109 Es+Gossip/Amnesia
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[ヤニクの意識が途切れる頃。 拳を握ってみるが、振り下ろす真似はしなかった。 それに深い意味などなく、―――ただ当たり前の意味しかない。
そうして、一度、頭を振った。 熱気に呑まれていると自覚する。
そのまま、トレイルの傍により、少しだけ身を屈めると、その頬を指背で撫で、直ぐに腕を引く。
強い魔力の波に複数のドールが近づく音がする。 死闘の果てに眠る彼等へ、視線を投げると、男は踵を返し、深き夜の世界にと、*歩みだした。*]
(322) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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[彼の傍へと身を屈め、その頬に掛かる髪を払って撫でた。 彼はこんなに傷ついて、身を賭して、まだ、自分を護ろうとする。 運命だと子供のように告げた赤い盾。
この手は血に染まり、彼さえも傷つけると言うのに。]
―――…トレイル、 如何か忘れるな。トレイル。 絶望と屈辱を受けても。忘れるな。
思い出せ、必ず。 絶対に忘れるな。
[帰りたいと告げたときより、声が震えてしまう。 眠る彼に視線を這わせ、その頬から顎までを指で辿り。] 私は必ず。約束を果たすから。 忘れないで、欲しい。
(-159) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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[睡魔に捕われる彼に紡ぐ囁き。 起きている彼には、照れくさくて告げられやしない。
今はそんな事を考えている場合では無いのに。 自分の頑固さに、少し眉尻を下げて、唇にキスを落とした。
触れるだけの柔らかい、約束の契り。]
―――…トレイル、
[如何か、忘れないで欲しい。 この、唇の熱さだけでも。]
(-160) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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[ *お前は私の愛しい人* ]
(-161) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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……おや、知らんか? キスには魔法の力があるんだぞ?
[素朴な問いには>>+53そんなどこぞで聞いた御伽話の様な返答を。子供騙しの様だが、実際問題己が行っている事に重ねれば、強ちすべてが嘘では無い。 厳密には真実の愛のキスだった気がするが、そんな類のあれは果たしてどこで手に入れた知識だったか。
飲んだ傍から吐き戻しそうな胃を宥め賺せて血液を摂取する。 空の胃が食物を受け入れないのと同じ原理だ。不味いのも多少それを手伝っているが]
(+57) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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/* 今までで一番言葉にしづらい できない 関係(感情)
(-162) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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/* 楽しかった! ヤニクさん、オスカー、トレイルさんありがとう!
そして、ヤニクんかっけーっす!
(-163) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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健在なら、飲んでおけ。 気が向いたら、それも解除してやる…、 が、今は、もう、むりだ。
[半分睡魔にやられた虚ろな目をしているせいで、酷く箔の付いた冷酷な視線で見下ろしたようにも見えたかもしれない。 序での様に、ドナルドの口にも封を切った一つを咥えさせておく乱雑な動作、多少零れたけれど知った事じゃない。
二パック無理矢理胃に流し込めば、追加のもう一パック、同じように封を切って、今度は嫌々ちびちびと啜り始めた。
そうして見世物小屋のクマの様な室内徘徊は終いを迎え、最初のソファーへと戻る。
騒いだら引っ叩く、低く唸るような声音で脅す様に、三人にそう言い残して倒れ込む様横になり、食事の途中だが其の侭にうとうとと、微睡み始め――…*]
(+58) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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/* 薬をヤニクにセット
オスカーにも心の中でセットしたつもり
『眠り姫』を受けたから
(-164) 2014/02/06(Thu) 02時頃
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此処にいる奴等は、皆どっかおかしい ……あんたも、そうだ
[過保護の理由はわからないが、聞く気もない。 都合のいいことだけ受け入れて、後は拒絶するつもり……が タオルごしの手のひらは。そのまま受け入れられた。 少し伸びすぎた後ろ髪が首筋を擽る。 手のひらとともに送られた言葉に、タオルの影で、小さく笑った]
弱い弱いと言っていたろうに それに俺は……
きっともう、失うものは 命しかないから
[だから、なんだってできる**]
(323) 2014/02/06(Thu) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/02/06(Thu) 02時半頃
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/* これからぱじゃまきるけど 次は むりなきがした ねむさむ さむ さむ
もしかしたらかえすかもね! おやすみ ヴぇすぱ
(-165) 2014/02/06(Thu) 02時半頃
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だから言っただろう?最初に 『狂った宴に馴染むには、自ら狂えばいい』と
――私がおかしいのは、私が一番よく知っている
[過保護の理由は簡単だ。 己が、彼を「生んだ」から。 彼にとっては身も蓋も無い内容かもしれないが、自ら道連れとして引き摺り込んだ事への責任感は、常に胸の奥に在り。
無論、聞かれなければ紡がぬ言。 横髪を透く様に、タオルの上から撫ぜて水分を吸収させる。 見下ろす眼差しは常と変わらず、穏やかだ]
(324) 2014/02/06(Thu) 02時半頃
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私も、昔は弱かったよ
――それでいい 先ずは、それだけ出来たら、合格だ
[その先は?部隊を、仲間を護れるようになる事。 更にその先は?
