29 Sixth Heaven
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[ギルバートはよく笑う男だった。
くだらないことでも、
楽しむようなそれは。
随分と眩しいもので。
ああ。
酒に酔っ払って面倒をみたのは
大学の時だった。酷い飲み会だった。
若気の至りに相応しいどんちゃん騒ぎ。
――もっと飲みゃーいいのに。
そんなふうに、言っていたのは。]
[任務から帰還して
そしてギルバートは死んでしまった。
泣いていた。
誰も彼も泣いていた。
私は泣けなかった。
ただ呆然と葬儀場に立ち尽くして]
[何故だ。
彼を殺したのは 誰だ。
彼を殺したのは 彼自身。
彼を殺したのは 世界。
彼を殺したのは
何も知らなかった私も――か]
[彼が最期まで何も謂わなかったことが悔しくて
何もできなかった己が情けなく
知りたいと思って此処へ来て
知ったときには戻れない。
今、
「暴食」のこどもと、
「愛」の美徳をもつ女性が
「世界」に接続する。
ここにいるもの以外誰にも知られずに]
[己が器なら]
[粛々と此れを受け入れたろうか?]
「貴方は人柱にならずに済みますね」
[耳に残る。こえ。]
「皆のためなら」
[そこに自分がいないのに?]
「世界が壊れるより、いいんじゃないの」
[虚ろな声がからっぽの抜け殻のように響く]
あのとき、何を謂おうとした。
私には
まだ。
わからない。
わからないんだ――ギルバート……。
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―数刻前― [相変わらず、ゆっくりとした足取りで待機室へと入る。 少年から振られた手>>20に、一度はぱちりと瞬いて―― ゆると持ち上げた右手を、ゆらと、振った。
面々の揃う室内をぐぅるりと見回して、 ぺたり、と数歩。最短距離でテーブルの近くまで歩み寄るとすとん、とその場に座り込む。 短い髪の女性が、スープを用意するのを受け取ろうと両手を差し出して ――…しかし、一度引っ込められた。ぱちりと、瞬く。 直前で戻されたそれを、強請る程ではないが。
…ウォッカですら躊躇せずに一気飲みする態だ、 スープも類にもれず熱かろうと、躊躇わずに飲む可能性を考慮されたらしい。 暫くして再び差し出されたスープは、少しだけ冷まされていた。]
(70) 2011/04/19(Tue) 21時半頃
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[固形物よりは、どうやら幾らか食欲も増すらしい―― 冷まされたスープを少しずつ口にしながら、暴食の少年が「接続」を名乗り出るのを聞いた。 こくん、と一口飲み下しながら、一度あおを瞬くきり。
其れは此処に来る前に何となしに聞いていた事ではあったから 特に驚愕の色が浮かぶ訳でも、感慨深い表情をするでもなく。 …尤も、先に聞いて居なかったとしても、 其の反応にに変わりは無かっただろうが。
ゆっくりと、スープを咽下していく内に。 モニターに映し出されるのは、見馴れた場所。数日前まで、居た場所だ。 いちど、にど。瞬くあおは、少年と女性が写し出されるのをじっと見ていた。]
――…、…ん?
[少年から掛けられた声>>49に、かくり。首を傾ぐ。 何だかはしゃぐ少年に、何がそれ程面白いのだろうと、問いた気な視線。 少女同様、目新しい物がある訳でも無く――然したる興味は惹かれなかったようで。]
(71) 2011/04/19(Tue) 21時半頃
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[ふと掛けられた声>>48に、ゆるりと視線は男の方へ。 ぱちり。あおがゆっくりと瞬いて僅かに首を傾ぐ。
案の定、ほんの少しで食事は既に終了していた。 それでも、スープの器は既に空いていたし 昨日に比べれば、比較的胃に収めた方とは言えるだろうが。]
――…、…? うう ん。 いい。
[少しだけ考える素振りを見せて、ふる、と首を振った。 部屋へ行かない理由は、怠惰の所為か。興味が無い所為かは、さて置き。 翻る白衣をじっと見つめて、部屋へと戻る姿を見送った。
しかし――ここ数時間の内、初めて。 己の思考で決めた事だと、当人は気付かない。]
(73) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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−待機室− [待機室を去る幾人かを見送って。 スープ皿を、自ら片付けるという事は――残念ながら、しない。 其の場に座り込んだまま、青年の視線は再びモニターへと移る。 思い出したように時折瞬くあおは、不鮮明な映像を写した。]
――…、
[部屋から被って来たままの毛布は、今も傍らに。 音声も少しだけ遠いのか、モニタ向こうの少年が、何か小声で話す声は 少なくとも青年には聞こえなかった。ふいと、視線は横にそれる。]
…なん、だっけ。
[ぽつと零すのは、此処に来る前の、問い>>11。 あの場では、ただ緩やかに首を傾ぐだけだった。けれども。 …虚ろなあおが、毛布へと落ちる。 かくん、と首を傾ぐと毛先細い髪が、さらと頬へと零れた。]
(81) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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[傾いだ首は、そのまま身体ごと傾いて――ぽふん。と、 毛布の上へ伏した。 聖職者の服を纏う男と、眼の見えないらしい女がいる場所から少しだけ離れた場所故に 良く会話は、聞こえないが。…さして興味も無いとばかり。 そのまま、あおをゆると閉じる。
――どうだったのか。今は、どうなのか。 …考えようとしても思考はゆるゆると止まっていく。 微温湯に浸る思考は、其処から進まない。
考える事は、 沢山ある筈なのに。]
…、―― ?
