155 【身内】砂煙の村
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[今度は素直に飛んできた礼(>>91)に頷き、坊主の腕から籠を取り上げ奥に進む背に続く。扉を閉めればシンと静かな教会に響く靴音を聞き、席を見つけた坊主の隣に籠を置いて花瓶の元へと。 花瓶の花を変えながら、聞こえてきた拙い歌(>>92)に視線を向けて。 膝に手を置き、俯く坊主は――いつも何に、祈っているのだろうと。
分厚い土の壁で出来た教会には、広場の喧騒もそう入っては来ない。美しい静寂に包まれた教会で、坊主の歌だけが響いていく。 聖歌隊の歌声には程遠いものの、妙に耳触りの良い坊主の歌に寄せられるように側に寄り黙祷を捧げていたのなら……あぁ、どうしてか歌が止んじまった。]
…………。
[それでも坊主の声は聞こえて来なかったから、そのまま黙祷を続けつつ――まさか、坊主が祈りも忘れてこっちを見てるなんて気付かずに。 静かな教会が好きだから、この静寂は有難い筈なんだが。どうしてか、止まってしまった坊主の歌を、心のどこかで勿体無いと感じてしまう。
それでも、歌ってみろなんて言えるわけも無いモンで。内心の嘆息と共にそれはすっぱり諦めて、祈りが終わるのを待っていたんだが――]
(98) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 00時頃
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……何やってんだ、お前さんは。
[すぐ隣から聞こえてきた物音に、薄く目を開け隣を見下ろし。そこに居た坊主は、じっと祈りを捧げるでもなく、籠を漁っているじゃあないか。 呆れの声を向けつつも、何とも器用に物を掻き分け目的のものを摘まみ出す様には関心をおぼえたのも確か。指が無いから何かを掴む事は出来んようだが、それでもひとつひとつ菓子を椅子へと広げていく。
手伝うなり、しても良かったんだが。そうすれば直ぐに終わるだろうが――まぁ今日はもう暇だしな、と。暇潰しがてら坊主の手腕を見せて貰うかと、わざと、手は貸さずに。
そうして菓子を出し終われば、自分腕を顔の前に掲げる坊主に首を傾げる。坊主のして欲しい事の意味がわからず唯々首を傾げていれば、ぐいぐいと押してくる手に思わず顔を顰めて坊主を睨んだ。]
(99) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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――は?何をしろって……おい、やめろ分かった分かった!分かったから離せ!
……こんでいいのか…ッぶ、あ!
[敗因は、手で顔を覆う時に反射的に目を閉じてしまった事か。一際大きく響いた坊主の声に目を開けるよりも早く、顔へと襲ってきたのは鈍い痛み。 思わず手を振り払おうとするも――あぁ、この糞餓鬼め。体重を掛けてきてるモンで、振り払えやしない。 痛みと衝撃に小さく呻きを上げつつ、笑う坊主の声を聞き――本当に、その頭に思い切り拳骨を落としてやろうか!]
(100) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[けらけらと笑う声にまたひとつ舌を打ち、開いた指の隙間から眉を寄せたまま、手袋の向こう側を覗き見る。 きっと坊主は、自分の手を押さえたままさも愉快そうに笑っているんだろう――しかし見えると思っていた旋毛も目も、笑う口もそこには無く。代わりに見えたのはシャツの襟元と……背伸びをしている坊主の、つま先。]
――……あ?
