164 冷たい校舎村3-2
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[教室には、その後、人の出入りはあっただろうか。 誰かが来れば話をしたけれど、それが途切れたなら、いつものように本を読んでいたと思う。
そして、戻ってきた東彩の書く文字に、来夏もまたマネキンと代わってしまったことを知って愕然とする。>>297 行こうかどうしようか、だけど少し勇気が足りない。 読みかけの本の頁が、残り少なくなった時、意を決して顔を上げた。 8時50分までに、まだ少し時間はある。 やっぱり、行こう。見てどうなるものでもないかもしれないけれど、そう思う。
教室に人がいれば、「少し出てくるね」と声をかけただろうか。 もし、何人かが教室にいなければ、探しに行きたい気持ちもあった。
廊下に出る。窓の外は、暗い。 だけど、雪の白さのせいだろうか。時間の感覚がなんとなく分からなくなる。 気を付けないと、と思いながら、歩きだした。*]
(320) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/11(Sat) 23時半頃
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そう、かな。
[自分では、とてもそうは思えない。 けど、瑠希の意見>>306をはっきりと否定するのも申し訳ない気がして、ゆるやかな疑問にとどめた。
七五三は食堂に向かっただろうか。 彼が離れた隙に、瑠希にだけ聞こえるように小さく話す。]
遅くなったけれど、いつでも聞ける。それと、俺も。伝えたいことが。 教室に居る。
[それだけ言うと、口を閉ざす。 そして、じっと七五三の背中を見つめた。*]
(321) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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──1F・廊下──
……あ、れ?
[数分ほど歩いて、何かがおかしいと気づく。 廊下は、こんなに長かっただろうか。歩いても歩いても、終わりが見えない。
また、校舎に何か変化が起きたのかもしれない。 焦って、足が急く。だけど、廊下は終わらない。 いつの間にか、走り出していた。 どうしよう、教室に戻れなくなっちゃう。 息が切れて、だけど、なおも走る。
──そして、私は、前方に、小さな人影を見る。]
あっ、……
[声をあげかけて、気付く。あれは、誰? ここにいる、誰でもない。驚愕して、立ち止まる。 その人影は、小さく小さく、怯えたように身を丸めて蹲る、少女の姿だった。]
(322) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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[電話が通じれば来夏と話をし、 コール音が止まなければ電話を切るだろう。
その後、足早に進む廊下。誰もいない。 自分と、来夏と、別所。 他にも誰か"戻って"きているだろうか。
階段を降りてたどり着く昇降口。 下駄箱の中には、履き慣れた茶のローファー。
それに履き替えて、昇降口の扉を押すも、 やはり鍵が掛かっていた。
そこを開けて外に出ようとしたが、思い留まる。
翌朝、用務員が来たときに 昇降口が開いていると不味くないだろうか。
判断は一瞬。上履きを下駄箱へ入れ、 ローファーを片手で持ちながら、ひらりと身を翻す]
(+25) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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[ ぱちん。視線が合って、少しの沈黙。 その後に、顔が柔くなるものだから、 合わせた瞳を、瞬かせて、言葉を聞いた。 ]
…そっか。 ――良かったね。それでも、前進だ。
[ 綻んだ表情に、昔が過って。 なんだか懐かしい、そんな気持ちになって。 つられて、少し、声と表情が柔くなる。 さっきの好みの話も、良かったみたいだし。 こういう話も、信頼されてるんだ、って、思うから。 やっぱり、自分だけなにも言わないのって、 それって、酷いなあ、とも、感じて。
だから、問いには、少し、正直に答えた。 ]
(323) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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……わた、し?
[その少女を、よく知っている。 毎日毎日、鏡やガラス越しに、嫌になるほどに見ている姿。 小さな体躯はあまり変わってはいないけど、髪が少し短くて、今よりももう少し幼い。 あれは、私だ。
そう気づいた瞬間、急に、心が静かになる。]
……ねえ!