先輩風を吹かせる自分にも、謎な課題だ。 否。課題に気づくことさえ今は未だ、困難で。
過保護な先輩健在といえど、 部屋まで送るようなことはしない。
ラルフの心に、枷に変化がある事は知らぬが故 其処から逃げ遂せた事を評価していて。 「おやすみ」と頭を撫でて、その場を立ち去る*]
(325) 2014/02/06(Thu) 02時半頃
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/* ……はっ、違った。 単なる誤読だった。 あぶねぇ。
眠いらしい。森組の結末も見届けたし、寝よっと。
明日はラルフ、フィリップ、アラン、サイラス、チャールズ? コミットでもええんちゃうかな。
(-166) 2014/02/06(Thu) 02時半頃
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[ジェフから渡された水も素直に飲んで、ごく自然に抱き締められた状態を保ち]
まほう?
[>>+57問いに返ってきた答えに、目をまあるくした。 どんな魔法?強い?と尋ねたかったが、>>+58ドナルドに血をやった彼が話しかけるなというオーラを出していて、口をつぐむ。
それから、少しだけの間をおいて、自分の唇をなぞり。 ね、とジェフの服を軽く引いた]
ちゅーって、どんなものなんですか?
[きらきらと、尋ねた。 彼からすぐに返答が返ってこなければ、不思議そうな顔をして]
ちゅーしてください。やってみたいです。
[大層無邪気に**]
(+59) 2014/02/06(Thu) 02時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/06(Thu) 02時半頃
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―静まりかえった廊下―
[ラルフとヤニクの捜索を依頼したドールは、浴室の脱衣所辺りで鉢合わせ、己の元へと戻って来た]
……フィリップか、金髪、って
[何やらお楽しみなのだろうか、ぼんやり下世話なことを馳せる。 馳せつつも、チャールズへ「ラルフの居場所が解った」事を伝えようと、今度はチャールズを探す破目に。 見つかる前に、一体のドールがやって来た。
時折食堂に居る、気の利かないドールだ>>1:29 持ち上げた手を左右へ降って、「去れ」との合図を送る]
凍ったオレンジは、もういいよ あれは体調が悪い時だけ、食べたい代物だから
[少年期、熱を出した時に、シスターが食べさせてくれたオレンジは少しだけ凍っていて、口の中ですうっと溶けて心地良かった。
なんて、感傷に浸っていたら――両腕を掴まれた。 それでもまだ事態が飲み込めず、緩く首を傾ぐ]
(326) 2014/02/06(Thu) 03時頃
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――そうか、今夜は私が囚人、なんだっけ…
[牢獄アムネシアが、己を待っている。 其処には、同胞達と生贄達が、収容されているのだろう
記憶―― 失って困る記憶など無い、 少し前まで、そう思っていたのだ。
けれど、今は如何だ? 失いたくない記憶があるから、それを自分で自分に隠そうと なんでもないようなふりをしている。
否、失って困る記憶なんて、幾らでもある事に今更気づいた。
「困る記憶」じゃない。 本当に性質が悪いのは「失いたくない記憶」だ]
(327) 2014/02/06(Thu) 03時頃
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違う――…、無くしたくないわけじゃない、 ……そう、無くしたら面倒だから、……
[意識してはいけない。 自分で、自分に言い聞かせる。
その効果はあったのか、謎だ。
館内に放ったドールが最後に 「ヤニクは館内に居なかった」なんて告げるから、
――ああ、きっと全てが*台無しだ*]
(328) 2014/02/06(Thu) 03時頃
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――……シュウルゥの部屋で眠る君を見た時、さ。
――…酷く、胸くそが悪くて。
彼は何かを言っていたけれど、 それすら耳に入らなくて――…
[足を留めたフィリップへと回した腕に、 ゆるく、力を籠める。
押し退ければ、暴れれば。 その腕からは容易く逃れられる、そんな加減で。
フィリップのその身を、自らの胸元へと抱き寄せた。 互いの体温が混じる程の、そんな間近]
(329) 2014/02/06(Thu) 03時頃
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――……君が僕以外のモノになるのなら、 僕はその相手を全て殺す。
[ただ、事実を告げるように淡々と。
それはこれ以上無く血に染まった、 自分勝手な愛の言葉で。
背けられたその首筋へと――…… 口付けるように、舌を這わせた*]
(330) 2014/02/06(Thu) 03時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/02/06(Thu) 03時頃
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/* サイラスはありがとう、ありがとう 最後に話したかったんだけど あのまま大浴場に居られたら入っていけなかった から
仮令歪んでいようとも、強くなっていくさまに… 喜びを滲ませてしまう うん
(-167) 2014/02/06(Thu) 03時頃
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/* Q.BLの受けと攻めの定義って? A.受けは突っ込まれて、攻めは突っ込むんです!
