253 緋桜奇譚・滅
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結界はなんとかした。
そんで思ったんやけどね、やっぱ普通の人間より妖を贄にした方がええんやないかなって。
どうせ住所死んで犯人探しも始まるやろしねぇ。
ま、どうなっても僕は面白かったらそれでええけど。
ツェンだっけ、お前さんの目的は京やあらへんよね。
何が目的か知らんけど、有効の証に新鮮な妖怪の死体を一つくれへんかなー?
そしたら僕、お前さんの事信じられそう。
勿論僕もちゃんと死体の一つ作ってくるで?
ちょっとばかし遊びも必要やろ。
どっちが早くより強い贄を用意出来るか、勝負しよ。
/*
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釣り縄はこうなるけど、妖精は呪詛死があるのと賞金稼ぎがいるので釣り縄一本分減る可能性はあり。
取り敢えず初日は村2落ちを考えてるけど、流れ次第で僕とか落ちてもいいかなぐらいの。
そろそろ皆バトルしたいだろうしふっかけていくぐらいでいきまっしょい。
/*
了解なんだぞ!
琴も頑張るんだぞ!多分もう赤透けてるし!
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── つぅかぁまえたー !
[ばくん、と龍頭が燃える烏を咥え込んだ。]
(1) 2018/11/10(Sat) 01時半頃
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[辺りはすっかり暗くなっていた。 人目も減って、それで漸く龍形態をとって捕まえられた。]
熱いぞぅ。
[咥えられた烏が燃え出す。 咥えたのとは違う首を作り出して文句を一言。
炎に晒された白い煙は黒くなっていくが、元より炎から生み出される煙は熱にある程度は強いし、燃えもしない。 ──最も見かけ上燃えないと言うだけで、妖の炎など相手だと自身の妖力自体は削られてしまうのだが。]
(2) 2018/11/10(Sat) 01時半頃
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めらめらはなし、だぞぅ。
[ふぅっと煙を吹きかけて。 球体状の煙の中に烏を捕えてしまえば。 やがて炎は消えて、烏そのものも"大人しく"なる。]
……? 寝ちゃったのかぁな? あぁあ、またけむけむしてしまったぁ。
[黒くなった煙をふーふーとよそに追いやりながら。 珈琲等の香は消えてしまったかと確認していたが。
ぴたり、と不意に煙の動きが制止した。]
(3) 2018/11/10(Sat) 01時半頃
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ん? んんんぅぅん???
この香ったの、蓮のと同じだぞぅ?
[茶店で感じた違和感の答えではあるのだが。 もふもふしてもらった記憶も新しく。 どういう事なのだと、煙は暫し混乱していた。**]
(4) 2018/11/10(Sat) 01時半頃
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[見渡す周囲に、見たい顔はいない。
いない。
いない。]
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― 翌朝 ―
ふ
わ ぁ … 。
[朝の飯炊きの湯気に紛れ。 煙は欠伸のような声を上げる。]
(41) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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[結局、捕まえた烏は動かなくなってしまった。 錬を探そうにも茶店は閉まっていたし。 彼の居所を煙は知らない。]
もくもくも。 探そう、探して殴り飛ばす……ううぅん?
……。
あかい、赤い。赤い花。
[だから、朝になったら探そうと呑気に構えていた。 けれど飛んできた昨日よりも赤い桜の花弁を、暫く煙の中で転がし、弄び。]
(42) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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何かあったのかなぁ、なあ。
[昨日とは先らかに違う空気に。 六道珍皇寺への方へとふわふわと移動を始めた。]
(43) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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― 六道珍皇寺 ―
[住職が殺された。 その知らせは飛び交い、大きな騒ぎになっていただろうか。
人の足元を、薄っすらとした煙はするすると滑るように抜けて、桜の木の根元までやってくる。]
香る、香るなあ。 血の香りだ、あの香りだぁ。
[真っ赤に染まった花。 その木の根元も血で真っ赤に染まっていた。 地を這うように薄ら龍頭を作り出して香れば。 烏と同じ匂いを感じ取れた。]
(44) 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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すきすき、なのになんでだぁ?
[模した鼻先で落ちていた金色の羽>>0:274を突き。 心底不思議そうに呟くと。 羽はそのまま置いて、またふわふわと漂いだす。]
(45) 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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……そうだ。妖力の強いものを贄とすればそれだけ封印が溶けるのも早まろう。
異変に気づけば、近辺の妖も動き出すはずだ、たとえ人間にさして友好的でなくとも、住処を脅かされたと感じればな。その邪魔を防ぐうえでも一石二鳥というわけだ。
安心しろ、我は別に京でどうこうするつもりはない。
だがまあ……その取引には乗ってやろう。
何も空手で信頼されようなどと虫のいい事は考えておらんさ。
[漁夫の利を得られるのが一番良いのだが、そう都合よくはいかないだろう、と了承した。]
/*
OKです。こちらは呪殺の可能性もありますが、そこはそれということで、ひとまずは流れで。
いいお返事。
お互いの利害が一致するんはええ事やんね。
まあ、皆牙の一つや二つ隠しとるやろからねぇ。
お前さんも気ぃつけてな。
[ところでツェンは何をやりたいのだろう。
聞いていないのでよく分からない。
分からないが邪魔になるようなら始末すればいいだけの事。
だから問う事はしないでいる。]
/*
呪殺の時はなんらかのアクションがあっちからあるやろ、とは思うんやけど突然死んでもそれはそれで。
そん時は占い師に描写お願いしましょ。
[頭の中で聞こえる会話に、黙って耳を傾ける。
まだまだ殺しちゃうのかな。
いつもが壊れちゃうのかな。
それは、少し嫌かもな。
でも、いないからな。
なら、仕方ないのかな。
じゃあ、いっか。]
[甘いの香りの中から声が聞こえる。
邪魔者は消え、桜は人間を喰らい、妖の血さえあればまだ探してない場所までゆくことが出来ると。
そして誰かがそこまでの道を開いてくれるらしい。]
たのしみ だわ
[でも開かれないことがあれば、自分から我が子に会いに行かなければ。
母親ですもの。]
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[緋い風が吹く。 花弁の乗った風邪の不吉さに、人間達は足早に去って行く。]
いやぁな、風だぞぅ。
[その風に乗り、飛ばされる煙が居る。 普段から風に乗る煙は風を好いているから、それは煙にしては珍しい、感想ではある。
それでも、厭な風に抗う事はなく。 境内近くに他の妖の気配を感じつつも、煙は飛ばされて行く。]
(65) 2018/11/10(Sat) 23時頃
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[緋い花弁の降る今日を上空から見下ろす。 人は家々へと籠っているのだろう。 人通りの減った往来は、普段よりもずぅっと良く見える。]
…… ふぁん。 見つけたみつけた。
[ひっそりとした往来>>49を行く、探していた姿を。
それを見つけると煙は形を変える。 薄ぼんやりと姿ははっきりと目に映るように。 白く長い胴体、頭部には何本もの捻じれた角を持つ龍へ。]
(66) 2018/11/10(Sat) 23時頃
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どーん っ !!!
