人狼議事


233 冷たい校舎村5

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【人】 記者 イアン


  …… そして、死にゆく安楽一記の世界よ *
 

(313) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン

 ── 午前8時50分 踊り場にて ──

[ 3年4組の教室からほど近い階段。
 一階と二階を繋ぐ踊り場に、そのマネキンはある。

 罅の入った大鏡の下、
 やたらとでかい図体を縮こまらせて、
 踊り場の隅で膝を抱えているのが其れだ。

 かくりと項垂れた首を持ち上げようなど
 誰も思わぬかもしれないが、
 そうすると分かり良いかもしれない。

 真っ白な人形の無表情は、
 口端の延長のように両頬が罅入って、
 そこからとくとくと血を零している。

 笑顔を模しているのだろうね。
 其奴がいつだってそうしていた風にさ。]
 

(314) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ …… それから、
 強く握られたまんまの右手の中には
 鏡の破片なんかじゃあなく、
 紙切れが収まっていて、
 そこにはご丁寧に名前が書いてあるのだ。
 ── 安楽一記 と。

 …… その紙が何かって?
 受験生なら見慣れているだろう。
 模試の結果が記されているだけさ。

 とはいえ、可もなく不可もなく
 受かるも八卦落ちるも八卦…… みたいな
 なんとも面白みのない結果ではあるけどね。]
 

(315) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ 意味が分からなくたって仕方がない。
 それは安楽一記という人間の問題だ。

 そんなちっぽけな事実如きに殺される
 小さな人間の抱えた問題だ。]
 

(316) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


  …… ああ、でもその手を
  強引に開くというならば覚悟し給え
  自分さえ騙し続けた事実を晒された暁には
  ──…… 安楽一記は死んでしまう
 

(317) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ ── 等と、偉そうな声も聞こえない。

 …… 兎に角、その
 其奴らしさの欠片もないマネキンが、
 それでも其奴の残していったものなのだ。

 何にも出会わなかった。追われなかった。
 責められもしなければ、笑われることもなく。

 ひたすらに主観で進みゆく物語に
 他の登場人物なんて居てくれやしない。]
 

(318) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ 少なくとも唯一つ確かに言えるのは、
 自身の信念── 或いは正義に基づくなら

 この時の凍った冷たい校舎にて
 選んだ訳でもない終わりを迎えた時点で、

 安楽一記は思い通りにならない世界など
 早く捨ててしまわなければならない。

 ただしいみちと綴って正義なのだからさ。
 これはそういう物語であった。

 別に笑ってくれても、蔑んでくれても構わない。
 或いは、全く関心を示さなくたって。]
 

(319) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


          個人の死のその瞬間から
        その世界は滅ぶのとおんなじこと **
 

(320) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【墓】 少年探偵団 ガーディ

[紅茶に目を落としたまま、亀森君の話にあたしは耳を傾ける。>>+65]

 ……うん。
 椿ちゃん、あたしと話した時は、自殺したのが自分だって自覚はないみたいだった。
 だけどさ、校舎からだんだん人が減っていったら、そのうち気づくんじゃないかな。
 あのメールの送り主は自分だったんだ、って。

[携帯を開いても、もうあのメールは残ってないけど。
だけどあのメールの内容は、あたしの中に残ってる。
多分、ずっと忘れない。]

 そしたら、そういうこといっぱいいっぱい考えると思う。
 だって、自殺したんだよ? それって、よっぽどのことだよ。
 みんながどれだけ説得したって、その決意を変えるって、相当大変だと思う。

(+68) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【墓】 少年探偵団 ガーディ

[あたしだって、何度も死ぬことを考えた。今だって考えてる。
だけど、実際のところ、まだ実行には移してない。
椿ちゃんは、それを実行した。その重みを考える。]

 一度死のうと思ったんだもん。このまま死ねるなら、死なせてって思うのが自然だと思う。
 帰ってこない理由をいっぱい考えるんじゃないかな。

[自殺した理由が解決したわけじゃないことも。
自殺を図ったって評判が付きまとうことも。
後遺症が残るかもしれないことも。
椿ちゃんが考える、帰らない理由になると思う。]

(+69) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【墓】 少年探偵団 ガーディ

 無理に助けることなんて、きっと誰もできないと思うよ。
 そうだなあ……あの校舎で死んだら、この世界に帰ってきたから、あの校舎の椿ちゃんを殺せば帰ってきたりするのかもしれない、けど。
 それって、こうやって帰ってきたから言えることだよね。
 あの校舎にいる時に、死ねば現実に生きて帰れるなんて確信はなかったんだし。

[永谷君の言葉を思い出した。
あっさり受け入れるんだな。>>3:123
しっかりしてんな。>>3:124
決してほめ言葉じゃなかったあの言葉。
今だってあたしが、椿ちゃんが生死の境をさまよってるっていうのに、その状況をこんなに冷静に受け止めている。
やっぱりあたしって、まともじゃないんだなあ。]

(+70) 2018/02/21(Wed) 00時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/02/21(Wed) 00時頃


【墓】 少年探偵団 ガーディ

 あたしたちにできることは、椿ちゃんが帰って来たいって思ってくれたらいいなって願うことだけだし、
 あの校舎にいるみんなにできるのは、椿ちゃんが帰りたいって思えるように説得することだけじゃないかな。
 決めるのは、椿ちゃんだよ。

