279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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― 翌朝 ―
[談話室や各部屋のモニターに、昨日の投票結果が表示されている。]
『本日の追放者:雪野 弘太』
(#0) 2020/09/01(Tue) 00時頃
[昨日と同じように、一隻のポッドが宇宙に向けて射出された。
漂って漂って、あるいはいつか、クラゲの楽園に辿り着くのかもしれない。
いずれにしてもこの船から見えるのは、その姿が闇の中に消えるまでだ。]
(#1) 2020/09/01(Tue) 00時頃
[暗い部屋に、濡れた音が響いている。
ヘリンは悲鳴をあげようとしたかもしれない。
しかし体格に勝るこの宿主ならば、抑え込むのは容易だっただろう。
首を折るか頸動脈を切るか、とにかく手早く絶命させて、食事にありつく。
鋭い大顎が手あたり次第に肉を裂き、千切り、呑み込んでいく。見た目通りの柔らかい肉だ。
"man-ju"をもっと食って太ってくれれば、もっと沢山食べられたのだろうか。クラゲにはダイエットがわからぬ。
腹が満たされれば触手で顔や口の周りを拭きながら、また自室へと戻っていった。]
/* わたしとしては今日吊られるのもやぶさかではないという気持ちを置いておく。成り行き次第ではあるけれども。 */
なんで?
……美味そうだと、思ったからだ。
[それ以上の理由なんて、]
…………。
[小さな体を震わせる少女を見る。手が震えている。
わたしに触れた、ぬくもりのない小さな手が。]
[彼女に触れられた記憶と共に、思い出すのは甘い痺れだ。
それが何なのか、何と呼ぶべきものなのか。
クラゲにはわからない。
篝火に近付く蛾のように、思考が引きずられる。
無意識に同じ味を求めてしまう。
激しい混乱を齎したそれは、きっとこのクラゲには強烈すぎた。
これが異常事態であることにすら、気付けないほど。]
[あれは一体何だったのか。
もう一度、彼女に触れたらわかるのだろうか。
それとも――彼女を喰えば、わかるのだろうか。]
[知りたい。もう一度味わいたい。
しかし、喰ったらなくなってしまうのだ。]
[――クラゲは初めて、食べることを躊躇していた。*]
/*
そんな! お願い死なないでトルドヴィン! あんたが死んだらこの船はどうなっちゃうの!
冗談はさておき私は勝ってもいい勢いでいました。雰囲気次第ですが。
/*
信頼度的には私が吊られる可能性のほうが高そうですね。
/*えっそうです…??>信頼度
昨日くらいから信頼度下がってる気がしていたんだがまだいける…!?
勝っても負けても割と吊られたい気持ちではありましたね。まあ…成り行き次第かな…!
……痕跡など、
[空腹にまかせて食い散らかしたので、ないとは言い切れなかった。スン……と黙った。]
残しているのか?
喰い荒らすクラゲは長生きしないぞ。
しかし、なかなか難しいものよな。
自分はクラゲでないという思考のもと動いているが、誰をクラゲに仕立て上げたものか。
やはりワクラバとかいう、あれがよいかな。
そうだな、あの男は言葉が少なすぎる。
ちょうどいいんじゃないか。
[実際のところ、クラゲは別の解釈をしていた。]
"災難"だと?
まるでこちらを追い詰めたようなことを言う。
まずそうだが、こいつから喰ってやろうか。
[あの時クラゲは、そのようなことを考えていた。]
ははは。なるほど、この男。我々に言っているのか。
ああ、ああ、確かに災難だ。ははは。
同数になったら?
その時は、既に追放した者をクラゲだと言い張るだけだ。
猫が嘘をついていた、ということにすればいい。
同数になったら皆食い殺すから、残りは皆クラゲだと言うようなものだと、だから長くは生きられないだろうと、そう言っているのか。
ははは。面白いな。
あやつ、"何故"そんな記録が残っているのかも考えないのか。
その状態になっても、我らが生き延びられるからよ。
その状態になって、生き抜いたクラゲがおったからよ。
あいつのプラヌラが目覚めるのは、いつになるだろうな。くく。
猫を詐欺師と糾弾してもよいし、増やしても構わん。
やれることはある。
くく。可笑しくなってきたな。
さて。
そろそろ食事のことを考える時間だろうか。
味の如何は置いておいて、あのミタシュとかいう機械体を勧めるが、どう思う?
あの童女、信頼を集めすぎた。
シルクとかいうガス人間もだが、我々から他を護るという力も鬱陶しい。
猫を虚言屋として突付くにも邪魔になりそうだからな。
(追放されては困る。)
(いま手の届かないところへやられては困る。)
(わたしはまだ、わからない。)
(あれがなんだったのか、おれにはまだわからない。)
[しかし、状況はどうやら、このクラゲにとって不利なようだ。]
……あの少女、本当にそんな力があるのか?
わたしはシルクの方が鬱陶しいと思うが……
…………どうしてもというなら、今日も譲ってもらえないか。
どうせ義体なら内臓もないだろう。
…しかし、明日はおれが追放されていそうな気もするな。
ふむ、やはりずいぶんと懸想していると見えるな。
いい、いい。今夜譲るのは得策でない。
シルクの方にしても構わんよ。
二人で行こう。
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