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[ぎり、と鳴る歯。>>305今にも更に噛み付いてきそうな表情を、少し嬉しく思う俺は随分と性格が悪い。
……さっぱり目が醒めたようで何よりだ、と。
洋次郎は現実なんか見たくないからこそ昼間ああしてふざけて――「犬」になったんだろうに、俺ときたらそんな事を思ってしまうので、やっぱり酷いのだと思う。
笑うのはヘタクソだから、洋次郎から見た俺はしかめっつらをしていただろう。 けれどその時確かに、怒り混乱しながら、やっぱりどこかで安心していたんだ。俺というやつはひどいので。]
(352) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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[馬鹿じゃねえの、と呻く洋次郎は、触れる>>308と少し震えた気がした。 ああ、「いきてる」。
――「昼になんかいけないくせに」と思いながら、「いけたらいいのに」と、本音か嘘かも分からない様子で笑って、結果を見て「やっぱり駄目だ、わかってたのに」と呻いて、「なんで俺に怒らないんだ」って身勝手にキレてやがる。]
嘘つけ、なっさけねぇ顔して…… 俺が、一番……聞きてえよ そんなの は
[――あ。でも。わかってきたかも。 顰められた洋次郎のツラを見て、「きったねーな」とあざ笑いながら、ふっと理解した。
今俺の目の前にいるのは エゴの塊であって、「蓮洋次郎」であって、 「犬」のハチ公でも、お姉さん方にとっての「いい子」でもない。
……だから安心したんだろうか。俺は。 「いい子」の時の洋次郎は、卒業アルバムに笑顔で映るくせに、卒業後誰とも連絡を取らずに消えてそうだ。たくさんの連絡先をいつのまにか持っていて、たくさんのつながりがあるくせに、夕方に一人でどこか行っていなくなりそうだった。]
(353) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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[……今のお前って、どうでもいい子じゃないからな。]
(354) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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泣けよバーカ くそ野郎 ははは [夜の町に馴染んでお姉さんに囲まれて酒に酔って、昼は寝ぼけ眼で過ごして、そのくせ不満も垂れずに犬みたいにみんなにヘラヘラ笑ってるなんて、どんだけ不健全なんだよ……と思うので、 不健全なお前の不健全で腹黒なところを見た俺は、もっとお前の捩じれたところが見たかった。 生温い牛乳の膜めいた距離を越えて、もう少し近づきたかった。
それができて心底愉快だ。笑える。安心した。 ……それだけの話かもしれない。
そこまで考えて、俺の方がよっぽど不健全じゃね、と笑いが零れた。
昨日、安住が落ちたのに。届きもしなかったのに。 「言えよ」って言葉も、掴もうとした手も。意味なかったのに。
顔色の悪い四十崎を見たのに。 俺なんかよりよっぽどいいやつが、あんなのを見て追い詰められないはずがなくって、あいつに「大丈夫か」とメールを投げもしない自分の臆病さにはほとほと嫌気がさしていたのに。]
(355) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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(ああ、
よか、 った )
[ぐいと押し付けられた手を感じて、たたらを踏んだ。 合わせていた視線が外れる。妙に暑いと訝しがる段階はとうに終わっていて、これ熱だな、という自覚が他人事のように浮かび上がっていた。
お前が訝しがる顔が見られたかどうかはわからない。 あつくね?って。 その問いに答えるにはちょっと色々ありすぎたから。>>309
風邪か後遺症か知恵熱か。どうでもいい。 洋次郎の肩を掴んでいた自分の手を動かし、胸倉に押し付けられた手を上から握る。
離せよ、と示したのか縋っているのか、やってる俺自身がわからなかった。 目が合う。]
(356) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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― 現在、ゴミ捨て場 ―
マジか、かっこわる。
[ どんな風に見えているのか聞けば、>>346 前髪をぐしゃりとあげ、不愉快そうに眉を潜める。 そういう自分は好きじゃない。 安住英子に苛立つように、自分に苛立ってしまいそうだ。 少し目を閉じて、息を吸って、吐く。 再び開いた目で先輩を見つめ、微笑んだ。 ]
弱くないし。大丈夫。
[ 疑問視をつけた復唱に、丁寧な説明が返る。>>347 「っていうと、新聞部か」と呟いて、誘いをかける。 僅かに表情が変わったように思うが、 その胸の内>>348の考えなど、読めるはずも無い。 ]
(357) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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ああ、行く。
[ そう言って、手にした荷物を片腕に寄せ、 彼女が落としたゴミ袋を片手に持つ。 紙のゴミは重く、ずしりと腕に響くが、 重たいものは力の強い方が持つものだと思うから、 そのまま、彼女の分までゴミを運び、捨てる。
メッセージ>>349を送るのを少し待って、 後ろについて歩きだした。*]
(358) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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[ちょっと調子悪いんで帰るわ。悪いな。
そういおうとしたのだが]
……わり、ちょっと、タイム
大人は、よぶな、
