255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[努めて明るい表情を作る。 平常心が大事だ。 状況は全く平常ではないけれど。 何時もと変わらない、そう思おう。
私は洗面器にお湯を張ったものと。 タオルを持って彼に近づいた。 妙に片付いているような気がして。 内心で首を傾げた。]
身体拭くね。 背中向けてくれる?
[抵抗されなければ濡れたタオルで背中を拭いて。 自分で拭くと言われたなら素直にタオルを渡す。]
(+123) 2018/12/14(Fri) 00時頃
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一回外に出ようと思うんだ。 薬はいるし、食料もいるよねぇ。 他に欲しいものはある?
[欲しいものがあるのなら出来るだけ手に入れよう*]
(+124) 2018/12/14(Fri) 00時頃
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―回想、薬屋―
[ピスティオは特に何も聞かなかった。>>6:+9 店の外を通れば噂は聞こえよう。 男の不機嫌はいつも以上に深く眉間に皺を刻んでいたのだから。 ……その声なら、問わないのは尚の事英断だ。
結局、あの笑みの意味はわからなかった。>>6:+10 店の外のような嘲笑の気配もない。 ただただ、穏やかな笑みだった。 あの女のように、薄ら寒い笑みではなく、男は安堵を覚えた。
だからかも知れない。 柄にもなく、その背に言葉を掛けたのは。>>6:+11
そして男も背を向ける。 以降、その日薬屋が迎えた客はいない。**]
(+125) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/12/14(Fri) 00時半頃
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/* たいみんぐぅぅぅぅぅ
(-114) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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/* 妹ちゃんがかわいすぎて俺もどうかしている たっはーーやりたいことさせられているかなあ! しょっぱなから媚薬くらっておくべきだったか……?
(-115) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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/* フローラにあまり灰を残せてはいないけども 灰を書く時間がなかっただけ、という。
(-116) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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へ、 ぁ、 待っ……ひあっ!
[>>+115そーさんの身体が、下へ向かう。
まさかまじまじと見られるなんて 思ってもいなかったから、 つい、制止の言葉が飛び出してしまった。
けれど。
それよりも先に、そーさんが、 そこに息を吹きかける。 指とはまた違う感覚に、高い声]
(+126) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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[文庫本の一冊位は読み終わるだろう頃合いに、片手鍋と器を携え地下へと降りる。いつもならポトフに添えるのは、彼女の焼いたフランスパンだったのだけれど、今日はオイルサーディンと合えたショートパスタ]
失礼、待っただろうか。
[新しい水差しをそっと袖机に置いて、彼女の隣に腰掛ける。……何せ急ぎで書庫にベッドだけ持ち込んだようなものだから、椅子はないし、机も袖机程度のもの。 それ故に、こうして傍に座れる所もあるのだけれど]
(+127) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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[大丈夫だと言っていた>>+101時の弱々しさは、もう隠れていただろうか。涙の跡>>+114を確かめて視線は頬を辿り、そのまま彼女の手元へと落ちていく]
[彼女は、本を読んでいたらしかった>>+118。 ──背表紙に記された著者名は、セイルズと同じ名字]
……それは。
[叔父の本だった。推理物も怪奇譚も、偶には恋愛小説も書く人だったから、彼女が読んでいる本が一体どれだったのかは覚えていないが──比較的古い作品だ、確か]
(+128) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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[戸棚を改めて見てみれば、一角にまとめて同じ名前が並んでいる。指一つほどの隙間が出来ているのは、きっと彼女が抜いた跡だろう。……まとめてここに置いていたのか。 暫く本棚を眺めた後、はたと言葉足らずだった事に気づく]
それは叔父の本、なんだ。 ……作家をしていた。
同時に良く本を読む人で、 書斎の本は叔父が集めていた物だ。
[そういえばこの辺り、彼女に長々話したことは無かった気がする。 何せ諸々の家事を担っていたのはセイルズで、大抵家にいる人のことを、店の中で態々口に出す理由も無かったので]
[それにしても、叔父の本が面白かったなら良いのだけれど。 時間を忘れられただろうか。 彼女へと視線を戻し、首を傾げる]*
(+129) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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そーさん、 あっ、 そこっ、 きたないからぁ……っ!
