158 Anotherday for "wolves"
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[ 消毒液と、ほんのり湿ったにおいのあの部屋で
ちりりと眼の奥に走った確かな痛み。
昏い昏い 教会の中、
ぽんやりと いつも視ている焔でない色が
何も映さぬはずの眼に
ふわふわと揺れる優しいひかりが みえた気がした ]
[ 何かを引き換えにしないと
大事なものは守れない――――]
[ ホワイトノイズ。 ]
(何だ……?)
[次の瞬間
白い空間に見覚えのある影が見えて
濡れた睫毛の奥の
黒曜の双眸と 目が合った気がした。]
[怖いのだろう、理解は及ぶ。
しかしながら乙女の涙を拭う役目は
医者の領分ではないので手出しはしない。
もとより、見かけてしまっただけである。]
…。泣くんじゃないよ。ったく
[小さな小さな呟きを落とした。
──それでも先ほどの予感めいたものには
内心首を傾げざるをえなかったのだが。**]
[――信じているなら、どうしてもしもの話なんて。
苦々しい思いは、空気を震わすことなく密やかに溶ける。]
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─ 集会場 ─
[聖歌の途切れに、漆黒が揺れる>>25 ゆらとたおやかに揺れた黒髪に、鳶の双眸が一度伏せられる。
複数人やって来たらしきざわめきに視線を転じれば、 若者らに混じってメアリーの姿が見え、男はほっと息をついた。 その向こう、年下の友──と言っていた──らの姿>>19も見え、 男は表情を少し固くする]
( … 救いなど、)
[いずこにあろう。永遠と続くまどろみに。 緩やかに続く死へと向かう道の途上に]
(66) 2015/05/11(Mon) 15時半頃
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[若者たちの中に甥と娘の姿は見えていたから、 友人らと来たなら良かろうとルパートは一人座っていたのだけど]
メアリー、グレッグ、
[娘が兄と慕う甥の手を引いて、隣へとやって来る>>57 それへ、鳶色の瞳は自然少し和らいだ。 グレッグと目が合えば、ありがとうと目顔で伝えて顎を引く。
そう、天上の救いなどありはしない。 現実は理不尽で無慈悲なものだ。 それでも今は…彼らこそが地上の光だ。 彼らと、共にある仲間たちと]
(67) 2015/05/11(Mon) 15時半頃
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[だから。 黒銀を揺らす族長の紡ぐ言葉に男の目は見開かれた。 均衡の崩れる音──音なき天秤のキィと軋む、その音に。
「”過ち”は───」
ぐ。と、皺じみた手が握り締められる。 見当違いと知りながら、怒りに似た表情を長へと向けて]
(68) 2015/05/11(Mon) 15時半頃
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────まさか、
[吐き捨てるかの音は、静けさの中低く響いた。 それを気にすることはなく、また拳を握り締める]
そんなはずが、ないだろう。
[信じておる。そう言いながら、猜疑の言葉を音にしたことに長は気付かないのか。 この中に”それ”がいるのかも知れないと。 居たなら過ちを正すとは、つまり、]
(69) 2015/05/11(Mon) 15時半頃
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手に──…、掛けるなど、
[ヒトのために。まどろみのために。
夢打ち破るものを、殺すというのか]
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…っ
[今この時は、静かに暮らせ。 それに反する言葉はないまま、長は集会場の奥へ消えゆく。
傍らから、きょとりとした無邪気な声>>60が聞こえた。 はっと我に返って、傍らとその向こうを見る。 深刻げな面持ちで腕を組んだ愛娘と、祈るかのように顔を伏せた甥っ子と]
(70) 2015/05/11(Mon) 15時半頃
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…大丈夫だよ、
[オーレリアに告げたと同じ言葉を紡いで、 ぽんと娘の頭を拳を解いた手で撫でやる。 その向こう、甥には手は届かねども言葉を向けて。 彼の顔が上がれば、顎を引いて一度頷きをみせ]
… 大丈夫。
[人間の娘に告げたと同じ言葉を、ほんの少し違う響きで響かせて、男は愛娘を安堵させるように軽く腕に抱き寄せた]
(71) 2015/05/11(Mon) 15時半頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/11(Mon) 16時頃
宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/11(Mon) 16時頃
[ 「 ――…… オォ ン 」
泣くような獣の声が遠く遠く聞こえる。
きょうだいだからこそ聞くことが出来たのかもしれない。
それはひとを愛した、末の妹の遠吠え。
助けを呼ぶような、嘆くような、
幸せと喜びとは程遠い、その声が、
不測の事態がおきたのだと、知らせるように。]
[嗚呼、泣いてる。
幸せを願い送り出した末の妹の思いに心が震える。
守りたいもの。
大事な存在。
禁を破るが彼女ならば、
長は彼女に制裁を加えるだろうか。
ひとを愛した人狼でも叶わぬ共存なら、
それは土台無理な願いだったのだ。
誇り高き狼の血がドクと脈打つ。]
[思いに同調するように、繋がる意識。]
共存の為、ヒトの為に同胞に手を掛ける。
本当にそれが、正しいこと?
