162 冷たい校舎村3-1
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……いいや。
[凄い、とか、そういう言葉が聞こえてきて、頭がチクリと痛んだ。 俺は過去を覚えていないだけ、傷が無いだけであって、凄くなどない。 むしろ傷を負うのはこれからなのだ。
大切な人を死なせた男の、何が凄いものか。 なあ、“健五郎”?]
眠くなってきた……な。 休むのも大切だ。
[ぽつりぽつりと話をして、大きな異論が無ければ、話はまとまっただろうか。 大きな欠伸をひとつする。他に何もなければそのまま寝袋を借りて教室の隅、>>155女子とは反対方向へ。
朝のチャイムで誰かがいなくなるのは、避けられるのだろうか。 一抹の不安も、眠気が少しずつ覆い潰していっただろう。*]
(161) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* 落ちロル始まるで…!(そわあ
(-104) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* 健五郎さんはいちいちさりげない仕草がほんっと女性に優しい 秋野絶対寝る場所とか気にせずど真ん中で寝てそう
(-105) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* 結局はあれだな。 女子に囲まれて落ち着かない健五郎は描写できなかったな(
1対1だと普通に話せるけど、1対2だと話せなくなります
(-106) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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うん。さんせー。 なにか、見つかるといいなあ。
[意識しなくても、気楽な言葉が、ちゃんと言える。 恵冬に誘われれば、すくりと立ち上がって、笑む。
ただ、眠る前にひとつだけ口にしたのは、]
あたし、帆北にもらったお兄さんのサイン、 まだ、部屋に飾ってるよ。
[記憶が戻るのならば、思い出話に花でも咲かせようか。 三年間、長いこと、言えなかったけれど、 今なら、言える。言っておこう、と思った。 ただ、それだけ。
おやすみ、と呟くように、目をとじる。*]
(162) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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――朝・教室――
[ふいに目が覚めたのは、差し込む朝日が眩しかったからだろうか。 まるで眠りからふつりと切り離されたような、そんな目覚めだった。
絡み付くような眠気は微塵も残らず、かといって充分に眠れたあとの爽快感が伴うわけでもない。 どうして意識が覚醒したのだろうと、そう深夜に不思議がる感覚が一番近い]
……窓の外、あかるい。
[ぽつりとそう呟いて、朝日に照らされる校庭をぼんやりと眺めた。 いつもなら、きっと登校する学生でにぎわっているのだろう風景]
(163) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[そういえば今は何時だろうと、時計の方へ視線を運ぶ。 何の気はない、無意識の動作の後で、後悔したのは刻まれた時間が目に入ったからだった。
8時49分。 チャイムが鳴る、その直前。
時計を凝視したまま、恵冬は凍りついたように硬直した。 心臓が早鐘を打ち、緊張がのどを詰まらせる。
声を出す事すら忘れて、ただ竦みあがる事しかできない]
(164) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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―翌朝―
「――…桂一…」
………。
[小さな声で誰かが自分を呼ぶ声が聞こえて、目を覚ます。寝起きはどちらかというと悪い方だから、普段はこんな小さな声で目を覚ますことはないのだが。
寝ぼけているかのような、どこか虚ろな目で教室の扉の方へと視線を向けた。 寝袋を抜け出すと、操られているかのようなふらふらとした足取りで教室を出て、上階へと向かう。 チャイム鳴る時は必ず集まる、なんて約束は、この時の頭に無かった。
目的地に向かうまでの間も、ずっと"誰か"の声は聞こえ続けている。いや、誰か、じゃない。何度も何度も聞いた、聞き慣れたこの声は――]
(165) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[みんなは、となんとか時計から視線を引きはがし、教室を見回した。
誰も、いない。 昨晩は確かに全員揃っていたはずなのに、そんな痕跡はどこにもない。
もしかしたら、もうみんなマネキンになってしまったのだろうか。 恵冬こそがこの世界の“ホスト”で、最後にただ一人、この世界に取り残されたのか。
そんな懸念は、泣きそうになって時計を見上げた瞬間に霧散する]
(166) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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……びょうしん、が。
[止まっている。 一秒一秒、時を刻むはずの細い針は、ボンドで貼りつけにされたようにぴくりとも動かない。
その事に気付いた瞬間、身体を縛り上げていた恐怖が消えた。 理解が、染み渡る]
私、行かなくちゃいけないのね。
[誰にともなく呟いて、胸の前で指を組み合わせた。 決意を揺らがせずに済むように、かたくかたく、ぎゅっと。
そうして、立ち上がって静かに歩き始める*]
(167) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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――図書室――
[早朝の図書室は、カーテンの合間から漏れ出る淡い朝陽のせいか、静謐な気配が漂っていた。 白く柔らかに霞む視界は、どこか夢の世界を思わせる。
なじみ深いはずの風景が、少しだけ遠い場所の景色のように思えた。 踏み入る自分が、聖域を侵す涜神者のようにも感じられそうだ。
