人狼議事


240 光と闇の夢幻神楽

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――さて。

私の声が聞こえるのでしょう?

[闇の中。
彼女は愉し気に囁いていた。]


おお、おお。
聞こえますとも!巫女姫様よぉ……

[闇の中より伝い来るは、主君と慕いし女の声。]

いよいよだ! 嗚呼、いよいよ始まる!


ええ、始まろうとしているわ。
私達が世界そのものを変えていく。

これはその為の戦いなのだから――

[自分についてきてくれる梅子。
そんな彼女へと。]

信頼してるわよ?


ひっひ…… おれには勿体なきお言葉よのォ。

[ 破天荒極まりないこの女が人の下に付くなど
土台無理は話ではあったが、巫女姫だけは別格である。

反魂の恩義というのも理由の一端ではあるが、何よりも
生死の因果すら覆すその力に見惚れ、虜となったのだ。]

良いですとも。この梅子、巫女姫様の為とあらば、
地獄の果てまでお供仕りまするぞ……!


[満足そうに頷いて。
彼女はそっと笑う。]

ふふ、ありがとう。
《夢幻神楽》を起こさせるわけにはいかないわ。

そうでしょう?

[命の息吹を呼び戻す。
だがそれは――]


嗚呼、感じる…… 感じるぜぇ……!

訃良野の梅子より、巫女姫様へのご報告だァ。
五稜郭の方角に、目当ての《神器》の気配がありまさァ!

[顔は見えねど、その嗤い声から表情を察するのは容易い。]


そう、五療郭にね。

あちらにも間者を送っておいたわ。

[そう言いながら。
彼女には伝えておこうと。]

私に従わない力ある者を排除するように一部の連中を動かしてるわ。
貴女の邪魔はしないと思うけれど……ね。


おおぉぉっ そりゃありがてぇ!


[ 仲間を送ったという姫の言葉に喜び]

流石は巫女姫様、先見の明がお在りだなぁ!
ひゃひゃ、なぁに邪魔などなりやせんて!

[簡単な事、邪魔なら存分に斬れば良い。
その程度で滅ぶ軍勢でない事は、己の身体が
何よりもよく知っているのだから。]


……ああ、そうだァ。それから
今しがた面白いもん見つけやしたぜぇ!

[何を、とは敢えて離さず、そう嗤い囁く。]

ひとつ巫女姫様への良ーい土産ができそうだ。
後で五稜郭で落ち合いましょうや!

[偶然にも喪われた《神刀・叢雲》の片割れを
見つけたとあらば、さぞお喜びになるだろう]


ええ、そうね。
後で落ち合うとしましょうか。

[愉しそうに笑いながら。]

私もね。
少し寄り道してからそっちに向かう事にするわ。


――梅子

いつものように、闇が降るわ
ま、貴女なら大丈夫でしょうけれど

[闇の矢を流星群のように降り注がせて。
後は混乱の中で仕掛けていくと。

それを彼女に伝え。]


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