134 幽冥異聞
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/* 更新まで3時間を残して決着されてる。
あー、こっちはどう片付けようかな……。
(-14) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
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[己の力を取り込んで、変じた化け物が都を毀す。 日没から続いた騒ぎで、市中に残る人がほとんどいないのは僥倖だったが]
あー……これは、面倒を増やすことになったかの。
[呆れた調子で、中空の旧知だった妖を見上げる。 その顔色は、血と妖気とを失って、白磁かなにかのように。 より強く、より強い力を取り込もうとする化け物が向かう先は、やはり剣か]
……じゃが、行かせてはやれんよ。
[そのくらいの仕事は、せねばなるまい]
(31) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
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[心臓に刃を突き立てられ。 少女の動きは、止まる。]
……………………。
ウチだけ、助かっても。
しゃぁない、やろ…………。
[血が流るるべき傷からは、瘴気の塊を吐き出して。 こほり、と。小さな咳と共に、唇から流れ出る漆黒。]
(32) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
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…………謝る、くらいなら……。
[思えば。 従兄の仕草を最後まで、“同情”と見なしていた、が。 もし、少しでも、腹を割って話せていたら。
……けれども。 もう、遅い。何もかも。]
(33) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
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[微かに、女童の声の聴こえた方へと首を向け。]
…………千沙の分まで、生きたって……。
[何処までも身勝手な言い分だと、知ってはいたけれど。 届くか解らぬ掠れた声と共に。
さらり、さらり。 音も熱も無い炎に焼かれるが如く、少女と剣《ちさ》は、灰へと転じ。]
…………行こか、大樫……
――――…………千沙…………。
[最期、剣を握りしめる仕草を遺し。 灰と消えた“二人”の少女を、風が、拐う**]
(34) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
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/* ああ…… ついに……
(@12) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
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/* うわぁ。
……うわぁ。
(-15) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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/* これは、形だけ終わらせてとっとと反省会だな……。
(-16) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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[最初は同情から始まった事に違いはない。 ただ、それでも可愛い従妹《いもうと》達だと思っていた。 己が黄泉還りしてからは尚更に。 しかしそれを伝えるにはもう遅い。]
…志乃、千沙…すまない、いや…謝ったらあかんなぁ。 ゆっくり休み。 お前らの始末が俺が、兄様がやったるから。 迷わず逝くんやで。
[さらり、さらりと崩れていく。 死体すら残せない、それは無常。]
(35) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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― 回想 ―
父上、なんで千沙は…。
[一族に冷たく扱われているのかと、そう父に問いかけた事があった。 それに対して父は困ったような眉を下げた事を覚えている。 その場には伯父もいて、こちらは無表情だったか。]
可哀想や、あんなに可愛いのに。 怖いなんて事あらへんやろ、半妖言うたかて別にええやん。
[拗ねたようにそう言って。 それからいい事を思いついた、と笑顔になり。]
(36) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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そうや、俺が可愛がったったらええんや。 そしたら怖くない、妖怪化もせえへんええ子に育つやろ。
な、だから二人が二十歳超えるまで待っといてぇや。 その頃には絶対普通の、可愛い子になっとるし。 きっと美人になんで、俺が保証したる!
[それは子供の戯言。 それでもその言葉を己は護り、二人を可愛がっていたつもりであった。 その結果が出るのは―――――――。]
(37) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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― 現在 ―
……美人に育っとったのになぁ。 可愛い思うてたんやでほんまに。 後数年やったのに、阿呆やったわ俺…。
[父と伯父があの時の事を覚えていたかは分からない。 でも、約束だと二十歳を超えれば千沙を普通の人として扱えと。 そう言いにいくつもりであったのに。]
…ほんま、阿呆やなぁ。
[ぽつり、と呟く言葉は灰と共に風に乗って。 さらりと宙に吸い込まれて、消えた**]
(38) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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いこう、あるじ
[囁くような声が>>34散りゆく少女へと”届く”。]
まっていた。
チサとともに、 いこう。
[一緒に、と、風が少女を抱きしめた]
(+33) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 22時頃
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/* うちらの最終決戦もう山場だからコミットしろよ→終わったからコミットしたわ。
……これはまあやる気も出ないわな。 最終日を2発言で終わるのも納得の展開。
(-17) 2014/10/04(Sat) 22時半頃
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/* おお……ついに決着が……… さて、コミットあるんやろか……?
