251 洋墨と躍れ、心の随に
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/* もうすぐエピるようだな。 そっと待っていよう
(+28) 2018/10/21(Sun) 18時半頃
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( ─── “ 其処 ” へ放った頁は
記録に残される事のない 私の 言葉無き 遺言 ≠フようなものだった )
[ 灰燼と成り果てた彼らの痕跡、証明 誰の記憶にも残らない存在を裏付ける記録。 歴史に存在する空白の、…「 影 」として。 ]
(67) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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『 …… けれども それが少しどうかなと斯う考へだしてごらん、 そら、それは次の頁だよ。紀元前一千年 だいぶ、地理も歴史も変ってるだらう。
このときは斯うなのだ。変な顔をしては いけない。ぼくたちはぼくたちのからだだって 考だって天の川だって汽車だってたゝ さう感じてゐるのなんだから、──── 』
(68) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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/* おー、こみっと、なった やつがれのんびり、まつ
[お布団にくるまってころころ]
(+29) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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( 改訂によって存在を消されながら 参照されざる者には属さない“ 彼 ”が その手に抱えていた、 “ 門 ” を通じて )
(*14) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ ────秋風の吹く、 落つる時の迫った一葉の上。 綴られるに過ぎない世界を書き換える行為。
大きく改訂が為されるわけではない、 けれど同一性に問題が起こり得る行為。 ]
『 … 君の “ 看護師 ” 役が 私である意味も、必要もないだろう 』
[ 洋墨が浸み込むように受け取った指摘。 記録に残らない言葉を重ねつつ 自らが認識していた以上の “ 酷さ ” に 霞の掛かった笑みの、 眉を幽かに下げた。 ]
(-80) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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/* とりあえずやつがれは死んだすいーつなので レイがこの後どうなるのかなーと のんびり眺めていよ。ごろろー
(-79) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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( そうして、そのうち そんな会話が存在したこと自体、 笑みであったかすら曖昧に溶かしこんで 霞は隠れるでもなく 薄れ消えていく )
(-81) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ 乱れ切れる呼吸。 早鐘を打ち鳴らす鼓動。 記憶をなぞるだけの現象に目もくれず、 勝手に解釈されたモノへの憤慨もなく>>54 逃避に跳ねる足を、真っ直ぐ追い続け。
磔に食い止められるなら、 虚無の深淵に沈み、潜り込んでまで “ 酷い ” くらいに彼を追っていた。
表情の見えない彼の背後から 深々と磔の十字を埋め込んだ瞬間は>>56 月裏のように何も見せないつもりだった。 ]
(69) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ 歪んでしまったばかりに しじまに消えず 薄く開いた眼からぽたぽた零れる“ 我意 ” は 生理現象ではない、空隙だらけの■■を
仮面貼り付けたようなかんばせに 嵌め込まれた目敏い氷の瞳の届かない場所 何もかも彼の背に隠そうとしていた。
身体を刺し貫いた感触に指先凍らせながら ]
(-82) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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… ッ もし
私が 、きみと同じであることに、 意味がない 以外が … ある なら
──── わたしは
(-83) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ 疵口の抉る質感が細剣持つ柄に伝わり、 もう一人の “ 悪霊 ” の言葉が降って漸く
白皙の頬に零れる無色の雫が、 決壊したように溢れるのも止められないまま 濡れ歪んだ黒水晶が持ち上がり、銃口を見た。 ]
(-84) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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( 虚無から湧き上がった“ ■ ”の隨に、 世界に洋墨を奔らせた。 )
(-85) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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【 それは、狙い違わず書記官を殺す言弾だった 】
(-86) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ そのまま>>58 銃口の“ 意に沿い ” “ 添わせて ” 自殺行為のように抵抗なく受け入れようとした。
… 厭われても構わなかった。 千切れて消えても拾わなかった。 ]
(70) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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/* レイのロルは耽美。素敵
(-87) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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(エピ前に落とせそうだったロルが消えたウツギさんの顔
