人狼議事


190 【身内村】宇宙奇病村

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ワレンチナ! 今日がお前の命日だ!


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/05/18(Wed) 00時半頃


『じゃあ……もしも僕が、男の子になったら。
 きみはずっと、僕と一緒にいてくれるの?』

[目の前には、瞳に涙を溜めた恋人がいる。
彼女は何も言わずに、ただ肩を震わせている。
ワレンチナは眉尻を下げ、諦めたように微笑んで見せた。]

『うん……いいよ。大丈夫。……さようなら。』

[言って、席を立つ。彼女は声を立てずに泣いた。]

(泣きたいのは僕の方だ――
先に好きだと言ったのは、君の方じゃないか。
今さら。今更だ。

"やっぱり女の子同士で付き合うのは間違ってた"だなんて。)


[幼い頃から、女の子らしいものを欲した事がなかった。
かといって、嫌悪もなかった。単純に、それよりも好きなものが多かっただけだ。

学会の重鎮を両親に持つエリートで、かつ性別を感じさせないワレンチナは、幼い頃から周囲の少女達にこう持て囃されてきた――『王子様』。

そんな王子様に初めての恋人ができたのは、14の時。相手は取り巻きの一人だった。女同士。けれどもそんなことは障害でない。今日日LGBTは珍しいものでもなんでもないし、社会的にも認められている。しかし、最初は遊び半分だったワレンチナが彼女に対して幼いながらも真剣な愛情を抱き始めた頃、夢見がちに目を潤ませていた少女の表情には、逆に陰りが射し始めた。
二人の付き合いは、そう長くは続かなかった。]


[初めての恋人と別れた後、ワレンチナはしかし再び女性と付き合った。そうしてまた、ダメになった。
そうして、その次は男性の恋人ができた。ワレンチナは自身が女性であることの喜びを、初めて感じることができた――が、それなりの時間を共に過ごした後、どこにでもありがちな理由で、彼とも別れた。
そうして悩み、次はまた女性、男性、女性、男性……。

そんな事を繰り返すうちに、ワレンチナは性別というものを気にしなくなった。
僕が女だろうが男だろうが、僕はただ、恋をする。男にも、女にも。遊びと割り切った関係さえ持つ。
それでいい。それが僕の、『在るがまま』の姿なのだから。

そうして、長いことそのようにして過ごしてきた。
自由に、飄々たる『王子様』として。]


[そして。
突然投げかけられたシルクの言葉は、ワレンチナの深く柔らかな部分を緩やかに刺した――最も、それが奇病の感染した瞬間であるということに、ワレンチナは無論気がつくことはない。
けれども、何れにせよ。

『もし、ボクが男の子になったら』。
『交際相手もしくはそれに類するものに』。

それはワレンチナにとって、一番古く、消えない傷をなぞる言葉だった。未だ幼かった自身の、それでも真剣だった初恋において、戸惑いと葛藤とを打破せんと溢れた、祈りのような言葉だった。

それを投げかけた、男でも女でもない――それ以前に、まだほんの子どもだったシルク。
けれども、そうして。
ワレンチナは、無意識にシルクの事を『彼』と呼んだ。]


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/05/18(Wed) 11時頃


(馬鹿馬鹿しい)

[想像してしまったのだ。弾かれるように。
他種のパートナーを得る事で性別を決定し繁殖するボムビークス種、そのシルクが自身を女性のパートナーとして選び、成人し、自分と子を成す。その未来を。]

(あんな、子ども相手に)

[無論、これまで生活を共にしてきた期間の中で、シルクを異性として意識したことなど全くなかった。
自身と同じように、曖昧な性を生きるボムビークス種。その若き天才児の選ぶ未来がどういったものか、ただ単純に楽しみだった。名も知らない花の生長を見守るような、そんな心地だった。けれども。]

(僕は、期待したのだ。
自分の性について、浅ましい期待を。)

