131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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『 …………ふん 喜べ。
ひとりでは 無いらしいぞ? 』
[叫んだそんな彼の言葉を愉しむ様な闇が響いて。再びそれは黙り込んだ
次にその声に言葉を返すのは、何者かもわからない闇ではなく、きっと…]
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―旧王城― [視線だけ送っていたが、アマトはなにか慌ててそこを出て行った。 その視線はそのまま送っていったが、自分のブラックカーテンの効果が切れていることに気がつかなかったので大して気にはならなかった。
旧王城を出た所で、騎士に止められて、始めて自分の魔法が切れていることに気がついたくらいだ。]
…攻撃はしていないはずだから、安心していたんだがな。 あぁ、気にしないでくれ、用事は済んだから大人しく出て行くつもりだ。
[そう告げはしたものの、怪しい奴、の一言に武器を向けられる。 もっとも相手にするつもりはなかったので、すぐに霧を展開して、ブラックカーテンでその場を離れさせてもらったが…。]
これで武器も手に入った事だ、あとやることは何かあったか?
[そういえばクラウディアは聖都に向かっていたはずだ。 武器があれば指示も出てくるだろうか? そんな事を思って、足取りを聖都に向けた。]
(24) 2014/08/24(Sun) 21時頃
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…………ヘクターは……………無事みたい だ ね……
[解る。あの天から聞こえた勇ましい悪魔の声を聞けば解る。
自分などがいなくても、彼はあそこまで行き着いた。きっと彼の助けも…]
さぁな? 一応手は尽くした。
気になるなら、自分で会いに行け!!
[あえて無事とは言わなかった。]
………… そのつもりだよ 君達が赦すならだけど ……
[あんなに無事なのに、あえて無事と云わないから、苦笑いがもれた]
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―旧王城→聖都― [旧王城から聖都に向かう最中、いつかの誰かが語ったような演説が聞こえてきた。 その声に耳を傾けて、腰に差していた銃剣を取り出し銃剣を見つめ直す。]
ルーベリオンの最後の王族……か…。
[演説の内容に耳を傾けながら、溜息を漏らして言葉を綴る。]
自分の道は自分で決める。 自分の生き方も然り、自分の護るべき物もだ…。 今護るべきはなんだ?
[自問自答、自分を偽りクラウディアについていることは何も変わらない。 そんな事は充分理解している。]
(64) 2014/08/24(Sun) 23時頃
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教団についたつもりはない…。 父さん…陛下……俺は戦うよ…。 子ども達の為に、最終的にはどうなったとしても…だ…。
[それが自分で決めた結論。 銃剣を再び腰に差す……言葉では、表ではクラウディアに付き従う。 それでも、心では教団の滅びを祈るのだが…。]
(65) 2014/08/24(Sun) 23時頃
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許すかって話ならば俺はお前が会いに行かないことをゆるさねー!!
………あはは……そっか………じゃあ、行かなきゃね……
ティソ。
[姿が消えてから。ぽつりと彼の心に呟いた]
…………………………ごめん。ありがと。
[今でもまだ整理し切れない、複雑な万感を乗せて]
きにすんな、半分はお前のお手柄だぜ?
[導いてくれたのは別人である。
それでも共鳴をしていたからこその導きだったのだから]
……?? …… ……! ……それって……
[訳が分からず疑問符を浮かべたが、何かに思い至ったのか]
…………律儀な「暗黒神」だなぁ……。
契約後のアフターケアまでこっそりしてくれてたなんて…………。
[苦い笑みを零して、今は聞こえる気配の無い「それ」に笑みを零した]
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[後方、歩いてきた古城の方角へ再び視線を向ける。 戦の匂いがする…誰かが誰かと戦っている…そんな感覚。]
戦争か…? どうでもいいが……。
[そう呟いて銃剣を抜く。 銃口ははるか天空へ向けられて…。]
フルブラストキャノン…!