[あたしはそう言って、ふと亀森君に顔を向けた。
自殺を図った人に、ずいぶん理解があるんだなって思ったから。]

 ――――もしかして。
 亀森君も、死にたかった?*

(+71) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【独】 子守り 日向

/*
ぱちぱちぱち。
更新してから纏めてもじをかこう

(-94) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 二階の声が此処まで聞こえていたのなら、そっと近づいて幽霊の振りでもしただろう>>267
 確かに、声は聞こえた。
 しかしそれは教室の外で。

 「 俺、みんなのこと好きだからさ、
 悲しむ顔は見たくないな 」>>0:463

 何処かで聞いた事がある言い方だ。]

  永谷………?一人で何言ってんの。

(321) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 相変わらず気持ちの悪い事を言う。
 文句を言ってやろうと身体を起こして廊下に半身を出す。

 誰もいない。
 不審に思って、鋏を手に取る。

 すぐ後ろで安楽の笑い声がする。
 振り返っても開けっ放しの窓から風が吹き込むだけだった。


  ──気持ち悪い。]

(322) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【独】 受付 アイリス

/*
みるちゃん、おちろるだいじょうぶかな?

(-95) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 「 心配かけて悪かった 」>>2:385

 耳元で聞こえたのは十朱の声だと思った。

 「 心配してくれてありがと 」>>159

 微かに聞こえる別の声が混ざる。
 気持ち悪い。

 『 無理はするなよ 』>>2:386
 『 無理して笑わなくていいよ 』>>161

 耳を塞ぐ。
 身を守るように縮こまった。
 声は頭の中に直接響く。
 繰り返し。
 気持ち悪い。
 気持ち悪い、気持ち悪い。]

(323) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 「 もう大丈夫だから 」

 窓ガラスに映った自分の顔が笑っていた。
 鋏を窓ガラスに突き立てる。
 持ち手が手に食い込んで血が滲んだ。]

  なんだそれ……なにそれ。
  そんな顔、してない!
  日向に、みんなにそんな顔、向けてない!

[ 日向の声が聞こえた。>>172
 聞こえてない。
 ただ思い出した。]

(324) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 声が聞こえない所まで走る。
 それでも声は付いてきた。
 亀森の顔が頭に過ぎる。

 ふーん、って顔だ。
 あたしがいつも仲間内に向けてる顔だ。
 笑ってる声はあたしが大丈夫って嘘ついてる時の声。

 全部人と深く関わるまいと決めた、
 無関心なあたしそのまんま。]

(325) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

 あ、そっか。

(326) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 気持ち悪かったもの全部、あたしだ。

 非常口の扉を抜けて手すりに背中を預ける。
 追ってくる物は何もない。

 足が滑ったのは偶然だった。]

(327) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 手すりを掴む。
 髪の毛を何かに掴まれた。
 首ががくん、と揺れて手から力がぬける。
 髪の毛を掴む何かだけが命綱。

 視界を覆う長い髪が邪魔だった。
 拓けた視界、足の下。
 鉄柵に囲まれた給水所と雪が積もった地面が見える。
 目眩がする程、遠い。]

(328) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 痛い。
 ぶち、と髪が切れる。
 それでも腕を伸ばせば手すりには届きそうだった。

 伸ばしかけた手を、下ろす。]

  ………は、はは…
  ……邪魔。

[ 全部バレてた。
 ハッピーエンドを描いてくれた子にも、
 もしかしたら気持ち悪いと思ってた奴にも。
 此処が死に時だと握り締めていた鋏で、
 見てくれだけの虚飾を切った。]

(329) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 痛い。

 何だろう。
 お腹が熱い。
 右肩に刺すような痛みが走った。

 刺さってる、と自覚するまで時間はかからなかった。
 まだ血が流れてるから、死ぬまで時間がかかるかもしれない。

 自分もマネキンになるんだろうか。
 マネキンになったらその後は、
 本当に死んでしまうのだろうか。]

(330) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 身体の何処が痛いんだかよく分かんない。
 ただ静かに落ちて来る雪だけが頬に当たって冷たい。]

(331) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ あたしが其処に居なくても良かった。
 舞台の上にある物が舞台の上にある物として、
 脚光を浴びていることが嬉しかった。

 日向も、香里も、芽衣も、椿も、蘭も、
 永谷も、安楽も、亀森も、十朱も、龍騎も。
 あたしにスポットライトが当たらなくてもいい。

 
 落ちてくるのはあたしの髪か、
 でもその中に風で剥がれた赤い、劇のポスターがある。
 それだけは、と掴もうとする。
 そろそろ誰か、この喉につっかえたものの答えを教えてほしい。]

(332) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ ただただまっすぐに、手放しで、
 そこでようやく理解した。]
 


   これも …… すき …… だったん、だぁ……



[ 今更気づいて、

   ほんと馬鹿じゃないの。 ]

(333) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 伸ばした腕は糸が切れた人形のように垂れた。

 後には、
 吹田実瑠の格好をしたマネキンが鉄柵に刺さっている。
 雪の上に長い髪を沢山散らして。**]

(334) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【独】 子守り 日向

/*
えーん、実瑠ちゃーんしくしく

(-96) 2018/02/21(Wed) 00時頃

覆面嫉妬団 ミルフィは、メモを貼った。

2018/02/21(Wed) 00時頃


【独】 受付 アイリス

/*
ひええ、おつかれさまあ……!

(-97) 2018/02/21(Wed) 00時頃

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