131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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…イアンさん、ティソ、聞こえる?
僕は何とか、上手い事大聖堂の中に入れたよ。
今、レガリヤを捜している最中だ。
[大聖堂内部に入り込んだ後、その知らせを二人へ告げる。
何の因果か、この不思議な精神共鳴に巻き込まれた者同士。どちらかと云えば味方である間柄。状況を報告すると言う最低限の保険にも、最大限この共鳴現象を利用させてもらおう]
…………クラウディア卿に聞けばいい、……かぁ。
[色々なことが一度に起こりすぎて。
綻ぶ洗脳に、本来は浮かばぬはずの疑念が、ぽつりと。]
……さすがに、夢のお話なんて。
信じて、頂けないわよね…………。
[緩く首を振り、否定する。
言葉を乗せた光の粒子は。空へと広がり。誰かの耳、或いは魔法具へと。伝わったのだろうか**]
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― 聖堂 ―
[ヘクターとアマトの周囲を魔法陣が唐突に取り囲む。 そして、その中の一つから現れたのはクラウディアの姿だった。
逃がさないとでも言うように。 周囲の魔法陣からは次々と配下の神聖十字軍が現れる。]
(41) 2014/08/18(Mon) 08時頃
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ご機嫌よう。 見学かしら?それなら私に取り次いで欲しいと言ってくれればお迎えに行ったのに。
あら、そちらの方は初めまして。 クラウディア・リーズ・エリサ。 クラリッサと呼んでも構いませんわ。
[こんな状況なのに自己紹介などをして見せた。 それは慢心ではなく、余裕から来るものか。]
貴方、お名前は?
(42) 2014/08/18(Mon) 08時頃
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あまり無理はするなよ。
[精神共鳴では相手の様子までは分からない。
別に心配してやる義理などないはずだが、繋がっているという事実が僅かばかりの情を生んでいた。
出来ることなら傍観者のままでいたかった。
だがそれも教団がこれだけ大々的に動いたとなれば無理だろう。]
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――今度は闇喰みのオスカーと一緒ではないのね。
その代わり、随分とまた毛色の変わった方を連れているみたいけれど。
[目の前の相手は既に名乗っていたか。 その彼を見やりながら。
不自然なまでに膨れ上がった力に目を細める。]
(57) 2014/08/18(Mon) 15時頃
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闇の魔力……それも神器クラス。
こんなものがこの王国に持ち込まれるなんてね。
[ただ、少しだけ奇妙な違和感を持っていた。 ブラック・ダーク・デス教国にもあったような神器とは違い。
どこか、自分達の使うような神器に似た気配もしていて。 端的に言えば、その気配が揺蕩うような。]
(58) 2014/08/18(Mon) 15時頃
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ええ、見逃してあげても良いわ。 ただし、その剣は置いていきなさい。
[口には出さないが、正しく扱えるものが振るえば。 おそらくは国一つが簡単に滅ぼせるであろう。
そのクラスの神器……もしも彼らがまだ使いこなせていないならば。 今のうちに奪取しなければと。]
(59) 2014/08/18(Mon) 15時頃
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ええ、私がクラウディア……どうかしたのかしら?
[名乗りをあげる彼>>65 その名前を反芻しながら。
これだけの力を持った神器の持ち主。 それが記憶に無い事を不思議に思いながらも。]
(68) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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呪の類でもあるのかしらね? まあ、私が解いてあげても構わないけれど。
[そう言った所でアマトが割って入る。 そして戦闘態勢に入るならば。
ひとまずは剣を引き換えに見逃すという交渉は決裂のようだった。]
(69) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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ええ、そうね。 大好きよ?殺してしまいたいぐらい。
そして、殺しただけじゃなく死体を連れて帰りたいぐらいにね。
[冗談には冗談で帰す。 尤も、実際にオスカーを殺害すればその身体は保存する事になるだろうが。
その理由までは語ろうとはせず。]
(70) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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安い挑発ね。 他の皆も乗ってはいけないわ。
――ッ
[彼が一気に間合いを詰めて来た。 雷を纏った拳の連続攻撃。
それを迎撃するべく。 硝子の盾を作り出す。 一つ一つは一瞬で割れてしまい、雷を纏っていればガラス片で傷つく事も無いのだろうが。
反撃の準備には十分だ。]
(73) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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あらあら、3分で殺されるつもりかしら?
[右手を掲げると。 風の刃がアマトの右腕周辺に巻き起こる。
先日、暴漢の腕を捻じ切ったのと同じ魔術だった。 まあ、同じ様に捻じ切れるとは思っていないが。]
(74) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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…お前…じゃないな、ティソも無茶をする気か。
全く若いっていうのは無謀なものだな。
[年よりくさい事をぼそりと返し。]
俺も情報を集めようと思ったのだが。
取り敢えず今は大量のパスタを目の前にしているな。
[スラム街に詳しい人物が食べているの見ているだけだが。]
あ、あはは。ちょっとピンチかなぁ。
どうやら僕、クラウディアのお姉さまに意外と目をつけられてたみたいで。
その、戦闘中、かな……?
