105 CLUB【_Ground】
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―翌週・研究ルーム―
あ゛あ゛―――――――。
[二週間前と同じ構図がここにある。 強いて言えば先々週よりはまともに睡眠もとっていたし、それほど汚くもなかった。 与えられたシャツとスラックスは、暫くの内に伸びて汚れてそのままだが 髪が脂っぽく、体が汗臭いだなんて事にはまだなっていないようだ。]
風邪くらいほっぽっときゃ治るだろ過保護なんだよ、ったく。 俺に移ったらどうしてくれる。
[いつだかに買われて行った動物のケアが最近立て続けに入っていた。 冬の寒さにやられたらしく、風邪を引く個体もあるらしい。 男はわしわしとぼさぼさの頭を掻いた。 すこし、鼻を啜って。]
(@2) 2013/12/21(Sat) 02時半頃
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[一週間の間に、残された動物たちの世話も勿論行った。 誰に対しても男の口調は淡々としていて、愛も温度も優しさも与えることはなかった。 虎からの呼び出しが増えた気はしたが、二回に一度は部下を向かわせた。 男に世話をされる事に、意味を見出してしまわぬように。]
さぶ
[淹れたての珈琲を啜る。 一週間前も、部下が気遣ったのかなんなのか熱い珈琲を淹れてくれたか。 思い出して、ああもう一週間もたったのかと平然と思った。 仕事があるということは、色んなものを忘れさせてくれる。 実に都合のいいツールだ。]
(@4) 2013/12/21(Sat) 02時半頃
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えーえーつーとー。 今日は蛇がご成約ね、誰が“運ぶ”よ?
[手元ではキーボードを打ち込みながら、研究ルームにいる部下に問う。]
他にいたっけ? つか、てことはあと一人か。
[成約を迎えていない客の数は、残り一人。 その客ももし決まれば、愛玩動物は必然二匹残る事になる。 残される動物は何を思うのか。 男は襟足に手を伸ばし、掻き毟る。 そこには先週ついた噛み痕も癒え、首に揺れる銀色もなくなっていた。]
(@6) 2013/12/21(Sat) 02時半頃
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[通信は少しずつ増えている虎からのもの。 先週のあれは、おおいにマズったかと。]
どっちでもいい、悪いんだが虎のとこ行ってくれねぇか。 爪切ってほしいんだと。 俺は世話を、ちょい離れる。
[それは虎だけでなく、単純に愛玩動物全体に対しての事である。 理由を聞かれれば隠すことなく“寮での生活に慣れさせないため”と 淡々とした声で答えるだろう。]
代わりに、接客、シマス。
[そしてとても嫌そうに、眉をしかめてそう言っただろう。]
(@9) 2013/12/21(Sat) 03時頃
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フランクは、切れた通信に溜息一つ。
2013/12/21(Sat) 03時頃
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[溜息を抑える方法はたった一つと言わんがばかりに そこに誰が居ようとお構いなく、煙草を一本掴んだ。 数週間前にやってきた、まだ新品のはずの空気清浄機は 2 (1.壊れた 2.瀕死の音を立てている)]
でーぇッ く しィッ !!!!
さ ―――っびい。
[くしゃみと寒さが体を駆けたのは、煙を吐き出すと同時。 一週間前とは違い、煙草の消費量は緩やかに元に戻っていた。 とはいえ今日も今日とて、灰皿は山のように煙草の死骸を溜め込んでいる。]
(@11) 2013/12/21(Sat) 03時半頃
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[まさか、捨ててしまったロケットが拾われているなど(>>@10) ましてやティーの白衣の中で眠っているなど知らず(>>@13) 微かな重さを失い涼しくなってしまった首に、男が指を伸ばすことはない。]
そうか。 じゃ、もう一匹決まった時はサミュに行かす。 ああいうのは、経験しとくべきだからな。
[目の前で目隠しが外されるという儀式めいた、それ。 一種の心的外傷(トラウマ)にもなりかねないもの。 “男”としては味わわせたくない事だが、“上司”としてはそういうわけにもいかず。]
つわけなんで虎の方はサミュ、よろしく。 ティーは蛇頼んだ。
[ぴらぴらと手を上げた。 男はまだ研究ルームを出るつもりがないらしい。]
(@14) 2013/12/21(Sat) 04時頃
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[引っ切り無しに印刷を続けるプリンターの音と、死にかけの空気清浄機の悲鳴。 ずぞぞ、と珈琲を啜る。 先週淹れられた引き立てのドリップに敵わないインスタント。 煙草と相俟って、口の中は泥臭く感じた。 モニターを確認すると、其々の動物達が見える。 広間には使い慣れたであろう三つのボール。 所々に散らばった10冊の本。]
――――――。
[思いだしたように、机の中の奥底から取り出したのは 怪獣が表紙に描かれていたものと同じ絵本。
ぱら、と捲る。]
(@15) 2013/12/21(Sat) 04時頃
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[ティラノサウルスがアンキロサウルスの子供を拾う、話。 はじめは餌にと捕まえたそれが、奇妙な親子関係となり。 そこに幸せを見出し、けれど結局結末は――――。]