[直径1mを超える圧倒的なレーザー弾。 魔力転換効率は圧倒的に早い。 威力は絶大だ。]
扱い易くなってるな…。 親父のものとはまるで違うな。
[試し斬りも試し撃ちもしたいわけじゃない。 ただ、使ってみたかっただけ…**]
(84) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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ラディエル聖下。
申し訳ありません、私が至らないばかりに……
先程の唄の主と黒陽王を僭称するヘクトル。
この両者を葬ってしまえば……再び光でセカイを満たせますわ。
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―聖都入口― [突如として転移してきた女、そして子ども達の姿に面を食らった。 話を聞けば、どうやら彼女らの洗脳は既に解かれ、子ども達も無事の様子だ。 女は既に息絶えてしまったが、子ども達は自分の手を引く。]
そうか…お前らは無事戻って来れたってわけか…。
[この場にレットがいないのが悔やまれる…。 なんとなく察してはいたが、彼女はもう既に……。
そう結論に辿り着けば、自分には何か出来たのではないかと。 しかし、今はこの場にいる子ども達を護る事が優先だ。]
一緒に逃げてきた子達と一緒に、孤児院に向かえ。 その場所には何もないように見えるが、お前達なら中に入れるし、結界の中に入れば一先ずは安心だろう。
俺は……一緒には行けない。
[そう告げて、やる事があると、彼らと同行する事は断った。 そうして賢者の塔に視線を向ける。]
(130) 2014/08/25(Mon) 19時半頃
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『騎士とは一度決めた主君に仕えるものだ。』
[それは亡き父の口癖だった。 子ども達の洗脳が解ければ、クラウディアに仕える理由は無い。 祖国を滅ぼし、父を殺した教団に、どうして忠誠を誓えようか? それでもその足は真っ直ぐ賢者の塔へと向いていた。
子ども達の安全は…約束されているのか…?
それが自らの疑問ではあった。 闇の王、ヘクトルの宣言が確かならば、きっと彼が勝てば、子ども達は護られる事は確かだろう。 だが、それは彼が勝つ事が出来ればという条件の元だ。
万が一、負ける事があれば…? クラウディアは再び子ども達に洗脳をかけるだろう。 それをいつまで守ってやれる? いつまであの子達を助けてやれる?
じゃあクラウディアの味方を続けるのか? 続けられるのか?彼女の命令に従い続ける事が自分に出来るのか?]
(134) 2014/08/25(Mon) 20時半頃
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[思考は深く、ただ静かに練られていくだけだ。 頭の中を整理して、決断しなければならない時はすぐだ。
もう賢者の塔は目の前だ。 決断は?子ども達を護る為に正しい選択、自分にできる選択は? クラウディアにつくということは、自分を、子ども達を裏切ることだ。]
クラウディア卿に用がある…。 そこを通せ。
[賢者の塔に辿り着く。 『通すなと言われている。』 その一言を耳にすれば、そうだろうな。と納得する。]
もう一度だけ言おう。 命が惜しければ、そこを通せ。 クラウディア卿に繋げ…。
[決断?そんなもの始めから決まっている…。]
(135) 2014/08/25(Mon) 20時半頃
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クラウディア卿、否、クラウディア様の騎士が戻った。 クラウディア様に問え、俺の騎士の誓いを侮るなと。
[自分一人が教団に組みしたが為に負けた。
そんな結果になるのならば、闇の王など当てにならない。 自分の命一つで子ども達の安全が守られるならそれでいい。
自分が与したからという理由で闇の王が子ども達の命を奪うならば、奴らも教団と何も変わらない。
ならば、初めから決まっているのだ。 自分の想いも、子ども達の想いをも裏切って、それでも成すのは自らの正義。 憎悪を1人背負う事になったとしても、子ども達を護れるならそんな事はどうでもいい。]
俺は教団の犬ではない、クラウディア様の騎士に過ぎない。 殺すな。そう命令されていないのならば、お前達を殺して推し通る事にも躊躇いはない。
[そして…自分はクラウディア"様"の騎士なのだ。 彼女が自らを裏切らぬなら、どうして主君を裏切れようか? 暗殺者であることは、もう…辞めたのだから。]
(137) 2014/08/25(Mon) 20時半頃
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[『父さん、陛下、すみません。』 そう心に想う事だけは許して欲しい。
父の想いも陛下の想いも無下にする行為だ。
それでも迷いは無いのだ。
自分は陛下に騎士の誓いを捧げた事はない。 騎士として、主君はかつて一度も居たことがないのだ。
理由は何であれ、騎士となることを決めて、主君を決めたのだ。 ならば、父の教えの一つはこれで守れる。
それでどうにか許して欲しい。
死んだ魂が何処に行こうと関係無い。 死んだ後、父に会えない事も仕方の無い事だ。
ただ……レットに会えない事、謝る事が出来ない事、ただそれだけが心残りかもしれない。]
(141) 2014/08/25(Mon) 20時半頃
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[使い魔の鳥から聞こえる声に、静かに膝をつく。]
まさか…。 自らの主君に刃を向けるなど、どうしてできましょう?
