人狼議事


267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】

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 この病の発生源 原因は 未だ不明です。
 研究員の一人は『空想病』と揶揄し
 また別の一人は、『仮病』と貶みました。
 
 人々は個々で異なる病状を見せる。
 共通していることと言えば、
 少しずつ記憶が無くなっている事くらいでしょう。
 
 ファンタジックな世界に憧れていた少年少女が
 ようやく手に掴めたような能力でもありません。
 なにせいずれ死に至るのですから
 私は寧ろ、お節介な神託にも似ると思いました。
      



   
   * *  研究員Aの手記  * *
   
   



 先日死に至った『アンジェリナ』の部屋には
 そのように綴られた手記がぽつねんと残されていた。
   
 窓辺に空っぽの花瓶ひとつ置かれた室内には
 万年筆と手記があり、それ以外には何もない。
   
 彼女の部屋を訪れる用事がある患者や先生たちは
 時折彼女が筆を握る姿を見たことがあったかもしれない。

 しかし、そのような瞬間も徐々には消えて失せ
 亡くなる数週間前にはぱったりと、まるで、
 手記そのものを忘却してしまったかのように
 窓の外を眺めてばかりの生活を過ごしていたのだが....
   



 私は今よりずっと前に生まれた筈なのに
 今では成熟したばかりの頃の姿をしていて
 そして患者たちと一緒に過ごしておりました。
 きっと先生たちも、私がアンジェリナではなくて
 医者のアンジュだってことは知らないはず。
 
 でも、そんなことはどうだって良いのです。
 いまそう思うことすら、改竄されたり
 妄想の類の記憶であるかもしれませんし
 今の私には、私を証明するものが
 何一つとして無いのですから。
   
   
        *  *  *
      


   
 『144』は街を浸食し、いつかは世界に人一人
 残さないのではないか…私はそう感じています。

 ・・・・
 もともとの植物や動物、例えば虫や犬なんかは
 星や砂になったり、鱗が生えたり、
 獣のように唸って死ぬこともないのに
 何故だか人々ばかりは死に至ります。
 
 思考能力の差なのでしょうか?
 まるで神様が人々に与えた罰か、試練かのようでしたから
 私はそれを『144』と名付けることにしました。
 ゲマトリアではその数字を
 『選ばれたもの』と意味するようです。
   
 そして天に至るには、私たちは、2880段の階段を上ると云う。
   



       *   *   *   *
   
 いまだ病の原因や 治癒方法は見つかりません。
 先日「海にのぼる太陽を見たい」と
 泣きながら夜中に騒いだ少年が、
 ひとりの先生に連れられて行きましたけれど
 結局戻ってくることはありませんでした。
   
 先生は海辺についた途端に、少年が、
 彼自身が太陽であったかのようにきらきらと
 浜辺の上できらめきを散らして消えていったと言いました。

 さながら彼自身が見たがっていた太陽に
 彼自身が成ってしまったようだ、と。
   



 私はその話を聞いて、
 隣の部屋で過ごす一人の女の子に
(彼女が宝石のようになっているのを
 友達である私は知っていましたから)
 してみたことがあったのです。
   
 これは恐らく、患者として、友人としては
 決してやってはいけないことでした。
   



 私は彼女に、
「ダイヤモンドになれたらステキね」と言いました。
 彼女が宝石になりたがるような、宝石の素晴らしさを
 舌を回しきれないほどに語りました。
 彼女がダイヤモンドになるに相応しい、
 うつくしい女性であることも含めて。
 
 するとどうでしょう。
 翌朝には、彼女の眠っていたシーツの上には
 ころんとした、彼女の背よりもっと小さな、
 それでいて、人であった頃の彼女より
 輝いている宝石が在ったのです。
   



 私は推測の一つとして
 この病が仮病ではなく、空想病ではなく
 その中間である可能性を考えました。
   ・・
   
 風邪を引いてはいないのに、
 風邪を引いたと考え、思い込めば
 実際発熱してしまうようなものです。
   
 その『思い込み』が何かの切欠で加速するのなら
 減速する可能性だってあるのでしょう。
   
 私は病を治癒する方法として、
 往来人々の間で信じられている
『流れ星への願いごと』に目を付けました。
   



 けれど、ただ願うだけで治るなら
 きっととうに治っている人も居るのです。
 このサナトリウムには信仰に熱いかたが
 いらっしゃることもありますから。

 神さまから恩恵を与るには犠牲はつきものでしょう
 ですから、次の星夜には私は下記の手段を試します。
 
誰かの何かを犠牲にして、流れ星念じること。 
 したらば 流れ星が願いを抱え、
 代わりになって死んでいってくれるはずですから。
   



 けれど、私は実験の為に人を■しました。
 私に星に願う資格があるのでしょうか。
 神様は私を■してくださるのでしょうか?
   