[ふつと、呼ばれた名に沈みかけた意識が浮上する。 ゆると、あおを開いて。一度、瞬いた。顔だけでその声の方角へ視線を向ける。]
…“ここ”の 前。――あっち? それより、もっとまえ?
[あっち、と示すのは今は人影の見えないモニターの方へ。]
(106) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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…、ん?
[首を傾ぐ男>>110に、毛布の上に転がりながら、 此方も真似するように首を傾ぐ。
一度、壁の方へとあおを向けて。 やはり、何も変化はないのを確認してから、再び視線は男の方へ。 その声が、己へと向けられたものとは思わずに。
ぱちりと、瞬いた。]
(113) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室―
…? たくさん食べたから、疲れた。けど ――まだ、眠くない。から。
[黒檀を写したあおが、もう一度、ゆるやかに瞬く。 ――視線を向けた事は、そんなに不思議だろうかと言いたげな色は やはり、常よりも反応が色濃い事の自覚は無いようで。
次いだ言葉に毛布の上で横になったまま。かくん。と再び首が傾ぐ。返事は、無い。 …もぞ、と僅かに身じろいで、寝返りを一度だけ打って。 ――たっぷりの沈黙を経てようやく 緩慢な動きで身体を起こした。
一緒に毛布を引き摺って、ぺたり、と素足が床を叩く音。 長い時間を掛けて漸く近くまで寄ると、再びぺたりと座りこんだ。]
(129) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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…「こう」? ん、と。 …あんまり、思いだせない んだけど。
[実の年齢には明らかに相応しくない幼子に向ける様な褒め言葉>>131に、 ――気分を害する様子も無く、黒檀を見たまま、一つだけ頷いて。 続く女の問いを咀嚼するように。こくり、こくり。と、再び何度か浅く頷いた。]
…え、っと。 ――学校に行ってて、とうさんと、かあさんと…、おとうとが、いて。 …ともだちと、あそんだり、してた。
[たしか。 と付け足すその記憶は、酷くうろ覚えらしい。 忘れた訳ではないのだけれど、思い出そうとすると―― 直ぐに面倒になって、…どうしても思い出せない。
ただ、器として――呼ばれるまでは。 ありきたりとも言える極普通の生活を送っていたのだけは、充分に伝わったか。 これで聞きたい事の答えになるのか判らないと、かくり、首を傾ぎながら。]
学校にいくのも。あそぶのも、すき だった。
(136) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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…? なか、いいね。
[共に引っ張ってきた毛布を引き寄せ抱えながら、 近い距離で触れる二人に、ぱちりと、瞬いた。
知人なのかと問いの意味なのか。 …夫婦の様な、その距離の近さを示しての言葉か 足りない言葉で、その真意までは計り知れないが。]
――、…わかんない。 7年 うちに 帰ってないから。
[今、両親が如何しているのかと。 その問いには、暫しの空白の後にふるりと首を振った。]
いつもみたいに。いってきます、って。
(145) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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――うん、…たぶん。 たのしかった
と、…おもう。よ?
