人狼議事


207 愛しの貴方を逃がさない。

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[むかし。母は不治の病だと宣告された。

 手足が痺れ、満足に言葉が喋れなくなった。]


[けれど。奇跡が起こった。

 あの方が母を選び、あの方が御手を伸ばし、あの方が触れて、あの方が祈って下さったから。



 母は病におかされる前の母に、戻った。]


[ありがとうございます。

 ありがとうございます。


 …――あぁ。かみさま。]



[ありがとうございます。]**

 


【人】 逃亡者 メルヤ

[センスがいいなんて言われたのは初めてだと思う。
肩を小突かれながら、私はちょっと顔を赤くしてたと思う。
だって、こんなやり取りをするのは本当に久しぶりのことで。まるで、学生時代に戻ったみたいな気がして。

リボンをつけてねと言わなかった甘那ちゃんの優しさには気づかなかったけど、甘那ちゃんは本当に優しいいい子で、こんな子とお友達になれて本当に嬉しいなって私は思ったんだ。

ふわとろのオムライスも本当に美味しかったけど、甘那ちゃんが作ったというパンケーキは格別の味がした。
オススメの紅茶もパンケーキによく合っていて美味しくて、カフェラテ派の私は、今度からどちらを飲もうか悩むことになりそうだ。

ごちそうさまでした。また来るね。
そう言って、私はとても満足した気持ちで帰途についたんだ]

(0) 2017/01/17(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[幸せな気持ちで、家に帰って。

ただいまと言った私を出迎えた母は、

左手に大きなピンクのリボンを、右手に大きなハサミを持っていた]

(1) 2017/01/17(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[これなあに、と母が聞く。
どうしてそれを、とか。僕の部屋に入ったの、とか。こみ上げた言葉を吐き出させない迫力で。

どうしてこんなもの持ってるの。おかしいわよね?
こんなもの、あげるような相手がいるの?
そう聞く母の目はギラギラと光っていて、恐ろしくて。

それともこれは、私に?
……だけどそんな母の言葉には、どうしても頷けなかった。
あれは、私が、甘那ちゃんからもらったものだ。お近づきの印だ。母にはあげられない。奪われたくない]

(3) 2017/01/17(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

……それは……芽留、に。

[絞り出した答えは、そんなものだった。
妹に。私に。その答えを、母はどう受け止めるのか。固唾を飲んで母をうかがう。

母は、目を丸くして、]

「何言ってるの。芽留は、三年も前に死んだじゃない」

[かあっと、体が熱くなった]

(4) 2017/01/17(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

死んでない。

[止めなきゃと、頭ではわかってた。だけど止められなかった]

死んでない! 私は、お兄ちゃんじやない!
私は芽留なの! 生きてるの! それは、大事なものなの!
返して!!

[母がハサミを持っていることが怖かった。あのリボンは大事なものだ。切られたりなんてこと、あってはならない。
私は、そのことで頭がいっぱいで、死んだって言われて、完全に頭に血がのぼってて]

それは、私のなの!
返して!

(5) 2017/01/17(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[夢中でリボンを奪い返した。切られたりしてないか確かめる。
そんな私の前で。

言葉にならない声で何かを叫んだ母は、ハサミを自分の足に突き立てた]

(7) 2017/01/17(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

─翌朝・病院前─

[結局、昨夜は警察と救急車を呼ぶ騒ぎになってしまった。
病院の門を通り過ぎ、私は大きくため息をつく。
入院してくれたらいいのに。そんなことを思っていたら、本当に入院してしまった。
家族四人で暮らしていた家。気がつけばたった一人だ。
振り返って、母の病室のある方を見上げる。
並んだ窓には鉄格子がはめられていた**]

(8) 2017/01/17(Tue) 01時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2017/01/17(Tue) 01時半頃


[カツ、カツ、と足音を鳴らしながら、
 歩きたばこすらをも忘れるように軽かった足取りは、
 徐々に早歩きになり目的地へと辿り着けば、


                   ―――――そこは。**]


【人】 逃亡者 メルヤ

[夜にあんな騒ぎになって、結局母はそのまま入院した。私は荷物をまとめたり入院手続きをしたりばたばたして、病院の廊下のベンチで夜を明かす羽目になった。ちょっとうとうとはしたけど、全然疲れが取れない。むしろ体がぎしぎしして痛い。
申し訳ないけど午前は休みにしてもらって、ちょっとだけでも家で眠らせてもらうことにした]

……あれ。

[そうして帰宅した私は、ポストを覗いて首をかしげる。マスコット人形みたいなものが入ってる?]

落し物かな。

[誰かの落し物がポストの上に乗せられていたり、柵に引っ掛けてあったりすることは、今までも何度かあった。さすがにポストの中というのは初めてだけど。
首をかしげながら、ポストの上に置いておこうとして、そこでようやくメモがついていることに気づく]

……え?