 まるで夜空が隠されてしまったかのようでした
 私の身はしんしんと冷えてゆき
 見上げてもそこに星は無いのです。
 私に星は、ひと粒すら見えないのです。
 
 私が星を見たいばかりに、
 星を隠してしまったのでしょうか?
 空気の澄んだ場所での星空は圧巻されるものでしょう
 私は、いつか、空に浮かんでいる星を見たい。
   
 



 質素な部屋に残されていた手記は
 研究員の間で共有されることもあるでしょう。
 実験に値する価値のあるものと判断されたそれは
 一部のコピーを院長室に置かれもしますし、
 研究員もコピーを得ることがあるかもしれません。
   
 彼女のような『推測』に
 図書館で調べたり、研究員の話を盗み聞いたり、
 他の患者の言葉や経験から汲み、至る患者だって
 もしかしたなら居るかもしれません。
 
 推測とはいえ、病に関して得た知識を
 悪用するか否かは 方々の良心次第…とも。**
   




         [ このはなをしっています ]

 




   [ はなのなまえなんてちっともしらないわたしですが ]

 




       [ しらぎくのはながあったのです ]

 





           [ 苗床は、わたし ]


 


複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/14(Fri) 23時半頃


複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/14(Fri) 23時半頃




       ほし の ふるよな 夜だった。

 



   ちぃさな手に、おおきな鋏を握り、
   好き勝手に伸びているしょくぶつの、
   ほそい茎を断ち切っていく。

   はじめての日だった。
   それまで、 なんの興味もなかったというのに。

   しょくぶつを葬るには 良い夜だと思った。
 




   ぱつん  ぱつん、
   弾けるよに いのちの欠片が散っていく。

   しょくぶつは 喋らないから良い。
   ──── 否、 もしかしたら、
   悲鳴が上がっているのかもしれないけれど、  
   にんげんみたいに 口はないのだし。

   鋏の摩れる音だけの、
          静かな 夜だった。
 




 「 ずぅっと しずかで在れば良いとおもったんだ。 」

 


【人】 複眼レフ パラチーノ




   * * * * *
 

(9) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ どうやら、 うとうとしてしまっていたらしい。
  並べて開いていたkarteを閉じ、背中をのばした。
  たまには、仕事してるっぽさ、出してかないとね。

  頬杖でこの調子では、 何も ぽく 無かったし、
  同じく並んでいるものが、植物図鑑じゃあ……

  ──── そういえば、はなみずきの花言葉は
  durability……持続性、 であるらしい。
  転じて、 逆境も越えて見せる愛 とか…… ]
 

(10) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 愛 ねえ。

  その辺の道端にあるよな木に言われてもな。]
 

(11) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 碧が 図解を見下ろしている。
  憎んででもいるかのように、 無感情に、 

  ──── きっと 夢を見たからだ。

  思い付いたように和菊のページへと送り、
  絵で記された しらぎくの、書き込まれた花弁を撫で、


  なんの躊躇いもなく、 頁に鋏を入れてしまった。

  ほんは たいせつにしましょう。
  そんな教育は欠片も受けちゃいない!]
 

(12) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   ( ■ を切り取っちゃいけない、なんて
        誰も教えてくれなかったのと おんなじに。)

 

(13) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ ───── 然して、 個室の前に居た。
  すっかり切り取ってしまったしらぎくの絵と、
  一応、 用件として 一杯の水とを、
  片手に下げて  開け放たれた扉の前。

   ( 落ちた音に、
      ノックもなしに引き放っていた。 )

  すこぅし、 固まったのち、後ろ手に扉を閉め、
  完全に そと と なかとを 断ってしまったなら、]
 

(14) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  ──── ひつよう なくなっちゃった? 


[ 絵よりもずぅっと ほんものが
  名札よりも高い位置に座しているものだから。
  紙一枚を適当に振った。

  驚きは ──── うん、 していたのだけれど
  こんな性格をしてしまっているのだし、

  ほら、 曲がりなりにも せんせいですから。 **]
 

(15) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/15(Sat) 00時半頃




  [ そうなれば、きっと、永遠に静かでいられる。

    ……つちのしたで、ずぅっと、 ]

 


【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 何故、 閉ざしてしまったのか、 と
  あのときの己に問うたところで、
  きっと 明確なものなんてひとつも出てきやしないが、

  唯、  しずかで在って欲しいような、

  それだけの 事だったろう。]
 

(22) 2019/06/15(Sat) 20時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  まぁ、 確かにやる気はないし、
  ぶっちゃけ、
  にんげんのこととかよく分かんないけど────、


    おれが 担当って 感じ、 するでしょ?


[ 紙ぺら一枚掲げ、
  視界の内で 目元の名札 と 並比べて、
  ・・・
  やっと出逢ったほんものに、似つかわしくない興味色!]
 

(23) 2019/06/15(Sat) 20時半頃

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