人狼議事


273 魔性の病院【R18ペア】

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秘所の硬さを和らげるような指の動きはそのままに、伯爵の声は淡々と響く。
私の目許、耐え切れず溢れ伝う雫を拭う手に、ん、と声を殺して、問われたそれを聞き]


 …私の立場を考えれば、それでも

      分不相応だと、分かってますから。

[ただの道具扱いにされてもおかしくはない。
伯爵の気遣い自体が随分な厚遇だと思っているのに、我儘を言った自覚はあるから。
愛されたいなんて流石に言えないと、微かに目を伏せた]


そんなこちらに返されたのは、何度目かの私の立場の確認。

償ってもらうというのは当然だろうし、一番被害を被った伯爵にというのも当然だろうけれど。
続いた言葉に、目を丸くしてしまったのは]


 体、と言われても。

  伯爵は、その……私に興味は、お持ちではない、のでは。


[此処まで受けた処置を思えば、少なくとも私に対しての欲は無いだろうと。
そんな疑問を紡いだが、言ってから体を使うという意味が違うのかもしれないと思い至った。
そうだとしたらまたはしたない勘違いをしてしまったと気まずくなりながら、ひとまず対価についてを問われたのに答えようと考えたけれど]




 …ごめんなさい。

  払えるもの、は何も持って、いなくて。


   今の私に出来る、どんなことなら。
     対価に、なりますか?


[考えても浮かばなかったから、質問に質問を返す失礼を自覚しながら伯爵を見つめた*]


− 温泉 −

[ 中心からの方が効果的なのだと説明はされたが、この方法しかないとは言われず、安堵した。
手間のかかる患者ですまないとは思う。
だが、ああいった行為は、やはり、気軽にしてはならないものだ。
誓いとか、そういう──古風な考え方なのかもしれないけれど。]


  ──…、


[ 動けぬことに加え、体に触れられすぎて精神的に疲れてしまった。
それを察したように、黍炉はもう一度湯をかけて、身体を拭いてくれる。]


[ 命を分け与える、と言われて、血を飲まされたことを思い出した。
思い出せば少し、疼く。

「私にとっての宝玉だ」という彼の言葉は面映い。
身体が宝石に変じずとも、と言うからには、変じることが最大の売りではあったらしい。]


 …何処で、おれのことを知った。


[ こちらは黍炉のことをほとんど何も知らないのに。
不公平を悔しがる色が声に滲んだかもしれない。*]


 自らの状態を弁えているようで大変結構。

[理解しているという。理解した上でそれでもという願いだったのだ。
素直にレディに欲情するものでも構わないのだろう。]

 さて、興味がないといった覚えはありませんが?

[体で返す内容については言わないものの、疑問としてあげられた言葉についてだけ、骨を傾げて答えながら、秘唇の潤いをすくいあげるように撫でて]


 そーですねー。
 対価としては、期間五年ほどの借金奴隷という立場からスタートですが、我が領民になりますか?

[伯爵のいう捕虜とは、条件を達成すれば解放するというのが前提の関係であり、領外へといなくなるのも自由な存在だ。
まあそれでも借金からスタートなのは流石に示しも何もつけないわけにはいかないからである。]

 まずは有用であるかなど試験期間も設けますが、それならば対価としてよいでしょう。
 いかがいたしますか?

[骨を傾げた*]


伯爵の言葉から、やっぱり厚かましい願いだと思われたのだなと恥じらいを抱く。
けれど、それよりも続いた言葉に対する驚きの方が強かった]


 は………?
      っん、

[興味がないのではと言ったこちらに返された答えは、肯定ではなかった。
言った覚えがないというだけで、興味があると言われたわけでもないのだけれど。
今も先の行為も処置以外の他意があってのことかもしれないと思えば増した羞恥に、私が勝手に意識しては失礼だと言い聞かせてきた体に更なる熱を灯した]


[もしかしたら、という思いに包帯だけ纏ってろくに隠せていない体を伯爵に見られているのも恥ずかしくて。
毛布に手を伸ばしたくても、話の途中でそんなことも出来ずせめて胸を隠したくて腕を動かす。
そんな中、伯爵から示された対価の条件を聞いて]


 ……領民で良い、のですか?


