266 冷たい校舎村7
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身勝手な願いだけ、抱えて死んでいく
それくらいで丁度よかったんだ。
終わらせたかった。
終わらせたかった。
終わらせたかった。
…………馬鹿だなあ。
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―教室―
[チャイムが鳴る少し前、 問い>>0:1027に紫苑は頷いた。]
呼んだよ。 でも、はるちゃん来てないみたい。 朝から連絡もつかないんだ。
[既読がつかない。
それだけに気を取られていた紫苑は 右上のアンテナが 二文字に切り替わっていることには 未だ気付かない。]
(23) 2019/06/08(Sat) 01時頃
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当たり前じゃん。 多分、はるちゃんも寂しがってる。
[唇を尖らせる。>>0:1031 一番後ろに座っている宇井野を振り向いて きっぱりと紫苑は言いきった。
そう、はるちゃんも寂しがってる。 俺に会いたい筈なのだ。 愛し合っているのだから。]
(24) 2019/06/08(Sat) 01時頃
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[イヤホンからは、雑音しか聴こえない。]
(25) 2019/06/08(Sat) 01時頃
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[程なくして、 チャイムが鳴った。>>#0
教師が入って来るわけでもないから、 ガタガタと疎らな椅子の音は響かず、 チャイムの後に響いたのは スマホが着信を告げる音。
内容に目を通す。 別れを告げるようなそれに目を瞬いて 首を振る。違う、と小さく呟いた。
だって、ほら、 他の皆も驚いたような顔してる。 俺に対してじゃない、はずだ。だから、違う。 はるちゃんからのメールじゃない。]
(26) 2019/06/08(Sat) 01時頃
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俺、帰るよ。ごめん。
[椅子にかけたばかりの荷物を抱え直す。 誰にともなくそう言って、 廊下へ向かう背に続く。>>19
流行りのJPOPが耳に入って、顔を上げた。
お化け屋敷のようだとすら思った廊下に、 色とりどりのライトが瞬いている、 ように見える。
何か、おかしい。 そう思いながらも、開けられた扉から 一歩足を踏み出した。]
(27) 2019/06/08(Sat) 01時頃
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[誰かが、文化祭>>12と呟いていた。 そうだ、その通り。 そこにあったのは紛れもなく文化祭の光景で けれど、窓の外では雪が降り積もっている。
訳が分からない。 分からないけれど、分かっていることもある。
紫苑は荷物を抱え直して、 競歩だか早足だかのようなスピードで 昇降口を目指して歩いていく。
早く、彼女に会いたい。 何でかは、分からない、けれど。**]
(28) 2019/06/08(Sat) 01時頃
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―回想:2万5千円のアパートにて―
[年上も案外悪くない。 そう思っていた時期もあった。
母性が擽られるってやつかな。 紫苑の方は何も望まないというのに、 彼女たちの多くは紫苑に手をかけてくれた。
同じベッドで目覚めた朝、 味噌汁とご飯が出来上がってたり、 勉強を教えてくれたり、 ある人はお小遣いを置いていくこともあった。]
(58) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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[これも一つの愛の形なんじゃないかな。 少なくとも、紫苑は彼女たちのことを 彼女だと思っていたし、愛していた。
けれど、やっぱり長続きはしない。 甘い残り香と、数枚の諭吉、 さよならを告げるメモ。 冷めた味噌汁だけの朝は虚しくて 紫苑は毛布の下で鼻を啜った。
遊んできたの、とイヤホンが嗤う。 続きを聴きたくなくて、紫苑は 乱暴に電源を切った。
人は、見かけによらない。]
(59) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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[耳は悪くない。 音は文字の羅列よりも紫苑の脳を掴んで ざわざわと心を掻き乱す。
たぷたぷ。たぷたぷ。 輪唱のような間抜けなお経の間を縫って、 すすり泣くような声>>0:923が聴こえる。 幼い子供が住んでるのだろうと思った。
可哀想に、と思った。 けれど、良いなぁ、とも思った。
泣けば、お菓子を買ってもらえる。 泣けば、相手が頭を下げてくれる。
涙は望みを叶えてくれる魔法だ。 ――女の子と、子供にとっての。]
(60) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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……泣かないでよ。
[もごもごと毛布の下、紫苑は呟く。 押し殺したような啜り泣きと しっかり者の同級生が 紫苑の頭の中で繋がることは無い。
