人狼議事


29 Sixth Heaven

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[夢を見る。


まだ、任に就くこともなく
笑っていた友人の夢。

だが、気づけば遠ざかり
閉ざされたモニタの向こう側に笑みのないかれがいる。
叫んでも声は届かない。

モニタの向こうには
コリーンが、トニーが、
先程向かったチャールズが、ベネットが―――居る、夢。]


「どちらの世界で生きるか、
ではありませんの?」


[パピヨンのこえ。]


「結論、出しました」


[フィリップの声。


泣いている子供がいる。
知るはずのない、巻き毛の少女。]


[泣いている少女が
こちらを見た。

―――あれは、ヘンリエッタだ。

何故か、確信がある。
瞬きの後、己の傍らにペラジーが居ることに気づく]


あ、――――


[少女の口が動く。
何か、謂っている。
聞こえない。]


な、に―――――

[聞こえない。
歩み寄ろうとすれば

―――ぱん



ひどく乾いた音がして
少女の体はどさり、倒れる。
光なくした眸がスティーブンを映した。
薄く、笑っているようにも見えるそれ。]

―――あ、

[呆然。
がくり、膝を折る。
ペラジーは、動かない。]


[少女の背後にひとつの影。
見上げる前に気づく]

ギル…―――

[27歳で死に、止まったままの記憶の中のかれがいる。
わらっていなかった。
ひどく思い詰めたような顔。
手には、銃を持って。]

ギル、やめろ

[愛称、もう長らく呼んでいない。
止める。止まらない。
彼は銃口をこめかみにあてる。]

やめろ、

[止めようと動こうとするのに、体は言うことを聞かない。]


[手を伸ばして、
止めたい、止めなければ、どうして死ななければならない。だめだ。いくな。ギル。]

「スティーブ。…俺は」

[引き金を]

や、

[弾く]

やめろおぉぉぉ!!!!


【人】 流浪者 ペラジー

―数刻前・廊下―

…あ。

[少年、少女と小さな友人を腕に連れたって、ぺたりと通路を進み。
その先、見えた人影>>0にあおは一つ瞬いた。

一度は口を開こうとして――しかし前触れ無く沸き起こる面倒さが其れを遮る。
暫しの躊躇の間に少年が口を開いく。そのまま彼が説明するに任せ、毛布は口を閉じた。

待機室へと戻る足は、やはり常人よりも遥かに緩やかなもの。
途中告げられる礼>>1も、何に対するものか
良く解らないという態で、かくんと首を傾ぐのみで。

個室へと戻る、と告げる彼らと岐れた後も、何故か鳥は毛布の中に収まったまま。
尤も、飼い主たる少年の元に行かなかったと言うよりは抱えられたままの現状に
半ば諦めたのかも知れなかったが――小さな友人を連れてきてしまったと青年が気付いたのは待機室へ着いて後。]

(10) 2011/04/21(Thu) 17時頃

【人】 流浪者 ペラジー

…?

[かくん、と首を傾ぐと、真似るように極彩色も首を傾いだ。
――勿論、喋らぬ相手の答えなど解る筈もなく。
暫しの躊躇沈黙。まぁいいか、と掌で小さな頭を撫でてやる。

どれ程の時が経ったのか――次の接続を促すアナウンスに視線をあげる。
誘導のままメインルームへと向かう男と、隣に立つ短い髪の女性へと視線を向け。
…しかしその表情を伺い知る事は出来ないまま、扉は閉じる。
青年の顔色は、変わらぬまま。

ようやく其処から視線が離れるのは、管理者の男に声を投げられた時に。
個室へ戻る、との言葉に一つ頷くと、再びのそりと毛布は動きだした。]


[ゆっくりとした移動を経て、そのまま入室するのは己の個室ではなく隣の部屋。
何も考えずに後ろを着いてきた故に、扉の閉じる音で漸く気付いたらしい。
ぱちりと瞬く様子に、…男は流石に呆れもしたか。
尤も、其れに気にする様子は青年には見られなかったが。]