[胸が痛かった。この痛みは何のための痛みか?
しかし妙な事に、思考は非常に冴え冴えとしている。]


[ワレンチナは、溜まった涙を振り払うように瞬きをした。
金の睫毛に小さな水球がまとわりつき、やがてふわりと宙に放たれてゆく。]

(このやりきれない気持ちをどうしたらいい?)
(シルク、君のことを。自分自身のことを)
(ひとり。誰かひとりだけに、吐露するならば)

(相手は、そう――――)


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

-食堂兼レクリエーションルーム-

[ワタシの役割はヤンファ様を待つことだと定義されました。
誰も彼も一人にしないことだと定義されていました。
雑用、ワタシは自分の役割をそう決めました。

しかし、運び出されたヤンファ様を見たとき、ワタシはその役割の何一つとして全う出来ていないことを知りました。ナユタ様も、シルク様も、ヤンファ様も、一人でお眠りになりました。

食堂に入り、椅子に座ってみましたが、もう照れの機能は働きませんでした。ただ、あの星で一つの物としてあったときのように、寂しさという機能を感じていたのです。

ヤンファ様が嘘をつかれたように、ワタシは嘘をついています。
ワタシは皆様の仲間でありません。それどころか、あの病気をこの船に持ち込んだ張本人かもしれないのです。

打ち明けなければ。
ワタシは何度もその音を発生させようと試みました。しかし、名も知らない機能が邪魔をするのです。声にならないのです。

シルク様、ヤンファ様、ワタシはやはりメンテナンスをしていただくべきでした。
ワタシはきっと、壊れているのです]

(16) 2016/05/18(Wed) 16時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>2

イースター様。

[イースター様は大変お疲れのようでした。しかしワタシは、イースター様の疲れを少しでも取り除くことすらできないのです。役割がほしいと考えました。
 ワタシはすでに、ワタシが作られた目的を達成できていません。シルク様、ナユタ様、ヤンファ様のそばにいるべきなのに、どうしてもそれができません。
 ワタシはすでに、ヤンファ様を待つことができません。あの方はすでにお戻りになられているのです。
 そしてワタシがワタシ自身に定義した雑用など、何も役に立たないのです。
 ワタシは、ワタシが寄生している仲間たちのための、機能がほしいのです]

 ヤンファ様は、あの時ワタシのAIを使ってはどうかと仰いました。ワタシは、皆様の役に立ちたいのです。

[そうすることで、もしかしたらワタシの嘘がばれてしまうその切欠になってしまうかもしれません。ワタシは仲間ではないと、気づかれてしまうかもしれません。
 ですが、ワタシは罪悪感という機能を止めるための役割を求めていたのです。]

(35) 2016/05/19(Thu) 00時頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/05/19(Thu) 00時半頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>44

[イースター様の仰られたことは難解でした。
ただ、役に立ちたいというだけではなく、その理由まで最適でないとワタシのAIは使えないというのです。
モノはシンプルです。ただそこにあるだけで与えられた役割をこなします。理由は、作った人達が作成するものでした。
しかしワタシはモノではなくなることを選びました]

イースター様は、ワタシが嘘をついているとしても、ここに置いてくださいますか?

[期待という機能と、恐怖という機能とが、不調和を起こしています]

『もっと我々に近づけないとダメだ。これでは、寄生体は選んでくれない』

[データベースにない言葉が、不意に浮き上がりました。その言葉はいつかワタシの聴覚素子を揺らしたものでしたが、参照することは出来ませんでした]

(55) 2016/05/19(Thu) 08時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>63

[イースター様は丁寧に質問にこたえてくださいました。
それはとても心強いものでした。
こんな時ですが、ワタシは嬉しいという機能が働くのを感じました。他者から真実の言葉を聞くことは、『嬉しい』事なのです。
それは全く不可解なことでした。今、ワタシを取り巻く環境に、嬉しい事など何もないのに、ワタシは嬉しいのです。

