252 Aの落日
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─ 文化祭当日・教室 ─
……へぇー、すごいな。 ほんとに飛び出して見える。
[教室の壁に描かれている、額縁から飛び出して見える絵の数々。 他にも床に一面描かれたレンガ道は、ところどころ落とし穴があったり、上れない階段があったり。 所謂、トリックアートというやつらしい。
美術部が中心になって制作された展示には、写真を撮って楽しんだりできるよう工夫が施されていて。センス皆無男はただただ感心するばかりだ。]
(96) 2018/10/15(Mon) 20時半頃
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これ、今日だけって残念すぎるだろ。 新聞部にも取材してもらえば? うちのクラスにいるだろ、伏見が。
[一瞬止まった、周囲のざわめき。 クラスメイトらの反応にいつものように首を傾げて。]
やめとけって、なんでだよ。
[いい加減飽きてきた問答。 理由を誰もはっきり口にしようとしないそれに、少しだけムッとして呟けば。 視線を感じて、廊下を振り返った。]
(97) 2018/10/15(Mon) 20時半頃
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──……?
[ああ、あれは確か。 いつかのゴミ捨て場であった女の先輩だ。 何を展示してるのか覗きこんでいく他クラスの生徒に紛れて、ひっそりと。
今日は笑ってないんだな。
ただそれだけなのに、なんでだろう。 首裏がざわざわするようなこの感覚、おぼえがある。
目が合ったのはほんの数秒。 すぐに、ふい、と逸らされて。 どこかへ駆けて行く姿を、俺はただ見送った。*]
(98) 2018/10/15(Mon) 20時半頃
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─ 廊下 ─
[教室の設営が一段落したなら、展示当番の時間まで完全自由時間。 何かと雑用を押しつけられそうな教室を抜け出せば、校内をぶらりと歩いて行く。
部活と生徒会の方にも、顔を出した方がいいか。 そうだ、カフェオレ買ってこないと。>>0:827
自販機に向かいかけた足が、ふと、止まった。]
(146) 2018/10/15(Mon) 22時半頃
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あー……、この辺だっけ。
[窓の外に広がるグラウンド。 今は昨日のキャンプファイヤーの残骸が点々としているが。 いつも部活で使っているフィールドが、望める場所。
あれは、いつかの部活中。 水分補給に与えられた、束の間の休憩時間見上げた校舎から、長い前髪で顔半分隠れた先輩が、こちらを見ていた。>>0:781 踵を返されてしまい、見えなくなるその姿。 映像の中追い掛けたひとと、同一だとその時は気づかずに。
数日後にサッカー部の先輩らの愚痴で知った。 つづら、という嘗て部員だったそのひとの名前を。]
(147) 2018/10/15(Mon) 22時半頃
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[あの、隠れていない片方の目に。 ここからの景色は、どんな風に映ったのだろう。
目が合えば、突き放すような言葉。>>0:784 逸らされる視線。>>28]
グラウンド、遠いな。
[同じ位置から見る景色。 ペナルティエリアとはまた違った意味で、とてもよく見渡せるはずのこの場所は。 ガラス一枚隔てた先は、俺にはひどく遠く映った。*]
(148) 2018/10/15(Mon) 22時半頃
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[響いてくる、吹奏楽の演奏。>>127 聞いたことがある曲だけれど、曲名までは思い出せない。
空気を震わせ、腹に響く音は、心地いい。 途切れ途切れに聞こえるそれに耳を傾けながら、掲示板の前で再び足を止めた。]
あ。載ってる。
[新聞の隅を飾る、生徒会からのお知らせ。>>99 しかし刷られたものをあらためて読むと、なんというか。]
……四十崎先輩って、意外と熱血?