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[するりと腕の中からすり抜けて行った娘は、 父が思うよりももっと、無邪気で強いのかも知れなかった。 明るい声が元気に響くのに、グレッグを見遣る]
…やれやれ。 気にしすぎなのかも知れないねえ。
[子煩悩の取り越し苦労を照れ隠すように少し笑って。 甥に、労わるような視線を注ぐ。 うんと頷きひとつ送って]
よいしょ…っと。
[声を掛けて立ち上がった。無意識だ]
(87) 2015/05/11(Mon) 18時頃
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私は店に戻るよ。 オーレリアも心細がっていたし、
[彼女が甥に告げた言葉を、ルパートは知らない]
あまり空けてはおけないからね。 店は今夜もあけるつもりだから、 …もし誰かにでも聞かれたら、伝えておくれ。
[仲間のうちに広がる不安。 一人になりたい者もいよう、 けれど一人になりたくない者もあろう。 家族と共に過ごすなら良し、けれどそれを持たない者は。
酒を飲むなり語らうなり、 店を開けておくつもりだと甥っ子に言い置いて]
(88) 2015/05/11(Mon) 18時頃
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……おや、
[集会場から出ようと、外に足を向ければ、
かつん、 と。
硬貨の鳴る音>>56に目を向けて]
君も、久しぶりだね。
[かつてたびたび泊まりにきて、 けれど住み着いてからはとんとお見限りの青年へと声を*掛けた*]
(89) 2015/05/11(Mon) 18時頃
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共存のため…、か。
[ふと心に零れた言葉に応えがあったこと、
すぐに意識にのぼることはなく。
ゆるゆると思考は過去と現在とを巡りゆく。
共存のため、まどろみのため。
或いはそれは正しいのだろう、
そう、天秤が均衡を保ち続けていたならば。…けど]
…────しあわせの、ため。
[何が幸せだというのだろう。
ヒトは獣を狩り、食らう。
では何故、人狼がヒトを狩り食わぬのか。
ヒトの知恵が恐ろしいからか。反撃が怖いからか。
そうして緩やかに死に向かうことが、真に幸福か]
… いや、
[巡る思考のこたえは、未だない。
こたえのないまま、定まらぬまま八年を生きた。
妻は人間を食べたことのない人狼だった。
自分も人間を食べたことはない]
[けれど、時折思うのだ。
物言わぬ妻の墓石に花を添える間に。
妻は身体の弱いひと───人狼だった。
病は彼女を蝕み、何を食べさせてもダメだった。
あの時もし、もしもヒトを彼女に食べさせてやったなら。
妻は生きて*いたのじゃないかと*]
宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/11(Mon) 18時半頃
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[グレッグの傍を離れて、教会の出口へと足を向ける。 甥のもとへとやって来た>>47スティーブンとは、通路ですれ違った。 その名を呼ぶではなく、目を合わせるでもなくすれ違う。
もはや、いつものことだ。 遠い昔はこうではなかった。 明るい琥珀色の目と視線を合わせるのが好きだった。
───ちり。と胸の奥に痛むものがある。
すれ違う刹那に顔を伏せて、その痛みにそっと蓋をする。 そんなことにも、もう、慣れてしまった]
(109) 2015/05/11(Mon) 21時頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/11(Mon) 21時半頃
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─ 回想 ─
[アルカイドという青年と出会ったのは、随分と前のこと。 スティーブンを友と呼んでいた頃のこと、 つまりはキャサリンが未だ生きていた頃の話だ。
出会いは、村の外の道端だった。 珍しく村の外へと所用で出かけて、ついでに買い物と、 この村では手に入らぬものを買い付けるために泊まりで出た時のこと。
最初に匂ったのは、血の香り。 人より優れた嗅覚で嗅ぎつけたそちらに目を向ければ、 未だ若い同族が視線の先にいた。
