり、やはり彼女は一度死んだ筈だと再認識する。

彼女だけが特別なのか。
だって死体が起き上がる筈ない。鍵の埋まっていた男のように、普通なら。]



  ( …………俺のナイフ )

[ か細い身体をぎゅうと抱き締め深く突き続けていれば、振動でズレた枕の下から覗くものがあった。その形状は自身の所有物に違いない。

何故彼女は隠したのか、などは気にならない。

ただ自然な動作でナイフを掴んだ。]

  はぁ…ヨーランダ、大好きだよ…

[ うっとりと顔を見つめながら壊れない玩具に告げると、上体を起こして腰だけ振り続けて。目の前で刃を展開する。

彼女は肉茎をねじ込んだときなどの様に抵抗の姿勢など見せなかったように思う。

秘められた願望も背景も知りはしないけれど。

何度怒りをぶつけても壊れない玩具。
それを愛する自身が許されたように錯覚して。]



  ……愛してる

[ 逆手に握ったナイフで、彼女の胸を勢い良く刺した。心臓をひと突きしてやれば苦痛はなかったかもしれないが、反応が見たくて

あとやっぱり今度こそは本当に死んでしまうんじゃないかって

そうなったらやっぱり詰まらないから

彼女の内部を突き上げるのと、ナイフを突き下ろすタイミングを合わせて、幾度も心臓の周りを穿った。幾度も幾度も幾度も。]



  あーまた射精る…!
  ヨーランダの膣内は気持ち良いなァ…!

[ 彼女が"自分が死ぬなら先に誰かを蹴落としてから"などと抵抗しても止まらなかっただろう。そうでなければ終始可愛い、と唱え続けて。何れにせよ恍惚と笑んでいたのには違いない。

埋め込んだ肉茎が一層質量を増し欲を体内にドクリドクリと放つ。それと同時に彼女の心臓に刃をグサリと突き立て──"壊した"。]


[ 絶命した彼女を見つめる瞳に篭るのはほんの少しの不安と、大きな期待。子供のように純粋な煌めきがあった。

動き出す彼女を認めては、胸に温かいものが拡がり、彼女への愛が高まったに違いない。

けれど、息を吹き返した彼女が真っ先に視界に入れるのは男のニヤリとした悪い笑みだろう。
他人の不幸と自身の死を願う彼女にそれはどう映ったか。]

  嗚呼、お前は本当に可愛いな……、
  さ、次はどうやって壊そうかなァ

[ ──────そうして、
幾度も破壊し、再生を繰り返させたことだろう。

相手はどんな顔をしていたか。
嫌がってはいないようなら優しく抱き締め幾度も口付け愛を囁きながら──男が疲労を覚えるまで最低でもあと五回は性交と破壊を行った筈。

死ねぬことに絶望して反応が薄くなるようなら死体とそう変わらず解放するのはそれよりやや早かったか。それでも初めて手に入れた玩具に対する愛おしさはきっと変わらない。

苦痛に歪む顔か、それとも花のような微笑みか。どちらも大切に気ままに愛でるのだった。]


[確か彼処にはこう書いてあったか。()

───最も罪深きものを示せ。
───その者は全ての罪を、その命を持って贖罪するだろう。
───『迷える七匹の子羊たち』よ、贖罪せよ。

つまりはその罪深き者は死ねるのだ。
その、罪深き者は死ぬのだ。
あの悍ましい色欲の者は最も自分にとって忌むべき罪を重ねている。
しかし、あの男。
自分を脅かし、その自尊心を傷つけた。
今、1人を示せと言われたならば。

相手に背を向けたその貌。
その瞳には復讐の炎が灯る。
最も罪深き者として、火浦の女を脅かした事を悔いるが良い─────*]**


【人】 許婚 ニコラス

[口元を押さえたまま、こちらを睨む姿には「先程の表情の方が好きだった、あの表情をもう一度拝みたい」なんて欲が生まれる。
尤も、今はただ微笑み彼女>>9を立たせようとするのみだが。

────次があるなら、次はまどろっこしいやり方などせず、声帯ごと取り出してしまおう。

ちゃんとした"礼"は出来なかったが、彼女が声を発しないというなら、より美しさを手に入れられるのだから許してもらいたい。]


マドモワゼル?

