131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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…イアンさん、ティソ、聞こえる?
僕は何とか、上手い事大聖堂の中に入れたよ。
今、レガリヤを捜している最中だ。
[大聖堂内部に入り込んだ後、その知らせを二人へ告げる。
何の因果か、この不思議な精神共鳴に巻き込まれた者同士。どちらかと云えば味方である間柄。状況を報告すると言う最低限の保険にも、最大限この共鳴現象を利用させてもらおう]
…………クラウディア卿に聞けばいい、……かぁ。
[色々なことが一度に起こりすぎて。
綻ぶ洗脳に、本来は浮かばぬはずの疑念が、ぽつりと。]
……さすがに、夢のお話なんて。
信じて、頂けないわよね…………。
[緩く首を振り、否定する。
言葉を乗せた光の粒子は。空へと広がり。誰かの耳、或いは魔法具へと。伝わったのだろうか**]
あまり無理はするなよ。
[精神共鳴では相手の様子までは分からない。
別に心配してやる義理などないはずだが、繋がっているという事実が僅かばかりの情を生んでいた。
出来ることなら傍観者のままでいたかった。
だがそれも教団がこれだけ大々的に動いたとなれば無理だろう。]
…お前…じゃないな、ティソも無茶をする気か。
全く若いっていうのは無謀なものだな。
[年よりくさい事をぼそりと返し。]
俺も情報を集めようと思ったのだが。
取り敢えず今は大量のパスタを目の前にしているな。
[スラム街に詳しい人物が食べているの見ているだけだが。]
あ、あはは。ちょっとピンチかなぁ。
どうやら僕、クラウディアのお姉さまに意外と目をつけられてたみたいで。
その、戦闘中、かな……?
[まだ何とか言葉を交わす余裕があるのは、意識に声を乗せれるからだろう。苦笑いにひやりとしたものが混じっている]
あー、あの才女ね。
そりゃ気が重めーよ。
あの人には勝てる気しないけど撤退補助ぐらいはできるとおもうぜ。
…クラウディア卿と戦うとか馬鹿かお前は。
ティソも気をつけろ。
真っ向から戦うなよ、隙を付いて逃げるのがいい。
[迷った末に助けに行くとは言わなかった。
請われれば行くかもしれないが。]
仕方が無いでしょ、僕ひとりじゃないんだ。
レガリヤに選ばれた王。彼がやられたらその時点で、僕達の詰みも見えてくるんだから。
[尤も、だからこそ、クラウディア処か、聖堂を丸ごと相手にする覚悟を初めから持ち、彼と共に潜入という暴挙を果たしたのだけど]
[レガリヤに選ばれた王とは剣を持っていた男の事だろう。
だからこそ突撃したというが。]
切り札は最後まで隠しておくものではないか…?
[やられてしまえば詰み。
それが分かっていて突入などあまりに無謀と言えた。
だがきっと言わないだけで他に切り札もあるに違いない。
そうでなければ本当にただの馬鹿だと内心で溜息をついた。]
最後にひっぱりだした時、切り札が錆びてるとやだからね。
大丈夫、まだ手が無いわけじゃない。
[とは言え、王の剣ほど、未知数な切り札は無いから、どちらかと云えば馬鹿な無謀かもしれない]
……クラウディア卿。
私は、決意いたしましたわよ。準備も終えましたわ。
この聖戦を終結に導くためのね。
貴女の方の準備は、どうかしら?
[彼女に聞こえるよう、声が響いた。]
それは何よりですわ。
[頭に響く声に返答を返して。]
こちらの準備はいつでも構わないわ。
今はちょっと、不法侵入者と“遊んで”居ますけれど。
[そう、まだ遊び程度の力だった。
何せ、気になる武器を持っている相手も居る事だし。]
はじめまし、て…!
ルンフィアでは珍しいよね、その髪。僕も似た様な物だけど!
さて、進路は彼の判断に任せて!
お陰で制限時間が延びたよ!
[彼、といえば残された男を指している事は伝わろう]
そう。それは何よりです。
[くすり、と微笑む声がした]
遊んでいるくらいなのでしょうね、貴女の事だから。
怖い怖い。
彼らはどこからでも湧き出してくるものですからね。
……それでは。
……ふふ、貴女が教皇になってくれるのでしょう?
楽しみにしていますわ。
私は今のまま、枢機卿として及ばずながらお手伝いを。
……そうね。せっかくだから貴女の期待に応えてみようかしら。
神の声を聞いた貴女の期待が、大いなるお方の期待と同じであることを願って。
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…あぁ、まだ開いてるぜ。
[カウンター横には、薬を入れた鞄。 白衣には、何本かの薬品。 …出かける準備を済ませながらも、男は結局動けなかった。 出掛けている間、店周辺が戦場にならないと言う保証はないのだから。]
で、今回はどんな薬が入用だい?