[そして上空より一直線に突撃する。 ふわふわの布団のような感触とはいえ。 妖力纏った塊の体当たりが諸に当たれば、相当吹き飛ばされる筈だがどうか。]
(67) 2018/11/10(Sat) 23時頃
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此方と彼岸を繋ぐひとは、殴り倒すんだぞぅ!
[勢いよく突撃した煙龍は。 直撃させられなかった事>>70もあり霧散しない。 龍の形を保ったまま、宙に浮かぶ。]
凛のとへいものと、約束したよぅ。 見つけたら殴り倒してぇ、教えるって。
言葉は烏香って思い出した。 蓮のと烏は同じ香りしたよぅ。 桜の所にも同じのぉ、香った。
[茶店で撫でてくれた時と変わらぬように見える笑顔を前に。 追撃はしかけずに、煙は蓮へとじぃっと意識を向ける。]
(79) 2018/11/10(Sat) 23時半頃
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此方と彼岸を繋ぐのは楽しいのかぁ?
[そこに敵意は無く、純粋に疑問そうに。*]
(81) 2018/11/10(Sat) 23時半頃
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んぅん? 言葉は畜生じゃあなくて煙だよぅ?
[鳥や獣姿は取れど、全然違うものだと。 その言葉>>83に、ますます不思議そうに煙龍は首傾け。]
言葉は地獄の釜知らない。 見た事もぉ、行ったぁこともない。 そこは本当に楽しいのかぁ?
燃えた人は楽しそうじゃなかったぞぅ?
[向こうが笑っているから。 煙は煙から攻撃する気はなく、話をしようと。 宙を泳ぐように蓮へと近づこうとする。*]
(87) 2018/11/11(Sun) 00時頃
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んー …… たぶん馬鹿にされてるかなぁ? でも、言葉は畜生すきすきだよぅ。 真似られてるならいーい事だ。
[揶揄>>93に煙は漸く気付きはしたけれど。 それで煙が腹を立てるかと言えば、そんな事もない。]
新しいもの! 知らないもの! 見るのは楽しい楽しいぃ。
わかる、けどぉ。 言葉は人でも妖でも、喜んでくれてる方がいいぞぅ?
[煙は人を喰らう妖ではないし。 寧ろ人の起こす煙や湯気を好むものだから。 畜生のようなと言われた頭でなくとも、理解は難しいのかもしれない。]
(102) 2018/11/11(Sun) 00時半頃
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…… うぅん? 警告?
[無防備に近づきかけた煙は、それ>>94に動きを止める。
冥府の扉を開くには贄が必要。 その意味を、警告を煙が理解するまでに、数拍。]
(104) 2018/11/11(Sun) 00時半頃
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……ッ ……!?
[笑いながら投げられた火の玉は、龍の頭部を炎に包み。 忽ち黒く染まりその形は崩れる。]
熱ぃぞ!びっくりだぁ!!
[煙の胴体から新たな龍の頭部が生える──作り出す。 あくまで頭部は形を模したものであるから目くらましの効果は低いが、焼かれれば煙とはいえ熱いものは熱い。
流石に少し怒ったような声をあげ。 長い尾を鞭のように蓮の体に叩きつけようと薙ぐ。*]
(105) 2018/11/11(Sun) 00時半頃
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[尾による薙ぎ払いの手応えは軽い>>109。]
やたら熱くされたら。 言葉は楽しくないぞぅ。
がおぅ。
[笑顔>>110に向けて、龍の真似と思っている唸り声あげる。 しかし、その両腕、両脚が炎に包まれるのを見ても、煙は逃げずに、身構えて。]
(112) 2018/11/11(Sun) 01時頃
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[炎の拳に煙龍の新しい頭部を打ち散らされながら。 胴体の方へと蹴りは、自ら全体を霧散させて受け流す。 蓮が手応えを感じたのも拳の方だけだろう。]
…… はぁぅん あつい!
[霧散した煙は、蓮の背後へとさっと流れ。 再び龍を形どりながら、ふぅっと輪状の煙をその燃える両腕、両脚に向け吐いた。
触れれば絡みつくように拘束しようとする煙の輪は、例え捕えても炎を強められれば簡単に散らされてしまうだろうが。]
(113) 2018/11/11(Sun) 01時頃
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