[深呼吸をする彼女>>10を不思議そうに見つめて、それでも───────その唇が弧を描き微笑むのなら、男は嬉しそうに微笑んだに違いない。

嗚呼、浮かぶ表情は人形のそれとは大きく異なるが、それでも声をなくしより美しくなった姿を、気に入ってくれたのだろう。

(15) 2016/02/28(Sun) 17時半頃

【人】 許婚 ニコラス



実際は違うとはいえ、男は確かにそう考え、心底喜んだのだ。先程から口元を押さえていたのさえ、もしかすると感極まってしまったのかもしれない、なんて都合良く。]


……今の貴方の方がずっと、素敵で…美しいです。

[彼女が己の手を取り立ち上がるというなら、それを手助けするように彼女の手を引き立ち上がらせる。……優雅な一礼は、愛らしい淑女のようで。

静かに部屋の向こうへと消えゆく彼女を、まるで子供のような笑みで見送ったに違いない。

それから、ボタンを留めて……ボロボロになったスーツを着るのだ。勿論、その間に腹部に刺さったままのナイフを再び無理やり引き抜いた。深く刺さったそれを抜くのはなかなか至難の技で、それから出血も多かったのだが────抜かずにいるわけにもいるまい。]*

(16) 2016/02/28(Sun) 17時半頃

[そこにあったのは、キラリと光を返す小瓶。見たところ、恐らくはガラス製だろうか。
中にはちゃぷりと液体が入っているのが見える。蓋を開けて確認する前、眉を顰めながらそれを手にしたなら、そこに書かれた文字にギクリと身を強張らせた。

「劇薬」────何故、そんなものがここにあるのか。
流石に死なぬ身とは言え、これが真実であるかどうか自信の身で試してみる気にはなれない。
娘はその名を聞いてもどれだけの薬物か分からなかっただろうが、中身は無味無臭の劇薬「フッ化水素酸」である。
眉を寄せつつそれを光に翳して見ては────くっ、と喉を鳴らしてそれをそっと、懐に忍ばせる。

一つの武器を手に入れたのだ。
力無い自分では、小刀だけでは不安も強い。
これが本当に薬物ならば、力無い自分には有効な一手となるだろう。
────そうして攻撃した相手は、己の"特効薬"にはならなくなるだろうが。

そっと娘はそれらの扉を閉じていく。
1番表側の扉までそっと閉じては扉に向いたまま小さくため息をついていた]*


[ 少女は、歓喜の涙を流す。]

 あぁ……ケイイチ様……

[少女の首には醜い傷口の代わりに専有の証として赤い花が散る。触ることを許され、更にはキスをすることまで許された。頭を優しく撫でる手が心地よくて、泣きそうになる。
ズン、と仲に入ってきた彼の熱には、待ちわびたように膣が悦んだ。]

嬉しいです……ケイイチ様…ケイイチ、様…っ

[キスなど自分からしたことはないものだから、戸惑っていたら彼の方からキスを与えられた。彼との初めてのキスは、錆びた鉄の味。

男は少女のことを可愛いと言うが……今までそんな風に少女を愛でた者などいない。
それこそ、幼き日の遠い思い出である。

美しかった白金髪は白髪に変わり
澄んだ美しい青い瞳は濁って輝きを失い
林檎のように赤くて愛らしかった唇は青紫色

それが、この少女だったのたから。]



あ……ぁ……っ、ん……気持ち良い、ぁ…っ

[男に最奥を突かれる度に、少女は啼く。可愛いと褒められる度に頬を染めて、キスを与えられる度に舌を絡めて応える。
こんな風に愛でられながら抱かれるのは、何もかも初めて。抱かれて気持ち良いと感じたのも、初めてのこと。
セックスとは、男にマーキングされるだけの行為だと思っていたのだが、どうやら違うようだ。]

――っ!

[そして彼の口から飛び出た『大好き』の言葉には、少女は息を呑み]

うれ、しい……っ、あ……!あぁっ…!

[またはらりと涙をこぼした途端に、心が満たされた少女は初めての絶頂を味わった。その瞬間にはギュゥ、と彼を締め付けた事だろう。目の前が真っ白になるほどの快楽に、少女は一瞬気を失いそうになった。]



は……あ……っ、

[しかし、休んでる暇はなかった。
そう、少女は玩具なのだから。

彼が見つけてしまったナイフに目を奪われ、少女がなにも言わずとも彼はナイフを逆手に持った。それから『愛してる』と囁かれれば、まるで夢うつつのように微笑み]

私も、愛していま……――あ"ぁ"、ぐっ!

