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【人】 鷹の爪団 マドカふう。 (3) 2015/03/04(Wed) 00時半頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカ
(4) 2015/03/04(Wed) 00時半頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカ
(5) 2015/03/04(Wed) 00時半頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカマイクだけで測れなくなった? (6) 2015/03/04(Wed) 00時半頃 |
[化学のレポートが受け取られるまでは不安はあったが、
受け取られた後では卒業に困難はあれど障害はないと思っていた。
実際残り少しの提出物を出し切ってしまえば、
すれすれとはいえ赤点は回避していたから単位は十分足りるはずだったと。
そう思っていなければ卒業制作とした端末の提出を遅らせて、
完成度を上げようとは考えるはずもない]
ない!……ない。
[何度探してもない。——そんな!どうして!
つけ外し厳禁の感情フィードバックデータ、約半年に渡る機械学習の成果が。
論文のデータも一緒に失われてしまっていることに気づけば、
顔色はみるみる真っ青に変わっていった]
そうだ、バックアップ。
論文はどっか——
[ふらつく足取りで机に辿り着く。僅か数歩の距離がとんでもなく重かった。
オートバックアップを切っておいたのがこの時ばかりは不幸に働く。
まめな性格とは到底言えない少女のデータは一週間分巻き戻っていた]
……頭が痛い。
[理論や文案は頭に入っているが、稿を練るのは得意ではない。
担当教員と何度も修正した細かい表現の訂正が消え去ったのが痛かった。
それでも論文だけであれば通すこともできなくはないか。
一番の問題は、バックアップを取ることが出来ない感情データの方]
うぅ……。
[頭を抱えて呻く。これをどうやって以前の状態まで復元すればいいのか。
人工知能や電子回路まで含めた多岐に渡っての電子頭脳を開発・研究している
研究所に空席が出来たのはとても幸運な偶然。
苦労を重ねてサンプルを送り、漸く研究所入りまで後一歩に届いたのに。
——端末が完成しなかったら研究所入りは絶望的だ。
18で得る自由と引き換えに父母の援助は打ち切られる。
留年も、卒業したとしても待っているのは厳しい状況だろう。
そして今年を逃せば、次いつ空席ができるのか分からないのだ]
[感情のデータが欲しい。
負の感情サンプルを手っ取り早くできるだけ。
喜びや感動に同調するのも電子頭脳の大切な役割だが、
客により重視されるのは主人"マスター"を配慮できる人工知能。
世に必要とされるのは、人によりそう知性だ。
——ここには丁度良く、
悲痛や疲労を訴える可能性の塊がゴロゴロしている。
忙しくなりそうな人を尾行する、もしくは自ら騒ぎを巻き起こすか。
少女はかぶりを振って物騒な後者を掻き消そうと努めた]
[最初に返したのはマドカ
明るい性格を思わせる短いメールに、表情は晴れないものの少しだけ笑みが浮かぶ]
---------------------------------
件名:Re:テスト!
早速サンクス。こちからもテスト!
賑やかで楽しかった。
残念ながら僕も当面バタバタしそうだ。
とはいえ腹は減るもの、また食事でもしよう。
そっちも大変そうだね。
何か手伝えることがあれば言って。
---------------------------------
[実際に手伝う余裕があるかは兎も角。
しかし女の子に頼まれれば無碍にはしない主義だ、一応]
【人】 鷹の爪団 マドカ本当、あたしが嘘つくと分かるでしょ? (26) 2015/03/04(Wed) 01時半頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカ[机に突っ伏して頭を抱えているとモニカの手が触れて、そっと頭を持ち上げた] (27) 2015/03/04(Wed) 01時半頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカ[やがて少女は意志の宿る瞳で空を見つめ立ち上がるだろう。 (28) 2015/03/04(Wed) 01時半頃 |
見返したいと、この時期に思えるのはやはり面白いと思うがね。
見返せたなら聞かせて欲しいな。
[ケイイチ
ああ……あの時は面白いと思ったのだ。
けれど今、この身になってみれば何も面白いどころの話ではない。
彼の連絡先データは受け取った。
同じく返したから、彼の端末にもこちらのデータが行ったろう]
……まぁ、いいか。
[とりあえず、それに今こちらから連絡をすることはしなかった。
男同士でかわいいテストメールでもないと考えたのだ]
[
少しばかり救われる気分で少女は返信を空の画面に描いていく]
件名:Re:Re:テスト!
お、返ってきた。無事テスト届いたよ!
うん皆忙しいねー。こっちも危なくて頭抱えてる。
困ったらお願いするかも!
ありがと、気分転換も必要だしまた声も聞きたいから
フィリップが良ければ。頑張れー。
[大変なのは独りではないのだ。メールを送信して頷いて歩みだす]
【人】 鷹の爪団 マドカ[端末に新たに届いたお知らせメールはずんと肩に重くのしかかった。 (40) 2015/03/04(Wed) 03時頃 |
[教務に引きずられた子ならと学術区の教室を一つ一つ覗いてみたが、
流石にこの時間になるともうアイリスは見つからなかった。
——やっぱりやめておこうかな。でも、別の日なら!
消極的になるのはやはり気が進まないこともあるからで。
忙殺されている人に話を聞きに行くのは追いつめられているとはいえ、
我ながら酷い案だと思わざるを得ない]
【人】 鷹の爪団 マドカ[学術区の教室をひとつひとつ覗いてみても目的の人物は居らず、 (41) 2015/03/04(Wed) 03時頃 |
[部屋の扉が開いてアイリスがいつもの笑みを浮かべて出てくるのを確認すると、自分の口許も綻んだのが分かる。]
課題、頑張っているか?