[呼びかけると、蹲った少女が、いやいやと首を振る。 いやだ、怖い。何も言わないでよ、もう歩けない。 私、これ以上、頑張れない。 その子は何も言葉を発しないのに、全身からそんな声が立ち上るようだった。
あの時、私、こんなだったのか。 どこか不思議な気持ちで、それを見る。 ああ、これは、弱いな。弱くて、どうしようもなく情けない。]
(324) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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[──だけど、私がいちばんよく知っている。 この、目の前の子どもが、自分なりに、大事なものを守ろうとして懸命に踏ん張っていたこと。 弱いなりに、歯を食いしばって、どうにか耐えていたこと。 ずっと、負けてしまった記憶ばかりが先行して、そんなことも忘れていたのだけれど。
この子は確かに弱かったけど、それぐらいのことは認めてあげてもいいでしょう。 だって、この子は、私なんだ。
彼女の前まで、歩み寄る。 膝を少し折って屈みこんで、手を差し出した。
怯え続けた2度目の敗北。 この子に、私、言わなきゃいけないことがある。]
(325) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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正直…自意識過剰、かも、しれないけど。 …条件だけなら、もしかして、って。 そう思ったことは、あったよ。
[ 苦笑して、吐露。 最近色々あって、って、そう付け足して。 多分、やっぱりまだ、話すのに力は使うけど。 一言一言、疲れるけれど。 さっきみたいに、なんにも言わないってより、 だいぶマシにはなったんじゃないだろうか。 ]
(326) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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──あのね、大丈夫。大丈夫だよ。
[道の先にいる私から、そこで蹲っている私へ、告げる。 小さな、あの頃の私へ。
今、どれだけ絶望が深くても。 また、折れそうになっても、大丈夫。
しょうがないなぁ、って苦笑するアヤカたちを思い出す。>>3:197 私の高校生活に、あの子たちがいて本当に良かった。それは、嘘じゃない。 そして、それから。]
(327) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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[──志乃ちゃん。 あの日、何も聞かずに、落ち着くまでずっと頭を撫でて一緒に帰ってくれたこと。>>0:176 本当に、感謝してもしきれない。
体育の時間に、不意に「千佳子、一緒にやろう」と響いた声を思い出す。>>2:121 グループ活動の類で組む相手がいない時に、いつもの涼しい顔で月詠は声をかけてくれたし、来夏は笑いかけてくれた。 愛らしく弾んだ声と共に、恋が肩を抱き寄せる。撫でてくれる温もりが優しかった。
教室で不意に顔を上げたときに、別所とよく視線がぶつかる。>>74 そのたびに、ひどく慌てながら偶然ですといった空気を装うのが、少しだけおかしかった。 東彩が、自然な素振りで時折、声をかけてくれる。 文化祭の準備中、柏原や七五三たちがノリ良く騒いでいる姿に、いつだって心がほぐれていた。 佐久間から貰った飴玉を口内で転がせば、それはとても甘い。
樫樹くん。──あの日、声をかけてくれて。 そして、物語の続きのないこの世界で、手を差し伸べてくれて、ありがとう。]
(328) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[そういうたくさんのことをきちんと拾って、何度折れたとしても、また立てる。 だから、今蹲っている目の前のあなたは、いつか絶対に大丈夫になる。 私が、保証する。]
だけど、……ありがとう。
[小さな私が、驚いたように顔を上げた。 視線がぶつかる。どうして、という表情をしていて、思わず笑う。]
(329) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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…だから、もしかしてとは、思ってたんだけど。 でも、良く考えたら、…違うなあって。 だってここ、メンバーはともかく、 "学校"でしょう。
[ もういちど、ピンク色のマシュマロを口に放って。 最後に残ってたひとつも、ポケットにしまう。 ]
(330) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[あの日々を踏ん張って、きちんと生き抜いてくれたこと。 私に、"今"を持ってきてくれたのは、あの頃の、弱くて情けない私だ。 そのことを少しだけ、誇りに思う。
動けなくなった敗北の日の記憶は苦いままだけど、今のこの感情を忘れずにいれば、私は進める。
ほら、とまた手を伸ばせば、小さな私は、おそるおそると手を出した。 そして、もう一方の手で、蹲った懐に持っていたものを差し出す。 少し驚いて、それを受け取る。花柄のブックカバーをかけた本だった。>>0:63 ああ、そうだね、読みかけだもの。さすが、私だ、よく分かってる。 これを、置いてゆくわけにいかない。]
(331) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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──1F・廊下→昇降口へ──
[小さな私と、手を繋ぐ。もう片方の手には本をしっかりと持っていた。 それと同時に、繋いだ手に痛みが走って、血が零れ落ちる。
時の凍ったこの世界に、あの優しい人たちとずっといられたら、確かにそれは寂しいながらも穏やかなのかもしれない。 だからこの血は、現実に帰ることへの、痛みの象徴なのかもしれない。 "ホスト"のせいじゃないよ。思って、少しだけ微笑む。
切られるような痛みに僅かに眉を顰めながらも、手は離さなかった。 だって、私、帰るんだもの。 弱い自分も引き連れて、帰る。
ぱた、ぱた、と血が滴って、廊下に点を作ってゆく。 その赤を踏んだ足が、赤い足跡を残す。 踏み出すたびに、足にも激痛が走った。滲むのは、やっぱり、赤。]
(332) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[負けたくなくて、私は"読むこと"を、武器にした。 あの時、私の読んでいたものを、私への攻撃材料にしたクラスメイトたちと。 あの言葉を武器に使ったアヤカたちと、何も変わらない。>>0:155
だけど、ね。 小さな私と繋いだ手に、力を込める。 不思議なぐらい穏やかに、隣の彼女に向かって笑いかけることができた。]
私、これからも、読むよ。 それでも辛くなったら、いろんな人に助けて、もらって。 ……出来れば、私も、誰かの力になりたくて。
──そうやって、やっていくんだと、思う。
(333) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[完全に手放しに、無防備に本を読んでいられた頃に戻れるとは、もう思っていない。
だけど、この世界に来て、思ってしまった。 ──ここには、物語の続きがない。 家に置いてきた読みかけの本の続き。来月に出る、あのシリーズの新刊。 そういうものが、この時の凍った校舎には、ない。