だから、その呟きは慰めでなく、嫉妬だ。
既に自分が使えなくなった魔法を使える 見たこともない子供への、 つまらない嫉妬。**]
(61) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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―回想:美術部の彼女―
[付き合っていた女バスの子と別れたのは、 その前の日だった。
今回は「連絡がしつこい」って理由で なるほど、加減が必要だったのだなと 紫苑はトーク画面を眺めて反省していた。
一時間に一回がダメなら、 三時間に一回が良いのだろうか。 それは少なすぎるのかな、さっぱり分からない。
正解の見えない問題に結論が出ることは無く 紫苑は名前を呼ばれて>>0:1026顔を上げた。
願ったり叶ったりというやつだった。]
(62) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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いいよぉ。大歓迎。
[紫苑は快く笑って頷く。 そうして、彼が話しかけてくるのは 珍しいなぁと思った。
蛭野京輔とは親しい訳でなく、 かと言って睨み合う訳でもない。
単純に、生きている世界が違う。]
(63) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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[紫苑にとって、美術は便覧を眺めて 「昔の人って裸描くの好きなの?」 と首を傾げるくらいの興味しか無かったし、 蛭野の方も、女の子に 特段興味がある訳でもなさそうだ。
(むしろ興味がないようにすら見える。 それはそれで大丈夫なのだろうか。 知ったこっちゃないけど。)]
(64) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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養くん、ちょっと。
[今にも気まずさで死にそうな鳩さんに もう一度手紙をお預けするのは気が引けたので 紫苑が呼んだのは、彼と同じ部活のクラスメイトだ。
養うと書いて、ヨウと読むらしい。 変わった名前だなぁと、 名前を呼ぶ度に紫苑は思う。]
(65) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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放課後、会いに行きますって 伝えて欲しいんだけど、良いよね? よろしく。
……なんて子だっけ、その子。
[最後は蛭野に向けての問いで、 そう言えば何も 彼女について聞いていなかったなと思う。
まぁ、なんら問題ない。 紫苑はへにゃりと笑う。
相手を知る。好意を抱く。 愛してるの呪文の前で その順番なんて些細なこと。*]
(66) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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―回想:校舎裏にて―
[女子は別れ際のビンタも好きなんだろうか。 紅葉形というには歪な赤を右手で押さえて 紫苑は突然の問いに振り向いた。 校舎裏の主がそこにいた。
顔がいい?>>141 ありがとう、よく言われます。 照れたように頬を掻く。痛いな、と思った。]
(213) 2019/06/08(Sat) 22時半頃
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何でかなぁ、俺も分かんない。
暇だって言ってたから電話したし、 ぬいぐるみ欲しいって言ってたから 好きなシリーズのくまさん買ったし、 観たい映画あるって言うからDVD借りて、 アイス食べたいって言ってたから、 いつも食べてたバニラアイス買ってあげたんだけど
……気に入らなかったみたい。
[紫苑は彼女を愛していた。 だから全部、彼女の望む通りにした。
何故知っているのか、と問い詰められて 紫苑は、君のことが好きだからね、と答えた。 結果、最後には頬を引っ叩かれたわけである。]
(219) 2019/06/08(Sat) 22時半頃
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どうやったら、 好きになってもらえるんだろうね。
轟木くんにはわかる?
[数年前の彼や、教師からの偏見とか。 そんなことに興味は無いので 他意も悪意もなく、 純粋な気持ちで尋ね、紫苑は笑った。
そうして、保健室行くね、と踵を返す。 次は、ビンタは嫌だなぁとか そんなことを考えていた。*]
(220) 2019/06/08(Sat) 22時半頃
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―現在:昇降口にて―
[立て付けが悪いとかいうより、 一枚の板みたいになった扉と、 それを引くクラスメイトを 紫苑は呆然と眺めた。]
何、これ。
[慌てていても、名前を読んできた人を 邪険にするつもりは無い。 なので、扉を蹴っ飛ばした轟木>>139の隣で 紫苑は同じ言葉を零す。
訳が分からなかった。
近くの窓に手を伸ばしてみても、 やっぱり開くことは無い。 雪のせい? でも、全部が全部そうなるって、有り得る?]
