233 冷たい校舎村5
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[ 一記の笑いは途切れない。>>425 椿もよく笑っている方だけれど、 ここまで持続的には笑えまい。
答えは予想通り。 掴めない、ってやつなのかなあと思って、 肩を竦めるだけだった。 貶されているとは受け取らなかった。 ]
(427) 2018/02/16(Fri) 23時半頃
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私より自己中心的なのは、 メールの差出人でしょー。
[ 文化祭の再演なら、純度100%楽しいでよかった。
自己中心なのは否定せずに、>>426 ケラケラと声をあげて笑う一記に、 あははーと声を合わせて笑ったのだった。 ]*
(428) 2018/02/16(Fri) 23時半頃
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──1階:諸々──
[ 宣言通りにお手洗いに辿り着いて、手を洗う。 冷たい水は、なんだか肌に染み入るようで。 スリッパの中でもぞりと動かした足先も、 ほんの少し冷えていた。 ]
んー。つめたー。
[ 九重の施設は整っているのだから、 温水を完備してくれてもいいじゃないか、 と文句をつける。 この世界を作ったらしい人物にも、 現実を違っていいから配慮してほしかったと文句。
指先は、石鹸で綺麗さっぱり。 蘭のことを聞かれても、前向き論でさっぱり。 あとは靴下調達だけだ、と購買へと向かう。 ]
(429) 2018/02/16(Fri) 23時半頃
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[ 購買に行けば、小銭がいくつか。>>0:929 だれだろうなあ、と思いながら、 靴下をようやくゲット。 途中、九重のマスコットの猫と目が合って、 気まずかった。>>0:382
靴下をゲットして、上履きを装備。 これで動きやすくなった。 教室に戻り、寝袋があると伝えられれば、 運ぶのを手伝ったろう。>>421 椿は、男女混合で教室雑魚寝でも構わなかった。 ]*
(430) 2018/02/16(Fri) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/16(Fri) 23時半頃
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— 翌日・朝 —
[あれから、寝床はどこに決まっただろうか。 クラスメートと過ごす夜。 多少の雑談はあったにせよ、疲れ切っていたオレはすぐに鼾をかいた。
奇妙な夜を終えて、日が昇るのを感じる。 身を起こせばそこはやはり校舎の中。
まだ帰らなくて済むという嬉しさが無かったわけがない。
どこか興奮を覚えてきた気持ちを落ち着かせるため、 洗面所で顔を洗いに行く。 いつも使っている、黒い地味なタオルを持って。
廊下を歩いていれば、……何やら妙な音が聞こえてきた。]
(431) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[——ひた、ひた。リノリウムを裸足で歩くような音。
何かが背後から歩み寄ってくる気配を感じて、振り返る。]
(432) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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「リューキ。」
[無邪気な目でこちらを見上げる幼い女の子だった。 冷えきった校舎の中、何も服を纏っていない裸の晴良。
オレの記憶の中に眠っている、アイツとの境を初めて感じた時の姿。]
「どこにいくの、リューキ。」
[オレの名前を呼びながら、不思議そうな表情でこちらに近付いてくる。
身震いした。]
(433) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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オマエ、なんで、 ……晴良が……ここに。
[小さな裸の女の子相手に、後ずさり。 彼女は遠慮する素振りもなく距離を詰めて、こちらに手を伸ばしてくる。
背筋を駆け上がる恐怖に抗えなくて、オレはそのまま背後に飛び退くと、 振り返って廊下を走って、逃げ出す。
すぐ脇に扉が見えた。 なり振り構わずドアを開けて、そこに飛び込もうとして、 勢い余って、持っていたタオルを落としてしまいながらも、
ドアを強く閉めて、後ろ手に素早く鍵をかける。]
(434) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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— 1階:空き教室 —
[——飛び込んだそこは、大道具を作る際に借りて作業をしていた場所だった。 家に帰りたくない気持ちを誤摩化すように、毎日遅くまで鋸を引き、金槌を打っていた。
文化祭中は立ち入り禁止にしていたが、 中は余った木材や工具が雑に置かれていて、 片付けをする時までそのままだった。