やっぱこれ“は”好きだな。
[他を読んだことがあるわけでもない。 新作を書くらしいが、中身はどんな内容になるのやら。 ただのラブエッセイとかありえるんじゃないか、なんて鼻で笑いながら。 絵本を数度読み返す間、煙草の煙が静かに *揺れた*]
(@16) 2013/12/21(Sat) 04時頃
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あ゛ーーーーー…。
[端末から聞こえた客からの声に、ずると鼻を啜る。 部下たちに声をかけてから少し思案顔のまま。 まだ暫くは *研究ルームに*]
(@17) 2013/12/21(Sat) 10時頃
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―研究ルーム―
――――――チッ。
[ちらほらと届く通信、部下との会話。 その中にひとつ、男にとっては酷く返答に困難なものがある。 マイクが舌打ちを拾わなかったことには感謝するしかない。 深く考え、考慮を繰り返した結果。 繋いだ通信に乗せる声は、どんな色をしていたのだろう。]
(@24) 2013/12/21(Sat) 17時半頃
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――――お前は“愛玩動物”だ。 主人を選ぶ権利は、お前にはない。 買われて目を合わせれば、それが絶対だ、抗えねぇ。
[酷く冷たく、ともすれば吐き捨てるような声。 当たり前の残酷な事実を淡々と告げる。]
下らんこと思う前に、買われることでも考えろ。
[研究ルームに、あるいは繋がる小型通信機にさえ声が拾われる。 部下たちの耳にも、モニターの向こう側にも。]
(@25) 2013/12/21(Sat) 17時半頃
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っ、たく。
[ままならん、一言だけ呟いて。 渡されていた爪切りを手に寮へと歩き出した。]
――――――。
[過去は重なれど、既に捨てたもの。 感情は重なれど、既に殺したもの。 固く閉ざし。]
(@26) 2013/12/21(Sat) 18時頃
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―寮・虎の部屋―
[中からは丁度、爪を研ぐ強い音が漏れている。 荒れてるな、と客観的に思いながら扉を強めに叩いた。]
おい、虎。 来てやったぞ、目隠ししろ。
[来ないといいながら訪れる声に、虎の機嫌はどうなるか。]
(@27) 2013/12/21(Sat) 18時頃
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―寮・虎の部屋―
入るぞ。
[少し間をおいたのは、通信に向けた怒気を掻き消すため。 しかし扉を開けるその手が、少しの怒りを残したままだ。 どんな瞳をしているかは、目隠しの下。 判断することはできず、見えた指先の惨状に。]
――――お前、なにしてんだ。
[消そうとした怒りが滲む。 つかつかと歩みより、赤い筋を描く指先をひっつかむ。 迷うことなく口に運び、鉄錆を舐め上げた。 暫くの間!何も喋らない。]
(@36) 2013/12/21(Sat) 20時半頃
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[ふつりと切れた通信に、男は考える。 乾いた砂の音、長い沈黙、先にきられたことご決定打。 部下が何を考えているかなど、明確に知ることは出来ない。 ただぼんやりとした輪郭が、店のランタンの明かりのように浮かび上がった。
気付かない。 気付かないで。
そんな防波堤。]
(@37) 2013/12/21(Sat) 20時半頃
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―寮・虎の部屋―
[男は暫く無言であった。 時折何か唇を動かしたが、それは明らかに虎に宛てた声ではなく。 向かう先は幾つかの通信。 それが重なる度、男に降り積もる白い雪。
不機嫌に返す虎の声(>>53)に何も返すことなく 無残な死体と成り果てた爪研ぎ板と、掴んだ指先を交互に見やり。 水音だけを響かせて、鉄錆を舐めあげた。]
――――――。
[無言は語るよりも雄弁に怒りを表す。]
(@49) 2013/12/21(Sat) 23時頃
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/*
指差し確認。
投票 シメオン→チアキ
襲撃 ヴェス→シーシャ
おっけぇ。
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――――おい。
[虎の小さな歯軋りが聞こえる。 男は口を話すと、指に刺さっていた破片を自身の手に吐き出した。 白衣のポケットに突っ込み、黒縁の向こう側で眉間にシワを寄せ。 落とした声が酷く低く、苛立っていたのだということを漸く自覚する。 落ち着けるようにと息を吐き出し。]
先週、「ここにいたい」って言ったな。
[指の傷については、今叱るべきではないと判断を下す。 感情の吐露、発散。 人間とは違うのだ、こんな風にしか表せない事くらいわかっている。 代わりに問うのは、先週背中で聞いた言葉。]
(@54) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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[男は乱雑に付けられた目隠しに指を掛ける。]
“何で”だ?
