人狼議事


76 ─いつか、薔薇の木の下で。

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 ああ、君も、来てくれればいいのに。

[長い金髪、滑らかな肌。
 それらは欲望に汚れてしまっている。]


[目を真っ赤に腫らしたまま、頑是無い足取りで薔薇の木の下、
暗い夜空に艶やかに香る花…ブレンダを見る。
蔦絡むような二人の秘め事はただその視界に納めるのみ。
熱に浮かされすぎてぼんやりした頭は2人がしていることがなんなのか、上手く整理もできなかったよう

サイモンが去った後、肌を晒すブレンダに手を伸ばし]

お前は、俺を愛してくれる?


[「あいしてくれる?」それは酷く空ろに響く。
まぐわいだけを「あいする」というのなら、と。

伸ばした腕は彼の上半身を抱き寄せて。
髪や肌、触れる手はいとおしむようであって、どこか舐めるようでもあって。
けれど指の芯は冷えていて]

大事なもの、汚したくないんだ。
お前は替わりに汚れてくれるかい。
熱くて、とても、辛くて 苦しい。


[頭の中を埋めるのはあの褐色の彼。
目の前にいるブレンダの持つ、白い肌と金色の髪。
ブレンダがヤニクに重なるべくもなく

髪を撫ぜて、唇を交わし。そのぐったりした体に構わず
また自分の熱を彼に。
労わりも思いやりも、ブレンダに向けながら
それは全て脳裏に浮かぶ別の人へ

口の動きだけで呟く名前も、ヤニクのもの
没頭する熱は確かにブレンダの体に溶け込むのに]


[薔薇の木の下。
 サイモンとの情事のあと。
 激しいまぐわいのあと、軋んだ身体。

 だけど、その新緑の眸は、輝く。]

 ああ、サイラス……。
 うん、こちらにおいで。

[細い手首はゆるり宙を踊る。
 見ていた彼を引き寄せるように。
 彼がうつろな眸で、狂おしさを訴えれば、眉を垂らし、
 だけど、同時に微笑んで……。]

 ああ、可哀想に……。
 大丈夫、僕は君をわかってあげられる。
 そう、君が思うように愛してあげる。

[身体だけで、薔薇は構わない。
 薔薇は、悦びに満ちた香りを放ち、サイラスの髪をほぐすように、頭を抱いた。]


 大丈夫。僕のことはいくら汚してくれても構わない。
 いや、それが僕の悦びなんだよ。
 君は与えてくれているんだ。

[薔薇は性急なサイラスの手や、唇、そして、身体自身を受け止めて、
 重みや激しさにシルヴァ自身の身体は悲鳴を上げ始めていても、構うことはない。

 既に体液で濡れた身体に、新たな体液、それが白であっても赤色であっても、
 薔薇は、彼の悲しみをも、欲望の糧に、
 指先を冷えた指先に絡めた。]

 そう、愛して……。
 激しく……

 君を僕はわかってあげられる。
 だから、君も僕を……。

[やがて、言葉を紡ぐ余裕がないほどに、ただ、絡み合う蔦となり、
 息の音、水の音、肉のぶつかりあう音、それらの悲鳴。
 月明かりは、残虐照らし出し、そして果てても、まだ、夜は明けない。]


いっておいで。
眠りの仔猫。
僕の愛おしい片割れよ。

[指のふしに絡めた彼の髪が解けると同時に、
新緑は一瞬、寂寥を滲ませ、
かくり落ちる腕は地に落ちた。]


…片割れ、俺が?

[それは薔薇を受け入れたこと。
言葉に抵抗はない。
離れる間際、指を絡めてキスをした。

あいしてるよ、と言葉は吐息に溶かす。
きっと人とは違う意味で

蒼い目はやはり秋月の湖水]


…薔薇の…名前……

[夢のなかに呟く。
そういえばキティと呼んできた薔薇の名を知らない。
ブレンダじゃない。それはどこかわかっていた]

お前の、名前。

[問いの形にならない問い]


【人】 さすらい人 ヤニク

[相方の去った部屋は空虚で寂しい。
本に視線を落としては上げ、落としては上げ。
何冊目かの本を閉じたところで、気付く。
いつまで経っても、一向に朝が来ない事に]

……これは……一体……

[いつまでも場所を変えない満月。
夜の闇を濃密な香りが満たしている。
何かがおかしいのは、確かだった]

行かないと……あの子を探しに行かないと……

[途端に湧き出す焦燥感。
それとも、近くに居たいと言うだけの願望か。
ふらりと何かに操られるが如く、部屋を抜け出す]

(44) 2013/03/26(Tue) 19時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[もう時間の感覚など曖昧で、
どれほどの時が流れたかなんて分からない。
或いは廊下の途中、ノックスと出会ったかもしれない。
沈まぬ月と薔薇の香り。
その異常性について言葉を交わすか。
しかしどちらにせよ、答えは出ない。出るはずもない。
ハンカチで口元を覆う姿を見、漸く己も袖口で覆う。
もっとも、それがどこまで意味があるかは分からないけれど]

[薔薇に狂わされる前に、再び捜索へと意識を戻す。
早く探してあげないと。
またどこかで凍えているかもしれない。
早く探して、早く、早く。
早く、会いたい]

(45) 2013/03/26(Tue) 19時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/03/26(Tue) 19時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[廊下を歩く] [彼はいない]

[食堂を覗く] [彼はいない]

[談話室の中] [彼はいない]

[求めて歩く] [ひたすらに]