[どういう意味? いや、意味はわかるけど、誰が、誰に言ってるの?
……母が、兄に? いやそんなまさか。母は病院だ]

(14) 2017/01/17(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[なんだか、責められているような気がした。母の精神の安定のために男装していたのに、兄になりきれなかった私。
私は芽留だと主張して、危ういところで踏みとどまっていた母の背中を押してしまった。
考えすぎだとわかってる。きっとこれは、家を間違えたんだろう。きっと本当は、ご近所の誰かさんへのプレゼントなんだ。私に後ろめたい気持ちがあるからそんな風に考えてしまうんだ。

首を振って、頭を切り替える。さて、この間違いのお届け物はどうしたらいいだろう。
ポストに乗せておく? 転がり落ちて汚れてしまうかも。
だったら、袋に入れておいた方がいいかな。

私は一度家に入り、透明な袋を持ってくる。だって中身がわかった方がいいものね。
落し物です、ってメモを添えてポストの上に乗せておいた。
可愛い黒猫のフェルト。ご主人様のところにちゃんと帰って、正しい贈り先に行けたらいいね。

まさかそれが、私に贈られたものだなんて夢にも思わなかった私に、一切の悪気はなかった。
さて、一眠りしてシャワーを浴びたら、仕事に行かなくちゃ**]

(15) 2017/01/17(Tue) 15時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2017/01/17(Tue) 15時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[二時間くらい休んで、シャワーを浴びた。昨日は結局、お風呂に入れなかったから、本当はゆっくり湯船に浸かりたかったけど、あいにくそんな時間はない。
いつものようにさらしを巻こうとして、手を止める。

もう、この家に母はいない。外でばったり会う可能性もない。
それなら、こんなもの、もう巻かなくていいんじゃないの?
男装だってする必要ないんじゃないの?

考えて……私は頭を振った。
駄目だ。ここで私が男装をやめたら、まるで母が入院するのを待ってたみたいじゃない。
渡りに船って。これ幸いと男装をやめるみたいじゃない。
そんなんじゃない。……そんなのじゃ、ない。

結局、いつものようにさらしを巻きながら、思う。
でも……それなら、私はいつまで男装を続けたらいいんだろう。
もしかしたら、一生?]

(26) 2017/01/17(Tue) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[いつもと変わらない格好で家を出る。ポストの上を確かめたら、落とし物は相変わらずそのまま……じゃ、なかった]

あれ……?

[手にとって確かめる。間違いなかった。添えておいたメモが引きちぎられてる。
そして、かわりに袋の中に、詰め込まれてる?
首をかしげながら袋の中のメモを取り出して、私は目を見開いた]

え?

[それは、別のメモだった。そして黒猫さんは、落とし物じゃなかった。
どうやらこれは、私に贈られたものらしい。だけど、全く心当たりがない。
私の家は、なんというか、兄のことや母のことや私の男装のせいで、有名ではある。だから一方的に私のことや、私の家の場所を知ってる人がいるのはおかしなことじゃない。
だけど、プレゼントをもらうとなったら話は別だ。そんな心当たりは本当になかった]

(30) 2017/01/17(Tue) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[甘那ちゃんや卯月ちゃんの顔が思い浮かんだけど、すぐに打ち消した。二人なら、私の名前を知ってるもの。なにより、こんな渡し方しないと思う。
可愛らしいフェルトの黒猫さん。処遇に悩んで私は立ち尽くしたけど、立ち尽くしているような暇は今の私にはないんだった]

いけない!

[仕事! それでなくても午前を休みにしてもらったんだ。これ以上迷惑はかけられない。
カバンに黒猫さんを入れると、私は慌てて仕事に向かった]

(31) 2017/01/17(Tue) 21時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2017/01/17(Tue) 21時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[黒猫さんは、ちょっと考えてエプロンの肩のあたりにぶら下げてみた。ボールチェーンがついてたから、肩紐に通してみたらなかなかいい感じ。
本屋の店員さんって書いてあったから、こうしておけば贈り主さんの目に留まるかもしれないし。
羊毛フェルトって、針で何度もちくちく刺してつくるんだっけ。手間暇かかってるだろうに、どうして私に贈ってくれたんだろう。
贈り主も、その意図もさっぱりわからないけれど、濃紺のエプロンと黒猫さんは、なんだか合っているような気がした]

いらっしゃいませ。
お預かりします。

[そんな格好で、今日も私はレジに立つ]

(41) 2017/01/17(Tue) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[次のお客様はよく来てくれる愛莉さんだった。
受け取った本をレジに通しながら、あれ、と思わず声を上げる]

写真集?
珍しいね。

[愛莉さんはお得意様だけど、よく買ってくれる本は小説や詩集の印象だった。写真集を買ってくれた記憶はなくて、珍しい買い物だね? と微笑む]

ご自宅用ですか?
プレゼントなら、お包みしますよ?