[手袋越しに、何やら柔らかい感触が手の甲に伝わる。突然の事だっていうのと、あまりにも予想外だったというのとで、最初は何をされたか分からんかった。 ……が、耳に届いた坊主の言葉に。漸く坊主の"悪戯"が何かを理解する。]
(-85) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[漸く退けられた手の向こう、見えたのは坊主の頭の後ろ側。指し示された先には、椅子に広がる菓子の山――スルメに煎餅、そう。酒に合うと、自分が言ったものばかり。]
……余計なお世話だ、ったく……これだから餓鬼は手に負えねェ。
[手につけた鎖を、いつもよりも高く鳴らし。掛けていこうとする坊主の方へと大きく数歩踏み出して、その首根っこを掴もうとすれば、あぁきっと届きはしただろう。 妙に含みのあるさっきの言葉(>>90)といい、今と言い。分かってやっているのか――分からずに、やっているのか。
そのままぐいっと掴んだ服を引き寄せて。坊主の籠へと手を伸ばし、顎を掴んで強引にこっちを向かせれば、摘んだラムネを坊主の口に放り込んでやった――今度はちゃんと、鳴るやつを。]
次はミルクに合うやつを持って来い……お前さんに酒は、飲ませられんからな。
[告げた言葉の意味を、坊主は正しく理解しただろうか……いや、別に理解しなくても構いはしない。 ――"一人で飲む酒よりも"、なんて。改めて言う気も、更々ない。
そうして直ぐに手を離し。またも無理矢理坊主の顔を前へと向けさせ、"とっとと行け"、と言わんばかりにその背を押した。*]
(101) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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………、あんまりオッサンをからかうんじゃあねェよ。
[背を押す間際、ぽつりと呟いた一言は。囁くように溢れてしまったその言葉は、果たして坊主に届いたか。 届いてくれん方が有難いが……それは自分には、知りようの無い事だ。]
(-86) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[少し目を上げて彼を見てみれば、視線をこちらへと向ける彼>>71がいて。その彼が見せた表情は、ベネットが見せるそれと似ているらしく。 ああ、やはり。 ころころと変わる彼の表情は、自分にとって"愛おしい"と感じてしまうのだ。 いや、きっとその表情も目の前の男は似合うのだろう。端正な顔立ちに、紅潮する頬。形容のし難い、燻んだ、それでいて美しい髪。 そんな彼が、]
えっ、と…、おれなんか、に?
[その手に持っている美しいアクセサリーを、自分なんかにくれると言っただろうか。]
いや…、悪いよ……。 君が買ったもの、なんだろう?
[淡い青色をした美しいピアスは、きっと自分なんかには似合わないだろう。 それに、自分の体に開けた穴は右の耳たぶに、ひとつだけ。 以前、遠い西の国のモデルの写真集を見て、少しの憧れと不安を持って開けたっけか。 一度目がどうしても怖くて、何日も何日も開けるタイミングを逃して。 ようやく開けたときも、一瞬の痛みがまた来ることが怖くて、対になるはずの左耳に穴を開けることがどうしてもできなかった。 おしゃれにも疎くて、数年前に開けた穴は、ここ最近使うことはなかった。]
(102) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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…ん、そうだ。 片方だけ、というのはどうだろう?
[控えめに彼を見上げてるその顔を少し上げて、自然と身長に従った見下ろす形となる。 髪を軽くかきあげて、隠れた右の耳を彼に見えるようにしてみる。]
左は、開いていないんだ…。 …君が、穴が開いていないのなら、それこそ持っているだけでも構わないんだ。 君と、ひとつずつ。どうだろうか?
[初対面に近い男と、こんな話は気持ちが悪いだろうか。 それでも、彼の購入したその美しいピアスを、一人で持っているのはどうしても。 この話を彼が断るのなら、ベネットに深追いする権利もない。その無礼を詫びるだろう。]
(103) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 03時頃
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[ふと名前を呼ばれ、要望通りに振り向いてみると、彼>>43がこちらに手を伸ばしている。今までも何度か、彼女の頬に手袋で触れてきたことはある。この柔らかさがいいのだとか、不服そうな表情がいいのだとか。 だが、彼女は不可解な点に気付く。 色だ。 手の、色。 あれ?と、彼女は思う。彼の手袋は、濃いグレーのはず。ならなぜ、今視界の端に入った手は、肌色なのだろうか。 まさか彼は、手袋をして、]
……ない?