貴女が死ねと命じるのなら、その命に意味があると言うのなら、迷うこと無くこの首を撥ねましょう。
[そう答えてみせる。 顔を出したクラウディア様に一度だけ視線を向ければ穏やかに笑みを向ける。]
俺は貴女の騎士だ。 貴女に仇なす敵は排除してみせよう。 ……貴女が俺を裏切らぬというのなら、どうしてその誓いを破れようか?
[視線は再び地面に落とし、顔を伏せる。]
しかし、約束通り…孤児院の子ども達には二度と洗脳などしないで頂きたい。 俺は騎士として、貴女の命令には従うが、意見も言わせてもらう。 それが正しき騎士の在り方だと思うからだ。
(142) 2014/08/25(Mon) 20時半頃
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俺は、貴女様に忠誠を誓う1人の騎士に過ぎません。
[決断。もう後戻りは出来ない。 後ろは振り向かない。 この方がどう思おうが、どう考えようが、この方を教団のトップにしてみせよう。
彼女はきっと、約束を守る。 ならば、彼女を支え、押し上げる事こそが自分にとっての…
"正義"
]
(144) 2014/08/25(Mon) 21時頃
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…主君の命であれば…。
[父が、陛下が与えてくれた最後の銃剣。 自分にとって、命よりも大切な……。
そうであっても、預ける事に迷いは無い。 銃剣を抜き、刃を自分に向けてそのままそれを差し出した。]
(147) 2014/08/25(Mon) 21時頃
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イエス、マイロード…。
[騎士の誓約、正式な騎士の…その問いに顔を伏せたまま…。 続く言葉には、より強く、はっきりと答える。]
イエス、マイロード。 決して迷いはありません。
[そのまま答えてみせる。 そうして、認められれば、一度だけ視線を上げて…。]
ありがたき、幸せ…。
[これで名実共に、自らはクラウディア様の騎士になったのだ。]
(149) 2014/08/25(Mon) 21時頃
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大魔神…ねぇ…。
[クラウディアの言葉に塔を見上げる。 とんだ機能が付与されているものだ。 起動には時間がかかる…とは言うが、どれほどのものか…。 ようやく立ち上がれば、銃剣を握り直して…。]
邪魔者を始末か……。 いるのはばれているそうだ。
おとなしく出て来たらどうだ?
[騎士は銃剣を肩に起きながら、クラウディアを守るように前に立ち…。]
(160) 2014/08/25(Mon) 21時半頃
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クラウディア様、ここは俺に一人に任せてもらっても構わないぞ?
[騎士の誓いを終えた後は、元のふてぶてしい態度に戻る。 今更騎士らしく振る舞う事など彼女は求めていないだろうと。 なんとなくそんな風に思いながら…あとは単純に、この方が気楽なのだ。]
俺一人でも相手は充分…。 物騒な話ってのは……始末する…って話題か?
[さらっと答えて、不敵に笑みを向ける。]
(164) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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