162 冷たい校舎村3-1
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[ぽとり。透明な、しずくが落ちる。何粒も、何度も。 まるでそれは呪文のように、しずくの止まっていた時間を動かす。
あぁ、おにいちゃん。わたしは、あなたの自慢の妹でいれましたか。]
『俺が命を懸けて守ったんだ。責任持って、最後まで見届けろ』
『約束しろ。強くなるって。幸せになるって』
[いいな? 頬を伝う透明なしずくを、少し乱暴に何度も何度も掬い上げて、兄はしずくのこめかみに口付けた。 あの日と、同じように。]
(288) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[兄に促され、手を引かれても、今度は抵抗しなかった。いつもふわふわとした足取りは、しっかりと地を踏みしめて。玄関の扉に手をかけてから、もう一度兄の方に振り返る。今度はちゃんと、わかってる。これがきっと、最後のお別れ。 でも、もう取り乱したりしない。
だって私は、おにいちゃんの、たった一人の自慢の妹だもの。]
ねえ、おにいちゃん!
[しずくは、笑顔で声をあげた。]
(289) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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クローゼットの奥にも、世界があったよ。 そこではきっと、悲しいことも怖いこともあるけど、でもきっと、嬉しいこともあるんだよね。
[そう言うしずくに兄は少し目を丸くすると、だろ?と嬉しそうに歯を見せて笑った。そうしてしずくに近づくと、手馴れた様子で乱れていた髪の毛をするすると結い上げた。お化け屋敷でなくしたと思っていたりぼんが、綺麗にちょうちょ結びにされて。]
『ああ、やっぱり――』
[兄の顔が近付いて、目をゆっくり閉じながら――]
『お前には、赤が似合うよ』
[校舎の外へと、背中を押された]
(290) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ けれどもう怖くない。 万里しずくは、自分の家に”帰る”のだから。 ]
(291) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[お化け屋敷の入口で待つ神楽の元に、風のようにかすかな声が聞こえる。 意識しなければ聞き取れないくらい、小さな、囁き声。 それでも今までの彼女とは違う、確かな芯を持つ声で、神楽に、別れの言葉を。]
圭一くん、いままで、ごめんね。 私はもうだいじょうぶ。 さきに、帰ってるから、待ってるから、圭一くんも無事にかえってきて。 それで今度は、私と、友達になってください。
[にせものの兄妹なんかじゃなくて、対等な、人間として。 それは、二人にとって確かな一歩になると信じて。]
(-114) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[――大きな、チャイムの音が聞こえたならば。下駄箱のある正面玄関のガラス戸に寄りかかるように、一体のマネキンが見つかるだろう。無機質なその顔に表情はなく、けれどどこか安らかな。 自慢の赤いカーディガン。チャームポイントの赤いりぼん。 マネキンは傷一つない綺麗な状態で、そこに座っていた。 眠り姫は、王子さまの口づけで、夢から覚めるんだ。 ハッピリーエバーアフター。 そんな幸せなハッピーエンドだって、万里しずくにとっては確かな前進だった**]
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(292) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* ……書き溜めてた事に追加して投下するなら、別にこんな早々とやつ必要なかった? まあひなこちゃんがゆっくり時間使えるし、いいかな! あばよおまえら!先にかえるぜ!
(-115) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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―2F渡り廊下―
[ 渡り廊下、外の景色は、もう、暗くて。 窓も、あっけなく開いたものだから、 渕に座って、夜を背にして、脚を揺らす。 ただじっと、無言で。手元。 あの冬の日みたいな冷たい風を、受けながら。 おとうさんの代わりに現れた銀の刃を、 鈍く光るそれを、見ていた。 ]
(293) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* あああああああああしずくちゃん!!!!!! ……ごめん、めっちゃホラー度高いの来たらどうしようってすごい怯えてたことを懺悔します すみません
(-116) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ おまえのせいだってことばが、いつまでも消えない。 溜めこんだ罪悪感が、いつまでもはき出せない。 ]
(294) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[そうして、教室か、或いは保健室に向かう為に、階段を降りていって。 ふと、隣にいるであろう七尾を振り返る。]
……その、お前さ。 キツイなら、無理すんなよ?
[伝えたのは、先程言えなかった言葉。
余計なお世話だ、なんて言われそうな気もする。 けれど、何故だろう。言わずには居られなかった。*]
(295) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* 1村、2村と自殺エンドで落ちてたから、今回の目標は前進の落ちロル。 克服して、ひとりで立てる強さを手に入れて、成長して帰してあげたかったんです。 はじめての試みで、成長前のくずっぷりと甘えたっぷりに腹が立ったけど、やりたいことやりきれました! お付き合いしてくれたみなさんありがと〜!