  あ、いえ。不服ではない、のですけど。
   びっくり、して。


[使い捨てにされるものと思っていたから。
借金はあれど、領民と言われるとは思わず目を丸くした後、続けた言葉で異は無いと伝えられたろうか*]


─ 温泉 ─

[乾いて温かな場所に移し身体を揉み解していくうちに、心もいくらかほぐれてきたらしい。
強張っていた筋肉から力が抜け、心持ち緊張が解けた気配が指先に伝わる。
だからだろうか。彼のほうから問いが投げかけられた。]


 おまえが戦場にいると困るものがいたようだね。
 除いて欲しいと依頼されたのだよ。

 相手の名は聞かない方がいいね。
 まだ、おまえは私のものではないのだから。


[依頼の標的だったと、隠すことなく語って聞かせる。]



 魔界からの依頼など滅多に受けないのだよ。
 けれども、私は自分の直感を信じる方だからね。

 おまえだったからこそ受けた。
 実際におまえと会って、やはり直感は正しかったと思ったよ。


 おまえが欲しい。
 今も、そう思っている。

 


 治療に必要だから私がいる。

 ですが、必要以上に過ぎたる扱いを行うには理由というものがあるものです。
 例えば、気に入った。などごくごく個人的な理由もそれに入るものですよ

[疑問符を浮かべ様子が変わったレディへとかしげたままの骨は骨なりにわかりやすく説明を加える。
隠されてなくて晒された体。美しいといえる体は今は火傷痕があるが、治ればさぞ魅力的だろうと思わせる姿は、眼孔に映ったまま、火照った体の源は淫らな華を愛でるように指でなぞる]


 もちろん、レディが有用であり、私の益になるのであれば対価となるものです。

[戸惑ってるレディにいうと、なぞっていた手をそっと引いていき]

 それでよいのでしたら、レディを求め欲情するものを連れてくることにしますが、それまでは我慢してくださいね。

[異はないようなので、その方向で考えるのであった*]


伯爵の言葉から、やはり自分の扱いは厚遇であることと。
どうやら私は、気に入られていたのだと教えられた。

その言葉に、嬉しいと思ってしまったのはどうしてだろう。
伯爵を怖い人だと思っているのは確かなのに、興味も持たれぬまま身体を触られていると思った時は辛くて。
だから、分の過ぎた我儘などを言ってしまったのだけれど]


 …あ、りがとう、ございま、す


[こう言うのもおかしい気がするけれど、気に入ったという伯爵に御礼をのべて。
腕で隠そうとした身体はどこまで晒されたままか、白い骨の指に撫でられて火照る熱に息が荒ぐ]


[捕虜の扱いについても戸惑いを見せれば、有益についても付け加えられ。

対価となるものと言われれば、こちらから否定を紡ぐのもおかしく思えてそれ以上は言わず。
体から手が離れたところで、包帯をずらして少しでも隠せる範囲を広げようと試みつつ。

伯爵から告げられた、欲情するものを連れてくるという言葉を聞いたのだが]



 ……あ、の。

 伯爵は………欲情、しては

    くださいません、…か?

[他の誰か、よりも伯爵が良いと、思ってしまって。
図々しい、はしたないと思いながら、お願いとも問いともとれる声を紡いだ*]


[ 黍炉が語る経緯はさほど奇異なものではなかった。
依頼人についても探りを入れようとは思わない。
自ら挑んでくることを選ばなかった相手だ。どのみち相容れない。]


 おれのどこがお前の関心を引いたのかわからない。
 
 おれを治療して城に連れ帰って、それでどうする?


[ 黍炉を理解しようと問いを重ねた。*]


【人】 奴隷運び ヌヴィル

[一方その頃。伯爵領にて、ブラックオパール。ダークマスカットのワイン。スカルポークなどの献上品が、魔王様への献上品として贈られる準備がされていた*]

(1) 2019/12/13(Fri) 01時頃

 いえいえ、それはレディの行いによるものです。

 例えば、勝者の権限と正論をもってレディや捕虜となったものたちを追い詰めてもよいのですが、正論というのは暴力に近いもの。

 ですので私は初めから許すべきラインを決めてレディに償いを求めております。

[礼をいう言葉に緩やかに骨は応える。
許す気がないものは、それこそ意志などとらないわけだがレディはそうならなかったというのもある。気に入ったということの影響もあるが、自分勝手にしたところで何ら悪いところを感じない骨伯爵である。]


《カラカラカラカラ》

 "私"がですか?