[女の問いに、少しだけ考えるようにして。 漸く口を開いて出た言葉は、酷く曖昧なもの。
きっと長くなるから。忘れないようにしてきた筈の記憶。 …喩え忘れずとも「思い出せない」事があるのだと、その時の自分は知らなかった。 其れを悔いる思いも、悲しむことすらも 怠惰は許してくれないが。
尚身を寄せる女の様子を、ぱちりと。瞬いて。 しかし知人だと男が告げる言葉に、そっか。と一つ頷いた。]
でも、あとちょっと。 だいたい、みんな10年ぐらいって。
[口を閉ざしてしまった男の様子に、何を思ったか。一つ、言葉を付け足した。 ――勿論、その10年後の行く末など知らない。考えも、しない。]
(155) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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――…どうするの、かなぁ…。
[毛布を被って、膝を抱える。 己を見やる黒檀には気付かぬまま、ゆるりとあおを瞬いて。 その中へ顔を埋めながら、ぽつり ぽつりと零す言葉は 酷く、曖昧に。 望みなど無いと、そう口にする。
願う事を、どこかに置き忘れてきたかの様に。]
…どっかに、世界が用意した場所があってね。 そこで暮らすって。
ずっとまえに、きいた。
[其れを教えてくれた人は、何て名前 だっただろう。 その人が、いなくなって随分経つのは覚えている。 …だから漠然と、その場所にいるのだと思っていた。]
(168) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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――…
[伸ばされた手が、頭に触れる。 少しだけ、驚いたようにあおが瞬いて。――しかし直ぐ、気持ち良さげに眼が細んだ。 久しく、馴れない感覚。けれどここ最近で随分と多くなった。 …確か、フィル、と。少女が呼んだ少年にも撫でられた し。
短い問い。ゆると瞬くあおは、少しだけ、伏せられる。]
…、あのね。 おもいだせない んだ。
[戻りたいと、 口に出さない理由。 自宅の場所、学校の風景。 両親の顔も、弟の顔も。 友人の顔も。
――忘れた訳では、無い 筈だ。 思い出せないだけ。怠惰の影響だとは、己が理解していても。 …それを、相手が理解できるかは。]
(175) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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―待機室―
生活とか、…かお、とか。 さっき、聞かれて。…「いたこと」を思い出した、ぐらい。
[テクノロジーから切断された余韻だろうとは、言わずとも。
梳く様に触れる指先を、感覚だけで辿る――だけ、でも。 意識を、一か所に留めておくのは、酷く難しい。 直ぐに霧散する意識に、ふせたあおを 僅か薄く開く。]
――つらいかも、…わかんない。 胸の方が、すこしだけギューっと するけど それも、どっか …とおい、から。
[思考も感情も怠惰し、麻痺した末。 痛みすら、既にどこかとおく。鈍いだけのモノ。
――他の色欲の器は、…どうだっただろう。話す事は無かった。 己が会話を既に放棄していたし、…逢う時には、相手こそ会話の成り立つ状態で無かった。]
(187) 2011/04/20(Wed) 01時半頃
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―待機室― ここにくる前はね。 …こんなに、忘れっぽくなかったんだ。
[ぽつぽつと、唇から零れる言葉は肯定を紡ぐ。 指の間から零れるのは、元の色素が半ば抜け褪せた様な、酷く細い髪。 少しだけくすぐったいのか気になるのか。あおが、幾度か瞬きを繰り返す。]
――…そっか、わかる かな。 でもたぶん、…“あっち”に戻る前には、わかんない よね。 …この役目が終わったら、
[わかると、いいな。 と。 再び、繋がれる事に躊躇が無いとばかり。やはりそれを口にする。 其れが当然と言う様に。疑問も、嫌悪も。全ての思考を放棄した結果。
それでも、感情の其れが残っている事に 少しだけ嬉しげに。 うすく うすく。口許が弧を描く。
ふと、髪から離れた温もりに、あおがぱちりと瞬いた。 ゆると、視線が上がる。宙に留まった手を どうしたのかと。]
(195) 2011/04/20(Wed) 02時頃
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…おもいだすの、むずかしいよ。
[困ったように、僅か眉を下げて。僅かに首を傾ぐ。 宙に浮いたままの手は、そのまま彷徨い。何を望む事無く退いていった。 その指先が何を望んでいたのか、知る由も無く。 ただ、あおはその行方を追ってもう一度瞬くだけ。
壁へと、そして再び己へと向けられる黒檀。 その視線が何を意味するのかも、何を思ってのものなのかも。 ――無意識の内に形作られた笑みすらも、青年には解らない。]
…? もうすこし?
[胸へと添えられた片手。 続いた言葉の意味を理解するには、少しだけ時間が掛った。 傍らの女は、何か言っただろうか――。 しかし青年は色薄く、そう。と、一つ静かに頷くだけ。]
(201) 2011/04/20(Wed) 02時半頃
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[膝を抱え座り込んだままの姿勢、再び顔は毛布へと伏せられる。 接続の順を押しのける心算は 無い。その労力は無いし、 …どうせ、最終的には変わらない。 今まで通りの日々が、始まるだけ。 ――その、筈だ。
…ぱちりと、緩やかに瞬いたあおは何を思ってか。少しだけ、揺れて。
しかし幾度目かの瞬きの後、――僅かな抗いも虚しく。 意識は微温湯の底へと沈んでいく**]
(202) 2011/04/20(Wed) 02時半頃
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―待機室― [ふつ、と。意識の底から引き上げられる様に眼が覚める。 …それでも、一度眠りの底についてからは、青年にしては随分と早い目覚めではあったけれど。
一度、二度とあおを瞬いて、周囲の変化に気付くのはたっぷりと数秒を掛けて後。 女の傍らにいた筈の男が、先日酒をくれた青年に代わっていることにまず気付き、 そうして、己の管理者たる男が近くにいる事に、今度はぱちりと瞬いた。 もそ、と毛布ごと僅かに身動ぎすれば、周囲にも眼が覚めたらしい事は知れようか。]
(294) 2011/04/20(Wed) 22時半頃
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