[>>+116舌が、濡れたそこを蹂躙する。
反射的に閉じそうになる足を、 なんとか抑え込もうとすれば、 喘ぎ声なんて我慢することもできなくて。
指とはまた違う刺激に、 あたしの腰が砕けてしまいそうになるくらい]
ひああ、 吸わないでぇ……っ!
[そうは言っても、嬌声は零れてしまうし、 あたしの腰はびくびくと跳ねてるのだから、 『きもちいい』って思ってることは、 バレてしまってるんだろう**]
(+130) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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[絵本を読んでほしかった。 兄の傍にいたかった。兄に構ってほしかった。 其処には、いくつもの沢山の意味が混在していたから。
『化け物』を怖がっていた少女は確かに居たのに 横に振る兄を、見上げる妹は、肯定と]
(-117) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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…うん、怖かった。 兄さんが連れていかれるんじゃって いなくなるんじゃって。
[――化け物は嫌い。 こわい、こわい。本当に怖かったんだよ。 何もかも、だから傍にいてほしさを寄せたんだ。 字が読めてもなお、兄の声からききたがった、物語の数。
化け物が、何かを無くすのが怖かった]
(-118) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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……な、なに してない、してないからな……?
[扉の開く音に振り向いて視線が合って、 納得した様子に動揺がモロに顔に出ている。 化粧がないイルマを見るのも久し振りで、 その驚きも多分に現れていた。
唇を結んでいるからそれ以上の弁明はない。 いや、弁明などする必要ないからしないだけで、 明るい表情をしているイルマを見て安堵が…… 否、不安が沸き起こったのを辛うじて飲み込んだ。
不幸な勘違いの連鎖をしているなど知らない。
知っていたとしても抗いようはなかったが、 そんな思考も近づいて来られれば吹き飛んでいく]
(+131) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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おい、腕…… あんまり無理すんなよ。
[湯の満ちた桶の重さを知るだけに、 慌てて場所を譲って置く机の障害物をなくして、 促されれば素直に背を預けて拭いて貰うに異はなく。
背に触れられると震えはしたがそれだけだった。 他人に触れられる違和感というよりも、 その暖かさが拭う後に来る肌寒さを予感した震え。
それだけ体温が高まっていることに今更気づいて、 詰まっていた吐息を細く、長く、吐き出すと]
(+132) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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[その化け物は私だった]
(-119) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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無い、な。 子供らが無事ならそれでいいし、 ああ、俺の着替えが欲しいくらいか。
[背が綺麗になる頃、 欲しいものを述べたがこれだけだった。
実際には街や孤児院の状況を知りたいが、 そこまで望んでも仕方ないと理解はしている。
外に出る自由があるイルマが無理しない範囲、 大事なものはそれだけだから贅沢も言わなかった]
(+133) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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[無垢だった少女が ――蝶をつかむ。美しい蝶を。 クシャッとつぶす、それと同じ手で、兄を掴む。 昔、懐かしい思い出、大好きな兄の姿。 だいすきな、貴方をかさね]
……そう、願いを叶えたんだ。
[本当は、私の為に。 私だって、本当は貴方に『愛』されたかった。 いくつもの本当が絡み合って、天秤を揺らし崩れさせる。 何が本当で、何が嘘なのか、段々分からなくなる。
唇は、彼の問に。パピヨンの死に]
(-120) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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[こくん、と頷いた。 呪った声に、応えたように。呪った貴方に 呪詛を返すように。虫も殺せない手で 嫌いじゃなかった人を]
…そんな理由?本当にね。 そんな理由だ、でも、そんな理由じゃないんだよ 兄さんを好きってことは。
ずっと、私を見てくれなかったでしょ 怖がりな私のことを。
[――心のやさしさなんて何処にもない。 身を乗り出そうとする兄が、倒れないか其れを危ぶみ。 手はかっちりとにぎられる。不安定な揺れは世界のようで。
ああ、悪魔は私だと、突きつけられる]
(-121) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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あとは……そうだ、な……