(+34) 2014/10/04(Sat) 22時半頃
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/* コミットの話は錠の兄サンからしか出てないンよなァ。 あと、鎌鼬サンが完全化け物モードで大暴れーのまんまやし、そこが落ち着いてからかねェ?とか。
儂ァまったり見守るだけさなァ。
[茶ずずー]
(@13) 2014/10/04(Sat) 23時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 23時頃
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[志乃の胸に白く輝く剣が突き立てられる。それは終わりの合図。 漆黒の瘴気が志乃の唇から零れ、蒸発していく。]
あんたのいう千沙のこと、うちは何も分からんけど……
[かすれて響く声にぽつりと呟く。]
ええわ。聞いといたる。…ジジイの分のついでやし。 安生しいや。
[その姿が剣と共に灰になっていくのを黙って眺めていた。]
うちのする事は、こんなんで良かったんやろか。風雪様も……ジジイも。
[呟いた声は、そのまま風に乗って消えた**]
(39) 2014/10/04(Sat) 23時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 23時半頃
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― 賀茂家裏口伝:幽冥異文 ―
……なぁ、いつまでも俺の息子にも内密にせなあかんのか。兄上?
「…………捨て置け。いずれ、解ろう。」
[>>36>>37破顔し場を離れた己の息子を、苦い笑みで見送り。 完全に気配が消えたのを確かめて、兄へと問い掛ける。
言ってやれば、良いのだろうか。 一族の誰もが正しくは知らぬ、あの半妖の生まれた意味を。 兄の妻すら知らぬ、兄の背負った宿業を。
……あの半妖はもしかすると、二十まで生きられぬかもしれないのだ、と。]
(40) 2014/10/04(Sat) 23時半頃
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――――…………遥かな昔。
[それは、>>3:59>>3:60表の口伝の他に伝わる、もう一つの。]
遥かな昔。新都造営に伴い、死して尚天子に仇為す怨霊を封じんと、力持つ全ての者の助力により京自体を封印の呪とせん。 夥しき怨霊、扉の奥へと剣以て封じ。扉もまた、三つの鍵にて封じん。
鍵分け持ちしは、賀茂・安倍・土御門 の三家。
――――此れ、始まりの“鞘”の血族達。
[呪われし、伝承。 冥府に近しき物を生む対価。 剣の顕現に、三家が“鞘”として払った代償は。
――――人身御供。 呼び出した剣が形を保ったのは、人の命以てしても、極僅かな時間だった。 しかも。遡れば狐の血へと連なる、高位の術師を以てしても。]
(41) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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――人のなかで生じた争いは、人に任せるべきじゃったな。
[哀しげに、空を舞う妖を見遣る。 あれも、自分が連れて来なければ、封じられた山で平穏に飽き続けたろうに]
イタチよ。 済まぬが、ここで墜とすぞ――文明開化、我ら妖の時代は終わりのようじゃ。
[霊刀を振り翳して、数多の狐火を空に打ち上げる]
百火繚乱――自慢の風で、百の焔を散らせるか?