(11) 2011/04/21(Thu) 17時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[取り出された聖書は、以前にも見たもの。
ただ、其処に挟まれていた一枚の紙片には見覚え無く。
不思議そうに視線を向けていれば、あおに気付いたか返るのは短い説明。]

――…、かぞく。

[ぽつ、と。零れる音。今日はよく耳にする言葉だとも、思う。
忘れてしまえば。…彼がそう口にした意味に漸く思い当たれど顔色は変わらない。
…ただ、先にも何処か遠くで感じた鈍い痛みに、一度だけあおを瞬くだけで。]

…やっぱり、おもいだせない な。

[問いに返る言葉は、たっぷりの時間を置いて後。――男には脈絡無い言葉。
問いが重なるならば随分な時間を掛けて、それでも言葉を返したか。]

(12) 2011/04/21(Thu) 17時頃

【人】 流浪者 ペラジー

…、…ねむい。

[そう零したのは暫くの後。
緩やかな足取りで、漸く隣の部屋へと戻っていく。

そのころには鳥は、いつの間にか腕の中で眠りに落ちていた。
ずっと抱えられていれば致し方も無いだろうが――
しかし何処か驚いた様にぱち、と一度大きくあおを瞬くと、暫しの思案。

被っていた毛布を丸めると、小さな身体ごと、
起こさないように寝台の端へそっと置いた。
…その様子を、何を思ってかあおは暫らく見つめ続けて。

…ようやく緩慢な動きで寝台へと潜り込んだ青年が、
寝息を立て始めるのに――時間は掛からなかった**]

(13) 2011/04/21(Thu) 17時頃


 世界《システム》が
 私たちを生かし
 私たちを殺す
 



――殺されるのを、もう。

見るのは、厭なのだ。
 


流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/21(Thu) 22時半頃


【人】 流浪者 ペラジー

―個室12―

――、…ぅ。

[僅かな重み。少しだけ寝苦しくて、意識が戻る。
もぞ、と身動ぎして布団から顔を覗かせると
己の身体の上に乗っている極彩色の小さな友人と、眼があった。
あおを、一度、二度。瞬いて――身じろぐ。]

…おは、よ。

[細い手を伸ばすと、指先で撫でる。…どれ程寝たかは、よくわからない。
しかし、自主的に眼が覚めるのはここ数日間ずっと。
這う様に寝台の端へ移動すると、もたり、と床へと滑り降りた。]

(52) 2011/04/22(Fri) 00時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[いつもは座り込むんでしまうのを――今回は珍しく、ぺたりと床の上へ降り立った。
その拍子に、ばさりと毛布が床へと落ちてしまったがそのままなのは
やはり起動に時間がかかるのか、暫しの間その場で沈黙を保ったまま。

たっぷりの時間を掛けて、漸く動きだす。
のそ、と緩やかな足取りで扉へ向かう青年の頭の上に、
追いかけてきた鳥が着地した。]

――…、おも。

[僅かな重みに自然首が項垂れながら、部屋の扉を開ける。
周囲を見渡しても廊下に人影は、見当たらない。音も、しない。

数度、瞬きを繰り返したあおは、暫しの思案の後――ゆるやかに歩き始める。]

(54) 2011/04/22(Fri) 00時頃

【人】 流浪者 ペラジー

―台所―
[頭の上に極彩色を乗せながら、ぺた、ぺたりと。進む足音は酷く静かに。
時折道を迷ったりしながら、時間を掛けて漸く辿りついた先は台所。
いつものように、顔だけで室内を覗き込むようにして――
ぱちりと、あおを瞬いた。]

…だれも、いない。  ね。

[…其れも、当然かもしれなかったが。
顔色変えずにぱちりと瞬くと、暫しの思案の後――足を一歩、踏み入れる。
かくん、かくん。と首を傾ぎながら周囲を見渡しながら
何かを探す様にして、室内を暫く歩き回り始める。]

(61) 2011/04/22(Fri) 00時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[足取りが緩やかなのは、今までと変わる事は無い。

ただ、プラスチック製品ばかりの食器棚を覗き、
刃物が一切ない引き出しを開き。
レトルトの並ぶ棚を眺めて。
冷蔵庫の扉を開ける。]

