131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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…………ティソ……手は貸した……。
[声は無い。唯の殺戮の稲妻が聖徒襲った後。アマトの声が小さく。
突発的な雷撃。頭を冷やすには十分なのかは、アマトには確認できないが。これがアマトの答え。
それを拒絶と取るか譲歩と取るかはわからないが]
…………仕方ない。 ティソ、お前に教えとくよ。
お前の声でも絶対に届く、秘密の呪文だ。
[もうそれ以上言葉を返す必要も無いのだが、然しアマトの方から渋々と開く声が届く。もしあれでヘクターやラディエルが止まらないなら。最期の奥の手だ]
『墓荒らしが墓へ飛び込むなよ。 バーカ 。』
[伝わったその後が怖い、秘密の呪文だ*]
そうじゃない、そうじゃない!!
助けてくれるのは嬉しいけどさ……。
直接来て支えてやれよ!!
[助力には素直に感謝した。
それでも思っていたものとは違うと感じた。
怒るヘクターに足りないのは力ではなく心の支え。
そう考えていたから]
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……二度目か…。
[目を覚まして一番初めに目に入ったのは、連れて行かれた子ども達の顔だった。 失ったはずの腕で、子ども達の顔に触れた事で、次にクラウディアの顔が目に入った。 同時、自分が助けられたのだと、認識したのだ。]
レットが…?
[記憶が全く失われたわけではなかったのだろう。 ここにいる子ども達の言葉を聞けば、それも理解出来る。 『ドナ兄も教団に…』そんな言葉を聞けば、手遅れかと正直思う。]
俺は…お前達に祖国を、父を奪われた。 国の大切な秘宝もまた同様だ…。 恨みこそすれ、共闘するなど……。
[呟きは確かに声となって発せられていたが、拒絶の色は薄かった。 孤児院は大丈夫だろう。完全に守ってるし、そういう結界を張った。 この子達を連れて行くのは無理だろう。 争いになればこの子達は教団のために命を張るだろう。]
(13) 2014/08/22(Fri) 13時頃
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[首を横に振る。 自分の思考、考えをまとめて、それで否定する。]
三つ、条件がある。 子ども達には戦に参加させるな。 孤児院にはこれ以上手を出すな。
[一番大切な事はその二つ。 自分の自由なんかいらない。守るべきを守れればそれでいい。]
もう一つ、お前は死ぬな、クラウディア卿。 お前が死ねばその約束が果たされる確証が無くなるからな。
それを約束するのなら…、俺はお前の騎士になろう。 しかし、教団の手足なんかになるつもりは無い。
[そう言ってクラウディア卿を見上げ、子ども達にも視線を送る。 そうして少しだけ、口元を綻ばせて、もう一度クラウディア卿に視線を向ける。]
(14) 2014/08/22(Fri) 13時頃
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俺はお前の命令しか聞くつもりはない。 意見も言わせてもらう、人形なんかにはなりたくないからな。 それでも良ければ、俺はお前を守る騎士になるよ。
[折れた。自らが掲げる正義のためならば、自分が汚れる事など、自分の感情など、捨てるべきなのだと…。]
俺は、約束は違えない…。
[彼女なら少しは、あくまでも教団の他の人間と比べてではあるが、少しなら信用してもいいのかもしれないと、そう思ってしまった。**]
(15) 2014/08/22(Fri) 13時頃
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/*
質問。
今日狼が死ねば、預言のXデーは訪れずに覆される=生き残るで合ってます?**
―――…悪いがその気は無いな。
俺の思う願いは、ヘクターを必要とする理想と重ならない。
ルンフィア中の。いや。
世界中の光を妄信する狂信者を皆殺しにするまで……。
[そう、こういう時は。こういう言葉だ。死んでも死に切れない。
だからその求めの声を、今度のアマトは弾いた]
光を盲信させてる奴等が悪いのは俺も知ってるけどさ、
だまされてる奴を皆殺しにしてもしょうがないだろうよ!!