[そのまま膝を折る。あっちぃ、とうめく。 自力で屋上を去る努力はするつもりだが、その動きはひどく緩慢だっただろう。]
(359) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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[ごうごうと鳴るのは――……何の音だろう。>>306*]
(360) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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/* 今回は悪気がないからこそたちが悪いPCをやろうとして ちきんゆえに迷走した感がある……。 意味のある会話が嫌い設定どこいったの!! いや、意味ないけど、 でも意味ありげやん!
(-75) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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/* 人数が変わったことにより、同票タイの可能性がありまして
(-76) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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/* 絶望して欲しいのかなーって思うんだけど、どっこい中身が私だし今回完全に自己憐憫とかマジうぜえ路線なので多分しない…自己嫌悪とか縁が無いよこいつ…ある意味太陽系だよこいつ…すごいすなおにひねくれてるけど…ちょっと私が悪い人書けない人だからこんな感じになった…すまない…
(-77) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2018/10/18(Thu) 23時半頃
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/* 私の知り合いにちょいちょいいる、生きているのが辛いという感情がわからない系ポジポジ系統になったよね各務… あとうちは別に苗字にも鏡となぞらえているとかそんなネタも無い…公陽って公の太陽じゃんってそういう意味も考えてなかったんだ…
(-78) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2018/10/18(Thu) 23時半頃
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──現在──
[ 不機嫌そうな仕草>>357に、 思わず、小さく喉を鳴らして笑った。
弱くないし。どこか言い聞かせるようだと思い、 浮かべられた笑みに、なぜか思い出したのは、 弱さから生じるすべてを悪とする言説であった。
ゴミ袋を運ぶ姿を尻目にメールを送り、 帰ってきた男>>358に「ありがとう」と笑む。
弱くないし。そう言う意味。 やはり理解はできない男に、 ひとつ頷いて新聞部へと歩き出し、]
(361) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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──現在/新聞部──
[ ノックを一度、二度、三度。]
万年青くん、いる?
[ やはり慣れた調子で扉を開き、 その部屋の中へと勝手に立ち入る。
同行者にどうぞとも言わず、 きょろきょろと室内を見回したのは、 もう一つ探し物>>328があったからだ。
机の隅を漁るように、躊躇なく手を伸ばし、 少しの作業の後に、薄っぺらい本を見つけ出した。
それを手に取り、振り返った先に、 さて、目当ての人物はいただろうか。*]
(362) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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/* イメソンな、当初の予定ではバズマザーズの傑作のジョークとかスクールカーストでした。 途中灰に落としたけどclimbgrowのくだらないとかね…Suspended 4thのVanessaもちょいちょい鳴ってたね… 死亡エンドだとCRAZY VODKA TONIC の言い訳を知るに落ち着く気がしています… PVが無い…アルバム紹介PVの1:50〜ぐらいしかない…出てる部分もだけど…深い闇に嫌気が差してきたよとか…最後に残るのは平常心のようだとか…あなたの分も生きる 、で終わるのが…いい…でも生存ルートかな!? 生存ルートかー…特に頭の中で鳴らないなー…そのうち聞こえてくるかな。
(-79) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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[鸚鵡返しのような返事に、ほどよい距離感の相槌。>>333 深く掘り起こすことのないやり取りは、浅く軽く。 いい意味で外見と違って、話しやすいひとだと思った。
そんな感想を持つ男が、優しいかは首を傾げるところだ。>>334 送ったメールの内容も、到底心配して送ったものだと伝わらない代物で。 それでも無理して四十崎が笑ってやしないか。 気になっていることだけは、確かだった。
教えてくれた教室での様子に、あー、と頷いて。>>335]
それ。合ってるのかわかんない、ってのわかるっす。 いつも面白くも楽しくもないのに、笑ってるし。 だから、聞かないとわかんないんすよね。
[その口から語られる、四十崎談に納得しつつ。 傷ついてる、には少し首を傾げた。 その落ちた「安住さん」と仲でも良かったんだろうか。]
(363) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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友村先輩……よりも、 はのん先輩の方が呼びやすいんで、そっちで。
