人狼議事


260 【R18ペア村】“Bloody Curse”

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【人】 蝋燭職人 フェルゼ

―― 早朝・猫の額亭 ――

[ 寒さを理由に、マフラーを巻いて、
 家族が起き出すより前に、家を出た。

 一睡も出来なかったものだから、
 情けなくも、泣いてしまったものだから、
  
 それを言及されないように、忍び足で。 ]

 ……寒いなぁ

[ 朝日はそろそろ昇って来そうではあるけど、
 まだ薄暗い野外は冷える。

 用事があるので早めに家を出る。

 とだけ書かれた紙を、食卓に置いてきた。 ]

(23) 2019/03/12(Tue) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ゴーストタウンみたい

[ 朝霧か、夜霧か、街を包む靄は
 まるで、僕一人を残して、誰も居なくなってしまったみたいに、静かだった。 ]

 ………どこにいこうかな

(24) 2019/03/12(Tue) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 別にこのまま、消えてしまっても――否、ダメだ。
 このまま一人ぼっちで消えてしまえるほど僕は強くない。

 けれどどこに行けばよいのだろう。
 もしも呪いでなくて病で、感染するようなことがあれば。
 どこかに隔離されたりするのだろうか。

 あてもなく、歩き回って、いつの間にか
 広場の真ん中へ出ていたから、
 冷たすぎる木箱の上に腰を落とす。 ]

(25) 2019/03/12(Tue) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 真面目に貯金、しておけば、
 ………いや、どうにかなる金額じゃないか

[ 僕は、諦めている。
 いや、正確には諦めようとしている。

 だってそうだ、これまで生きてこれたのが
 奇跡が重なった結果だったのだ。 ]

 ――………、まぶしい。

[ 自室に飾り物の振りをしている、金食い熊では
 どうせ足りないし、あれは――……来る日に、
 然るべき使い道で使うと決めている。 ]

(26) 2019/03/12(Tue) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 図書館、はまだ、開いてないよね

[ 進行度はまだそれほどではないのだろうけれど、
 今朝、あの黒針金は、左足の自由を奪った。
 時間にして、二分ほど。 ]

 ……また、か

[ そして今、左腕にノイズが掛かる。
 範囲が少し、広くなっているのが、
 残された時間が減っているのだろうと思わせる。 ]

(27) 2019/03/12(Tue) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 僕は諦めている。 ]

 ………

[ だから知りたいのは、

  "あとどれだけ"こうしていられるのか
  "愛する人達の旅立ち"を見送れるのか。 ]

 うん

[ ただ、それだけ。* ]

(28) 2019/03/12(Tue) 01時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2019/03/12(Tue) 01時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2019/03/12(Tue) 01時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ふぅ……

[ 吐く息が白い。
 当然だ、春も遠く、まだ朝といってもという時刻だもの。
 ああでもそろそろ、 ]

 パン屋さん、開くかな

[ そう呟いて、立ち上がる。
 冷え切った体が、軋んだようにぎこちない。 ]

(57) 2019/03/12(Tue) 16時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ それほど多くはないけれど、
 コインケースの中にはいくらか入っている。

 パンを買う程度じゃ余るほどには。 ]

 ぅわ…

[ 思った以上に冷え固まった体は、
 歩くのを覚えたばかりの幼児のように、
 よた、よた、と覚束ない。

 いつか――………いや、そのうちか ]

(58) 2019/03/12(Tue) 16時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 はは、

[ こうして、歩むことすら
 できなくなってしまうのだろうか。 ]

[ 笑っているのか、嘆いているのか。
 どこかで遠吠えが聞こえる。
 
 朝はもう、直ぐそこまで来ているのだろう。* ]

(59) 2019/03/12(Tue) 16時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2019/03/12(Tue) 16時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ――……   姉さん………。

[ 噂をすれば影などとよく言うが
 今まさに、口に出せないような事を考えていたとなれば、
 顔は合わせづらい。

 どう言い訳しようかなんて考えているあたりで完全敗北である事には気づいていない。
 いつもは捕まることを前提としているから。 ]

(62) 2019/03/12(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ……、

[ なんでかな。 ]

 ……ッ

[ 今日はとても ]

 は……ぁ……

[ 貴方の顔が見れそうにないから。
 気づいたら走り出していた。

 馬鹿だなって冷静な自分も居た。
 走ったことなんて数えるほどしかないものだから。
 走り方もよく知らなくて、足が縺れたりするのに。 ]

(63) 2019/03/12(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 逃げたかった。 ]

   [ なにから? ]

[ ……逃げたかった!!!]

   [ 貴方からじゃなくて。 ]

(64) 2019/03/12(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 うぇ……ぅ

[ 足音も立てずにやってくる、
 無遠慮で、欲深い、
 死神の手招きから。* ]

(65) 2019/03/12(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 冷え切ったからだが、
 熱を帯びていく。

 短い間隔で、吐く息から
 どんどん熱が逃げていくのに、

 それよりも早く、生まれ続ける熱が
 肺を、心臓を、感情を燃やした。 ]

 はぁ、……ぁ、……うっ

[ 逃げてどこへいくというのだろう。
 逃げたって、どこへも行けやしないのに。 ]

(70) 2019/03/12(Tue) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ――っ!!!

