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(憎い……)
[テストで一位を取った日、自分は家に帰ったら父親の機嫌が悪かったので地下室に閉じ込められて一晩中"腹いせ"をされたというのに、二位だった子は大層褒められて家族で楽しく外食に出かけたということを聞いた時]
(妬ましい……)
[好きになった人が出来て恋人になれたと思ったら、口の軽い妹が父親にワザとバラして、彼との仲を引き裂かれた上に、その後一週間も地下室から出してもらえずに、慰み者にされた時。]
(どうして私だけ……こんな目に遭うの……)
[堕胎をするために行った産婦人科の待合室で、幸せそうに大きなお腹を撫でる若い夫婦を見た時]
(不公平だわ。あんまりよ。こんな絶望的な人生ってないわ。みんな不幸になればいいのに。私よりも不幸になって地べたに這いつくばって涙を流して私の靴底を舐めればいいんだわ!)
[妬む少女は、人生の節々で他人の幸せと自分の不幸を比べた時に、狂っていった。]
[全てに絶望している少女の心の中に『いっそのこと殺してくれ』と願うほどの想いがあるのは事実
しかしそれ以上に、妬む少女は、恨みを募らせている。
自分よりも容姿が優れた者
自分よりも頭脳が優れた者
自分よりも身なりの良い者
自分よりも愛されている者
その全てが憎くて、妬ましくて、たまらない。
――本人でさえも気づかぬうちに、妬む心は彼女の中に深く深く根ざして巣食っていたのだ。]
(どうしたら他人は不幸になるのかしら?
私がこんなに不幸なんだもの、他人だって不幸になれるはずだわ。私は 親 切 に も 苦労を教えてあげてるのよ。そうよ!
なんにも不幸を味合わずに生きてきたら、後できっと苦労するに決まってるものね???
だから私は悪くないのよ。
私は悪くない。
私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない――)
[妬む少女は、自らの死を願う。
けれどそれ以上に、他人の不幸を心から願うのだ。
どうせ死ぬのなら、自分よりも他人を蹴落としてからのほうが溜飲が下がるというもの。そうすれば自分は『底辺』ではないのだから。
そう、例えば。
もしも、あの黒髪の身なりの良い女が、舌を失ってまともに話すこともできなくなったと知れば、手を叩いて喜ぶほどには。*]
【人】 看板娘 櫻子[ふわふわとした浮遊感。 (2) 2016/02/28(Sun) 08時半頃 |
自分も死霊として蘇られるならば
あの男、赦さない
【人】 看板娘 櫻子いあっ?! (4) 2016/02/28(Sun) 08時半頃 |
【人】 看板娘 櫻子(あ、あ────あああ!!!) (5) 2016/02/28(Sun) 08時半頃 |
[己の女体を弄ばれるよりは、余程良い。
未知のそれを為され、女子としての器官を悪戯に保存され、それでも生きねばならぬより。
余程、娘にとっては]**
[ 再び覆い被さったとき、彼女は何かを枕の下へ隠すように仕舞っていたが、何なのか訊ねることはしなかった。
壊れない玩具を手に入れた喜びと。
今度は自らの手で壊せるという喜びで。
胸をいっぱいに膨らませていたものだから。]
ああ、言われるまでもなく
お前の身体を作り替えてやるよ
この身体は俺様のもんだからな
[ あなたの色に染めて(
ワンピースを脱ぎ去った彼女は美しくてごくりと喉を鳴らした。特に傷痕の残っていない首筋が綺麗で、必要以上にキツく吸い付いては鬱血痕を残した。
ペン先で傷つけられた分の上書きのつもりだった。紅く咲いた華を確認しては口許に三日月。
一度使った孔は程よく解れていてズリュ、と呑み込まれていった。血の気を取り戻したそこは先ほどより温かくて心地よい。一度放っていることもあって、律動は緩やかに開始した。]
ああ、いいぜ
よく許可を取れたな、良い子だ
[ 触れることにもキスをすることにも快く許可を出して頭をよしよしと撫でてやった。この玩具は特別なのだ。他の玩具ならば許せぬことでも大目にみてやれる。]
あー、気持ち良いな
[ 余計な肉はないのにすべすべで柔らかな女の太腿に腰を包まれれば、その心地よさに僅か表情をゆるくして微笑んだ。それとより深く彼女の内側を味わえて気持ち良い。]
……遅い、
んー、可愛いな
[ キスを所望された時はすぐに触れてこないものだから焦れったくなりこちらから重ねた。股を広げて誘えるのにその様子だけはやけに初心に見えて愛らしい。二度三度と唇の感触を味わい、可愛い可愛いと愛でる。隙間から舌を捻じ込めば、彼女の口腔から鉄の味が伝わり、やはり彼女は一度死んだ筈だと再認識する。
彼女だけが特別なのか。
だって死体が起き上がる筈ない。鍵の埋まっていた男のように、普通なら。]
( …………俺のナイフ )
[ か細い身体をぎゅうと抱き締め深く突き続けていれば、振動でズレた枕の下から覗くものがあった。その形状は自身の所有物に違いない。
何故彼女は隠したのか、などは気にならない。
ただ自然な動作でナイフを掴んだ。]
はぁ…ヨーランダ、大好きだよ…
[ うっとりと顔を見つめながら壊れない玩具に告げると、上体を起こして腰だけ振り続けて。目の前で刃を展開する。
彼女は肉茎をねじ込んだときなどの様に抵抗の姿勢など見せなかったように思う。
秘められた願望も背景も知りはしないけれど。
何度怒りをぶつけても壊れない玩具。
それを愛する自身が許されたように錯覚して。]
……愛してる
[ 逆手に握ったナイフで、彼女の胸を勢い良く刺した。心臓をひと突きしてやれば苦痛はなかったかもしれないが、反応が見たくて
あとやっぱり今度こそは本当に死んでしまうんじゃないかって
そうなったらやっぱり詰まらないから
彼女の内部を突き上げるのと、ナイフを突き下ろすタイミングを合わせて、幾度も心臓の周りを穿った。幾度も幾度も幾度も。]
あーまた射精る…!