[覚えやすい方で覚えながら、抹茶オレをまた一口。
続く質問への反応に、俺は更に首を傾げた。>>337 ここまで淀みなく答えてくれていた口が、止まって。 じっと見上げてくる目を見返して、答えを待つ。
期待は特にしていない。 ただ、はのん先輩のほどよい距離感から出る言葉。それが俺にとっては、とてもわかりやすい気がしたから。 それだけだったのだけど。]
(364) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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/* うん。こいつ絶対メール覗き込むから! ゴミ捨て中で大正解のグッジョブです!しつつ眠気がマックス
(-80) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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…………。 なんか、四十崎先輩の女版みたいなひとっすね。
[思わず零した感想。
実際見たら違うんだろう。たぶん。 教室以外で見せる顔もあるんだろうし。]
それにしても…… はのん先輩の話って、すごくわかりやすいっすね。
[思ったまま口にして。 携帯にメールを受信したことに気づいた。>>343 内容を確認してから、はのん先輩へ向けてぺこりと頭を下げた。]
(365) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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それじゃ、俺いきます。 どうも、ありがとうございました。
[体育会系らしく礼だけはきちんとして。 空にかった抹茶オレのボトルを、ゴミ箱に落とした。*]
(366) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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[カフェオレを自販機で買って、廊下を歩きながら。 窓の外を見れば、野良犬が見えた。*]
(367) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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[もし生きていたとしても。 何も、聞こうとしないんだろう。 何を、聞けばいいのかわからないんだろう。]
──…それでも、
[生きてたら、何か違うのかもしれない。 なんてのは結局見ているだけの、傍観者の戯言だ。*]
(-81) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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不意に、その犬の耳がひくりと動いた。
(368) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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小さな三角形を作るように垂れた耳が、 なにか大きな物音を聞きつけたような、 もしくは、微かな声を拾おうとするような、 そんな素振りで、ひくりと動いた。
そのくせ、たった一声だって鳴かず、 犬は落ちきる寸前の太陽の放つ、 力強くも儚い光に包まれた校舎を見上げ、
そしてまた、覚束ない足取りで、 その小さな舞台を後にした。*
(369) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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/* 36度から37度4分とかに助走つけてあがる体温嫌いじゃない
皆様も十分体調にはお気をつけて。季節の変わり目ってこわいね。
(-82) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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───────────────── To 四十崎 縁 From 辰巳 刀流 ─────────────────
それじゃ、持ってきます。 どこにいます?
─────────────────
(370) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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/* 安住がいきるのかしぬのかをみまもるのです
各務くんと黒江さんのゆくえがきになります
(-83) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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/* いろいろとギリギリで申し訳ない! はのん先輩、ありがとうございます!
(-84) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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― ゴミ捨て場 ―
[ 面白そうに、彼女は笑う。>>2:361 何が面白かったのか自分にはわからないが、 誰かが笑ってくれるなら良いと思えた。 嘘でも笑っていれば案外何とかなるものだと、 信じている節はある。 感情コントロールはお手の物で、 作られた笑みの真実のパーセンテージは幾つだろう。 俺にだってそんなの、わかんねえよ。 「ありがとう」の言葉に「どういたしまして」と返して、 のこのこ歩いてついていく。 ]
(371) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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