167 ― さいごの手紙 ―
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[夜に書き上げた手紙に、数行書き足した。
いつもより客が多く、その少しの合間をみて書いたせいか、 便箋の上にのせていた手は汗をかいていて、 少し便箋がよれてしまっている。
追伸の書き出しは、書こうかためらったせいで、 インクの滲みが大きい。]
(-41) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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………そう決まった訳でもねぇ、が…。
[親しい人間が気を遣って応募したのであれば、 それを報告する手紙の一通くらいあるのが妥当ではないか。 それとも、深層真理的に自分は実は酷く動揺していて、 疑心暗鬼に陥っているのだろうか。
暫く葉書を手に立ち止まっていると、 ふわり、と緑色が舞ったのが見えた気がした。
まるで森の奥の影を長方形に切り取った様な、深い緑色。 まごうことなく、封筒だ。これにも心当たりは無い。 だが、不穏な気配も、嫌な感じもしない、 されども知らぬ存ぜぬ、Rの字。
惹かれるがままに指先が封を破る。 どこか薄っぺらいような、頼りない便箋が顔を出した。 風で飛ばされては大変だとそれを持ったまま、よたよたと玄関先へ駆ける。………世界に滅亡が近づいていようと、扉の不機嫌さは相変わらずだったけれども]
(49) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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Rへ
なんてことだ。 旧友に送った三通のうち、 二通も違う方の手に届いてしまうなんて。
こんなことってあるんだね……、ただただ驚くばかりだ。
あぁ、あなたは何も悪くない。 俺もきちんと封ができていなかったんだな。
間違いで届いた手紙に、親切な対応感謝するよ。
インク、気に入ってるんだ。 ありがとう、大事に使おうと俺も思ってる。
(-42) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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親切なあなたの上にも、 綺麗な星が降ったことだろうね。
もしかしたら この手紙はあなたへは届かないかもしれないけど、 どうしても、書いておきたかったんだ。
流れ星に願うと叶うって言うけど、 あなたは何を願ったかな。
親切なRの願いがどうか、叶うといい。
ユージン
(-43) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[「夜の空みたい」なインクを大事に、 感謝をこめて文字を綴った。
自分とは違って几帳面そうな相手への手紙だ。
今度はきちんと封をして、 同じ配達員に当たるように願いながら、
宛先は前回と同じノアの物を書いた。]
(-44) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[船を止めている場所の近くに、 丁度ポストがあるのを見つけた。
まだ今朝届いた分は目を通していないが、 先に書き上げた分だけでも投函しておくことにした。
一通は、旧友と同じ名前の親切な人へ。
一通は、古くから知っている作家先生へ。
一通は、几帳面で真面目……と勝手に印象を持っている、 イニシャルしか知らない人へ。]
(50) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[夕刻、書き終えた手紙を投函するとふらりと町のバーに入る。
店の中は数少ない住人が更に減っているように見えた。
ポストに入っていた原稿用紙を見ながら窓辺から空を見上げる。]
一等星が灯か…なかなか面白いことを言うなあ。 企画、通るといいな。 ラヂオの兄さん…だよな。これ。
[声しか知らない青年のメモ。 それを拾った偶然も、好きなものばかりを書き足した星座のメモに返事が来たことにまた、不思議な縁を感じながら 明日もラヂオを聞こうと思った。
編集者がラヂオ局に宣伝を頼む手紙を出していたのは知らなかったが、彼の企画がどうなるかが気になって。]
(51) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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………ん、ん…んんん!?