それでも、怖気づいて引き返そうという気持ちは起こらない。 辺りを眺めながら、ゆっくりとした足取りで奥の本棚の方へと進んだ。
8時49分で時を止めた時計。 夜の内に、恵冬ひとりを残して姿を消した級友達。
揃った条件を見て、そして知る。 次にこの世界から消えなければならないのは、恵冬自身なのだと]
(168) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[そう思ったら、止まった時を動かせる場所はここしか思いつかなかった。
いつもいつも、直視したくない現実にぶつかった時、恵冬が逃げ出してくる場所。 沢山の本に溢れた、物語の坩堝のような安息の地。
本棚の合間を縫って歩き、一番奥の棚の前に立った。
逃げ出す場所が本の世界なら、向きあわなければならない現実はここにある。 踵を鳴らして身を翻し、図書室の奥から廊下の方を挑むように見据える]
(169) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[異変は、はじめ本の背表紙に落ちた赤い点として現れた。 右手前の本棚の、恵冬の目線の高さにある一冊。 その背表紙に、ぽたりと、血が滴るように赤がにじむ。
滴るそれは、すぐさま点から線になり、文字の羅列を生み出しはじめた]
『けいとはいつも、ひまさえあればほんばかりよんでいました』 『ほんのせかいはとてもやさしく、けっしてけいとをきょぜつしません』 『こわいことも、かなしいこともありません。にげばとしては、これいじょうないくらいにさいてきだったのです』
[物語のように綴られる、赤黒く不気味な血文字。 ダイイングメッセージにも似たそれは、背表紙から背表紙を這い、床を伝い、そうかと思えば反対側の本棚に突然現れる。 一度書いた文字に被ることなどお構いなしに、好き勝手に空いた隙間を埋める]
(170) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[怖い、と、目の前で繰り広げられる異変に胸の前でぎゅっと手を握りしめた。 足が竦み、マネキンたちの様子がなんども頭の中をぐるぐる廻る。
血の海に沈む風子のマネキン。 喉を裂かれ、胸元まで血に染めたひなこのマネキン。
彼女たちも、こうして脅えていたのだろうか。 恐怖に打ち震えながら、こんな現象に向き合ったのだろうか。
恵冬が身を竦ませている間にも、血文字は空いたスペースを塗りつぶすように増殖していく]
『こわい』『いやだ』『どうかゆるして』『きえてしまいたい』
[いつしか言葉は文章としての意味を成さず、読み取りがたい断片ばかりに変わり果てていた。
それでも、わかる。 これは恵冬の本心なのだと]
(171) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[極限まで高まった緊張の中、目の前を過るのはいつもの家族の光景。
小さな諍いは日常茶飯事で、その火の粉が恵冬にまで降りかかることは珍しくなかった。 怒鳴り合いや、祖母と言い争った後の母の悔し泣きを目にして、何も言えずに立ち竦む事もある。
もう離婚しようという諦観に満ちた父の声を、部屋の扉越しに何度も聞いた。 世間体が悪いと反発する母の声に耳を塞いで、逃げ出すように本を開く。
恵冬は、いつもあの家で、幽霊のように忘れられた存在になりたいと願い続けていた。 そうして、そうしながら、かろうじて保っていた家族の繋がりが断ち切れることに、ずっとずっと脅えていた]
(172) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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―3階・コンピューター室―
…ああ、やっぱ、アンタか。
[一クラス分のコンピュータが並ぶ、特別教室の一室。 その後ろの扉から入って室内を見渡せば、黒板代わりのホワイトボードの前に、一人の男性の姿を見つけて、僅かに口角を上げる。 部屋に入るまではどこか頭がぼんやりとしていたが、今ははっきりと意識があるどころか、妙に冷静だった。 俺にも"お迎え"が来たのか、なんて思える程度には。
男性――父親はこちらを見てふっと笑うと、口を開いた。 その右手には、銀色に輝くナイフが握られている。]
(173) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[ごくりと息を呑んで、重たい一歩を踏み出す。 縦横無尽に駆け巡る血文字の中へ、慎重に足を踏み入れた]
そうよ、私怖かった。 辛い思いをしないで済むなら、いっそ消えてしまいたいと何度も思った。
[鼻を突く濃密な鉄錆のにおい。 ぴしゃ、と薄く張った水たまりを蹴ったみたいな足音]
(174) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[いつしか、血文字で赤く染まった床の真ん中に、一冊の本が転がっている。 文化祭の準備の時、秋野へと差し出したひとりぼっちの幽霊の絵本。
濡れた足音を引き連れて、その傍らへと歩み寄った。 不思議と、血に汚れた形跡のないその絵本を、取り上げる]
……でも、どんなに逃げ続けても、現実はなにも変わってくれないの。
[ひとりぼっちのさみしい幽霊は、勇気を出して未来を切り開いた。
それなら、恵冬も勇気を出して踏み出せるだろうか。 望むものが得られないとしても、きちんと現実と向き合って、晴れ晴れと笑える日がくるのだろうか]
(175) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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私、行かなきゃ。
私が向きあわなきゃいけない世界は、本の中でもここでもないもの。
[絵本をぎゅっと抱きしめて、目を閉じた。
みんなを残していく事に、罪悪感は募るけれど。 校舎の外で、何もできないと決まったわけでもない。
眠りに落ちる時みたいにくらりと、意識が遠くなる。 深く暗い闇の中に、墜落していく。
――意識が完全に溶ける間際、闇の底に仄かな光が見えた、ような気がした]
(176) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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「…おいで、桂一。」