だから、私、ここにはいられない。 あれは、私の力だ。前に進むための、生きてゆくための力。]
(334) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[負けられない、蹲ってしまいたくない。 そう思って好きな本を読むことの、踏ん張って立ち向かおうとして挫折を繰り返す日々の、なんて息苦しいことだろう。 だけど、そうして愛する本を片手にしながら、物語のように上手くはいかない現実と戦い続けていくしかないんでしょう。
ああ、全く、どうしようもないな。 人生って、どこまでも戦いだ。]
行こう、──帰ろう。
[辿り着いた昇降口。 身体中の痛みをこらえながら歩を進めていたから、気を緩めればぐらつきそうになる。 だけど、踏ん張る。扉を押し開けて、小さな私の手を引いた。 ほら、おいで。一緒に行こう。]
(335) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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私――勉強、好きじゃないもの。 だから、こんな場所、作らない。
(-117) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[──そして、願わくば、この世界を創った人も。
あのね、何があなたの救いになるのか、考えても分からなかった。 もしかすれば、この世界に留まることが、あなたの救いなのかもしれない。 それを、私が否定する権利は、きっとない。
だけど、出来れば私、あなたとも一緒に、帰りたいな。 そうして、たくさん話がしたいです。 あなたの話が聞きたいし、それから、良ければ、私の好きなものの話も聞いてほしい。]
(336) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[後ろ手に、扉を閉める。 冷たい校舎の出口は、再び閉ざされて開かない。
目の前に広がるのは、灰色の雪景色だ。 空気は刺すように冷たくて、息を吸い込んだら、喉に冷えた空気が張り付いた。
──だけど、負けない。 小さく笑んで、たん、と一歩を踏み出した。*]
(337) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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/*>>334ですよね!全力で同意の頷きをするよ!!
(-118) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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そう。 君たちも、帰るんだね。 この冷たい世界から。
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(*2) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[ ――そう告げて。 目は逸らさないまま、彼の反応をじい、と、見て。 それから立ち上がって、ひとつ、のびをする。 教室に帰ろうって、最後にそう言った顔は、 きっとすっきりしていた。
気持ちの良い疲労感を覚えたまま。 本をしまった後、図書室を出て、教室に向かう。
その頃にはもう、遅い時間になっていた* ]
(338) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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ばいばい郁、穂積。 気を付けて、帰れよ。
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(*3) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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/* やりたい事 ・瑠希とお話(今でも瑠希の背中のそれが好き&俺、顔わからないんだよね) ・七五三に、この世界が好きだということ。休めたことへの感謝。その上で、進んでいく事。向こうで待っているということを言いたい。
(-119) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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/* ぐええめっちゃ挟んでごめん…!!
(-120) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[向かったのは、三年二組の教室の前。 教室の前の窓の鍵を下ろし、窓を横に、引いた。
―― カラリ。窓はあっさりと開く。
それだけのことなのに、酷く、安堵した。 そして悪戯をする子供のように、にやり、笑う。
窓枠にかける手。
そうして事も無げに、校舎の外へとその身を躍らせた]
(+26) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[午後8時50分。 チャイムの音が鳴る頃、穂積千佳子の姿は、その閉ざされた校舎には既にない。
代わりに、1階の廊下のある地点から、血が点々と軌跡を作っている。 時折、血を踏んだ小さな足跡や、砕けた白い欠片が混ざっているだろう。 それは、昇降口の扉の方まで、細く続いている。
扉の外、すぐ近い場所に凭れるようにして1体のマネキンが横たわっている。 あちこちが欠けて血を流していただろうけど、そのマネキンは、何故だか微笑んでいるように見えたかもしれない。
そしてもうひとつ。それは、確かに、外にあった。 大丈夫、ここからちゃんと、出られるよ。私は、帰るよ。 そう、示すように。
マネキンの頭には、花のヘアピン。 片手には花柄のブックカバーの本を抱えて、もう片手は、誰かに向かって伸ばすかのように空いている。]
(339) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[──それじゃあ、先に行って、待ってるね。**]
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(340) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[8時50分のチャイムが鳴り、少年は帰還する。
3階、視聴覚室のスクリーンには、文化祭の時の映画が映る。 それを観るように中央の席に座るのは、 さらりとした茶色い髪の、男子制服を着たマネキン。
身体中にヒビが入り、胸の一文字>>305からは血が流れている。 けれど、その佇まいは「いつものように」穏やかだ。
何かに寄り添うように首をかたむけ、 何かと手を繋ぐ>>314ように緩く指が曲がっている。
よく見ればそのマネキンが涙を流していることに、 気付けるかもしれない。
一時停止された映像はエンディングに差し掛かった部分。 昇降口の扉を背に、笑っている3-2生徒達。
少年の内側で空回りしていた時計は、 ようやく時間>>0:33を*刻みはじめた。*]
(341) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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