[いつも以上に静かな部屋の中。 文机の側の灯をつけ、座り込んで封筒の中を検めると、 …便箋が……そして、自分の文字が出てきて思わず腰を抜かしかける]
こりゃ…こないだに、割れもん包んだ…
[折り畳まれた紙を開くと、確かにこの手で写した黒いシルエット。 シェルターの葉書のことなんて忘れ、律儀な文面を読みながら頷く。裏を返せば、これまたきっちりと几帳面な字だ。
目をなんどもなんどもしばたかせ、 真っ黒なシルエットと見比べながら。
まず手が伸びたのは、筆ではなくて、引き出しの奥。]
(52) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[ポストから走り帰ってくると、また客に声をかけられる。
既に太陽は真上を通過していたのに、 昼食を食べるのを忘れていた。]
はい、どちらまで? えぇ、わかりました。 足元お気を付けて。
[この客を運んだら昼食にして、今朝の手紙を読んでしまおう。
逃げ急ぐ客の姿を見ていると、 こちらもつられて焦ってしまう。
今日を逃せば、この手紙を読むことも、 返事を書く事もできなくなってしまうのではないかと。
手紙なんて、特に好きでもなかったのに、 ここ数日の不思議な出来事や縁を、大切にしたいと感じている。]
(53) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[今朝郵便受けに届いた二通のうち、 見覚えのある星柄の封筒を開いた。
文面から、表情豊かな若い女性を想像して読み進め、 自然と口元が緩んでいるのに気付く。
朝のラヂオのニュースを、 この手紙を読んでいる間は忘れることができた。
読み終えると、 自然に便箋を一枚、台紙から剥がし取っていた。]
(54) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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メルヤさんへ
こんにちは、わざわざ返事をくれてありがとう。
そちらでも綺麗な星が見られたようだね。 俺も視界いっぱいの流星群を見られた。 すごく、すごく綺麗だった。
手を伸ばせば掴めそうだなんて、 君は好奇心旺盛な人なのかな。
俺は、「このまま俺も流されそうだな」 なんて、臆病なことを考えていたよ。
忘れられるのは、怖いよな。 俺も怖くて、君と同じように旧友に手紙を書いたんだ。
(-45) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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巡り逢えた、か……。
そうだね、 君と巡り逢えて、こうして星の話ができて、
とても嬉しかった。
俺も君に元気というか、勇気をもらえたよ。
――今度は俺も、星に手を伸ばしてみようかな。
君の上に、また優しい星が降りますように。
ユージン
(-46) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[味気ない白い封筒を膝の上に置き、 受け取った星柄の封筒と便箋を眺める。
そして封筒の差出人の後ろに、星を一つ書き足した。
少しだけいつもと違うことをした。
小さな、小さな変化だった。]
(-47) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[もう一通、宛名も住所もない手紙を開く。
そして驚き、動揺した。
名前も知らない相手の、心情の吐露。
どうしてそうなってしまったのか、
問いただして答えを聞いても 理解はできないのかもしれない。
一つ大きく息を吐き出して、 いつもより少し騒がしい音を耳に感じながら、 万年筆をキャップから回し抜いた。]
(55) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[丁寧に糊付けされた、細長い茶色い封筒。 底にはころりとした膨らみ。装飾の無い、シンプルな金色の指輪が同封されているのだ。]
Ralph殿
初めましてだ 落し物をわざわざ送ゥてくれて感謝する 捨てる神いりゃ拾う神居ると 昔親父が言ってたものだ 私は此れを 無くなってもいいもンだと持ち出した だがおめさんに拾われてテーチョーに送り返されてみっと …冷静に 新鮮に 見返す機会になったなァ
もう一度書く 有難う
私も良く物を拾う 此処に書いてあるみたぐ 魚共の飲ンだのもだが 釣竿に掛かるブーツだの軍手だの 近頃は塵の様に思ってたが 誰か捨てたり落としたりした奴いるのだな 当たり前のことだのにな 指輪見つげだ時にゃ気付いてた事だのに
(-48) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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『朽ちゆく日々』の読者様へ
驚いた。返事、ありがとう。 互いに住所も知らないのに、 こうして手紙のやり取りをできているなんて、奇跡かな。
君はどうしてそう決心してしまったのだろう。 いや、そう決心するだけの出来事があったのだろうね。 どんな理由であれ、つまらなくなんてないさ。
この手紙はもう、君には届かないのだろうね。 それでもこうして手紙を書いているのは、 もう少しだけ奇跡に縋ってみようと思って。
俺はね、未来が輝いて見えたことは一度もない。 ただ平凡に暮らして、同じような毎日を繰り返すんだろうなってずっと思っていた。
(-49) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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だが私ャ持ち主を知らね 返す事も出来ね 持ち主をしらねぇがこそ 急に湧いてきた様に錯覚しちまうのがね
隕石のやっこさんも 落とした誰かが今頃泣いとるんがね 若しかしたら ゴミ箱に入れ損ねたんかもな 不可思議なものは 持て余すなあ 持て余す
もし これが もういらねぇと捨てられた指輪ならな 私もこりゃいらねえ 孫娘にも大きい 私にも合わん ブーツだの軍手だのはまだ花瓶や肥やしに出来るが 此れの処分は如何にも困る
(-50) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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だからおめさんに預けよう 私の落し物を拾った おめさんの手に
持て余したものは どぉ処理すりゃいいんだろうがね
ヌマタロウ
[魚拓と同じ質感の紙の上。 どこか迷い迷い、考えながら書かれた筆の文字は 時々鼠を飲んだ蛇か何かのように膨れたり、縮んだりしていた]