……いえ、嬉しいことはありました。
皆様がいることです。
一人ではないからです。
ずっと気づいていませんでしたが、参照してみると明らかでした。この船に乗ってからずっと、気づかないほど密やかに、嬉しいという機能は働いていたのです]

イースター様、やはりワタシは役に立ちたいと考えます。
しかし、ワタシにはワタシを動かす機能が複雑なのか判断がつきません。

(66) 2016/05/19(Thu) 13時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[一人でいないということは、疑問が尽きないということです。
ワタシに課せられた機能に、呼び掛けに対し『ここにいます』と答えるものがあります。
それはとてもシンプルな機能です。
ワタシは自身の判断で、『ここにいます』と音声を発することができます。
その過程は、前者に比べて複雑なものに思えます。
しかし、結果は同じです
『ここにいます』と音が出るだけです。
そこにいささかの違いもないと、ワタシは思っていました。

しかし、今回のような場合では、過程も重要なようなのです。
こんな時ですが、ワタシは皆様に聞いてみたくなったのです。
プログラムに課せられた機能と、そうでない言葉と]

そこに何か違いはありますか?

[ワタシはワタシの機能を説明して、皆様に問いかけたのです]

(67) 2016/05/19(Thu) 13時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[アシモフ様とイースター様のやりとりに、ワタシはふと力が抜けるのを感じました。電力が切れたわけでもなく、むしろ、動作が最適化されるような脱力でした。このような機能は聞いたことがありません。笑うという機能が一番近いでしょうか? その内、皆様にこの機能をなんと呼ぶべきか聞いてみたいと思います]

ここにいます

[エスペラント様の言うように、音声を発しました。反射的に発せられるそれより]

こちらの方が、電力の消費が大きいようです。
また、並行して何らかの機能が働いています。これは……恥ずかしい、という機能でしょうか。

[皆様の居る前で改まって声を出すと、恥ずかしいという機能が働くようです。これは、プログラムにはない機能です]

(86) 2016/05/19(Thu) 20時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>80

[イースター様のご提案に従い、考えます。
ワタシが皆様の役に立ちたい理由。
優に100を越える候補が参照され、しかし、そのどれもが違うような気がしました。罪悪感でしょうか? 恩でしょうか? ワタシの役割でしょうか? それはどれも正しいと思えましたが、どれかひとつを選んでも事実とは 異なってしまう気がします。
好きだから。それは大分近いような気がしましたが、それでは罪悪感を覆い隠してしまいます。罪悪感を止めるためなら、ワタシは逃げ出すべきです。ひとつは選べません、総括も出来ません。ただ、わかったことがあります]

ワタシがそうすべきだと判断しているからです。

[ワタシはいつの間にか、決断という機能を使っていたのです。そのような機能を備えていることをワタシは初めて自覚したのです]

(91) 2016/05/19(Thu) 20時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>90

[エスペラント様の話はとても興味深いものでした。ワタシは、皆様に違いを聞いておりました。しかし、違いはワタシの内にこそあると仰るのです。その違いは、先程自覚した決断という機能と地続きにあるように思えました。

同時に、エスペラント様があのような容姿をされていることにひどく納得してしまいました。あのお姿は、知のアイコンだったのです。知恵をそのまま形にすると脳になるのは、考えてみれば自然なことだと思えました]

エスペラント様、また聞いていただきたいと、ワタシも思います。

[この発声には、楽しみという機能が付随しておりました]

(92) 2016/05/19(Thu) 21時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

聞こえています。ここにいます。

(97) 2016/05/19(Thu) 21時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[どなたじゃの?

エスペラント様の言葉に、ワタシは返事が出来ませんでした。
思いがけず発した言葉が、自分の決断によるものか、プログラムによるものか判別がつかず、混乱していたのです]

(107) 2016/05/19(Thu) 23時半頃

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