[まだ何とか言葉を交わす余裕があるのは、意識に声を乗せれるからだろう。苦笑いにひやりとしたものが混じっている]
あー、あの才女ね。
そりゃ気が重めーよ。
あの人には勝てる気しないけど撤退補助ぐらいはできるとおもうぜ。
…クラウディア卿と戦うとか馬鹿かお前は。
ティソも気をつけろ。
真っ向から戦うなよ、隙を付いて逃げるのがいい。
[迷った末に助けに行くとは言わなかった。
請われれば行くかもしれないが。]
仕方が無いでしょ、僕ひとりじゃないんだ。
レガリヤに選ばれた王。彼がやられたらその時点で、僕達の詰みも見えてくるんだから。
[尤も、だからこそ、クラウディア処か、聖堂を丸ごと相手にする覚悟を初めから持ち、彼と共に潜入という暴挙を果たしたのだけど]
[レガリヤに選ばれた王とは剣を持っていた男の事だろう。
だからこそ突撃したというが。]
切り札は最後まで隠しておくものではないか…?
[やられてしまえば詰み。
それが分かっていて突入などあまりに無謀と言えた。
だがきっと言わないだけで他に切り札もあるに違いない。
そうでなければ本当にただの馬鹿だと内心で溜息をついた。]
最後にひっぱりだした時、切り札が錆びてるとやだからね。
大丈夫、まだ手が無いわけじゃない。
[とは言え、王の剣ほど、未知数な切り札は無いから、どちらかと云えば馬鹿な無謀かもしれない]
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[聖霊術が満ちていくと場の空気が変わる。 其れを打ち消すのは間に合わず。
雷の監獄に包まれる。 そして、放たれる拳。]
――しまったわね。
[アマトにも直撃の感触ぐらいは伝わるだろう。]
(88) 2014/08/18(Mon) 21時半頃
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全く困ったものね。 この服結構気に入ってたのに。
[涼しい顔で雷の監獄を抜け出した。 正確には同じ様な雷撃を繰り出して中和させた隙に抜けたのだったが。
服も完全に使えなくなったわけではなく。 スカートの端が焦げた程度で済んではいたが。]
やっぱりねえ。 私がダメージを受けたような服装は出来ないじゃない?
[直撃をガードした腕も痣位は出来てるだろうけれど。]
(89) 2014/08/18(Mon) 21時半頃
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[背後から来た、どこかで見た顔の相手を見やり。]
また不法侵入者……警備は何をしてるのかしらね?
[入り口に集合写真の如く並んでいた神聖十字軍の面々。 彼等はクラウディアからの合図を受け取ったのか。
こちらへと向かって来る様子だったが。]
塔が好きじゃない……? ああ、そういう事。
[賢者の塔は普通の学園とは違う。 ついて来れなければ、そのまま外に出されてしまう。 そんな場所だったから。
目の前の相手のように、こちらを恨んでくるような相手も良くある話ではあった。]
(100) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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……クラウディア卿。
私は、決意いたしましたわよ。準備も終えましたわ。
この聖戦を終結に導くためのね。
貴女の方の準備は、どうかしら?
[彼女に聞こえるよう、声が響いた。]
それは何よりですわ。
[頭に響く声に返答を返して。]
こちらの準備はいつでも構わないわ。
今はちょっと、不法侵入者と“遊んで”居ますけれど。
[そう、まだ遊び程度の力だった。
何せ、気になる武器を持っている相手も居る事だし。]
はじめまし、て…!
ルンフィアでは珍しいよね、その髪。僕も似た様な物だけど!
さて、進路は彼の判断に任せて!
お陰で制限時間が延びたよ!
[彼、といえば残された男を指している事は伝わろう]
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――ッ
[拳が飛んでくればそれを硝子の盾。 あるいは焔の槍で迎え撃たんとする。
魔術の防御により、一撃で骨折まではしないのだが。 それでも、積み重なれば骨までダメージが到達してしまうのだから。]
(108) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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そう。それは何よりです。
[くすり、と微笑む声がした]
遊んでいるくらいなのでしょうね、貴女の事だから。
怖い怖い。
彼らはどこからでも湧き出してくるものですからね。
……それでは。
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闇の力に通じただけで? それはきっと、貴方の勘違いじゃないかしら。
[現に、クラウディアも闇の力を操る事が出来るのはオスカー・アマト戦で示していた。 まあ、排斥したのがノックス卿辺りだったら分からないけれど。]
それでも圧倒的な力を示せば塔も排斥しなかったんじゃないかしら。 あそこはそういう場所だもの。
[尤も、既に塔からは離れた身。 彼女が離籍した後に光の原理主義になっている可能性はあるが。]
(109) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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