(-51) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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変化が起きることが怖かったのかもしれない。 ずっと子供のまま、周りの人間と暮らしていけるなんて、 そんな馬鹿みたいなことを思っていたよ。
そんなことは叶わないって、 変化が起こるたびに見せつけられたのに、
これまで俺は、ずっと受動的に、 変わらずに生きてきた。
少し足をのばせば、会いたい人に会えるかもしれないのに。 一歩踏み出してみれば、新しい世界を見られたかもしれないのに。
だから、もしも明日世界が終わるとしたら、 これまでやったことがなかった事を、 死ぬ気でしたくなるのかもって今は思ってる。
最後で最後の、チャンスだってね。
(-52) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[ポストに一通の手紙を託した。 大きな荷物を持った家族連れとすれ違う。 目的地があるようには見えなかった。 ただひたすらに、苦しげな顔をしていた。
もしも、あのラヂオが本当ならば この星に、違いのある場所なんてない。 何処にいても同じなら、何処にだって行ける]
(56) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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隕石の話は耳に入っているのかな。 世界が、終わるかもしれない。
だから君の手紙の例え話に対する答えは、 俺のこれからの行動になるかもしれない。
こんなことを書いているけど、 何事もなく秋には下巻を読めていたらいいなって、 そんなことも少し思ってしまっている。
その時は君も、同じく読んでいたらいいな。 そんな風に思っているんだ。
叶わないのだろうけど、願うのくらいは許して欲しい。
臆病な『朽ちゆく日々』の読者より
(-53) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[ラヂオの音量を小さめに絞り、ノイズを流しながら。 時々ぴたりと筆先を止め、時にはするする糸を引くように。 少し長めの手紙を書き終える頃。
おじいさま、双眼鏡、という音声が届いて、顔を上げる。 あの日、双眼鏡を孫や親戚に買い与えたおじいさん、なんて それこそ『星の数の様に』たくさん居ただろう。 別の誰かなのかもしれないけれど、 あのこの事を思い出し、湿った筆先を景気良く叩き拭う。
それから快活な青年の声が、 若干動揺にもぐったようなノイズに吹き出した。 …不慣れな、勝手のわからぬままに書いた手紙だったからか。 少し珍妙な解釈をされていたらしい?
いや、若しかしたら寝ぼけた頭で書いたから? それともうっかり、忘れているだけで?]
(57) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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あれがユーフォならええんがちぅことがねぇ。
[ 窓を開き空を見上げれば、夕焼けに強く輝く白。 昨日よりも大きくなっているのだろうか。
頭を振って、郵便局へ歩く。 郵便屋は働いているのか、わからないけれど、
手紙を綴る間は、平穏で居られるのだ。]
(58) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[重大な決心を告げる手紙に、 何と書けば良かったのだろう。
届かないだろう手紙の返事を書きながら、 訪れた自身の気持ちの変化と向き合うこととなった。
急がなければ。 もしかしたらまだ、間に合うかもしれない。 間に合ったところで、何も変わらないとしても。
二通の封筒を持って、ポストへと走った。
一通は、穏やかなひと時をくれた人に、 星のマークを書いた封筒で。
もう一通は、とにかく焦って書いた、 今までで一番酷く読みづらいかもしれない手紙。]
(59) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[モップがカツンと音を立てて転がる。 捨てられたものでいっぱいのバケツが倒れ、紙屑が風に飛ばされた。
朝飛ばした紙飛行機はどこまでいっただろう。
今、この地上に 違いなんて、何処にもない]
(60) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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/* 指差し確認!
(-54) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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/* ユージン★か可愛いな。
(-55) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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残したいものはありますか
ずっとそばにいてほしいものは、ありますか
それを、大事にしてください
もしそれが近くにないのならば、貴方の代わりに探します
[几帳面なフォントが並ぶ薄茶色の便箋に、 最終行、一度かかれた宛先が、神経質な横線で消され その横にただRalphとサインが並ぶ。 折りたたまれた紙飛行機。 あおられて、どこまでも飛んでゆく]
(-56) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 00時頃
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[ポストから戻る最中、 上流から見慣れたのと同じような酒瓶が流れてきた。
口に結ばれた赤い布が、 いつもよりその存在を目立たせている。
船や船着場の木材にぶつかりながら さらに下流へと流れて行きそうになるのを、
ギリギリでつかまえることが出来た。
同じように流れてきた酒瓶を見て、 なぜだか笑ってしまった。]
(61) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[空に輝く一際大きな瞬きを見ながらグラスに口を付ける。
誰かもまた、あの光を見ているのだろうか。 そう思えば不安も恐怖もあまり感じない。 そのことが自分でも不思議だった。
見上げた夜空の先に、小さな星が一つ、流れた。]
(62) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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