……、んー。

[形跡を片付けるまでには至らない。歩き回った名残を点々と散らばしながら
庫内灯の小さな灯りが、少しだけ眩しいとばかり僅かにあおを細めて。
…ゆっくりと見渡したあおが、ふと。一か所で止まった。
ぱちん。瞬いた後に一度だけゆると傾ぐと、そっと細い手を伸ばす。

ひとつ、ふたつ、みっつ。
パックから取り出した赤い実を掌に転がすと、冷蔵庫を閉めてその場の床に座り込んだ。]

(66) 2011/04/22(Fri) 01時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[蔕の残る其れらを、ころり、掌で転がして。
長い思考の後、むし、と細い指先で其れを一つ、千切る――否、千切ろうとした。
結局は上手い事取れずに微妙に残った緑を、少しだけ傾いだ首で思考した後
もういいや、とでも思ったのか、そのまま齧った。

実を洗うかどうかの選択肢は、再び立ち上がる手間を想定した時点で
怠惰の思考によって呆気なく棄却されていた。
一回。二回。  三回噛んで、咀嚼。
…此処数年、しなかった事。それで満足したのか、二つ目は己の口に運ばれない。]

―― リベラも、  …たべる?

[冷蔵庫を背凭れに、軽く膝を立てる姿勢で。
頭上に居座ったままの友人へ、一粒、苺を掲げて見せる。
そうして己は掌に残ったひとつへと、視線を落としながら。]

(69) 2011/04/22(Fri) 01時頃

【人】 流浪者 ペラジー

……
――食べるの、こんなに疲れる っけ…?

[一つ吐息を落として掌を落とす、あおは緩やかに目蓋を閉じた。
もう少しだけ、食べれる気がしていたけれども――断念する。
…今まで、空腹なんて余り感じなかった。否、感じていても何処か感覚は遠くて。
怠惰の微温湯の底に沈み続けた身体は、食事をする必要性を感じなかった。のに。]


…前の方が、楽だった なー…。

[これ程、疲れる事ならば。  …投げ出しても。

掌に転がる赤へと緩やかに向けたあおは、やはり再び伏せられる。
…頭の奥底、ずっと響いている警鐘に
――今はまだ、聞こえないフリをして。]

(74) 2011/04/22(Fri) 01時半頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 02時頃


例えば此れで
私が死んだら



お前は怒るだろうか。
呆れるだろうか。
軽蔑するだろうか。


死者に声など無いと、


分かっているのに。



分かっているのに、――私は。
 


…ギル。

システムに関わってしまった者、
その、末路を知って
同じ立場になった今

私は己の管理する器であるペラジーも
…他の器も接続させたくないと
そう思う。

思うけれど、

――…、 …――


【人】 流浪者 ペラジー

―台所―
[…どれ程の間、眠りに落ちていたのか。
ふつ、と次に目が覚めたのは、頭上に陣取っていた極彩色が、
暇を持て余したのか戯れに髪を軽く啄んだ、その感覚。
痛くは、ない。――それだけの事で目が覚めるのも随分久しい。

立てていた膝を、伸びするように緩やかに下ろして。
その身じろぎにか、掌から赤い実が一粒、ころりと床に転げ落ちた。]

……、…?
…おは よ。

[転がった赤を視線で追って――人の影に気付いたのは、漸く。
かくん、と首を傾ぐ。

…周辺の戸棚が所々開き放しな事には、既に意識の外。]

(96) 2011/04/22(Fri) 17時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

リベラ、は。 …つれて、きちゃった。んだ。

[一緒にいる、と言うよりは鳥自身も不可抗力だろうと。
勿論飼い主に返しに行くのが筋というものだが、其処まで意識は回らない。
…意識が回ったところで、やはり探しに行くことを放棄しただろうが。]

…あぶない?