[ ガキン、と鈍い音が脳に響く。
 心臓の声が煩くて、何が起きたのか理解するまで時間が掛かったけれど、思い当たると苦笑いをひとつ。 ]

 ……痛い

[ 足が縺れたのか、それとも黒針金の仕業か
 体を支えきれなくなって、転んで。
 その拍子に、空樽にぶつかったのだ。

 馬鹿だなぁ。 ]

(71) 2019/03/12(Tue) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ……、

[ 逃げたって、帰る場所は同じで。
 家を出る勇気なんてないものだから、
 結局いつかは、捕まって……、いや違う

 きっと、捕まえて欲しいと思ってしまうのに。
 本当に、馬鹿だなぁ。* ]

(72) 2019/03/12(Tue) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

(無様だなぁ……)

[ 格好悪い姿を見られる事には、
 悲しいことに慣れているけど。

 何も言わずに、逃げて、
 挙げ句転んで。

 ……違う、何かが、違う。 ]

(92) 2019/03/12(Tue) 22時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ……鬼ごっこ、のつもりは、
 なかった、ん、だけど

[ は、は、と短く呼吸を繰り返しながら
 違和感の元を探そうと、してみる。

 いつもなら、いつもならどうだったっけ。 ]

(93) 2019/03/12(Tue) 22時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ……怒っている?

[ そう、問いかけたのは、何故か。
 目は合わせられないままで、
 膝を抱えるようにしているのは、

 何故か。 ]

(94) 2019/03/12(Tue) 22時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 怪我は……、膝、くらい、かな
 あと、顔も少し痛いけど

[ そうか――。

 本当に馬鹿だなぁ僕は。 ]

 ――……大丈夫だから、放おっておいて*

(95) 2019/03/12(Tue) 22時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 貴方はきっと、僕の手を離したがっている。 ]

(102) 2019/03/12(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ それが、面倒だからという感情からじゃないことも。
 知っている。

 知っているのに、苛立ちが、勝った。

 子供じゃないのに、言わなければ伝わらないのに、
 それを言ってしまったら、自分の口から
 漏れてしまったら。

 貴方はきっと、悲しむから。 ]

(103) 2019/03/12(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ……おせっかい
 なにも、知らないくせに。

[ ああ、これはダメだ。
 これは言ってはいけないと思えば思うほど、
 苛立ちから唇が開いてしまう ]

 ああ、ごめん。
 こんなつもりじゃなかったんだ。

 だけど、"姉さん"
 貴方には、関係のないことだよ。
 だから、――……放おっておいてくれないかな

(104) 2019/03/12(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 面と向かって、多くの言葉を交わすのは
 いつぶりのことだろう。

 このところは忙しさを言い訳に、
 面倒だからと甘えて、
貴方に言葉を尽くす事をしなかった。
 今もまた、こうやって、突き放すような事を言っているのに。

 心の何処かで叫んでいる ]

(105) 2019/03/12(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 何気なく、なんともない顔をして
 そうだね、ごめんと言えたなら、
 きっと全て、丸く収まる筈なのに。 ]

 ――……かえって

[ 真逆のことを言う声色で。
 そう呟くことしかできない僕は、

 きっとやっぱり、馬鹿なのだろう。* ]

(106) 2019/03/12(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ――ッ……なに、するの……

[ 頭にガツンと響いた>>115後に、
 ガラガラと崩れる音がした。

 それは、虚勢だとか、脆いもろい仮面だとか
 意地だとか、そういうものが崩れる、おと。 ]

 知って、――……知ってそれで
 どうするっていうんだよ!!!

[ こわれる。 ]

(129) 2019/03/13(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 僕がそれをあなた、


 姉さんに言ったところで、
 ――何も変わりはしない!!!!!

 僕は、……僕は!!

 僕、は………

[ 姉の声色が僅かに、変わったような気がする。
 その声>>122を聞いたが、最後。 ]

(130) 2019/03/13(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 お願いだよ、姉さん
 
[ この痛みは、きっと抱えて逝くから。 ]

 帰って、………

[ 送る日までは、なんとしても、
 生きて見せるから、 ]

 かえ、…っ…て……

[ その日に笑顔で祝福するそのために、
 どうか口を、割らせないで――。 ]

(131) 2019/03/13(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 矛盾してる。わかってる。
 馬鹿なことをしてる。それも分かってる。
 
 それでも僕は、縋るように。 ]

 ねえ、さ、……

[ 細い腕に手を伸ばしてしまうのだから。
 嗚呼、全く持って、救えない。
 願いと真逆の行動を取る。

 この手が酷く、憎らしい。* ]

(132) 2019/03/13(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ あと少しでいいから、男として
 意地を張らせて欲しい。

 死にたくないと無様に涙を流しながら、
 姉を送る事など、したくない。 ]

(152) 2019/03/13(Wed) 02時半頃

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