190 【身内村】宇宙奇病村
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[電気パイプを探す若者の手の意味や
あちこち「ガタ」がきているという若者の体の事情を、
エスペラントは知らないわけではなかった。
生死事大、光陰可惜、無常迅速、時不待人。
『時間は待ってくれない』と彼が言ったとおりだ。
生身の体は壊れていく。
エスペラントもそうであった。
壊れたものを補い、手放しているうち、こうなった。
エスペラントは、ワクラバをこの船で会う前から知っている。]
[いまではもうワクラバと共に食事を味わうことは
脳の働きで再現可能だったとして、
物理的には不可能なのだ。]
[生まれながらに背負った遺伝子損傷。
這いつくばるように育ったスラムでの劣悪な環境。
汚染に蝕まれたワクラバの肉体に残された時間は、長くはない。
貧困ゆえに治療を受けられず、
仲間と共に荒んだ生活を送った青春時代。
エスペラントと出会い、救いの手を差し伸べられなければ、
成人を迎える前に、阿片窟で野たれ死んでいただろう]
[肉体の老いと崩壊。生と死。
エスペラントと過ごした時間は、少なくとも、
絶望と向き合う勇気を与えるに足るものだった。
『時間は待ってくれない』
彼を苛む焦りは、別の事情に由来する]
……祖国の命か…ままならねぇな。
して、病葉(びょうよう)さんよ。
受け売りとはいうが、あんたさんの胸から出た言葉は
あんたさんのもんじゃ。
[懐かしい。
エスペラント達僧侶はそこをそうとは呼ばないが、ワクラバと出会ったのは『スラム』と呼ばれる場所だった。肉体を長生きさせるのには向かない場所だ。
ましてワクラバ少年には先天的な遺伝子損傷があった。
彼と会い、エスペラントは星を渡るための技を習わせた。]
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