[何も言われなかったから自分用だと思ったけれど、念のためそう言い添えた]

(48) 2017/01/17(Tue) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[一目惚れ、という愛莉さんの言葉に、私は手元の写真集に目を落とした。仕事中は商品という目で見てしまうから、言われるまで気がつかなかったけど、確かに素敵な写真だった]

本当。素敵だね。

[兄が事故に遭って、母があんなことになって、旅行なんて無縁の生活になってしまったけど、写真集というのもいいかもしれないな、なんて思う。
写真を眺めて、ちょっとした世界旅行、なんて。
カバーのご依頼にはもちろん承りました、って返事して、丁寧にカバーを掛けた。
うん、いい出来。
愛莉ちゃんがスマートフォンを確認するのはもちろんどうぞどうぞって返事して、その間に写真集と小説をまとめて袋に入れた]

(55) 2017/01/17(Tue) 23時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[写真の世界に引き込まれるという愛莉ちゃんの言葉は、旅行を連想した私と通じるものがあるような気がして、笑みが浮かぶ。
本の世界を旅行といえば、今までもっぱら小説を読むことだったけど、私も今度写真集も見てみようと思った]

良い旅を。

[だから、スマートフォンをポケットに戻した愛莉ちゃんに、そんなことを言いながら袋を差し出して。
ありがとうございます、といつもの挨拶で見送った]

(63) 2017/01/18(Wed) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[愛莉さんを見送ってから、ふとエプロンの上で澄ましている黒猫さんに目を向ける。
愛莉さんが手芸も好きって話を、いつだったか聞いた気がしていて、もしかしたら……なんて、ほんのちょっとだけ思ったりしたんだけど。
やっぱり違ったみたい。

羊毛フェルトの黒猫さんは愛莉さんのイメージには合うけれど、考えてみれば愛莉さんだって私の名前は知ってた。あの宛名を書く人には当てはまらない。
ううん、ってうなりながら、私はお仕事を続けるのだった]

(64) 2017/01/18(Wed) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[差し出された雑誌をお預かりします、と受け取ろうと顔を上げて、瞬いた。
ずいぶん高いところ……多分、私より30cmくらい高いところにある顔に、見覚えがあったからだ。
そうだ。昨日の朝、挨拶をしてくれた人だ]

ありがとうございます。

[お疲れ様という労いの言葉にお礼を言いながら、レジを通す。編み物の雑誌と料理の雑誌。意外なラインナップだな、なんてこっそり思う。オトメンっていうんだっけ。
袋に入れながらお値段を伝えた]

(66) 2017/01/18(Wed) 00時頃




[この人を可愛くしたいから、まず、俺を覚えて貰わないと。]



【人】 逃亡者 メルヤ

もちろん大丈夫ですよー。

[大きいお札を出すのに恐縮するお客様もいらっしゃるけど、私はあまり気にしない。
気にしてないアピールに、ちょっと語尾を伸ばして愛想良く笑ったつもり、だったんだけど]

えっ。おりはら、ですけど……。
だ、大丈夫ですよ?

[目線の高さを合わせるように屈まれて、少し驚いた。
寝不足なのを見透かされてしまったような気がして、少し声が上ずる。ノーメイクはこういう時に不便だ。顔色を化粧で誤魔化せない。
接客業なのに具合が悪そうに見えるのは困る。
慌てて私はもう一度笑みを作った。ちょっとでも明るく見えればいい]

(68) 2017/01/18(Wed) 01時頃


気持ち長めに、待つぐらいがちょうど良いんですって。

焦らず、じっくり――…完成を楽しみに待つ時間は、良いものですよね。


[店長の手には常に手袋が嵌められていた。
 性別を隠すように。

 年齢を隠すように。]


[そして今は傷を隠すように………]


かみさま。かみさま。

あなたを想うとき、痛みがスーっと引いていくんです。


かみさま。かみさま。

  …――わたしの、わたしだけの、かみさま。


【人】 逃亡者 メルヤ

[顔色を誤魔化すために化粧をしよう。

化粧に合わないから、せめてさらしを巻くのはやめよう。

それなら、もう男装の意味ないよね? って服装を改めよう。

そうやって少しずつ自分に言い訳していけば、芽留に戻れるんじゃないか、なんて。

そんな思いが込み上げて来るのを、飲み下す。

母の背を押した私に、そんなことが許されるなんて思えなかった**]

(71) 2017/01/18(Wed) 01時半頃

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