[空に向ける分には、都を焼く心配もない――と、ばかり]
(42) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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/* コミットぽいかね。 本当、地上組は最後までおつかれサンだわ。
(@14) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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封の緩みし時、鍵、自ずから集まらん。 封の緩みと共に、鍵より扉の邪気漏れ出ずるも。 封を正さんとする者の手に渡りし時、鍵、その真の姿を見せん。
我ら、鍵分け持ちし者。 扉の開きし事、剣の抜かれし事無きよう、千歳 (せんざい)を見守る者。
――――鍵鳴りしその時には。 冥府に尤も近き“鞘”を見出だし。 如何なる法を以ても、再び剣を封ずるべく生まれし者。
[数年前、兄は“鍵”の音を聴いた。 丁度、己の妻が腹に命を宿した、その頃に。
冥府に近しき者。それ即ち、子供の死。 生まれ来る子供は“鞘”と成る定めなのか、と。悟りかけたその時。
――――兄は、その女と出逢った。]
(43) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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[美しい、妖だった。 さる血筋の男より遣わされたと名乗ったその飛炎魔は、全てを知るかの如くその話を持ち掛けた。
人の身ではまず持たず。 神に等しけれども存在を散じかねぬ、“鞘”の任。
けれども。或いは。 人と妖、その合間を繋ぐ子供なら。 耐えうる術も、あるかもしれぬ……と。
(44) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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[兄は、女との間に子を為した。
そして、子を兄に託した女は、立ち去るその前にとある言葉を遺した。
強く育てろ。 哀しみに、宿業に立ち向かう、強き者へと育てろ、と。
正しく育てる事叶わぬその時には。 “鞘”は変質し、この世を呪う業火となり。 真の“鞘”は、我等では手の届かぬ彼方。黄泉へと近しき場所へと移らん。…………と。]
(45) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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……だからって。 放っておくのも、違うと思うんだがなぁ。
[まぁ、確かに。 真相を知らぬ親族の間で揉まれれば、強い子にもなろうが。 どうにも兄は、情の機知に疎いようだ。]
というか、ほっとけばほっとく程、志乃ちゃんがあの子を甘やかすだろう? そんなんじゃ、志乃ちゃんまで……
「言われねば気付かぬ愚か者なら、血を繋ぐ仮腹にでも使うまで。 ……あの子供の命を預かるのは、私だ。」
[随分な言葉ではある、が。良くも悪くも、それが兄だ。 やれやれ、と。幾度目かの溜め息と共に。]
(46) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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……背負わせたくねぇなら、余計にちゃんと、話してやらなきゃ。
お前たちは将来危ない目に遇うかもしれない。 けれど。父さんがきちんと、守ってやるからな、って。
…………兄上がんな柄じゃねぇのは知ってっけどよ。 あの妖、恐らく“あのお方”の采配だろう?
これじゃ、育ててるなんて言えねぇだろ。 こんなんじゃ、あの子達が……。
[しかし。多分、兄は話さぬのだろう。
子を無用に怯えさせたくない、と。その大義名分の元に。 ……死を待つ子供を直視できぬだけの、男なのだから。]
(47) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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…………扉封じし剣。無名の剣。 銘忘れられし、神威の剣。
[口伝の残りの節を、紡ぐ。 告げるべきは兄だ。己が口を挟めども、仕様がない。]
その剣、破邪の力持てども、持つ者の心次第では封じし怨霊の媒体となり、世を滅ぼす災いともなりし物。
[ああ、けれどもし。 もし、己に成せる事があるとすれば。]
その名は禁忌。 決して知るなかれ、呼ぶなかれ。
[いつか来る時の為、あの優しい息子を育てきり。]
その銘を、その在りかを知る者在る事。 それ自体が、世界の変質に繋がらん。
[傍で、道を見定めさせてやる事。なのだろうか。]
(48) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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――――剣須く、扉にありし事を。
幽と冥の狭間にありて、封じ、守らんことを。
呼ばう名の代わりに、絶えず、伝えん。
[――――何事もなく笑える未来を。 ひたすらに、願いながら**]
(49) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 00時頃
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/* 志乃の嬢ちゃんがきれーにまとめたなー さすがだ
(+35) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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/* おお、流石やな志乃はん……… 今までほんまにお疲れさまや。
(+36) 2014/10/05(Sun) 00時頃
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