……というやひろたんの教えは忠実に実行できたと思うんだけど、 果たしてこれで良かったんだろうかというあれこれ。
脳まで筋肉っていうか、 脳まで海綿体っていうか……
思考回路があれ過ぎて、絡みにくかったんじゃないだろうか。 バランスの取り方が難しいね!
(-168) 2014/02/06(Thu) 03時半頃
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[>>+58どうやら吸血種は眠るようで、今日ここに来たのがこちらに危害を与えるような吸血種でなくてよかったと安堵する。]
…?どうした
[そちらへと意識を向けていれば裾が引かれる感覚に腕の中の存在をみやる。その穏やかな顔つきが変わったのは一瞬の出来事だった]
は?
[come?perdon?色んな国の知りうる全ての言葉で疑問符が浮かぶ。
何を言ったんだこいつは、いったいなんなんだこいつはとぐるぐると駆け回っているうちに愛しい顔が迫る]
(+60) 2014/02/06(Thu) 04時頃
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嫌だったら背中を叩け
[我慢できるわけもなく。それでも出来るだけ優しく頬に触れて唇を寄せる。拒絶されなければ舌をねじ込み、イアンのそれに絡め、可愛らしい歯列をなぞってたっぷりと味わった。]
…っ、満足か。
[二人の間を唾液が糸となって繋ぎ、ぷつんと離れる。また彼の表情がたまらなく、耐えられなくなりそうで横を向いて**]
(+61) 2014/02/06(Thu) 04時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/06(Thu) 04時頃
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[ヤニクの動きを封じたのを目の当たりにし、 震える聲で紡いでいた呪が途切れた。
ああ、煙草が吸いたい、でないと眠ってしまう。
意識が落ちる少し前、眼瞼を下ろしたまま 自身のシャツの胸ポケットを探る。 タールの重い紙巻煙草の入ったシガーケース]
シュウルゥは、口に合わないと言っていたんだ。 ……… 火、点けてくれるかい
[アランへ促し、自身のポケットに入ったままの マッチ箱をを取って貰う。 先端に朱が灯る様も、録に見れない。瞼が開かない 紫煙を撒きながら、浅く微笑んだ。
苦味をもってしても、眼が開かない。 こんなことなら、シュウルゥに珈琲を…… いや、彼はもう此処には居ないのだから、無理。]
(331) 2014/02/06(Thu) 04時半頃
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アラン、キミの左、薬指……どこ?
[尋ね、握る手に触れて指を辿る。 見えないまま、左手の薬指を手探りに探る。
煙草の先端を、そっと彼に押し当てた。 血液を奪う真似はしない。
だから、これは。彼に、彼の心に刻む為の、烙印。 心臓に一番近い薬指へと為す、咒い。]
(332) 2014/02/06(Thu) 04時半頃
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… ―― ani ohevet otcha
[皮膚を焦がす煙と共に、火傷は自分の薬指と同じ、 否、色だけ違う。火傷による、深紅の百合紋。
左薬指の墨は、ほんの少し薄くなる。
……口端を軽く上げて、地面に煙草を押し付けた。 掌に意味を綴ろうとしたが、もう指が……動かない。**]
――― 「あいしてる」、って… 意味だよ
(333) 2014/02/06(Thu) 04時半頃
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[呪と呼ぶには、余りに少女じみていた。 だから、これはただのおまじない。
彼と、心臓に一番近い場所で繋がる為の、おまじない。
意味を明かしたのは、忘れるなと念じた彼が、 身体を離すよりも、少し前のことで。
眼を開くことができたのなら、 驚く顔も見れたのだろうに、――残念。
唇に触れた、動揺を示す呼気しか、解らない。]
………忘れないでね、ぼくが、待って、ること。
(-169) 2014/02/06(Thu) 04時半頃
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[忘れた方が良いのかもしれない。 ―――恐らくは、拷問程度では済まない気がした。
忘れて貰った方がいいのに、忘れるなと唱える。
子供じみた、小さな、嘘。 子供ではない、願い。
自身が持ち去る硝子靴の代わりに、片割れだけ残す。 それが靴の形では無くとも、彼は探し当ててくれるだろうか
もし、変わり果てても、自分だと気づいてくれるだろうか
意趣返しになれば良いと呵って意識が落ちる。 離れる前に、一度、彼の手を握ってから力は抜けた。]
(-170) 2014/02/06(Thu) 04時半頃
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[ 子供扱いするなよ?――ほら、これは大人の行為だ。
エンゲージリングを贈り、永遠の愛を求めるなど **]
(-171) 2014/02/06(Thu) 04時半頃
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