[はぁ、と息を吐いて、吸って、整える。 この一言を言うだけに何故こんな緊張するのか、 意味もわからず深呼吸を3度ほど]
イルマが無事に帰って来てくれれば、それで。
[疑われていた理由は分からずとも、 何故か厳しい噂まで流れていた始末なので。
それに嗅ぎ付けられないように、と、 元凶を知らないまま心配の言葉を吐き出して笑う。 家族になるんだろ、と最後に小声でいい添えて]*
(+134) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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何故って、すきだから。 他に理由なんて、もう『分からない』よ
[歪む兄の貌に、私は泣く。 微笑む、それの繰り返し、泣き虫で怖がりな妹の はにかむ妹のまま。――山羊の皮をかぶり]
(-122) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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そうだね、 でも、だからこそだよ。 私は兄さんだから、アポロって人がすき
どうしてって――
[妹であることが嬉しかった。 私を大切にしてくれることが嬉しかった。 指を絡めた手が、震える。何もかも本当のこと。
分からないという兄が]
(-123) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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[『トゥルルル』
電話を鳴らす必要は無くなった。**]
(2) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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兄さんこそ、分からないよ 愛しているから以外に必要なのかな
[――貴方を、愛しているから。 アポロという男を。兄という人を、妹として、女として。 家族としても無論、すべてすべて私だけの
兄で、アポロで居てほしく。]
(-124) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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…見てはだめなの? 兄さんのこと、見てはだめ?
[ダメだって分かっているのに。 兄の言葉に首を傾げ、見上げる瞳を瞬いた それは確かに兄から見れば、狂っていると思われても 肯定するだろう、すり減った神経は確かに狂い。
車椅子を動かそうとする兄の手から 振り切ろうとする、手から
―――繋いだ手を、放す]
(-125) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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おかしいって、なんで? ずっと兄さんの方がおかしかったじゃない 私のこと、『見』てなかったでしょ?
……誰だったの
[血がにじむ手を案じる心は 手当を訴える。爪をたて、真っ赤ににじませる兄を]
(-126) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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……ねえ、兄さん
どうして逃げるの
[追いかける足は、寝室へ続き。 涙をぬぐい、兄の手の傷を心配する。 車椅子の兄、足がある妹。歩けないのはどっちだろう]
傷の手当しなきゃ。 せっかく、見てもらったのに、
(-127) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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[ドアの前にたち。 寝室の中、後ろ手で
――カチリ、と鍵を閉めて
泣き笑ったままいた**]
(-128) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/12/14(Fri) 01時頃
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[背中を拭いていれば広いなと感じた。 普段は患者さんを相手にしているし。 こうやって拭いてあげるのは老人が多いから。 こんなに健康な肌に触れる事は少ない。
ずっとここに閉じ込めていたら。 きっとこの背中も痩せ細ってしまうだろう。 動かない人間というものは弱っていくから。 一緒に衰えて死んでいくのならいい。 そう思っていたけどそれは望まれていない。 ならば私も彼も共に生きる道。 それを探さないといけないわけで。]
(+135) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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そう、着替えだけ。 無事には戻ってくるよ。
[このままこの街にいても。 彼が長生きをして私も生きる道なんて。 そんなものは見つからない。
なら多少は無理をしてでも。 なんとかして街を抜け出す方法を探ろう。 その先にどんな危険があるのか分からないけど。]
大丈夫、今は大人しくしてるから。 ちゃんと仕事にも行く。
[街から抜け出すその時まで。 この暗い部屋の中の逢瀬を続けよう。 その時は永遠ではないのだろうけど。 つかの間のしあわせの日々を送ろう**]
(+136) 2018/12/14(Fri) 01時頃
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