[戸棚を閉めて回る男を、視線だけで追う。]

(100) 2011/04/22(Fri) 18時頃

【人】 流浪者 ペラジー

――そっか。 返さなきゃ、だめか…。

[言われて漸くはたと思い当たったのか、あおが緩やかに瞬く。
頭上の鳥を見上げ、…しかし直ぐに事を起こそうという気にはならないらしい。
一つ、こくりと頷くと腕を伸ばして其処から下ろし。後で、の態。
――それが後に面倒臭い、へ変化する可能性は否定できないが。]

…、…割れなくても?

[プラスチックで出来た食器ならば、落ちても平気。の思考らしい。
腕の中に納まった鳥は、男を見て一つ声をあげた。]

(103) 2011/04/22(Fri) 19時頃

【人】 流浪者 ペラジー

―台所―

…、いわれてない。

[当然ではあるが。ふる、と首を振った。
食品を選びレンジへ入れる一連の流れを、緩やかにあおが追う。
共に来た女がしばし聞き手に控える様子が気になるのか、
時折そちらへも視線は移り、しかし直ぐに男の方へと戻った。]

…痛い。――…いたい、…?

[おうむ返しに口にした言葉に、…ふと、何を思ったか首を傾ぐ。
落ちてきたら痛い、と言う事に疑問を持った気配ではなく。
「痛い」という言語の意味を、自らに問うような響き。

男の問いへの答えなのか解らぬが、極彩色は僅かにその場で身じろぎして。
弛んだ隙に腕からするりと抜け出すと何かを探すかのよう、台所をばさりと飛び立った。]

(120) 2011/04/22(Fri) 21時頃

【人】 流浪者 ペラジー

―台所―
[飛び立った鳥に、どうしたのかと首傾げながら其れを見送って。
男の言葉>>124に、ぱちりと瞬く。
ゆる、と動いたあおは女の方へと動いた。]

――…、はなし?

[暫しの思案。せめての聞く姿勢にとでも思ったのが
居住まいでも正そうと冷蔵庫に凭れていた姿勢から、もたもたと身動ぎして座り直す。

…尤も、冷蔵庫前から位置は変わっていないし、其れが女に見える訳でもないだろう。
せめて何か動いた気配ぐらいは、伝わるかもしれないが。]

(131) 2011/04/22(Fri) 22時頃

【人】 流浪者 ペラジー

――リベラ、  と、…フィル。だ。

[先程手元から去ったばかりの極彩色を連れて、手を挙げる少年に
ひよ、と僅かに持ち上げられた手が、揺れる。
どうやら手を振り返した心算らしいが、直ぐに面倒になったのか、
一往復した程度で、直ぐにその手は下げられてしまった。]

かえした。

…?

[そう、男の方を見て口にするのは、どうやら先の会話を指しての事。
帰って行った、というのが実のところだが、――さて置き。
ふと。いつもより言葉少ない相手の様子に、首を傾いだ。

己が冷蔵庫前で邪魔な事には、気付いていない。]

(136) 2011/04/22(Fri) 22時半頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 22時半頃


【人】 流浪者 ペラジー

[男の言葉>>141に、あおは男を見て、少年を見て。
そうして背後の冷蔵庫へと、ゆるり向けられて。
最後に再び、少年へと視線が戻る。]

――…、あー。

[かくん。 と納得したように一つ頷くと
のそ、という音が聞こえそうな程緩やかに、少しだけ冷蔵庫の前から場所をずれる。
そうして、硬い音>>138が己へと僅かに近付いたのに気付いて
ぱちりと、一つ瞬いたあおは 女を見上げる様に向けられる。]

(145) 2011/04/22(Fri) 22時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

…、…おれ?

??  …そと、?

[投げられる問いに、ぽつ、と。落ちる音は
傍から見ればその質問の意を掴み損ねた様な、疑問の混じる色。

“外”の生活を、求めてなども始めから無かったけれど――
そう、思い当たって、あおは沈黙のまま一度だけゆるりと瞬いた。
女の言っている意味が判らないのでは、なく。

世界を救う。など――かんがえたこと、  ない。
…ならば何故、自分は今此処にいるのかと。

再三、投げられた問いが、  ようやく青年に届いたかの様に。]

(146) 2011/04/22(Fri) 22時半頃

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