18 Orpheé aux Enfers
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ぴん ぽん ぱん ぽーん。
ガサガサと、何やら音が聞こえています。
(#0) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
『あー、テス、テス、聞こえてるー?
聞こえてなくても聞こえるって言っとけよー』
その声は部長こと指揮科のヴェスパタイン。
卒業を前にして、海外からお声がかかっているという噂の彼です。
(#1) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
『一度全体集合して顔合わせするから、
全員必死こいて練習室まで来るようにー。
あ、そこで部屋割発表するから荷物と楽器忘れんなよー』
そういって、音声はぱっつんと切れてしまったのでした。
(#2) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
★部屋割について
1時を過ぎたら1d10をアクトで振ってください。
人数が7人の為、8〜10が出た場合は無効とします。
*スティーブン先生はご都合いいようにしていただいて構いませんよ!*
(#3) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
『……大練習室っていうの忘れたけどまあいっかー』
[*その頃切り忘れたマイクから、こんなぼやきが聞こえたとか、聞こえないとか*]
(#4) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
その頃廊下では。
うっとおしい長さの髪の部長と、そのツルみ仲間であるテッド(ファゴット)によって
無事に捕獲された高校生たちも大練習室へと向かっていました。
最初に捕獲されたのは、北校のヴィオラ、ナユタ・ニウエ(3年)。
それから、南校の第1ヴァイオリン、ワット・マーベル(3年)とその後輩でもある
ヴィオラのドナルド・マクドナルド(2年)。
彼等は同じバスに乗って、同じバスで交通渋滞に巻き込まれていたようです。
あんな部長ですから、静かにやってくるわけがなく、
到着した瞬間、彼は中に誰がいるかなんて総無視して勢い良く扉を開けたのでした。
(#5) 2010/09/04(Sat) 01時半頃
★部屋割お待たせしました(ディーンとボリスは別階です)
A:カルヴィン/ヤニク (B:ナユタ/ドナルド) C:ベネット/ラルフ
[ 廊 下 で す よ !]
D:セシル/(ヴェスパタイン) (E:テッド/ワット) F:バーナバス/サイラス
※部屋は練習室階の上にあります。
部屋の構造としては一般的なワンルームを想定して下さい。
必ず【ユニットバス・簡易冷蔵庫・机とベッド×2】があります。
(#6) 2010/09/04(Sat) 02時頃
副部長に輪をかけてフリーダムな部長は部屋割をホワイトボードに張り付け
後は簡単にこの後の流れの説明をしました。
少し休憩時間をおいてから、昼食後(9/5 01:30)から最初の全体練習開始。
夕食(9/5 21:00)は懇親会を兼ねて。但しアルコール禁止。
明日以降についてはまた追って連絡。
そんな簡単な連絡だけして、遅い朝食を取りに学食へ向かいました。
*壁の時計は現在10:28を指しています*
(#7) 2010/09/04(Sat) 02時頃
『あとよろしくねー』
自分を捕まえた手を離すと、その指先に失敗をごまかすように口づけを落として
部長は食堂へと消えていったのでありました。
*後に残されたテッドすら、ポカンとしているような状況でありましたけれど*
(#9) 2010/09/04(Sat) 02時半頃
…―――さーてぇ、どうしたもんかねぇ。
[ポツリ、譜面を見ながら零した独り言。
誰が拾う事が出来ただろう。]
[辺りを軽く見回した。
何か聞こえた気がするのだけど]
いや。
[【いつも通り】なんてとっくの昔に壊れていたのかもしれない。
この合宿が決まる頃には、既に。
沸き上がる感情は暗澹の嵐。
遅く、低く、うねりをあげる。
男は画策しはじめる。
どうすれば文化祭での発表をぶち壊してしまえるかを**]
………――――。
[自分より少し小さな背を見下ろす。
彼には濁る竜胆が見えただろうか。]
[音楽が憎い。
――――…でも、本当は愛して欲しい。
なんて、そんなこと。
音楽を愛しているのに、音楽の道から離れなければいけない自分の、何と脆い切望であることか]
[生まれた時から、音楽の道は、なかった]
[このまま頑張り続ければ、きっと、無事には済まない。それで良いわけがない。
フルートを吹いていたいけど、叶うなんてはずがない。
愛してくれないのなら、俺は世界一のフルート(ほら)吹きになろう。そして、世界中の人を騙してしまおう。
自分の本当の感情なんて、とっくの昔に何処かに置き忘れてきてしまった。]
[高校生をゲストに呼んでの文化祭。
其れは出演者の血縁上、とてもとても有名な評論家達も集まる。
そこに、まさか不倫で出来た子供が居ては困るのだと。
アルバーンが学園側にも圧力をかけてきたのが、合宿が決まる少し前。
「そんなわけで申し訳ないのだけれど…」
そう謂って頭を下げてきた学園の上の方の人が、なんだか可愛そうにさえも思えた。
合宿までは在籍している状態で構わないと。
ただし当日、舞台に上がる事は叶わないと。
どうせ卒業すれば触れる事が出来なくなるのだと覚悟はしていたから
その終わりが早まっただけだと念っていた。
けれど。
長年に渡って暗澹たる嵐を抑え続けてきた心は耐える力を失っていたようだ。
自分自身にも、自覚のないほどに。
重く、重低音で唸るように、心が思いも寄らぬ方向に傾き始める。]
憎い。
羨ましい。 苦しい。
何故。
音楽は平等じゃないのか。
どうして。
吹きたい。
辛い。 悲しい。
どうして、どうして、どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
…―――台無しにしてしまえばいいんじゃないか。
きっと、それが…… … …
アイツの絶望する顔が見れるかなぁ。
[くつ、くつと喉の奥を鳴らして 哂う。]
/*
プロロでも情報欄でもお触れがなかったので心配ですが、赤窓での中身会話失礼します。
なるべく最低限に抑えますが、苦手な方でしたら申し訳御座いませんとだけ。
こちらは明日の更新付近までもしかしたら顔を出せず居るかも知れませんので
楽器を盗むに至る理由を先に付けさせていただきました。
どのように関わってくるかはそちらにまるなg…お任せいたします。
もし関わりにくいようなら、部長の楽器(タクト?)を盗んでるところを見ちゃった!
とか、元の囁き狂人の位置付けでも問題はないかと思います。
余計なお世話だったら申し訳ありません。
拙い狼ですが、よろしくお願いします。
[寝落ちしたと思われるカルヴィンにそっと毛布をかけつつ**]
…これなら、なんか勝手に崩壊しそう。
[呟く。
いつも通りの顔をして、いつも通りの声で
いつもとは全然違うことを言う]
[演奏中、呟いた声が届くはずもない。
けれど。
何かを感じて、闇に濁る眸を向けた。
口端に、笑みを浮かべて。]
[食事が終われば、指揮者は騒ぎだすでしょう。
命から三番目ぐらいには大事な自分のスコアブックがない、と]
[今回の編成だけじゃなく色々なものを詰め込んだもの。
*あれは自分の財産と同じだと───*]
(#10) 2010/09/06(Mon) 01時半頃
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