[一瞬で悪い考えが頭を駆け巡る。 うそ 砂に、なってしまう
彼のその手は彼女の頬に、]
(104) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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……!
[恐怖から目を瞑ってしまう彼女には、なんの変化もなくて。 彼が自身を触っている感覚、 人が人に触れる感覚を。 この頬が感じている。]
砂に、ならない……!
[驚いた声で彼を見てみれば、いつも通りに笑う彼の姿があって。 安堵と喜びが込み上げる。はたして、彼は。]
(105) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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/* シメオン18歳 気まぐれ ソフィア14歳 アホの子 幼馴染みたいな関係 シメオンはふらっと海外に行ったりして消息不明になることもしばしば。
この世界をちょっと壊したくなったって理由だけで、崩壊するドミノの最初の一個を倒した程度の感覚 その引き金は、どうせなら自分で創り出した、幼馴染のソフィアに、ってだけ。
(-87) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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/*はあべねっとくんきたくそかわなの
(-88) 2015/04/09(Thu) 04時頃
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/*ヤマダさんなのちがうの????ト書き並んでてもわかんないもんだな。。(ふるえ
(-89) 2015/04/09(Thu) 04時頃
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/*てゆうか右耳なのwwwwwwくそわろたほもやん(やん)
(-90) 2015/04/09(Thu) 04時頃
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/* ていうかシメオン君がイケメンすぎてさすがのワオキツネザル
(-91) 2015/04/09(Thu) 04時頃
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[想像通りに喜ぶ彼女を見て、満足そうに微笑んでみる。 いや、微笑んであげるんだ。そうしたら、彼女はもっと喜ぶだろうから。 彼の仄暗い色の瞳に昔から映るのは、はたして彼女だったろうか。 いや、彼の瞳にはずっと彼女など映っていなくて、彼女だけが彼を見ていたのだ。昔から、ずっと。]
うん、砂になんて、ならないね。
[にっこり。 優しく笑ってあげるふりをして、首をこてん、と傾ける。昔から、この子の扱いはわかっているんだ。 こうしてあげれば、ほら。 いつでも飛び切りの反応が見られるだろう?]
おっと、ごめんね。
[いつまでも触っていた頬から手を下ろす。 だがそれは意地悪に、罠のように。 彼女から手を離すのが、惜しくて堪らないかのように。 おまけに切ない表情も加えて。 きっと彼女なら。次の行動まで、丸分かりだしね。]
(106) 2015/04/09(Thu) 04時半頃
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また、“おれなんか”かい。
[それはある程度予想していた反応>>102で、ほんの少し呆れたように笑みを作りながら、繰り返してみる。 ああ、どうして。君はこんなにも魅力的だというのに。――そう感じるのは、瞳だけじゃないのに。]
………ひとつずつ。 そうだな。…君が貰ってくれるのなら、私はそれで構わない。
[現れた右耳は、今だ赤く染まっていただろうか。手袋に包まれた自身の手を近付けて、そっと、彼が拒否を示さなければ今度こそ――触れた、だろう。]
(107) 2015/04/09(Thu) 04時半頃
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[彼が身に付けてくれると言うならば、そんなに嬉しいことはないのだ。その耳に輝く青が付けられたのを想像して、うっとりと目を細めた。
――ああ、けれど。布越しにほんのり伝わる熱は、少しだけ、もどかしいものだ。]
………ふふ。 これは、目的もなく買ってしまっただけ。 私には不釣り合いだし…穴だってないんだ。 似合う君が貰ってくれるのなら、私はとても嬉しい 。
……こんな男からの贈り物なんか、気味が悪いかもしれないが。
[薄く笑みを作って、名残惜しげにその柔らかい耳からは離れる。 言葉を続けながら、透明な袋からピアスを片方取り出せば。皮の手袋に包まれたその手を取って、そっと渡したことだろう。 さて、彼は受け取ってくれただろうか。]
(108) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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/*ぶっちゃけこいつ気持ち悪いとおもうよ大丈夫かいベネットくんほんと
(-92) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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/*というかシメオンくんかわいいんだが
(-93) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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(パターン2)
右耳にピアス……ベネット、君は、ゲイかい……?(引き
(-94) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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ゲイかい?実は私もなんだ!