バクバクする心臓をどうにか落ち着かせながら、 背後のドアの向こうの様子を伺う。
晴良の声は聞こえないし、ドアを叩くような感触もしない。 果たして咄嗟に逃げたのが正しかったのかは分からないが、 過ぎ去った恐怖に安堵の息を漏らす……]
(435) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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「ねー、リューキ!」
[しかし、人影はいつの間にか室内にいた。 カーテンの傍、そこに立っていた。
ランドセルを背負った元気な格好の晴良。 さっきより一回り二回り大きくなった彼女が、 幼い笑みを浮かべてそこに立っている。
再び沸き上がった恐怖で凍り付いた足。動かない。 ……いや、物理的に動かすことができない。
いつの間にか、オレの両足には鉄の枷がはめられていた。 そして、そこから伸びる鎖の根元は、晴良が握り締めた手の中へと続いている。]
(436) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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「龍騎。どうしたの?」
[晴良の姿がまた大きくなった。 今度は中学の制服。優しそうな瞳がこちらを射抜く。
枷で動けないオレの元へ、境目なんてないかのようにゆっくりと近付いてくる。 その手には冷たい鎖を掴んだまま。 じゃらじゃらとした鉄の擦れ合う音が鳴る。]
「私、龍騎のこと、なんでも知ってるって言ったよ」
[そして九重の制服を着た、ふわりとした長い髪の晴良が、オレの怯える顔を、 落ち着いた様子で真正面からじいっと見つめていた。
手を突き出して追い払おうとした。 ——しかし、手も動かせない。 両手首にも、枷がはめられていた。
この鎖の重さは、全てオレの中にあったものだ。]
(437) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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「ずっと私の隣にいるんだよね」
[晴良が、吐息がかかるほど近くまで顔を近付ける。 壁を背にしたオレに逃げる場所はない。
そして]
「死ぬまで、ううん、死んでも。」
「ずっと ね」
[晴良の顔がどろりと溶けて、 左目に、紅い孔が開いた。
そこを覗けば、どこまでも深い闇が広がっていた。]
(438) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[目の前が真っ暗になる。 晴良の息遣いだけを感じて、もう何も見えない、聞こえない。 叫び声を上げることすらできなくなっていた。
全身が重い。 オレの両手と両足を縛る枷は、だんだん重みを増して、 千切れそうなほどの痛みへと変わっていく。
絶対に切れることのない糸。 それが、重くて、痛くて、]
(439) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[——全身に想像を絶する痛みが駆け巡り、意識は落ちる。]
(440) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[この世界の主がオレじゃなかったとすれば、 もう誰がそれなのかは全く分からない。
ただ、オレよりも先に死を選んだ奴がいて、
まだ分からんことだらけで、悔しいが、 ああ、……畜生。
ズルい、なあ。]
(441) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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……帰りたく、ねぇ、なぁ……。
(442) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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— 8:50 1階:空き教室 —
[——時間が来れば、チャイムが鳴る。
1階の空き教室。 黒岩龍騎が大道具の作業をしていたその場所の扉の前には、黒い色のタオルが落ちている。
そしてドアには不自然に鍵がかかっており、 磨りガラスの小窓からは中を覗こうとしても覗けない。 ただ、灰色の何かで覆い尽くされているのだけが分かるだろう。]
(443) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[何かで乱暴にドアを叩き破るのなら、 部屋の中の異様な光景が君たちを出迎える。
床一面にじゃらじゃらと、足の踏み場もないくらい散らばった鎖。 そしてその鎖が繋がった先には、男子生徒の格好のマネキンが、 千切れた部分も合わせれば、合計ひとつぶん。
まるで大量の鎖の重みに耐えられなかったように、腕や足が吹き飛んでいて、 その接合部から流れ出た血が、鎖にこびり付いている。]
(444) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[——決して切れないものなんて、オレには余りに重すぎた。**]