(223) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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[何の成果も得られなかった 昇降口を諦めた紫苑は、轟木の後ろを とぼとぼとついて行く。
行こうとしている場所は 何となく分かっているので、 紫苑は彼の目を盗んで、 イヤホンを耳につけてみる。
やっぱり音は聴こえない。 ひとり、ため息を吐いた。
はるちゃん、と心の中で呼びかけても 彼女の声は聞こえはしなかった。]
(224) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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[紫苑は改めて、学校の中を見回す。 朝に来た時とは様変わりしていたその場所は お化け屋敷と言うには色鮮やかすぎて、 けれど、文化祭というには静かすぎる。
行き交う人はおらず、喧騒は全く聴こえない。 二人分の上履きの音が耳につくくらいには 廊下は静かだった。]
……なんなのこれ、ドッキリ? 悪趣味すぎるよ。
[そう思わない?と疑問を轟木の背へと投げて、 紫苑は強ばった笑みを浮かべた。
訳が分からなかった。何もかも、全部。**]
(225) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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[静かな中、時折紛れ込む不協和音。 何かを引っ掻くような音や 心音が紛れ込むおどろおどろしい曲。
その話>>250になった途端、 紫苑は表情を緩ませる。]
やだなぁ、それ。 絶対怖いじゃん。
[お化け屋敷で作った音響は 全て紫苑の自作で、 けれど、それは誰にも内緒だった。]
(315) 2019/06/09(Sun) 01時半頃
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[「ガチすぎて引くわ」 佐藤さんが別れ際そう吐き捨てたお陰で、 紫苑はまたひとつ賢くなった。
なるほど、こういう趣味は 隠した方が良いらしい。勉強になる。
それでも、作ったものを 褒められて嬉しくならない訳が無い。 自信作だった。あの演出は。]
振り向いた轟木くんが 口裂けゾンビになってたりしても嫌だな。
そうなったら、一人で逃げるよ、俺。
[その頃には、そんな軽口が叩けるくらいには 調子を取り戻していた。]
(316) 2019/06/09(Sun) 01時半頃
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[けれど、それも少しの間だけのこと。]
え、あ、ちょっと!
[ひょいとイヤホンを奪われる。>>251 咄嗟に伸ばした手は空を切って、 片方だけのイヤホンは 彼の耳に収まっただろう。]
(317) 2019/06/09(Sun) 01時半頃
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[イヤホンからは、 周波数が合わないラジオのような 雑音が聞こえてくるだけだ。]
(318) 2019/06/09(Sun) 01時半頃
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[けれど、それは、今の紫苑にとって はるちゃんと自分を繋ぐ数少ない糸でもあった。]
っ、返して!
[紫苑は乱暴にイヤホンを奪い返す。 き、と轟木を睨みつけて、 はぁ、とため息を吐いた。
少しだけ、青ざめたような顔をして。]
(319) 2019/06/09(Sun) 01時半頃
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……みょんみょんの曲、 聴こうと思ったんだよ。 ほら、こんなに静かだと不気味でしょ?
[流行りの歌手の名前を挙げる。 目線を轟木から逸らしたままに、 紫苑はかつかつと校舎裏に続く扉に歩み寄る。
結果はやっぱり昇降口の方と同じで、 ビクともしない扉を 紫苑は少し苛立たしげに叩いた。
どん、と鈍い音がした。*]
(320) 2019/06/09(Sun) 01時半頃
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[ はよく物を蹴り上げる。
たぶん、腕を使うより楽なんだろうな。]
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―彼女について:2―
[はるちゃんの話をしよう。 前もしたっけ。>>0:685 まぁいいや、その続き。
彼女はとっても大人しい子だ。 二人でいる時も、手を繋ぐだけで 茹でダコみたいに真っ赤になる。 外は苦手みたいで、デートは専ら紫苑の家で お勉強するような感じ。歴史が得意らしい。
とっても楽しそうな顔をして 歴史や古文の話をするものだから、 紫苑に出来るのは、うんうんと頷きながら 彼女の話を聞く事ぐらい。
今のところ、彼女とは 清く健全なお付き合いをしている。 門限も厳しいらしいしね。]
(376) 2019/06/09(Sun) 12時頃
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