/*のほうカナ…
(-95) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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/*ねむいんだなあねよう
(-96) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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/* おじちゃんノンケだと思ってたんだけどこの反応は…ノンケ…? あとミルクって言われるとどうしてもミルク(意味深)って思っちゃってほんとごめんなさい
(-97) 2015/04/09(Thu) 06時頃
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/* ワンチャンあるんかこれ。。。おじちゃん。。すき。。。 でも初っ端話しかけられた相手にこうも矢印向けられたら動きにくいってレベルじゃないだろうから土下座します。。。
(-98) 2015/04/09(Thu) 06時半頃
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ん…っ、
[不意に伸ばされる手が右耳に触れる。 他人に耳を触られるのは、どうしても擽ったくて。思わず出てしまう声とともに、恥ずかしそうに少し身を捩らせる。 手袋越しに触れる肌と肌は、体温こそ伝わらないものの、人間という柔らかさを両者に伝えたことだろう。]
そう…、なんだね。 ああ、でも、悪いな。ものを貰ってしまうのは…。
…いや、ごめん。 本当、すごく……、嬉しい…から。
[気味が悪いだなんて。 そんなこと、微塵も思わない。目の前の美しい彼から物をもらうのは悪いと思うのだけれど。 それよりも、嬉しさが勝ってしまって。 照れ臭い表情とともにそれが伝えられたらいいのだけれど。 彼は片方のピアスを差し出してきて、それを控えめに手で受け取る。間近で見る石はやはり綺麗の一言に尽きるもので。 そのまま徐に、先ほどまで彼に触れられていた右耳へと持ち上げ、穴へと引っ掛ける。ここ最近機能していなかったピアスホールは、無事その役目を果たす。 きらきらと光るであろうそれは、自分の目では確認できないけれど、目の前の彼には見えているのだろうか。それなら、願ったり叶ったりだ。]
(109) 2015/04/09(Thu) 06時半頃
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…その、ありがと……。
[最初とは少し違う、打ち解けたような笑みをその顔に浮かべて、お礼を言う。 そうして、先ほどの返しと言わんばかりに手を彼の頬へと。 何故自分でもこういった行動をとってしまったのかわからない。だが、その手は彼を求めるように動く。 もちろん彼が少し動いて手を避けるのであれば、その手は空を掠めるだけとなっただろう。はたして、彼の反応はどうだったか。]
(110) 2015/04/09(Thu) 06時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 06時半頃
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すごい…っ!シメオン! 言い伝えなんて、嘘だったんですね。
[どこか安堵したような表情で彼を見れば、きっと彼も同じような表情で見つめてくれるのだろう。 彼女は急いで手袋を外し、その細い指を、彼の指に絡ませようとして、]
あれ…?
[その指先は、彼のものに触れた瞬間、 ――――きらきらと、 ――細かい粒子に。]
(111) 2015/04/09(Thu) 09時頃
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う、そ。 どうして…
[彼女の言葉は空を切り、その間にも指先から崩壊を続ける体。 彼が触った際にはなんともなかったのに、彼女が触れば。 疑問符ばかりが頭に浮かび、先の思考へと結べない。そんなことばかり考えていたら、ああ、もう、喉までもが。]
……! …、……。
(112) 2015/04/09(Thu) 09時頃
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[それは声にならなくて、ずっと好きだった目の前の相手に伝えるすべもなく、自分は消えていってしまうのか。 どうして、消えているのかな。夢だったらよかったのに。 そうしたら、久々に帰ってきた彼と共に夕飯を食べて、また明日、いつも通りに遊びに来ればいいの。
目が砂になって、何も見えない。きっと、もう、思考も――――――]
(113) 2015/04/09(Thu) 09時頃
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