[振り下ろされたナイフが、少女の柔らかな胸に突き刺さる。あまりの痛みに、喘ぎ声ではない苦痛の声を漏らしたが、それでも少女は恍惚とした笑みを浮かべたまま男を受け入れ続けた。]

あ"…ぁ!ケイイチ様…ひぎ!?どうぞ、心ゆくまで…あ"がっ、玩具で遊んで下さ…あ"ぁ"!!

[腰の律動と同じタイミングで与えられる快楽と激痛。
ああ、そのどちらも愛おしいのだ。
愛おしい人から与えられる感覚なら、それがたとえ痛みであろうと苦痛であろうと、悦んで受けいれるのだ。]



ケイイチ様…っ、あ"ぁ"…っ いっぱい出しっ、…て、くださ……  私の中に、お情けを、下さ………――

[凶刃が振り下ろされる度に、少女は微笑んでいた。なぜなら、目の前の男があまりにも気持ちよさそうで、あまりにも楽しそうだったから。
『可愛い』と『大好き』と『愛してる』をくれた彼になら、少女はいくらでもその身を捧げようと。]

――ケイ……イチ……さ――。

[やがて彼の精が放たれたと感じたのと同じ頃。少女の舞台は再び暗転した。

そしてまた目覚めれば、男の意地悪そうな顔と、どこも怪我をしていない自分の体を見つける。この時に初めて、自分が死ねない体であることを知ったが、その時には悲しみよりも喜びが勝ったようだ。]

ああ……ケイイチ様……
私のことを、もっともっと愛して下さいますか……?

[男に手を伸ばし、またキスをねだる。自ら腰を揺らして、彼のナイフを持つ手に自らも手を添えた。
今の少女にとってはそれだけで十分。
妬む心も、他人の不幸を願うことも、『愛されたい』という願望の前では鳴りを潜める。少女は喜んで、犯されて、殺されたことだろう。

そう、彼女は日曜日生まれの子。愛されることに喜びを感じるのだ。]


[『執着』と『束縛』はやがて大罪へと育つ。
ケイイチが他人に興味を示したり、誰かと話をする度に少女は嫉妬するのだ。彼に愛されるのは私だけだと、勘違いを抱くばかり。]


[ 髪や瞳や唇が元の色を残しておらず()とも、今の彼女しか知らない男はありのままの彼女を愛でるのだった。そこには相手を下位の生き物だからと見下す()姿勢はいつしかなくなっていた。]

  ( ……綺麗、だ…… )

[ 頭を撫でてやると瞳に涙をためるほど喜ばれた()ようだ。幾度となく気ままに抱いては女を泣かせてきたが、その種類の雫を見たのは初めてのこと。
何故そこまでの反応が示されるかは背景を知らぬ故にわからないものの、綺麗でずっと眺めていたい、などとひっそりと願う。余りに似合わないから口にはしまいが。

これまで人を愛したことなどない。
両親を物心つく前になくし放任主義の義父母のもとで育った。寄り付く異性はいようともこの性格だ、愛されたこともまたなかった。

そんな男が玩具としてでなく一人の女性として相手を愛おしいと自覚するまでには少し時間がかかったようだ。]

  そうか、……、
  ……あー、キ、ッツ……!

[ 嬉しい、と漏らされたあと彼女のそこは一層窮屈に収縮した()。つられて達しそうになってしまったが、眉間に皺を寄せ、下腹に力を入れて。]


[ 耐えながら、はらり零れ落ちていた雫を勿体無いとばかりにぺろりと目元まで舐め上げた。
──塩辛い。けれども彼女から溢れたものだからか、新鮮な果汁のようにも感じられた。]

  ああ、愛してるぜ

[ ナイフと肉棒とが、か細い少女の身体を容赦なく貫いた。返事を待たずにしてしまったものだから、きっと「私も愛しています」となる筈だった返事を最後まで聞けなかったのは少しだけ残念だが、その分は己が言えば良い。