もういい、お前がその道を行くならばお前は俺が討つ……。
だからもう少し考えてくれよ。
できることなら討ちたくなんてねーから
[最後のほうは消え入るような声だった。]
「無知は罪なり」だ。ティソ。
奴らは自分達が何をしているのかを考える事すらしない。
そしてだまされた奴がまた新しいだまされた奴をだましていく。
もうこの大地の上は全て腐り切っている。手遅れなんだよ。
だから俺は、それを曲げるつもりはもうない。
ティソこそ。道を間違えるなよ、敵は俺じゃない。
俺達の敵はどこまで行っても光に生きる奴ら。
あの白鴉や枢機卿、腐敗の根源を殺さない限り、いつか俺達闇の者は逆に皆殺しにされるんだ。
そこに協調や和解なんて幻想が入り込む余地はない。
だまされているだけ。妄信しているだけ。
そんな奴らをついでに皆殺しにする程度の、「些細」な事だけに心を奪われるなよ?
すべて殺して
すべて沈めて
すべて呪って
すべて裁いて
……俺にしか出来ない事をすべて終わらせたその後なら。
君やヘクターが俺を赦せないで、討たれるとしても……
………………それなら……
――… それで 全部 俺の勝ちだ 。
[懇願にも聞こえた消え入りそうな声。だけどそれでも、止まらない。
光を呪い滅ぼす。唯それだけがアマトを動かす原動力だから]
そうやって殺されたからやり返した先に何が残る!!
光の指導者とその信者を殺せば闇は確かに生きる。
だけど、その生き残った闇達だけでは世界は回らない!!
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そういう事態にならないことを祈ってるよ。
[身体を起こして立ち上がる。 銃剣を手渡されれば、それを受け取ってじっと見つめる。]
これは親父仕様の銃剣だ。 魔力の小さなフラウティア国の人間が効率よく魔力を扱えるように仕立てられたのが銃剣だ。 魔術師が扱えば対国家兵器になりかねない武器だから、本人以外はまともに扱えないように正しい使用者以外は魔力転換の効率が異常に悪くなる…。 つまり、俺用の銃剣じゃない以上魔力転換効率は悪いが…。 その分必要以上の魔力をぶち込んで強引に使ってる。
[つまり、武器としては火力も効率も本来の銃剣としての力は殆ど出せていないということ。 それでも、軽く首を横に振り…。]
しかし、銃剣を正しく扱える様に仕立てられるのはフラウティア王国の銃剣技師だけだ。 だからこのまま戦うから構わない。
[そう言って銃剣を腰に差して子ども達に視線を向ける。]
(38) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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戦いは俺がやる。 お前達は…神様にしっかりお祈りしているだけで充分だよ。
[1人の頭の上に手を置いて頭を撫でる。 そうして、初めの任務を聞けば視線をクラウディアに向けて、銃を向ける。]
守護たる力を、我が身にかけて、護りを与えんことを。 スターシールド、バリアバランス…。
[一瞬で引き金を引く。 クラウディアが避ければ、ただの空撃ちになるが、クラウディアに当たれば、光線が弾けてクラウディアを結界が包み込む。 包み込むことがあれば、クラウディアに簡単に説明する。 魔力を籠めた結界。 自分が死なない限りは、怪我防止にはなるだろう。 そんな風に告げるだろう。]
アマト…ね…。 任務了解、で、そいつは何処にいるんだ?
