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【人】 見習い医師 スティーブン― 集会所に行く前 ― (15) 2015/05/11(Mon) 08時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン
(16) 2015/05/11(Mon) 08時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン─ 集会所前にて (17) 2015/05/11(Mon) 09時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン
(18) 2015/05/11(Mon) 09時頃 |
[ 消毒液と、ほんのり湿ったにおいのあの部屋で
ちりりと眼の奥に走った確かな痛み。
昏い昏い 教会の中、
ぽんやりと いつも視ている焔でない色が
何も映さぬはずの眼に
ふわふわと揺れる優しいひかりが みえた気がした ]
[それはまるで、声を押し殺すように。]
[ 何かを引き換えにしないと
大事なものは守れない――――]
【人】 見習い医師 スティーブン[>>#1>>#2>>#3>>#4 (43) 2015/05/11(Mon) 14時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン[医者は万能ではなく、 (44) 2015/05/11(Mon) 14時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン族長に返事をするように] (45) 2015/05/11(Mon) 14時頃 |
[ ホワイトノイズ。 ]
(何だ……?)
[次の瞬間
白い空間に見覚えのある影が見えて
濡れた睫毛の奥の
黒曜の双眸と 目が合った気がした。]
【人】 見習い医師 スティーブン[目を開き、ハァ、と溜息。 (47) 2015/05/11(Mon) 14時頃 |
[怖いのだろう、理解は及ぶ。
しかしながら乙女の涙を拭う役目は
医者の領分ではないので手出しはしない。
もとより、見かけてしまっただけである。]
…。泣くんじゃないよ。ったく
[小さな小さな呟きを落とした。
──それでも先ほどの予感めいたものには
内心首を傾げざるをえなかったのだが。**]
【人】 見習い医師 スティーブン─少し前のこと─ (49) 2015/05/11(Mon) 14時頃 |
[――信じているなら、どうしてもしもの話なんて。
苦々しい思いは、空気を震わすことなく密やかに溶ける。]
手に──…、掛けるなど、
[ヒトのために。まどろみのために。
夢打ち破るものを、殺すというのか]
[ 「 ――…… オォ ン 」
泣くような獣の声が遠く遠く聞こえる。
きょうだいだからこそ聞くことが出来たのかもしれない。
それはひとを愛した、末の妹の遠吠え。
助けを呼ぶような、嘆くような、
幸せと喜びとは程遠い、その声が、
不測の事態がおきたのだと、知らせるように。]
[嗚呼、泣いてる。
幸せを願い送り出した末の妹の思いに心が震える。
守りたいもの。
大事な存在。
禁を破るが彼女ならば、
長は彼女に制裁を加えるだろうか。
ひとを愛した人狼でも叶わぬ共存なら、
それは土台無理な願いだったのだ。
誇り高き狼の血がドクと脈打つ。]
[思いに同調するように、繋がる意識。]
共存の為、ヒトの為に同胞に手を掛ける。
本当にそれが、正しいこと?
共存のため…、か。
[ふと心に零れた言葉に応え
すぐに意識にのぼることはなく。
ゆるゆると思考は過去と現在とを巡りゆく。
共存のため、まどろみのため。
或いはそれは正しいのだろう、
そう、天秤が均衡を保ち続けていたならば。…けど]
…────しあわせの、ため。
[何が幸せだというのだろう。
ヒトは獣を狩り、食らう。
では何故、人狼がヒトを狩り食わぬのか。
ヒトの知恵が恐ろしいからか。反撃が怖いからか。
そうして緩やかに死に向かうことが、真に幸福か]
… いや、
[巡る思考のこたえは、未だない。
こたえのないまま、定まらぬまま八年を生きた。
妻は人間を食べたことのない人狼だった。
自分も人間を食べたことはない]
[けれど、時折思うのだ。
物言わぬ妻の墓石に花を添える間に。
妻は身体の弱いひと───人狼だった。
病は彼女を蝕み、何を食べさせてもダメだった。
あの時もし、もしもヒトを彼女に食べさせてやったなら。
妻は生きて*いたのじゃないかと*]
【人】 見習い医師 スティーブン─ 回想 ─ (95) 2015/05/11(Mon) 19時半頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン[レオも誘おう。──そう最初に言われた時は (96) 2015/05/11(Mon) 19時半頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン
(97) 2015/05/11(Mon) 19時半頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン[その日は雨が降っていた。] (100) 2015/05/11(Mon) 19時半頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン「…………すまない。 (101) 2015/05/11(Mon) 19時半頃 |
[信じているといいながら、
もしもの話をした族長。
信じていないわけでもないといいながら
ドナルドの言葉だけを信じきるでもなく
サイラスの冗談に翻弄された己。
チクリと刺すような痛みを感じるのは――、
己もまた不安を抱え、
何処かで信じきれていないのだと自覚したから。]
【人】 見習い医師 スティーブン─現在─ (147) 2015/05/11(Mon) 22時半頃 |
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