彼がその時、何をしていたのかは知らぬ。 ハルバードを扱う傭兵であるだとか、死の蒼天使の異名とか。 戦場に疎い男は知らなかった。 ただ、感じたのは血の香りと遠いどこかの砂の香りと]
(110) 2015/05/11(Mon) 21時半頃
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『…どうしたのかね。』
[掛けた声は随分間抜けなものだったろうかと思う。 一歩間違えれば危うかったのではなかろうかとも。
けれど結局どうしたものだか、 その日は、彼を共に宿に伴うこととなった。 怪我は死に到るような重篤なものではなかったようで、 問題ないと言われてしまえば医術に明るくない男に出来ることもなく、]
『私の村はね──…』
[だから少しだけ、話をした。 話し相手が欲しかったのか、どうだったか、 ひょっとしたら話の最中に、男の村が彼の母の故郷と気がついたか]
(111) 2015/05/11(Mon) 21時半頃
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『それじゃあ、またな。』
[そんな当てにもならぬ再会を約して、彼と別れた。 小さな村の宿屋に来るような旅人じゃない。 そんなことくらい、少し一緒に過ごしただけで分かった。
だから驚いた。彼が顔を見せてくれたことに。 猫のように、気紛れな風のように。 時折ふらりと現れて、また消えてしまう青年。
朝食をと部屋を覗けば、もう姿が見えなかったことすらある。 グレッグの記憶にはあるだろうか、メアリーは幼すぎただろうか]
(112) 2015/05/11(Mon) 21時半頃
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[暫く姿を見ないと思っていた青年が、 ひょっこり再び姿を見せたのが一年ほど前のこと。 スティーブンの診療所に何故だか居候になった青年は、 その後ルパートのところに酒を飲みに来ることはあまりなく、 男が診療所に足を向けぬと相まって、ほんの少し縁遠い。
縁遠くても、それが自然のような気もする。 そんな付き合い方をしている*]
(113) 2015/05/11(Mon) 21時半頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/11(Mon) 21時半頃
宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/11(Mon) 22時頃
[信じているといいながら、
もしもの話をした族長。
信じていないわけでもないといいながら
ドナルドの言葉だけを信じきるでもなく
サイラスの冗談に翻弄された己。
チクリと刺すような痛みを感じるのは――、
己もまた不安を抱え、
何処かで信じきれていないのだと自覚したから。]
宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/11(Mon) 23時頃
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─ 集会場出口 ─
[教会を外へ向かえば、 暮れでも少し、視界が明るくなるような心持ちがある。 流れる風の気配が、己に流れる血がそう思わせるのか。 彼はどうだろうと、黒い影へと視線を流し]
やあ。
[ルーおじさん、と。 かつての如く呼ばれれば>>138少し懐かしい。 村に住み着けば、以前より親密でも不思議はないのに、 変わらぬ距離は彼なりに思うところがあったが為か。
それを詮索することはない。 詮索はせず、むしろ、そのままがありがたい]
(170) 2015/05/11(Mon) 23時半頃
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…ふふ、
[変わらぬまま、知らぬ風。 朗らかな表情に、此方もまた気付かぬようにいつもを装う。 先ほどの短い邂逅>>149で、胸の奥には棘が刺さったままだけど]
構わないよ。 君が、いつものようにしてくれるなら。
[実際のところ、この青年がルパートの店で 騒ぎを起こしたことはあっただろうか。 噂によれば、彼は随分と泥酔をして店を叩き出されるらしい。
ルパートには青年を叩き出した記憶がないから、 それ程彼に困った印象も、また強くない]
(171) 2015/05/11(Mon) 23時半頃
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