(-117) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ ―――なんだかもう、いいよ、って。 責められるがままに、操られたみたいに。 虚ろな目で、喉元に刃を、突きつける。 先端が白の肌を、ぷつり、裂いて。 あたたかい何かが、流れるのを感じた。
…そういえば、コマドリは喉元が朱いんだって。 そう知ったのは、いつだったっけ。
忘れてしまった。もう、なんでも、良かった。 だって、もうすぐ、死ぬから。
わたしは、雀に殺される価値すらなくて、 ひとりぼっちのまま、自分の手で死ぬんだ。 ]
(296) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ 瞳を、閉じる。 ]
[ ねえ。とーるくん。
誰かに悪いことをしたコマドリは。 誰かの巣を、荒らしたコマドリは。
その悪いことをあなたに隠し続けている、わたしは。 保身に走って、なにも気付けなかった、わたしは。 それでも確かに、誰かに愛されているのかな。 ]
(297) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ ねえ、けいとちゃん。 誰かは、みんなは、あの詩みたいに。 こんなわたしのために、泣いてくれるのかな。
……あのコマドリは、 死んだ後も、しあわせだったのかな。 ]
(298) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* しずくちゃんのロル見て思い出したけど、当初考えてた落ちロルは兄に説得されて外に出ることでした 変えてよかった
(-118) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* >>282 シズクゎ走った…… オニイチャンがまってる…… でも……もぅつかれちゃった…でも…… あきらめるのょくなぃって…… シズクゎ……ぉもって……がんばった……でも……足…走って……イタイょ……ゴメン……まにあわなかった……でも……シズクとオニイチャンゎ……ズッ友だょ……!!
(-119) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ 卑怯だな、わたし。逃げて死ぬなんて。 いつまでも、ずっと、あの日から逃げたままだ。 ああもう、嫌われるのは、壊れるのは、
…やっぱり、怖い、な。 ]
(299) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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" " [ 言いたかったもの。 いつも使っていた、まほうのことば。 でも、もうつかえなくて。息すら、吐けなくて。 遠くの方で、ロビンちゃんって、 わたしを呼ぶ声>>269が、して。…ほんもの、かな。 あのね、おねがいだよ。 どうか見つけないで、やさしいひと。
ああ、でもさ。もしかしたら、って思っていいかな。 もしかしたら、さ。 この願いって、わたしのためじゃなくて。 きっと、―――――― ]
(300) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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ごめん、ね。
(301) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[ 赤が、散る。
窓の外へ、ぐらり。
おちて いく ]
(302) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[ …チャイムが、鳴る。
二階の渡り廊下。そこの窓から、見える光景。 緑の地面の中に、無機質な薄いブラウンと、 それから、錆びた赤色。
目を凝らせば、きっと見えるだろう。 喉元はばっくりと裂かれて、 溢れた朱が胸元まで染まった、マネキンがあることを。
傍に落ちているものは、 赤にまみれた、矢羽にも見える銀のナイフ。 ]
(303) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[ ―――ああ、それはきっと、 飛べなくなった駒鳥の雛の、哀れな骸** ]
(304) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* いっしょにかえろう。ひなこちゃん。
(-120) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* 兄はけっしてできた人間ではなくって、むしろ顔はかっこいいけどダメな人間で、でもそんなに人間くさいのに、しずくの目には輝いて見えたから。 だからしずくは、兄が大好きだったのです。
(-121) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* あの、しずくちゃんのメモ、みんな、て、秋野も含んでますか……(泣きそう
(-122) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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―深夜:外―
[慌ただしい音が静まり返った暗い家に響く。 焦って着替えた洋服は所々よれているけれど、 そんなことを気にしている余裕はなかった。]
秋野くん……!!
[さっき>>+9風子ちゃんから掛かってきた電話。 彼が病院に搬送されたと、震えた声で教えてくれた。 他のクラスメートにも掛けてまわっているけれど、 夜中だからなのか繋がらなかったらしい。
自殺未遂。 いつも楽しそうに過ごしていた彼が、どうして。 あの異常な校舎でもいつも通りだった彼が――]
(+15) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[そこまで考えて、ようやく気付く。 異常な状況で通常なひとこそが、異常なのだと。 わたしも、そうだったじゃない。
校舎での出来事が現実だったのか、夢だったのか。 根拠はないけれど、あれはただの夢じゃない。 そんな気がした。]
あの病院って、確かこっち……
[羽織ったカーディガンの上から軋む肺を押さえつけて、 教えてもらった病院までの道を走る。 死んだように静まり返る暗闇が、無性に不安だった。**]
(+16) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* あーーうーー やっぱり、出来るなら秋野も帰らせてあげたいなぁ、めちゃくちゃだしどうしようもないこだけど……
落ちロル2人ともとっても綺麗でした。おつかれさまです。 しずくちゃんが前に進めたのが本当よかった…… 徹くんとひなこちゃんは、現実帰ってからが本番の2人だねぇ。はーー、素敵だった
(-123) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* 万里ほんとよかった…よかった…(号泣 あと秘話ありがとうすげえ嬉しい
(-124) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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