279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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[翌朝、船内に緊急アナウンスが鳴り響いた。
談話室をはじめ、船内各所のモニターにエスペラントの姿が映っている。]
『船長のエスペラントだ。
この船の中に、"宇宙クラゲ"が3体、紛れ込んでいることが判明した。
彼らは知性を持ち、他の生命体に寄生し、夜間に獲物を襲う狡猾な捕食者だ。
……昨夜、乗員に犠牲者が出た。
つまり、既に寄生されている者がいるということになる。
その者を見つけ出して処分しなければ、我々は次の補給港に辿り着く前に全滅するだろう。
無事に旅を終えるためにも、乗客の皆様には協力をお願いしたい』
(#0) 2020/08/28(Fri) 00時頃
『"宇宙クラゲ"に寄生された疑いのある人物を冷凍ポッドに収容し、船から追放する。冷凍ポッドの整備は一日がかりの作業となるため、一日に追放できるのは一人までだ。
追放する人物は投票で決める。
投票は各個室にある非常用の通信端末から行ってもらう。
この端末は通信室直通であり、他の乗客や乗員に投票先が知られることはない。
どうか自分自身の判断で、不審だと思った人物に票を入れて欲しい』
(#1) 2020/08/28(Fri) 00時頃
『"宇宙クラゲ"はまだ広く研究の進んでいない生物だ。
しかし、宇宙は広い。
可能性は低いが……もしもこの中に"宇宙クラゲ"に対処する術を持つ者がいるならば、我々にとって希望となるだろう』
(#2) 2020/08/28(Fri) 00時頃
『……それと、もうひとつ。
この船の乗員は全員、出港前に伝染病や寄生生物の検査をクリアしている。
乗員の中で寄生が疑われるのは出港後、乗客と荷物に関わった者のみだ。
これ以上船を動かす人員を喪うわけにはいかない。
私を含め、寄生の疑いのない乗員は艦首エリアに退避し、船の操縦に専念させてもらう。
我々にはこの船を頼って集まった移住者を、安心して暮らせる星まで無事に送り届ける責務がある。どうか理解を』
[一方的にそう告げて、アナウンスは終了した。]
(#3) 2020/08/28(Fri) 00時頃
[早朝の時間帯に起きていた人物がいれば、備え付けの清掃用ロボットが若い保安技師の死体を回収しているのを目撃したかもしれない。]
(#4) 2020/08/28(Fri) 00時頃
[談話室や個室などに備え付けられているモニターに、いくつかの情報が映し出されている。
どのモニターも内容は同じだ。]
『投票・追放について
・冷凍ポッドによる追放を行う対象を決める投票である。
・一日に追放できるのは一人である。
・投票は各個室にある非常用の通信端末から行う。
・投票内容は非公開情報である。』
(#5) 2020/08/28(Fri) 00時頃
『"宇宙クラゲ"に関する情報
・寄生型宇宙人の一種。非常に狡猾なため危険種に指定されている。
・主に生物の脳から主要な神経にかけて寄生するが、機械の基盤部分などに取りついた事例も確認されている。
・昼間は宿主の体内に完全に隠れており、外見から寄生されているか判断することは難しい。言動、行動に注意が必要である。
夜間に活性化し、他の生命体を襲撃、捕食する。
・氷点下以下になると活動を停止する。
また、本体の動きの鈍い昼間に宿主ごと寄生部分(多くは頭部))を破壊または切断することで絶命させることが可能。死骸がすぐに溶けてしまうことも研究の進まない一因である。
・閉鎖空間内で"宇宙クラゲ"と寄生されていない宇宙人の数が同数となった場合、昼間でも宿主を操って捕食を行うことが確認されている。
・この船に侵入した"宇宙クラゲ"は3体である。』
(#6) 2020/08/28(Fri) 00時頃
(ひとりだけ満たされた顔で。)
啜りたい知能いるー?
つぎは譲るし、手伝うよ。
おい、肉はもらっていいんだったな。
[満足したらしい同族に近寄ると、肉食昆虫のような顎で気の毒な技師の腹に噛みついた。
作業服ごと肉を噛み千切り、咀嚼する。
後から来るかもしれない臓物好きのために、内臓は傷つけないよう、一応気は使う。]
やはり喰いやすいな。この体にしてよかったよ。
[顎自体は宿主のものだが、口腔内の奥から青白い触手が伸びて、咥えきれなかった肉を口の中に押し込んだ。]
[腹が満たされると、血に塗れた大顎を触手で拭きながら。]
そうだな、ヘリンは肉づきもいいし、まあまあ柔らかそうだ。
[自分基準で"美味そう"な名前を挙げつつ、おまえはどうだ?とモナリザにも声を送る。]
……冷凍ポッドだと。
そんなものに入れられたら、流石にまずい。
誰かに代わりに入ってもらうしかないな。
[忌々しげにそう呟いた。]
……?????
[談話室の方から、困惑したような思念が飛んできた。]
ぷるぷる。ぼくわるいくらげじゃないよう。寒いのはいやだ…
だれかにかわってもらおう、うんうん。
おい、どうする。
この洗剤、何故か知らんがおまえを宇宙クラゲだと主張しているぞ。
[直立姿勢に戻った洗濯機の中のスプスプイを見下ろして、疑惑のわるいクラゲにそう聞いた。]
な、なんだってー。
なんてことをいうんだ。そんな本当のことをいいふらされたら、冷凍クラゲ500グラム450円にされてしまうよ。おそろしい。
なんとかいいのがれないと。
どうやらおまえに接触したいらしいから、連れて向かう。
努力はするが、あまり肩を持つのも不自然だろうからな……言い逃れはうまくやってくれ。
"スプスプイが嘘をついている"ことにできれば、後の処理も楽なんだが。そう上手くはいかんか。
そうか!それやってやろう。
ぼくがうまくクラゲをみつけてやんよー。って言って、スプスプイがまちがってんよ、って言えば、みんな本当のほんとうがどれなのかわからないもんね。ひひひ。
なるほどな。
そういうのはおまえが適任そうだ。疑惑の渦中ではあるが。
[口が回る方が向いているだろう、と判断して任せることにした。適度に援護はするつもりだ。]
なるほど分隊とはな。面白い生態だ。
しかし、渡されたとして断るわけにもいかないか。厄介だな。
このかけらにそんなことが…。
生きてるのか死んでるのかの見分けもつかないくらいなのに。ぐぬぬ。
準備がいいな。
いつの間に用意したんだ? そんなもの。
宏太くんもともと持ってたよ。飲み水の調査グラフ。
あとで、面白い方のグラフも用意してあげなくちゃね。
…なんか適当に、給湯器にでもセンサーつけたらいいのかなあ?
…ま、89ページ中89ページが規則正しいグラフなんだけど。
しっかり見られなくて良かったよ。
宏太くんじゃないや。弘太くん。
てへっ。やっぱり宿主の名前なんて覚えきれないね。
おやおや、賭けだったわけか。
隅まで調べられなくてよかったな。
……そいつ、妙に力が強いな。
おまえが暴れても全く腕がぶれた様子がない。
これはこれで、厄介そうだが……
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