(445) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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―1F廊下―
[寝床はあれど、眠れたかはまた別の話だ。 目覚めたり、眠ったりを繰り返したまま、 俺は朝を迎えたことと思う。
隈が出来た顔を、タオルで擦って。 そうして、視界の隅で捉えた小さな影に俺は目を瞠った。]
(446) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[クラスメイトの誰かじゃない。 十年前、血だまりの中、合わなかった目線は、 俺を見下ろして、微笑んでいる。
気付いた時には、タオルを放り出して。 その背を追って、階段を駆け登っていた。
小さな影が消えたのは、見覚えのある場所だ。 昨日、吹田と会話を交わした、 目の前の教室――お化け屋敷の中だった。]
(447) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[いつか、小さな手から取り上げた台本。 双子と、探偵の物語。 その終わりは、どうなるのか。
その幕切れは、決して愉快なものではない。 望まれるようなハッピーエンドとは程遠い。
兄を殺した弟は、兄として生き続けることに耐えかねて、 自分から首を吊って――
――暗転。]
(448) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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―3階:1年教室―
[お化け“屋敷”とは名ばかりに、 その教室の中は開けていた。
力作らしい墓石は、隅に寄せられ、 迷路であったらしい段ボールはなぎ倒されて、 教室の隅に積み上げられている。 そして、その中心には――。
この上なく分かりやすい舞台装置に、俺は目を瞬かせて、 そうして、全てを理解した。]
(449) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[追っていた背の主――小さな兄に手を取られる。 幼い頃とは逆だ。 引き寄せられるように、ふらりと足を踏み入れる。
頭のどこかで、悪趣味だと思った。 けれども、相応しい場所であるとも思った。
それが、“十朱進”という役の存在意義であるなら。 兄の望みであったというなら。 俺は、喜んでそれを演じてみせよう。 何者でもない男は、その舞台を見上げた。]
(450) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[教室の真ん中に置かれた、何の変哲もない椅子は 異様な存在感を保っている。
その上に立って、振り返る。 観客はひとり。兄の顔をした、幼い誰か。 期待に満ちた視線に応えるように、俺は口元を上げて見せる。
徐に、天井からぶら下がったロープの輪を手に取った。]
(451) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[――「不相応な役だったら、どうする?」>>1:391 古文の教師によって遮られた問いに 今なら答えられる。
それこそ、役者当人の力の見せどころだろう、と。
子供じみた舞台装置を視界の隅に捉えて、 俺は笑みを浮かべて――。]
(452) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[椅子の背もたれを 思いっきり蹴り飛ばした。]
(453) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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―8:50―
[チャイムの音が聞こえる。 それに続いて、ガタン、バタン、と、 派手に、何かが倒れるような音が響く。
階段の近くにいたなら、 音の出所が、階上の――1年の教室の方からだと分かるかもしれない。
そのうちの一つ ――お化け屋敷の展示の中は、 異様な装飾が施されていた。]
(454) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[教室の中、黒の遮光カーテンの上には、 所狭しと赤の絵の具がぶちまけられている。 段ボールで出来た墓石は、 隅に寄せられ、クレヨンで落書きが施されている。
その中心では、男子の制服を着たマネキンが 天井から吊り下げられているだろう。 喉元を掻き毟ったり、暴れたりといった抵抗の跡はない。 ただ、静かに、ゆらゆらと揺れているだけだ。]
(455) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[それが“十朱進”であったということは、 きっと、男子の制服を纏っているとか、 辛うじて残る面影とか、背格好とか 或いは消去法でしか伝わらないかもしれない。
誰でもあって、誰でもない。 そう言わんばかりに、 人形の顔は、黒いペンキで べったりと塗りつぶされていただろうから。**]
(456) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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