[それは解く為ではなく、固く結ぶ為に。]
(@56) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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――――。
[“痛い”と告げる声が、余程痛い。 伸ばされる腕に抗う術を男は持たず、また拒否するつもりもなく。]
――――――。
[けれど、受け止めることもない。
残酷だ。 どこかの誰かが無垢な少女を唆す悪魔だとするならば。 男のそれは、覚えてはならぬ感情を植えつける黄金の果実。]
(@58) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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だから「ここにいたい」のか? “痛い”んだったら、ここから出てちゃんと愛してもらえばいい。
[男の指先は、目隠しを縛る。 決してここで剥がれ落ちることのないように。]
俺から離れれば、“いたい”のもなくなる。
[服を掴む手に触れ。 落とすのは――――]
(@59) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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――――“わかったな”。
[それは確認ではなく、強く教え込む言葉。 残酷な声を落とし、冷酷な言葉を残し、男は立ち上がる。 仕事は多い、揺れていてはならない。 掴む手を引き剥がし、呼び止められても男が足を止める事はない。]
爪、後で消毒に来させる。 体を疵物にするな、いいな。
[言い残し、外へ。]
(@61) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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(ああ)
(どうして)
(何故) (アイツは)
(お前らは)
(俺は――――)
(@63) 2013/12/22(Sun) 01時頃
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―通路―
[男の足音は早く、早く、早く。 研究ルームに向かう途中、通信機から声が落ちた。
歩調が変わる。
Prestissimo to ritard. Ed pesante.
無音の通路に響く演奏。
――――Fermata.]
(@64) 2013/12/22(Sun) 01時頃
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[――――――ダンッッ!!!!!]
[壁を殴りつける音が響いた。 握り締める掌、獣ほど鋭利でない爪が皮膚に食い込み。 噛み締めた奥歯は骨の軋むようなざらついた音で。]
――、――――。
[言葉を紡げない、息さえ吐き出せない。 だからカメラに映らない位置で、動物たちには届かないように。 ただ、部下たちにつながる通信機だけが音を拾ったなど思いもしないで。]
(@65) 2013/12/22(Sun) 01時半頃
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[息を、吐き出す。 息を、吸い込む。 単純なその二つを繰り返し。]
――――、ッゲホ!
[喉奥から咳を溢して、男は歩き出した。 壁を殴るほどに激昂出来る若さがあったのかと、どこか客観的すぎる感想を溢して。 心を凍てつかせ、降りしきる雪の中に佇むよう。 音もなく、冷たく。 冷静さを取り戻し、男は研究ルームへ向かった。]
(@70) 2013/12/22(Sun) 01時半頃
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―研究ルーム―
[パソコンの中に眠る情報の山の中を掻き分ける。 クリックする指先は、“痛い”。 しかし迷うことなく救い上げ、プリンターが過去を数枚吐き出し始めた。]
――――――。
[煙草を取り出し、火を灯す。 昇る白い煙、苦い苦い、タールとニコチン。 銀色が揺れる。 男の首にではなく、黒縁のガラス板に映る“誰か”の胸元に。]
(@73) 2013/12/22(Sun) 02時頃
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[背中に普段聞かないノックの音が響く。 丁度印刷が終わった紙を手にとり、煙草のフィルターを噛んだ。]
ああ、珈琲でも飲むか。
[代わりに普段はやらない、珈琲の支給。 挽きたてのドリップではなく、泥臭いインスタントだが。 黒く深い、その色を渡し。]
ま、座れ。
[カチリと、通信機のスイッチを入れたままにする。 本来ならばここに呼ぶべきであろう、もう一人の部下へ。 職務を言い渡し、呼びつけるわけにもいかない。]
(@83) 2013/12/22(Sun) 02時半頃
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