[カウンターに肘をつき、疲れた顔で来客>>211へと問いかける。 自分がどうしたいのか。その答えを見つけられないままに。]
(216) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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…色々と悩み事が有ってね。 流石に、頭の巡りが良くなる薬なんて器用な薬は無いからなぁ。
[冗談めかして言いながら、傷薬と栄養剤。 それと、数本の視覚強化の魔法薬を出してきて。]
…傷薬は、魔法薬じゃ無くて単に効きの良い通常のにしてる。 傷が一気に治りはするんだが…魔法薬と違って、体力だけ一気に消耗するんで栄養剤と一緒に使ってくれ。 んで、こっちは視覚強化の魔法薬だな。 純粋に視力の増強と動体視力の補助… まぁ、効果が上がるほど継続時間が落ちるんで三種類用意してる。 蓋が赤が10分しか効かないが強力な奴、 紫は一時間は持つし効果もそこそこ。 青は、あまり効果が無い代わりに半日は持つ奴。 まぁ、青でも飛んでる蚊を数歩分離れて見つけるぐらいはできるがね。
(241) 2014/08/19(Tue) 01時半頃
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[有効かどうか激しく微妙な効果の説明をしてから、問われた内容>>232を暫し考えて。 ・・・どう答えた物だろうかと、目を閉じ暫し考えた。]
・・・希望的観測は、クロス・オブ・メサイアが痛手を受けるだけで終わり。 有り得る未来としては、潜伏者は制圧されメサイアがさらに勢力を増す。 大番狂わせは、光と闇が引っくり返る。 さて、どれになるだろうな・・・
[冗談めかして言いながら、その実自分でもどれになるかは分からない。 明日の事は未だわからない。 それでも、昨日や今日と同じ日にならない事だけははっきりしていた。]
(242) 2014/08/19(Tue) 01時半頃
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・・・素で蚊を切り捨てられるような被験者がそうそう居て堪るか。 自分で試すんだから、そんな派手な効果明言できんわ。
[放り上げたボールの文字を読んだり、遠くに飛ぶ蚊を目視できるか試したり。 そんな繰り返しでテストしている都合上、余り極端な効果は有っても見つけられない。 希望を聞かれると暫し考え、小さく息を吐き出して。]
・・・嗜好としては大番狂わせ、 思考としては痛手で終わり…ってとこかね。 正直、今の教皇サマにゃ俺はついて行けんよ。
[薬師は、強欲で疑い深い。 そうでなければ薬効など見つけられないが、同時にそれは教皇の言葉>>222は受け付けられないと言う事で・・・]
俺の居場所は、あくまでも此処だ。 だからこそ、動くかどうかを決めかねてる。 ・・・出てる間に此処が無くなったら、俺には何も無くなっちまうからな。
[先代に拾われた男にとって、先代と暮らしたこの店はとても重い物で。 行くか行かないかの葛藤の、もっとも大きな重しはこの店なのであった**]
(261) 2014/08/19(Tue) 02時頃
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……ティソ。あのお姉さまの云う事を聞いちゃうの?
[ティソの意識に問いを掛ける。クラウディアの勧誘に心を揺らされている事は容易く見て取れたから]
確かに、あのお姉さまは見た感じ、実力主義。
例え闇の力だろうが人外の力だろうが。
メサイア教に従うのなら、君の力は認められるとは思うよ。
……だけど…………。
[それが本当に正しいのか。望む評価を得られる事は全てに勝るのか。
だけどそれは彼の過去を知らないアマトにいえる事ではないから口を閉ざして、唯、彼がどちらに転がるかを見る]
正直わかんねーや!
あの人の言葉が本当ならばきくかちはあるんじゃね?
俺、教団と賢者の塔が嫌いなのは固定観念がつえーからだし!
ちゃんと平等にすべてを見るならちっと考えちゃうぜ…。
でも新しい教皇はちげーみたいだ。
まぁやめとくわ、今んところはさ。
……あの人はティソを騙す気はないよ。たぶん。
唯、あの人の価値観がどのくらい僕たちと違うかは知らないけど。
ちゃんと平等にすべてを見られるなら。か。
……じゃあやっぱり、僕は信用できないや。
本当の平等は、ひとつひとつ違う花の色を受け入れる事で。
全部の花を唯ひとつの色に選別して満足する事じゃないと思うから。
本当に平等で、優しさに溢れた国なら僕も。ううん。
みんながそっちに味方していると思う。だけど。
少なくとも僕、あの「鳥」が纏める国に従いたくはないな。
……あれじゃ焼き鳥にもならないし……
[二人の会話には口を出さない。
なんの事やらさっぱり分からなかったからだ。
それでも一言だけツッコむのならば。]
…中々に美しいと思うのだがな。
焼き鳥にするには惜しいと思うが。
[おそらくは鳥とはラディエルの事だろうと踏んで、ぼそりと呟いた。]
……ティソ。いっそカーライルに来ない?
寒い雪国だし、足元は滑るし、ルンフィアよりはずっと過ごし難いけど。
新しい場所で、君の事を認める、そんな場所をこれから探して作るのも。
……ありじゃないかと。思って。
[最も、これから戦いが激化する状態、カーライルも無事で住むかわからない状態でいう言葉でもないか]
[焼き鳥の言葉には笑いながら]
まぁ、あの鳥には従いたくねーよな!
後は焼き鳥にしたくもねー、そこそこ美しいしな!
[カーライルへの勧誘にたいしては]
有りがたい話だ。
でも、もう少し考えさせてくれ〜。
居場所を作るために俺もまだ度量がたりねーかもってもうんだ!
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