ヨーランダの膣内は気持ち良いなァ…!
[ 彼女が"自分が死ぬなら先に誰かを蹴落としてから"などと抵抗しても止まらなかっただろう。そうでなければ終始可愛い、と唱え続けて。何れにせよ恍惚と笑んでいたのには違いない。
埋め込んだ肉茎が一層質量を増し欲を体内にドクリドクリと放つ。それと同時に彼女の心臓に刃をグサリと突き立て──"壊した"。]
[ 絶命した彼女を見つめる瞳に篭るのはほんの少しの不安と、大きな期待。子供のように純粋な煌めきがあった。
動き出す彼女を認めては、胸に温かいものが拡がり、彼女への愛が高まったに違いない。
けれど、息を吹き返した彼女が真っ先に視界に入れるのは男のニヤリとした悪い笑みだろう。
他人の不幸と自身の死を願う彼女にそれはどう映ったか。]
嗚呼、お前は本当に可愛いな……、
さ、次はどうやって壊そうかなァ
[ ──────そうして、
幾度も破壊し、再生を繰り返させたことだろう。
相手はどんな顔をしていたか。
嫌がってはいないようなら優しく抱き締め幾度も口付け愛を囁きながら──男が疲労を覚えるまで最低でもあと五回は性交と破壊を行った筈。
死ねぬことに絶望して反応が薄くなるようなら死体とそう変わらず解放するのはそれよりやや早かったか。それでも初めて手に入れた玩具に対する愛おしさはきっと変わらない。
苦痛に歪む顔か、それとも花のような微笑みか。どちらも大切に気ままに愛でるのだった。]
【人】 看板娘 櫻子[男の思う通り(>>7)、娘はもう言葉を発しようとはしないだろう。 (9) 2016/02/28(Sun) 12時頃 |
【人】 看板娘 櫻子[ゆっくりと息を吸い、吐き出して心を落ち着けていく。 (10) 2016/02/28(Sun) 12時頃 |
[確か彼処にはこう書いてあったか。(
───最も罪深きものを示せ。
───その者は全ての罪を、その命を持って贖罪するだろう。
───『迷える七匹の子羊たち』よ、贖罪せよ。
つまりはその罪深き者は死ねるのだ。
その、罪深き者は死ぬのだ。
あの悍ましい色欲の者は最も自分にとって忌むべき罪を重ねている。
しかし、あの男。
自分を脅かし、その自尊心を傷つけた。
今、1人を示せと言われたならば。
相手に背を向けたその貌。
その瞳には復讐の炎が灯る。
最も罪深き者として、火浦の女を脅かした事を悔いるが良い─────*]**
【人】 看板娘 櫻子──扉の間── (12) 2016/02/28(Sun) 17時頃 |
【人】 看板娘 櫻子(万が一があれば、己の閉じ込められていた部屋に逃げ込めばその身は助かる?) (13) 2016/02/28(Sun) 17時頃 |
【人】 看板娘 櫻子(─────この先は?) (14) 2016/02/28(Sun) 17時頃 |
【人】 看板娘 櫻子──扉の間── (21) 2016/02/28(Sun) 18時半頃 |
【人】 看板娘 櫻子[残念ながら、基督教などの"七つの大罪"はすんなりと思考に現れはしなかった。 (22) 2016/02/28(Sun) 18時半頃 |
[そこにあったのは、キラリと光を返す小瓶。見たところ、恐らくはガラス製だろうか。
中にはちゃぷりと液体が入っているのが見える。蓋を開けて確認する前、眉を顰めながらそれを手にしたなら、そこに書かれた文字にギクリと身を強張らせた。
「劇薬」────何故、そんなものがここにあるのか。
流石に死なぬ身とは言え、これが真実であるかどうか自信の身で試してみる気にはなれない。
娘はその名を聞いてもどれだけの薬物か分からなかっただろうが、中身は無味無臭の劇薬「フッ化水素酸」である。
眉を寄せつつそれを光に翳して見ては────くっ、と喉を鳴らしてそれをそっと、懐に忍ばせる。
一つの武器を手に入れたのだ。
力無い自分では、小刀だけでは不安も強い。
これが本当に薬物ならば、力無い自分には有効な一手となるだろう。
────そうして攻撃した相手は、己の"特効薬"にはならなくなるだろうが。