[ほら、と口にしながら缶ジュースを差し出した。]
で、プロポーズの件だったか…?
[そう口に出したと同時に心配そうな表情を浮かべながら肩をゆするアイリスに思わず苦笑した。]
お、落ち着け、アイリス一個ずつ答えるから。
[そう言いながらアイリスの頭をポンポンと撫でる。]
っと、プロポーズはジョークではなく本当だ。
色々誤解があった上でプロポーズをせざる負えない状況ではあったが、最終的には俺は別に納得している。
故に結婚詐欺ではない…はずだ、俺はアイリスもよく知っている通り貧乏人のままだ。
もちろん保険をかけるほどの金はないからな。
[そこまで答えて、次の質問には静かに首を傾げて何かを思い出すように考え込む。]
相手はクリスだからな。
俺も彼女からよく薬をもらっているが…。
まあ、変なものは飲まされていないはずだぞ?
[流石に一瞬考えたが、そこは問題はないだろう。
気持ちが変化していたり、行動を強制されているというわけでもない。]
自分で考えて、自分で行動して、自分で発言している。
問題は何もない。
[そう言いながら、指先を指して、2本と答えた。]
[アイリスとの邂逅の間、もう一件メールが届いているのを確認する。]
ん?マドカか。
[内容をかくにんしたが、然程重要な内容ではなさそうだ。
とりあえずメールが届くか否かの確認といったところなんだろうか?
であれば、確認した事を伝える返信くらいは必要であろう。]
『To:マドカ
Message:
メールを確認した。
問題なくお互いのアドレスは登録されているようだな。
気が向いたらメールするさ。』
[そんな素っ気ないメールを飛ばして、端末を閉じた。]
[ある程度、アイリスと会話をした後、今度は量子情報学の実験室へと向かった。
そこに置いてあるのは何の変哲も無い金属の箱。
そこに自分の端末をつないで情報を操作する。]
ここの計算式がこうならば、ここの計算は……
[カチャカチャとデータを打ち込み終えると、後は自動計算をコマンドに打ち込んだ。]
これで暫く時間が必要だが…さて、一回目で終わってくれれば卒業確定なんだが…。
後は実験をどのタイミングで行うべきか…?
出来れば、誰かにも飛んで欲しいというのが本音だが…。
[手の空いている人間はどこかにいないだろうか?
そんなことをぼんやりと考えながら、別の部屋へ向かうために足を向けた。]
【人】 鷹の爪団 マドカ—理科室— (59) 2015/03/04(Wed) 22時頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカそうなんだ、すっごいトラブルで。 (60) 2015/03/04(Wed) 22時頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカあ、忘れてた!これ持ってきたんだ。 (62) 2015/03/04(Wed) 22時頃 |
—少し前—
あ、先生。こんばんは。
[理科室に向かう前、丁度教務とすれ違いこれ幸いと昼の話を持ちかけた。
ケイイチの妹の事をそれとなく探ってみれば、部屋に帰ったと話を聞き]
渡したいものがあって。
先生、彼女の部屋分かります?
[嘘はついていない。嘘は。
手に提げた包みの一つを見せる情報漏洩はあっさり起こった。
——成功しちゃったよ……!
情報セキュリティーとは何だったのか。複雑な思いを抱えて教務と別れた]
あ、ケイイチからだ!
[ついで着信があったものを確認する。
返ってきた文面は素っ気ないながらも律儀さが伺えてまた認識を新たにした]
やだな、人の話ってあてになんない。全然違うもん。
[妹の連絡先を聞いてみようかと少し考えたが、
いきなり妹さん(の情報)を下さい!は流石にないと首を振って白紙に。
会ったら授業で小耳に挟んだ時間旅行についてでも聞いてみようと記憶して]
―アイリスの部屋前―
[頭に手を乗せながら、緩く溜息を漏らす。]
あぁ、本当だ。だから誰も騙されていない。
まったく、お前は本当に兄離れ、姉離れが出来ないな。
俺も家を出たら、アイリスが一番上になるんだからしっかりしないといけないな。
[そう言って改めて笑みを浮かべた。
それから、クリスの話題になれば、少し考えた上でうなずいた。]
そうだな、綺麗な方だと俺も思うよ。
他の人間の美的感覚は分からんから、絶対とは言い切れんが…。
[アイリスが寂しそうな表情を浮かべるのを見つめて、少しだけ困ったような声でそう答えた。]
【人】 鷹の爪団 マドカへえ、クリスの手作りなんだ。オーラすごいもんね! (69) 2015/03/04(Wed) 23時頃 |
[とはいえ、アイリスがクリスと付き合っていたと誤解されれば、少しだけ首を傾げた後、ゆっくり横に振った。]
いや、付き合ってたのを知っていたらそれは不思議な現象になる。
俺とクリスは別に付き合っていた事など一度もない。
お互いにそういう認識を持ったことはないはずだ。
ましてや、そんな間柄になるつもりは毛頭なかったからな。
誰一人予測すらしなかっただろう。
[全ては誤解から始まった話なので当然である。]
【人】 鷹の爪団 マドカうん、もう後がないんだ。 (70) 2015/03/04(Wed) 23時頃 |
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