[当たらなければ何も告げずに銃剣をしまって問い掛けた。]
(43) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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[オーブを受け取れば、それをじっと見つめて頷きを一つ。 静かに騎士らしく片膝をつく。]
ありがたく受け取ります。 必ずや連れて参ります、クラウディア卿…否、クラウディア様。
[そう告げて再び立ち上がる。 オーブは魔力の残滓を辿り何処かを示す様にして…。]
少し離れているようだな。 とりあえず行ってみるか…。
[そうして静かに賢者の塔の研究室を後にした。]
(55) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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―聖都近郊・大平原― [オーブはこの辺りを示している。 探すべきはアマト・カザミヤという男、そう言えば孤児院の前で名乗った男がそんな名前だった。]
レットに変な事ほざいていたあのバカか…。 計らずも、あの時誓った言葉を実現させる結果になったな。
[ある種遠慮無く殺せる相手だ。 回復は充分、子ども達を本当の意味で守る為にはもう負けることは許されないだろう。 そんなことを考えながら大平原を歩いて、それらしき人影に気が付けば、静かに魔法を展開する。]
イリュージョンミスト…。
[まともに使える魔法は2種類だけ。 暗殺者としては充分と言えるタイプの魔法だ。 霧を展開すれば、銃剣を抜いて魔力の充填を始める。]
(57) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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―聖都・大正門付近― [展開させた霧を保ったまま後をつける。 一人では無い…数人の敵がいる。 充分に貯めた魔力を以って、その銃口を天に向けた。]
全員まとめて殺しても構わないよな?
[誰かに聞くわけでも無い。 ただ単純にそう思ったことを呟いただけだ。]
スターダストバレット、フォールレイン。
[魔力を籠められた銃弾は遥か上空に舞い上がる。 そうして、上空で弾けたソレは、一筋の光の様に周囲一体へ降り注ぐ。 ソレはまさに隕石の如く、彗星の如く、降り注ぐ流れ星。 いつか教会の前で十字軍の騎士達を一掃した技だ。 さて、それがどれほどの被害を与えられるかは分からないが。]
まとめて…堕ちろ…。
(65) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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今のでは流石に殺せなかったか…。 クラウディア様がわざわざ命令するわけだ…。
こいつは骨が折れそうだ。
[雑魚は倒せたようだが、肝心のターゲットは今の一撃では墜とせなかった。 もう一度銃剣に魔力を籠める。 霧の中、漆黒の闇が溢れている。]
安心しろ、どうせお前もすぐに後を追うことになる。 フルバーストキャノン、スターブラスト。
[銃口は起き上がって来た彼に向けられる。 溜め込んだ魔力を一度に解放すれば、直径30cmのレーザーキャノンのような弾丸が、一筋、真っ直ぐと敵に向かって放たれる。]
重ねる…フルバーストマシンガン、スターブラスト!
[その直後を追うような形で、直径10cm程のレーザー弾が76(0..100)x1発ほど、連射されて撃ち込みを始めた。]
(71) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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化物めっ…!
[初撃はあっさりと弾かれた。 明後日の方角に向かって消えていく弾丸、その後を続いた弾丸はいくつかは当たったのか? 目の前に現れた男を確認すれば、小さく舌打ち。]
本当に面倒な相手だな…!
[銃を胸の前に持って行き暗黒の拳を抑え込むためにガードする。 威力そのものは絶大で、一気に後方まで吹き飛ばされた。]
霧の効果はまだ続いているが……
[銃剣を確認する。壊れてはいない。]
親父の銃剣じゃなきゃぶっ壊れていたな。
(85) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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ブラックカーテン…
[距離を取った段階でもう一つの魔法を唱える。 攻撃に出るまで存在感、気配を完全に打ち消す魔法。 銃剣で防御した時に掴んでいた腕がまだ痺れている。]
相手が化物なら……遠慮はいらないな?
[そう言って再び魔力を溜め込む。]
殺し足りないんだったな…、その欲求はもう満たされることはない。 切札を一つ、使わせてもらうよ。
(89) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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【Mode Knight of the Round】
[そう告げると、銃剣の先、銃口を中心に魔法陣が広く展開される。 そして、魔法陣を中心に13の銃剣が展開される。]
全部俺仕様の銃剣じゃない…システム上は出来るはずだと聞いていたが、まさか本当にできるとは思わなかった。 だが、なるほど…魔力の消費は甚大じゃないな。
[無尽蔵の魔力を持つ自分には全く関係が無い事だが…。 黒の銃剣を中心にリンクした鋼色の銃剣にも魔力が充填されていく。 銃口は再び敵に向けて…。]
今度はどう受ける?