…わざわざこんなトコまで、ご苦労なことだな。
[呼びかけには頷かないものの、父親の方へと向けてゆっくりと歩みを進める。 父の持っているナイフにちらりと視線を向けた。ああ、あれに刺されて終わり、か。 それはそれは、全くもって俺らしいエンディングだ。 マネキンは血を流した無残な姿で現れるだろうし、アイツらが見つけないでいてくれるといいんだけど。 諦観したような気持ちで歩き、教室の真ん中へと来た辺りで――]
「…桂一…!」
[――さっき入ってきた後ろの扉の辺りから、父とは別の声が聞こえて、足を止める。]
(177) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[時計の針が動き、8時50分を刻む。
鳴り響くチャイムの中、差し込む朝日に照らされて横たわるのは一体のマネキン。 本棚の森から抜け出して、その先で力尽きたみたいに。
側に近寄れば、マネキンが一冊の絵本を抱えていることが知れるだろう。 ひとりぼっちの幽霊の、優しく幸福な物語。
その最後のページの空白に、追加されたのは短い文章]
(178) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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…おいおい、アンタまで来たのかよ。
[そこには、悲痛そうな表情で立っている母親の姿があった。離婚して最後に別れた時と、全く同じ姿で。 その隣には、母よりも背の高い、黒い靄でできた人影も見える。なんだアレ。 ああ、あの人の再婚相手か。コレ、俺が作った幻みたいなものなんだろうし、会ったことないんだから靄の姿なのも頷ける。]
「桂一、こっちに…!私たちと一緒に、いきましょう…?」
[そう言って、手を伸ばす母に向けて苦笑する。 ここで母の手を取って、家族となって幸せに暮らしました、で、ハッピーエンド? ――そんなの、信じられるか。笑わせるな。 此処は、ゲームの世界じゃないんだから。正しいルートにいったって、ハッピーエンドとは限らない。]
(179) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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“またみんなで、楽しい事をたくさん計画しようね”
(180) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[ホント、嫌になるよなあ。ここで選ばせる気かよ。 息子を息子とも思わない父親に縛られて生きるのは、嫌だ。 だからといって、一度息子を捨てて今更家族になろうとか言ってくる母親も、簡単には信じられない。 でも、現実ではどちらかを選ばなきゃいけない。あの世界は、ひとりで生きていけるほど甘くはない。]
…あ、ここ、現実じゃないじゃん。
[それなら、他にも選択肢があるじゃないか。 口角を上げて、父からも母からも視線を外し、窓際へと近づいた。 そこでくるりと反転し、後ろ手で器用に窓の鍵を開けつつ、何をしてるのかとどこか戸惑った様子の二人を見据える。]
(181) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[文化祭が終わり、この先に待ち受けているのが重暗い受験だったとしても。
楽しい日々を作り出すことは、きっと不可能ではないから*]
(182) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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/* 中の人マジ泣きをお知らせします
(-107) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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――どっちも願い下げだよ、ばーか!
[至極楽しそうに笑って、窓をがらりと開ける。 軽やかに窓枠に座って父と母を眺めれば、驚愕したような表情を浮かべていた。ざまあみろ。]
サヨウナラ、お二人さん。またあちらで会いましょう?
[くすくすと笑って――後ろに、重心を傾けた。 そうすれば当然、重力に従って、身体は窓の外、地面に向かって勢いよく落ちていく。]
(183) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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/* ああああああああああああああけいいちくんかっこいいいいいいい
(-108) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[――これが、神楽桂一の選んだ、この世界でのエンディング。 ハッピーエンドでも、バッドエンドでもなく。 見方によってはただの"逃げ"であろう、終わり方。 それでも、俺はこの選択に、この世界に、この終焉に、満足していた。]
…先に行ってるから、お前らも、ちゃんと――
[満足いく結末を選んで、帰ってこい。]
(184) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[チャイムが鳴る頃。
3階にあるコンピューター室の窓が、一つだけ開いている。
そこから窓の外、地面を覗き込めば、そこには男子生徒の制服を着たマネキンがあるだろう。 その姿は、どことなく神楽桂一の姿を彷彿とさせるはずだ。
上から落ちた衝撃のせいか、マネキンの身体は所々砕け、各所から血が溢れてきている。 が、そのマネキンは、どこか満足した表情を浮かべていることだろう。 遠い地面に落ちているマネキンの表情を上から確認できるかどうかは、定かではないが――**]
(185) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/28(Sun) 00時頃
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