(+30) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ 書記官について明確に綴ったことで 禁忌と矛盾を同時に犯したことになる。
───── 未だ書記官であるうち、 先んじて響いた一発を聞き>>37 声なき遺言を綴るを優先した。>>*■ ]
(-88) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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・・・・・ [ だからこそ、(明け渡してもいないのに) 『五秒、ないしは六秒』の出来事の主導権は すべて彼の手の中に存在した。>>59
トリガーを引くだけでは有り余る時間 黒水晶は歪んでいったかんばせを眺めていた。 一時的に書き換えられた言弾が>>61 “ 添わせた筈の世界 ”から照準を変えて漸く
世界を奪われたことを悟る。 ]
(71) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ 茜の空に劈いたのは、>>62 前髪がかんばせ隠した右半分 その “ 反対側 ”に弾丸を押し込んだ声。
( 頁の破れる音が重なった。 )
脳漿が、潰れた眼球が、肉片が、…黒髪が 抱える虚無の影海すべてが撒き散らされて、 世界が反転したのか、視界が暗転したのか、
五、六秒の範囲内には 判断することが出来なかった。 ]
(72) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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《 参照されざる領域を覗き 私は気づき…或いは、想起してしまった。
私達の生きる世界は全てが創作で 導き出される未来など存在しないことを。
触れた禁忌の匣の底には 希望は一つも残っていなかった 》
(73) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ 病が、 絶望が、>>65
…… 殺されていく。 ]
(74) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[ 手元から離れた解釈。
黄昏の世界は刹那、光を破壊したように 月の見えない闇夜の如き黒一色に染まり、 黎明であるかのように元の茜色に戻った。
( 絶望に含まれなかったモノは 禁忌に触れた掌に残されながら )
糸切れたように沈む身体>>66 黒十字を影に溶かしながら両腕を伸ばした。 ]
(75) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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……──────── 君だって、酷い
(76) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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( 彼を書物から参照していれば、 私は彼を、そして彼らを 判別出来ていたのかもしれない。
────だが『索引』も使わず>>3:261 取り払われた姓も確かめることなく 『 ニコライ・スタヴローギン 』という 存在に、 消えて欲しくなかった
……それが■■に過ぎず、 傍迷惑な我意だと言われても。 )
(-89) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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( ……、今なら 君達の消えてしまった世界に 押し寄せる黒を■しさと言えるのに )
[ 黒水晶が虚無を、絶望以外を 漸く映し込むようになっても、彼らはいない。
世界が恰も現実であるように 金枝を纏わせて、虚実を綯交ぜて、 永遠に朽ちない葉に綴り>>1:182 編み上げることで存続させようとした。 ]
( しかし、最早私は書記官ではなかった )
(*15) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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……スタヴローギン
君の解釈はわからない だが、私は 私と君が “ 同じ ” というなら どれだけ酷いと謗りを受けても構わない
許してほしいとも、言わない
( ■■になるとも思わないが )
(-90) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[もしも、記録を必要とするのなら。
『それはまるでヒトのような情感あふれる笑みを浮かべていた』 ――そう、記そう。見えたものを見えた、ままに]
(77) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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ところで、看護師とは ……“ 手当て ”をすればいいのだろうか
[ 支えることが出来たなら、 彼の右胸へ掌を、ひた と 押し当てる。 書き換えるのではなく、編み上げる事で 切れかけた糸を紡ぎ、疵口を修復しようとした。
────── 解釈が異なっていようと 『五、六秒ほど奪われた世界』の反動のうちに 済ませてしまえば問題はないだろう……と。 ]*
(78) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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[それが“劣化”であるかどうか。
身から出た錆、あるいは、 その身を焚かれる間接的な要因となったという意味でなら“そう”なのだろう。
だが、ある一人の人間の目から見たそれはあくまで一種の“変化”であった。 季節が変わり葉が色を変えるに、 あるいは二色が混ざり合い色を変えるに等しいそれ。
必要であるかを議論の俎上に乗せるつもりはなく、 ただ、“ありえざるもの”として忘れてしまうのは、 そう、あまりに惜しいと思ってしまう――]
(79) 2018/10/21(Sun) 19時頃
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