なんと刃は悦んで受け入れられたようだ()。それを認めればやっぱり生き返らなかったらどうしよう、などとどちらも激しく突き立てるのを止めないまま不安を抱くが。

まるで聖母のように憤りも我儘も受け入れてくれる様子に、きっと大丈夫だと、何の保証もなく期待を高めて。]


[ 一度壊した少女が再び目覚める()のを繋がったまま待っていれば、首筋につけた鬱血痕も胸の裂傷も元の白い肌へと戻っていくのを目の当たりにできただろう。

──ああ、やはりこの娘は特別なんだ。彼女への想いが確固たるものになったのはこの瞬間。

仕組みはまるでわからないが、所有印が消えるのは詰まらない。途絶えさせぬよう綺麗な首筋をじゅう、と強く吸いながら目覚めを待った。因みにこれは彼女の意識のないうちに毎度繰り返されることとなる。眠れる姫への、悪戯。

色素の薄い睫毛が持ち上がれば、次はどうやって壊そうかと悪巧み。
彼女の方から"もっと"と強請られればますます気分が良くなり笑みが深まっただろう。]

  はっはは…良いぜ、ヨーランダ
     好きなだけ愛してやるよ

[ ナイフを握る手を上から握られれば、その指先にちゅ、と音を鳴らして口付け。
それから五度ほどは体位と刃を突き立てる位置を変え、交わらないはずの二人は交わったのだった。正確な回数が、わからなくなる迄。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 03時半頃


「『愛している』だなんて言葉を与えてもらったのは、果たしていつぶりだっただろう。
持たざるものであり、他人を羨むことしかしなかった少女は戸惑っていた。

あれだけ欲しくてたまらなかった言葉を惜しげもなく与えてくれるこの男は。
愛おしげに頭を撫でて、首に所有の印を刻むこの男は。
一体何者なのだろう?

――その答えを、少女は既に知っている。

彼が何者で、どこから来て、どこへ帰ってゆくのか。物覚えの良い少女は、ちゃーんとわかっている。

だから少女は嫉妬する。
この先彼が出会うであろう全ての女と、彼に抱かれる女に醜い嫉妬を燃やし、そして

自分の未来に、また、深く絶望する。]



はい。私の全ては、あなたの物です。

[ 少女は、男に付き従った。

あの金髪の男の話を出せば、痛いほどに少女の手は握りしめられたが、どうやら彼は自分との時間を選んでくれたらしい。
それならそれで全く異論はない。
彼が自分のことだけを見てくれるというのは、少女の妬む心を慰めた。]

……はい。

[『あまりにも可愛いから』という言葉には、恥ずかしげに頬を染める。そしてしっかりと指を絡ませて繋がれた手には、少女からも応えたようだ。

『まるで恋人みたい』……と。

長年抱いていた空想が現実になったかのような勘違いに、眩暈がするほどの幸せを感じてしまう。でも少女はわかっている。

そんな幸福は、どこまでも勘違いなのだと。

長く続かない幸せであることを知っている少女は、同時に大きな恐怖も抱くのだった。]



ケイイチ様……あっ、あ……もう、でちゃう……あ……っ……ぁぁ…っ

[やがて尿意が達すれば、少女は恥ずかしそうに顔を背けながら彼に小水を与えたことだろう。彼が啜る音にも、ひどく興奮したに違いない。
もし彼が飲んだすぐ後に立ち上がってキスを求めてきたとしても、少女は喜んで受け入れた事だろう。]

ケイイチ様……

[そうして立ち上がった彼にまた、腰を擦り付けて]

私にも……ください……私の中に……いっぱい、飲ませてください……

[ 少女は、男の捌け口になることを自ら望む。]


【人】 許婚 ニコラス

[ボタンを留め、衣服を整えていれば 男が立つ扉の向こうから足音でも>>40聞こえただろうか?────あの黒髪の男に対する思いは、先ほどの一件ですっかり消えていたのだが……まさか向こうまで怒っているとは、想像も付かず。

それから少し悩んで、その扉の前から消えたようだ。

まさかあの醜い人形を連れているとは思わず。…それから、男が美しくする対象は当然いつも女性なのだから、男性相手に今更何をすると言うのだ。…尤も、"障害"なら別だが。]


……それにしても、どうしましょうか。

[その扉から退いたなら、何をするでもなくその資料庫をふらりと。]*

(51) 2016/02/29(Mon) 12時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 12時頃


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