そっと娘はそれらの扉を閉じていく。
1番表側の扉までそっと閉じては扉に向いたまま小さくため息をついていた]*
[ 少女は、歓喜の涙を流す。]
あぁ……ケイイチ様……
[少女の首には醜い傷口の代わりに専有の証として赤い花が散る。触ることを許され、更にはキスをすることまで許された。頭を優しく撫でる手が心地よくて、泣きそうになる。
ズン、と仲に入ってきた彼の熱には、待ちわびたように膣が悦んだ。]
嬉しいです……ケイイチ様…ケイイチ、様…っ
[キスなど自分からしたことはないものだから、戸惑っていたら彼の方からキスを与えられた。彼との初めてのキスは、錆びた鉄の味。
男は少女のことを可愛いと言うが……今までそんな風に少女を愛でた者などいない。
それこそ、幼き日の遠い思い出である。
美しかった白金髪は白髪に変わり
澄んだ美しい青い瞳は濁って輝きを失い
林檎のように赤くて愛らしかった唇は青紫色
それが、この少女だったのたから。]
あ……ぁ……っ、ん……気持ち良い、ぁ…っ
[男に最奥を突かれる度に、少女は啼く。可愛いと褒められる度に頬を染めて、キスを与えられる度に舌を絡めて応える。
こんな風に愛でられながら抱かれるのは、何もかも初めて。抱かれて気持ち良いと感じたのも、初めてのこと。
セックスとは、男にマーキングされるだけの行為だと思っていたのだが、どうやら違うようだ。]
――っ!
[そして彼の口から飛び出た『大好き』の言葉には、少女は息を呑み]
うれ、しい……っ、あ……!あぁっ…!
[またはらりと涙をこぼした途端に、心が満たされた少女は初めての絶頂を味わった。その瞬間にはギュゥ、と彼を締め付けた事だろう。目の前が真っ白になるほどの快楽に、少女は一瞬気を失いそうになった。]
は……あ……っ、
[しかし、休んでる暇はなかった。
そう、少女は玩具なのだから。
彼が見つけてしまったナイフに目を奪われ、少女がなにも言わずとも彼はナイフを逆手に持った。それから『愛してる』と囁かれれば、まるで夢うつつのように微笑み]
私も、愛していま……――あ"ぁ"、ぐっ!
[振り下ろされたナイフが、少女の柔らかな胸に突き刺さる。あまりの痛みに、喘ぎ声ではない苦痛の声を漏らしたが、それでも少女は恍惚とした笑みを浮かべたまま男を受け入れ続けた。]
あ"…ぁ!ケイイチ様…ひぎ!?どうぞ、心ゆくまで…あ"がっ、玩具で遊んで下さ…あ"ぁ"!!
[腰の律動と同じタイミングで与えられる快楽と激痛。
ああ、そのどちらも愛おしいのだ。
愛おしい人から与えられる感覚なら、それがたとえ痛みであろうと苦痛であろうと、悦んで受けいれるのだ。]
ケイイチ様…っ、あ"ぁ"…っ いっぱい出しっ、…て、くださ…… 私の中に、お情けを、下さ………――
[凶刃が振り下ろされる度に、少女は微笑んでいた。なぜなら、目の前の男があまりにも気持ちよさそうで、あまりにも楽しそうだったから。
『可愛い』と『大好き』と『愛してる』をくれた彼になら、少女はいくらでもその身を捧げようと。]
――ケイ……イチ……さ――。
[やがて彼の精が放たれたと感じたのと同じ頃。少女の舞台は再び暗転した。
そしてまた目覚めれば、男の意地悪そうな顔と、どこも怪我をしていない自分の体を見つける。この時に初めて、自分が死ねない体であることを知ったが、その時には悲しみよりも喜びが勝ったようだ。]
ああ……ケイイチ様……
私のことを、もっともっと愛して下さいますか……?
[男に手を伸ばし、またキスをねだる。自ら腰を揺らして、彼のナイフを持つ手に自らも手を添えた。
今の少女にとってはそれだけで十分。
妬む心も、他人の不幸を願うことも、『愛されたい』という願望の前では鳴りを潜める。少女は喜んで、犯されて、殺されたことだろう。
そう、彼女は日曜日生まれの子。愛されることに喜びを感じるのだ。]
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