(55) 2013/03/26(Tue) 20時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

サイラス、さ……

[濃密な香りは外からか、
或いは寮内から漂っているのか。
知らぬうち呼吸は荒く、褐色の肌が赤みを帯びる。
廊下の壁に手をついて、ずるりと崩れ落ち。
それでもなお、彼の名を呼ぶ]

(56) 2013/03/26(Tue) 20時半頃

ヤ……

[大事な彼を呼ぶ声は薔薇の香に沈む。
恋焦がれる感情も、大事にしたいと思うものも

薔薇がただ脳裏に、胸裏に。満ち満ちて]


[薔薇は、隙間があれば、
 サイラスにも入り込むだろう。]

 名前?
 名前など、おまえがつけたいものでもつけるといい。
 いや、それもどうか。

 片割れよ。
 僕の名前はおまえの名前。

 おまえも、もう…・・・。

[薔薇の吐息はサイラスを眠らせようとするだろう。]


もう……?

[意識は殆ど塗りつぶされて。
ただ彼への思慕だけが僅かに意識を保つのみ
水泡のように]

彼、だけは……

[汚さないで欲しい。
懇願に近い声も、薔薇には一笑に付されるに留まろう]

おねが……だ、から……

[かすれて泣きそうな。子猫が懸命に鳴く声はか細い]



 特別かい?
 僕は、君の願いはきくよ。

 彼を汚したくないのなら、
 君が、彼に手をかけないことだ。

[薔薇は、言葉ではそう、安心させるように。]

 シルヴァは、彼には、ヤニク…には、手を出さないようにしよう。





[薔薇は、かさりかさりと、
 小さく笑うような音を……。]



[ああ、人間の欲は、そんなにも、扱いやすく、そして、
 矛盾めいて美しい。]


大事……特別……、なんだ

俺が、ヤニクに…?

[途切れ途切れの声、だけど、ヤニクの為なら。
眠ってしまいそうな甘い感覚の中で
懸命に自我をつなぎとめる]

…約束……

[手を出さないという言葉に縋るような声]


 そう、や く そ く するよ。
 彼は綺麗なまま、

 そして、君は、その欲は僕や、別の誰かで満たすといい。

[縋るような声に、確かにと。
 ただ、薔薇は思っている。

 それが、本当に、彼らのためになるのかどうか、と。]


[欲を他の誰かで。その響きにどくりと胸が鳴る。
大事な彼以外なら誰でもいい。熱を冷ましてくれるなら。
どこか壊れた頭はただただ、大事な人を汚したくないと
それだけを願う

慈愛のようなあの人が汚れないなら、それで]


【人】 さすらい人 ヤニク

[思考を溶かす薔薇の毒。
酩酊と言うに等しい感覚に、体は言う事を聞かない。
いっそこのまま意識を手放してしまおうか。
普段の彼のように。
そうしたら迎えに来てくれるだろうか。
そんな夢想の中、聞こえた声は幻か]

[否]

……サ、イラス、さ……ん?

[仄暗い瞳が、ゆるりと見上げる。
嗚呼、其処に居るのは紛れも無く、最愛の]

(66) 2013/03/26(Tue) 22時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

ぁ……

[抱きしめられて、そこから伝わる温もりと薔薇の香り。
もう何も分からない。
ただ、ここに彼がいてくれたと言う事以外]

会いたかった……!
よかった……貴方がいないと、私……
ああ、嬉しいです。
サイラスさん……

[甘い香りに煽られて、想いは胸を焦がす。
保護欲に覆われた、真実の想いが。
きっとそれは抱いてはいけなかった、はずなのに]

(74) 2013/03/26(Tue) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

ああ、サイラスさん……

[紛れもないその温もりを、確かめるように強く抱きしめる。
どちらともなく唇を寄せ、重ね、貪り合い。
その度に濃くなる薔薇の香りは、理性を溶かして行く]

私も、好きです。
貴方の事が、大好き、です。
んっ……だから、もっともっと……
貴方、を、ください……

[呼吸の合間に言葉を紡ぐ。
茨で晒された、隠していた想い。
もう其れを告げることに躊躇いは持てなかった。
幾度も唇を重ねて、もっと深く彼を感じようと]

(81) 2013/03/26(Tue) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[口付けを交わす間も、手はいつものように髪を梳く。
ふわりとした髪が揺れるたび、薔薇の香りが濃くなるかのような錯覚。
もう自分が何処で、何をしているのかも分からなくなって]

好き……
サイラス、さん。
好きです。

[わかるのは一つだけ。
この想いだけ。
縋るように身体を寄せて、温もりを求める**]

(89) 2013/03/27(Wed) 00時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/03/27(Wed) 00時頃


[薔薇の空気をその身に感じる。
情事の艶と衣擦れの音。

金と銀の髪が交わる影を、眠る猫はぼんやりと感じる。
流れ込んでくる熱に、まるで自分が犯されているような感覚を持ちながら。
そして、ヤニクを抱いて、ヤニクに抱かれる夢を見る。
きっと幸せだろう。熱に浮かされるままに求められるのは、と*]


/*
襲撃、ロシェセットで亡霊堕ちのつもりで動いてます。

と報告のみ


/*流れ敵にロシェ襲撃だと思うので
本日は当方パスでセットいたします。


…お前は…満足、したの…?

[夢の中、あの薔薇に問う。
自分は自分の望みとは言え耐えに耐えているのに。

向ける羨望はサイラスのものではなくて

咲いたもう一厘の薔薇のもの]


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犠牲者 (5人)

ヤニク
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