15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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[侵食が進み、異形と化した鉱石瞳。 それが映したものに気づいて、不思議そうにチャールズを見上げる。]
…チャールズは、特別なんだね。 それは、徴印《しるし》?
…加護なのか、烙印なのかは…判らないけど。
[話せる時が来たら、聞かせて欲しいとねだった。]
(4) 2010/07/20(Tue) 00時頃
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『――やあああああっ!!』
[内臓で、妹が悲鳴をあげた]
『いやだ いやよ いや 置いていかないで』
『そのヴァイオリンは、セシルの一番大事なものでしょう?』
『水なんて、その子に持たせればいいじゃない』
『セシル』
『何か変よ、セシル』
『ねえ、わたしを見て!!』
『わたしを見てよ!!わたしの声を聞いてよ!ねえ!』
/*
これからRPでCOするつもりですが、先に赤には正直にお伝えしておきます。
恋矢撃たれました。お相手はマーゴ。
恋陣営だけ道連れが発生しますので、手数計算の時に頭の片隅に入れていただけると幸いです。
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…っ……。
[突然、胸が痛くて、苦しくて。 なぜだか判らないけれど、頭の奥が熱くて痺れて…]
……なに、これ………。 [胸を抑えて、背中を丸めて…生身のままの右目がポロポロと涙をこぼす。
塗り替えられる思考。押し付けられる感情。 脳裏に浮かぶ姿は、あの…
パニックを起こした身体は、きゅうと痙攣を起こして。 何が何だか判らない…判らないけど
うた が、 きこえ る 。]
(9) 2010/07/20(Tue) 00時半頃
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ベネットは、胸苦しさに息が詰まって、とさりと倒れた。
2010/07/20(Tue) 00時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 00時半頃
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[差し出されたチャールズの腕の中、微熱めいた身体はきゅうと硬直して震えて。 はくはくと、うまく息の出来ぬまま、震える手は頼るように彼の腕へと縋った。
それもそのうち、くたりと脱力して眠りに落ちる。]
(25) 2010/07/20(Tue) 01時半頃
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[シィラは城の上を旋回し、
焼蛍虫からヨナを護る。]
[己と同じ、朽ちたのに、朽ちきれない声をききながら。
己と同じ、反異形の子たちの声を拾おうと……。]
まただ。
何かが震えてる。
誰かが啼いている。
――お前は、誰だ?
ああ、それは、もし例えられるなら、
まだ習いたての幼子が弦を引いた音にも似てるかもしれない。
『セシル』
『声がするの、声がするのよ』
『外に行きましょうよ』
[手を伸ばす。内臓の中で手を伸ばす]
[――届くはずもない]
『あなたが居るべきはヒトの傍じゃない』
『忘れたの?』
『あなたが何を目的に育てられたのか』
『どうしてわたしが生まれたのか』
『忘れちゃったの…?』
[だから外に]
[異形の傍に]
[行こうと言っても、今この身体の支配権は妹には無い]
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
/*
今ログを読み終えました。
セシルの報告、了解です。
『ああ…聞こえる、聞こえるのに…』
『セシル、本当に聞こえないの…?』
『わたしの声は』
『セシルにも、誰にも届いていないの…?』
『ねえ』
『聞こえてたら、返事を *して*』
[シィラは声を受けて、旋回を止める。
焼蛍虫の群れをある程度散らせて、そして、城に降りていく。
だけど、それはヨナの傍ではなく……。]
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
ギィ……
/*
そろそろタイムアップ
とりあえず、矢のことがあるので、マーゴは投票襲撃対象外に。
ちなみに決定者きました。
ではまた夕方に。
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[夢うつつに腕の中で聞いた、穏やかな声色の昔語りは、目覚めたときにその手帳へと刻まれるだろう。 その身に背負う痛みを、己の魂へと分かつように。
ヨナと共に食べた、秘密のトゲの実のように。]
…チャールズ、僕は……本当に酷い人間です。 [歌が開いてしまった、心の扉。鍵をかけて仕舞い続けていた罪。 微かに漏れたうわ言は、告悔に満たぬ一欠片。]
(57) 2010/07/20(Tue) 13時半頃
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…すまぬ。
[斬る度に。]
危害を加えるなら、お前達には死んでもらうしかないのだ…
[哀しげな声で呟いたのは、きっとヒトには聞こえない]
[どうしてか。]
[初めて、少しだけ、
それがかなしくなった]
『わたしも、あそこにいたかったなあ……』
[異形同士惹かれあうのか
単純に光が綺麗だからなのか
戦いの気配をどこかから感じ取り、妹は呟く]
[どうしてヒトを気にする。
どうしてヒトを庇う。
ヒトを守り、異形を斬った。
自分にはまだわからない]
『かわいい……』
[じいいっと、
その、異形を見ている]
[触れてみたい、と、思うのに]
[手に入れていたはずの力はどこかに失せてしまって]
[ヴァイオリニストから、身体の支配権を奪えない]
[シィラが傍にくると、聴こえ始める。その子の声……。]
――……私、あなたを知ってるわ。
でも、私、あなたを知っているわけないの。
[セシルがここに来る前に、死んでしまったあの子。
だから、その声がその子であるはずはなくて…。]
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[人々が部屋へと戻る前、また上がってきた体温に喘ぎながら。 聖職者の腕の中で零した微かな告白は、未だ平和だったころの罪。]
僕は、人を殺しました。 問い詰めて、殺してしまいました。 僕の家族になる筈だった、婚約者《ターリャ》と、お腹の中の子を。
だって、その子は
僕の子供じゃなかったんだもの。
[日記の中に残って居るのは、親同士が決めた婚約と、少しづつでも愛そうとした事と…
彼女の葬儀のあくる朝、彼女の兄が、首を吊って居た事。 そんな事実が淡々と、流麗な字で綴られて居た。]
(150) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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『だれ?』
[誰か、そこにいないヒトの声が聞こえた気がして……]
『わたしを、知っているの…?』
『あなたは、だあれ?どこにいるの?』
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[容体は次第に悪化していて、手当てを受けるころには殆ど意識はなくて。
ただ歌が聞こえるから、夢と現の狭間でもがいた。]
(153) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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