[貯蓄されると209発のレーザー弾が相手を狙い定めて撃ち込まれる。 同時、ブラックカーテンの効果は消えてしまうが…。]
(90) 2014/08/23(Sat) 00時頃
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殺した人間の数なんか数えちゃいねぇよ。 そんなもん数えて、自分の意思を見誤ったら自分の正義を貫けないからな。
[はっきりとそう告げて、銃剣に魔力を充填する。 何かがこぼれ落ちる音を確かに耳にしたが…まだ相手は生きている。]
弾丸をかなりぶち込んだつもりだったんだが、足りなかったか。
[そんな簡単な感想を漏らす。 魔力が尽きる?そんな事は経験が無い。 まだ何百回でも撃ち込める。]
(104) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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また呪いか……あいつといい、こいつといい、不死身の呪いが大好きだな。
[もう死なない相手には慣れてしまった自分が少しばかり虚しい。 とはいえ、発動した術式は先ほどまでの様子とは更に大きく異なる。 暗黒の混沌、強大な重力、圧倒的なまでの暴力と言っても過言では無い。
それでも暗殺者は穏やかに笑う。 笑みを零す。体が重力に引き摺り込まれる一方で、銃口を天に向けた。]
重力か…大地も木々もひしゃげて…まるで世界を滅ぼしたいとでも言うようだな。
[大地を飲み込む重力は展開されていく、広がっていく。 ただそれでも、暗殺者は笑みを崩さない。]
護るべきは世界か? 否、子ども達だ…この国や土地がどうなっても俺には関係無いよ。 孤児院には結界が張ってある、子ども達は聖都から離れている。
命令をこなすために、結果…国が一つ滅んでも……
(105) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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そう、こんな国が一つ滅んでも文句は無いよな?
[自分が護るべきはクラウディアの命令、アマトの生死を問わず捕らえること。 そのために滅んだ国があったとしても、それは自分の国を大義の為に滅ぼした教会と同じ事だ。]
フルバースト、スターバレット、フォールレイン…
[重力が自分には届く直前、天空に向けられた14の銃口から弾丸が放たれる。 放たれた弾丸は弾けて…そして直径30cm程のレーザーが彼を中心に、雨のように、隕石のように降り注ぐ。 その数…およそ638発。 当然、聖都にも甚大な被害を及ぼす可能性があることは理解している。]
さて、俺がお前の重力で死ぬのが先か…その呪いをぶち破ってお前が死んで、俺が重力から解放されるのが先か…。
我慢比べと行こうぜ?
[そう言うと同時、大地にその身体を銃剣と共にめり込ませた。]
(107) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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ぐぁ……、トんだハズレくじ引かされたぜ…。
[想定以上の重力に体が軋む、骨が砕ける音が聞こえる。 しんぞうが押し潰されそうになる…。]
一番最初の任務ってのは…もっと、優しい難易度のものを…頼むもんだろうが…。 よりも、よって…こんな…化物の相手を……させやがって…。
[銃剣が重い、銃剣の下敷きになった掌の骨が粉々に砕けるのが分かる。 痛みが酷い……ダメージがでかい。
『ダメだこりゃ…死んだな…。』
率直な意見はそれだった…。 せめて道連れに出来れば…とは思ってなんとか視線だけ銃弾の行方を追う…。 思えば、片腕片脚切られたり、こんな化物捕らえてこいと命令されたり…最期はとんでもない日々を送る羽目になったもんだ。]
てめぇ…は…なんで、一人で、こんなところにいんだよ…。
[声も重力に潰されている様な、そんな感覚がした。]
(109) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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