[どんな顔でこの文章を考えたのか。 想像したらほんの少し口端が緩んだ。]
(211) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[加わり重なる音を遠くに聞きながら。>>210
何気なしに記事を斜め読みして。 キャンプファイヤーで思い出すのは、昨日の踊り。 輪に誘ってくる声はあったが、首を横に振ってお断りした。 テンポがずれてあちこちぶつかったり、誰かの足を踏んづけて怪我人を増やす結果になる気しかしない。 センスと同じく音感もないのである。]
あー、そっか。 もうすぐ引退……。
[目に留まった、はなむけの言葉。 生徒会の引継ぎとか、色々あった気がするし。 サッカー部も三年がごっそり抜けた穴を埋めるべく、新体制を組まなければならない。]
(212) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[そして。
あれもこれくらいの時期だったな、なんて。 一瞬過ぎったのは──── *]
(213) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[吹部の公演が、終わる。 微かに届く拍手の音に、視線はスケジュール表へ。 次の演目はなんだっけ。 3-Aの劇、クラスから頭に浮かぶ先輩の顔は、何人か。
元サッカー部の先輩の方はいない可能性大な気がするけど。 生徒会の先輩の方はいるんじゃないだろうか。
展示の当番までまだ時間もあるし。 貢物がてら覗いてみようかと、自販機で甘たるそうなペットボトルのボタンを押した。*]
(333) 2018/10/16(Tue) 22時半頃
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[カフェオレのペットボトルを取り出し口から拾い上げたなら、歩き出そうとして。 微かな足音と人の気配に振り返って、足が止まった。 目に入らないわけがない、片目が隠れたその姿が。>>352]
……葛先輩?
[ちゃんと呼ぶのは、初めてかもしれない。 逸らされた視線を気にもせず、自販機の前に立ったまま、声をかける。 この距離で、こちらに気づいてない訳がないのだ。]
どもっす。
こんなとこいて、いいんすか。 もうすぐ、クラスの劇始まるんじゃ?
[こちらを見ようとしないようなら、小さく息をついて。 のっそりとした足取りで先輩の方へ歩き出す。 手の届く距離まで近づけば素早く、冷えたペットボトルを右頬へ押し当てようと。*]
(361) 2018/10/16(Tue) 23時頃
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[手元に視線を落としたまま、こちらを見ない視線。>>370 無視を決め込もうとするその頬へあてた、ペットボトルの効果は絶大だった。>>372]
あ。やっと見た。
[目が合った瞬間、睨まれた気がした。 けれど、無視されるよりよほどいい。
こちらを向かせることに成功したことで、気が抜けた瞬間。 手からペットボトルが弾かれて、落ちた。 ゴトン、と鈍い音が廊下に響く。]
(422) 2018/10/17(Wed) 00時頃
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[空になった手が所在なく宙を泳ぎ。 続けざまの言葉には、カチンときた。>>374]
そっちこそ、なんすか。 聞こえてんのに聞こえないフリとか。 あんたの方がよっぽど馬鹿にしてる。
[まっすぐ見返したまま、売り言葉に買い言葉。 いつもそうだ。 目が合えば、睨まれたり、目を逸らされたり。 この人は、何をそんなに苛立ってるのか。
そして、こうして目の前にいるのに。 まるで、ガラス一枚隔てたグラウンドみたいだ。]
(424) 2018/10/17(Wed) 00時頃
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[別に、喧嘩をしたくて声を掛けたわけじゃない。 息を吸って、吐いて。 足元に転がるペットボトルを拾い上げれば、また視線を合わせようと向き合った。]
俺は辰巳です。サッカー部の。 だから、先輩のこと知ってます。
[聞きたくなくても耳に入る素行、そして噂。 俺が入学するより前に何があったかも、齧る程度には。
関わるのは面倒な相手だとわかってる。 睨まれたところで痛くも痒くもないけれど、理不尽だとは思う。 それでも目に入るから、映像の中の姿を忘れられないから。
ずい、ともう一歩距離を縮めて。]
(426) 2018/10/17(Wed) 00時頃
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俺に、先輩のサッカー教えてもらえませんか。
[平然といつもの真顔で、口にした言葉。 さて、反応はどうだっただろう。]
(428) 2018/10/17(Wed) 00時頃
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[なんにせよ、一度口にしてしまえば、目に入っていた理由がストンと腑に落ちて。 簡単に、食い下がるつもりはなく。]
そういうことで、考えておいてください。 ……あ。自販機に用事でしたっけ。 これ、あげましょうか。
[ちょっとシェイクされたカフェオレのペットボトルを、差し出してみた。*]
(429) 2018/10/17(Wed) 00時頃
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「だって、もう、終わりだから」
[ 静かな声で、彼女はそういう ]
[ 彼女がこちらを見る。
そこにあったのは、柵から解放されたというような、晴れやかな笑顔。
思わず携帯のカメラを構える。
撮影音が合図のように、つかんだ窓枠からはらりと手を離し、彼女はふわりと窓から飛び立った ]
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