[向けられたレディの問いに、骨の姿な自分に問われるとは思っていなかった。笑って聞き返し]

 "私"が求めるとなると、どうしても精気を吸うことになるでしょう、ただでさえ弱ってるレディの体がもちませんよ。
 レディは身を治すために、その胎にたっぷりと生命力をいれられたほうがよいですからね。

[生命力とは真逆の姿な骨なのだし、弱った体によろしくない。]

 それに、"私"が求めるとなると、愛人契約等になってしまいますよ。

[契約書類作りは大事、そんな引きこもり伯爵はレディの顔へと骨の顔を近づけて]


 レナータ。

[穏やかさの中に少しの熱っぽさをこめる]

 よく眠るのですよ。

[言葉とともに骨から吐き出される甘い香りは眠りへと誘う香となり、レディを休眠へと追いやるのであった。]


[そしてレディが目覚めたときには、骨伯爵以外にも一人の男が病室にいる。]

 嬢ちゃんの相手をする、ヌヴェルってもんだ。よろしくな。

[高い身長に体格もごつい男はそんな挨拶。
眠る前のことを思い出せばそれがどういう役割でいるのかわかっただろう。]


[男が自己紹介をしたところで、、羽根ペンを動かしていた伯爵が執務室より立ち上がり病人用ベッドへと近づいていく。そもそもがレディの体が辛いことになったのは薬を塗った後のことだ。一旦強引に眠らせたがそれだって体にいいわけではない。]

 まずは薬を塗ることからしないといけませんけどね。
 レディ、包帯をとりますよ。

[魔術によって体を軽く浮かし、レディの包帯をとり、隠させることもない状態にしていくのだ**]


 
 おまえは運命を信じるかい?


[重ねられる問いに応えて指を挙げる。
見えざる運命の糸を絡め取ろうとするかのように。]


 世界を縦横に包む縁の繋がり、
 その一端が、おまえと私を結んでいる。
 私はそう感じたのだよ。

 おまえのことを知るうち、その思いは強くなった。
 おまえと戦場で対峙して、刃を交わし、
 思いは、確信へと変わったのだ。
 



 おまえと血の契りを交わし、永世を共にしたい。
 それが私の企みの全てだ。


[互いの温度を確かめるよう、胸の上に掌を置いて告げる。]


[ 運命──意志を超越した定めの力。
彼はそれを感じたのだという。]


 …刃を交わして、か。


[ 彼は繰り返し「おまえが欲しい」と口にしていた。
そこに嘘はないのだろう。]


[ 城に帰った後の話をするなんて、まるで行きたいと言っているようじゃないかと、
不意に思い至って、遊色が滲む。]


 まずは動ける身体を取り戻す。


[ シコウは魔物だ。
人間のようには、不老不死を差し出されて舞い上がることはない。

己を駆り立てるエゴが必要だった。]


私の礼に、初めから許すべきラインが決めてあると返された。
そのラインを越えたらどうなるのだろう、どこまで許されているのだろうと気にはなれど、試す気は流石に起こらない。
かといって、伯爵に聞くのも考えが無いような気がして、確認までは出来ず。

私の願いを叶えると移行した話題に、新たに誰かを用意されるよりも伯爵の方が良い、と思ってしまったのは既に全てを見られているから、もあるけれど。
気に入ってくれている、興味も持ってくれているのかもしれない、そう思った時に少なからず感じた嬉しさに。
想いを通わせ合う相手とは叶わなくても、触れて欲しいと思う相手に触れられることを望めるならば──と思ってしまったから。
けれど、>>=12伯爵からは笑い返されてしまって]


  ……ダメ、ですか?

[私の体が持たないと、愛人契約などになるという理由はやはり気遣いが見えるものだけど。
思えば伯爵はずっと平常で。私を気に入っているのは欲とは違う部分なのだろうかと、表情を曇らせた]


[そんな私の顔を、伯爵の窪んだ眼孔が捉えそのまま近付く。
表情の分からない骨の顔は、怖さと、どこか愛嬌のある空虚さで。

この方の、こうなる前の顔はどんな顔だったのか、そんな疑問は声に出す事は無かった]



  え…っ………ぁ…


レディではなく、レナータ、と。
名を呼ばれたことに驚くと同時、とくんと鼓動が跳ねる。
その声にどこか甘やかさを感じたのは、眠り誘う甘い香りのせいだろうか。
確かめる間は与えられることなく、夢も見ぬ程深く意識は沈んでいった]


[そのままどれ程眠りについていただろうか。
目覚めた体に酔いは残っておらず、眠気はあるものの意識ははっきりとしていて。
眠る前に伯爵と交わした言葉を思い返し、随分とはしたなく、失礼な事を言ったと青ざめかける。
けれど、そんな自分にかけられた声で伯爵以外にも人がいると気付いて一気に顔に熱が上がったのは]


 え…、あ、あの、

相手をする、という言葉で男性が何を承知で此処に居るか分かって。
連れてくるとは言われていたけれど、まさかこんなすぐにとは思っていなかったからまだ覚悟が出来ていない、と言いたかったのだけれど]


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